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「看護師さんの命の授業」

2018年06月20日 | 大分県
今日は、朝から激しく雨が降りました。川の水も増水していました。
朝から水量や流速を測量する人たちも駐輪場のところの河岸にいました。


「班に分かれていて、ここで測る人、青の洞門のところで測る人がいるんですよ。」
とかつての生徒のお父さんもいて、話をしてくれました。

特に最近は、災害が多くなっているので、こうして地域を守ってくれる人がいることがとても心強く感じます。

写真は、今朝の川の様子と命の授業の様子です。



 
災害も心配になりながら、雨が降る中、今日は、「命の授業」を実施しました。宇佐高田医師会から看護師の方が来られての授業でした。
かつてDMATに所属していたり、現在、ICLSインストラクターとして活躍をしている2人の看護師の方による授業です。

◇DMATとは
Disaster Medical Assistance
Teamの略語

・災害急性期に活動できる機動性をもったトレーニングを受けた医療チーム。
・医師、看護師などで構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チーム。



◇ICSLインストラクターとは
 Immediate Cardiac Life
 Supportの略語
・突然の心肺停止に対する対応、蘇生することを意味する言葉
 




看護師にもいろんな役割があることを知りました。2人の方から、阪神・淡路大震災の救助のことなど体験を通して、看護師の役割の話を聞く機会をもつことができました。
 

実際にトリアージをする場面を設定してもらいました。教育実習に来られている先生が、救助者になり、ICLSインストラクターの方が、実際に災害現場にいるような口調と対応で、


「歩行の可否」「呼吸の有無」「呼吸数」「循環」「意識レベル」

などを確認していきました。


めったに見ることのできない訓練に、「命を守ってくれている人」の行動を目の前にしました。そのあとに、中学生でもできるトリアージと救命法について、学びました。実際に生徒がトリアージをスタートさせていきました。

白(無傷)緑(待機)黄色(準緊急)赤(緊急)黒(死亡)カードの色分けをしました。

今日の雨もそうですが、防災には、
(1)一人ひとりが自分の身の回りにどのような災害が起こる可能性があるのか考えておくこと、必要な対策をとることが身の安全を確保することにつながります。
(2)災害はまずは、自分の命を守ることが最優先です。そのあとは安全な範囲を確認して、みんなで協力して、小さい子供やお年寄りの避難の手助けが必要な時があります。


予測不能な災害がいつやってくるかわかりません。


まずは、情報をしっかりとらえるよう、心がけることが大切だとこれまで、災害対応をしてきて、そう感じます。