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優勝の味76

2023-11-12 00:01:50 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 先週の話題になりますが、アビスパ福岡さん、ルヴァンカップ優勝おめでとうございます。正直個人的にうれしかったです。福岡さんについては、昔からリスペクトしており、以前の経営危機の時代もしっかり覚えており、その分うれしさが倍増しています。5年周期説を見事に破竹されましたね。福岡さんとは数年前までJ2でご一緒しており、当時は岡山と同じ予算規模だったので最近の強さが嘘のようです。また、岡山は福岡さんとは少し相性が良かったので、岡山も少し希望がと思ったりします。J2の多くのクラブに勇気を与えたのではないでしょうか。
   
【アビスパ福岡が浦和レッズ破り初優勝…Jリーグ・ルヴァン杯】
「サッカー・JリーグのYBCルヴァン杯は4日、東京・国立競技場で決勝が行われ、アビスパ福岡が2―1で浦和レッズを破り、初優勝を飾った。J1リーグ戦、天皇杯全日本選手権を含めた国内3大タイトルを初めてつかんだ。
 福岡は5分、MF前寛之(28)のゴールで先制すると、前半ロスタイムにはDF宮大樹(27)が追加点を挙げた。浦和は67分に1点を返したが、福岡が堅い守りで逃げ切った。」

 

アビスパ福岡が浦和レッズ破り初優勝…Jリーグ・ルヴァン杯

【読売新聞】 サッカー・JリーグのYBCルヴァン杯は4日、東京・国立競技場で決勝が行われ、アビスパ福岡が2―1で浦和レッズを破り、初優勝を飾った。J1リーグ戦、天...

読売新聞オンライン

 
 

【祝・初タイトル】アビスパ福岡のルヴァンカップ優勝をまとめました!:Jリーグ.jp

11月4日に国立競技場で2023JリーグYBCルヴァンカップ決勝が行われ、アビスパ福岡が浦和レッズを....

Jリーグ.jp

 

 当日は地上波のTV中継で少し留守録観戦しました。福岡さん強かったですね。リーグ戦でも強いイメージを持っていました。今回の快挙の要因でまず挙げられるのがやはり「監督」の部分ですか。水戸さんの監督時代にJ1プレーオフ進出の一歩手前まで行き、2020年に福岡さんの監督に就任し、J1昇格を達成。翌2021年もJ1で8位をキープし、今季まで残留争いから回避に成功。
  
【売上高⅓のアビスパ福岡が浦和レッズ破り頂点へ 長谷部監督招へいで変わった強化、次の課題は人気拡大と経営健全化】
「昨季の売上高はJリーグで1位約81億円の浦和の約3分の1。約28億円の福岡が国内屈指のビッグクラブを破った。
 選手の年俸に関わる昨季のチーム人件費でも福岡の約17億円に対し浦和が10億以上も多い。限られた資金の中で、シントトロイデン(ベルギー)最高経営責任者(CEO)を兼ねる立石敬之副社長と柳田伸明強化部長が綿密に連絡、連係し、2020年の長谷部監督招聘(しょうへい)から一貫性のある選手補強、チームづくりをしてきた結果が実を結んだ。
 J2だった1年目はJ1に確実に上がるために『J2を知る監督を』と長谷部監督に白羽の矢を立てた。さらに『最初から結果を出すために』と前寛之など、前年まで長谷部監督が率いて躍進したJ2水戸の選手を中心に獲得。昇格を成し遂げると、21年はクラブ史上最高位のJ1年間8位の結果を得た。
 『これまで昇格してすぐに落ちていた福岡の歴史を見ていた日本人の選手は誘ってもなかなかきてくれなかった』という中で、同年は異例の外国人選手8人体制を敷き、残留という必達のミッションに成功した。
 22年はチームがコロナ禍に見舞われながら、クラブ初のルヴァン・カップ4強を達成して残留。今季もリーグ戦で21年に並ぶJ1クラブ最高位の8位で終盤を迎えている。選手の入れ替わりが激しいJクラブで『チームはセンターラインが大事』と柳田部長が言うようにGK村上、センターバックのドウグラスグローリ、ボランチ前、センターフォワード山岸の中心選手は20年のJ2時代から変わらないというのも、一貫性を裏付けている。」
「次の課題はクラブ人気の拡大と経営の健全化だ。10月28日にクラブが『2万人プロジェクト』として集客をはかった横浜M戦の観衆は1万3855人。今季これまでのリーグ戦の平均入場者数はJ1で下から2番目の9232人。これが福岡という地における今の立ち位置だろう。昨季決算は4季連続の赤字。約3億3000万円の債務超過を抱えるなど、手放しで全てが喜べる状況ではない。25年度末までに債務超過を解消しなければJリーグのクラブライセンスを剝奪される。」

 

売上高⅓のアビスパ福岡が浦和レッズ破り頂点へ 長谷部監督招へいで変わった強化、次の課題は人気拡大と経営健全化【記者の目】:「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!

◆YBCルヴァン・カップ決勝 福岡2―1浦和(4日、国立競技場)  昨季の売上高はJリーグで1位約81億円の浦和の約3分の1。約28億円の福岡が国内屈指のビッグクラブを破った。 ...

「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!

 

 クラブ公式HPで確認すると、シントトロイデンの立石CEOはクラブの取締役副社長(非常勤)だったのですね。一番目に留まったのが4季連続の赤字と、約3億3千万円の債務超過。最近の栄光の裏に経営危機の後遺症がまだ残っていました。もっとも成績が良ければ、債務超過の快勝も進んでいくでしょうが。平均観客動員数も下から2番目の1万人割れという事で、決して順風満帆ではない事がよくわかります。その中での国内3大タイトル獲得。地域からの支援が増えていくのでは。今までソフトバンクを応援していたスポンサーが来てくれるのでは。ユニフォームの胸に星が付く意味は大きいと思います。
   
【福岡がルヴァン杯優勝 経営危機乗り越えた川森敬史会長も初タイトルに歓喜】
「ルヴァン杯決勝が4日に行われ、福岡が浦和を2―1で下して、大会初制覇。悲願のクラブ初タイトルを獲得した。
 J1福岡は13年に経営危機が表面化した過去がある。大株主の株式会社ふくやをはじめ、他のクラブやサポーターの支援もあってJリーグからの退会など“最悪の事態”は回避された。川森敬史会長(57)はアパマンショップホールディングスの常務取締役だった14年に非常勤の取締役に就任。15年から代表取締役になると、営業面の強化に乗り出した。後援会の法人協賛企業が約200社弱だったが、裾野の拡大を目的にアパマングループから出向した社員を含めて10人ほど増員して売り上げが伸びた。
 経営面ではどんぶり勘定な部分があったが、しっかり足下を見つめて事業収支を計画通りにコントロールしながら運営するスタイルに変えた。さらには『1番お金が動く強化部が自分の(会社の)財布を知らなければ計画性も持てない』と強化部長が経営会議に入るようになり、経営方針の決定の場に全て立ち会うようにした。クラブに携わるスタッフが価値観を共有したことで一枚岩な空気をつくり上げたことが経営の安定につながった。集客面は昨年から今年にかけて70%の集客増だという。『非常に成長率が高い』とファンの後押しに感謝していた。」
引用:スポニチ

 経営危機の時のふくやさんの明太子覚えています。その後アパマンさんの名前が出てきますが、経営危機に直面していた14年夏、アパマン関連会社で福岡市に事業拠点を持つIT企業システムソフトが1億円を出資して筆頭株主になった様子。それから川森社長さんが経営に入って行かれたようです。今まで昔ながらのプロサッカークラブのどんぶり勘定体質から、現在のビジネスモデルに替えられたイメージがあります。集客面でも7割アップってすごいと思います。そして、有名なサッカーライター元川悦子さんのコラムです。
   
【王者・浦和レッズを撃破!「ルヴァン杯優勝」のウラにある“アビスパ福岡”の《大胆すぎるクラブ経営》】
〔資金集めに奔走した川森会長〕
「川森会長は、アビスパが経営危機に瀕していた2015年3月から社長を務め、経営再建の陣頭指揮を執ってきた人物。96年のJリーグ初参戦以来、5シーズンごとにJ1昇格とJ2降格を繰り返してきた『エレベータークラブ』をJ1に定着させるため、資金集めに奔走した。4度目のJ1昇格を決めた2020年は15億3800万円だった売上高(営業収益)を、2022年には28億2900万円まで急増させ、大胆なチーム人件費投入を可能にしたのである。
 「クラブが経営危機に瀕していた2014年を振り返ると、スポンサー広告収入が3億3400万円にとどまっていました。それが2020年が7億4700万円と倍増し、2022年には12億4300万円に、過去最高を記録しました。」
〔サッカー界とは無縁だった〕
「(川森会長は)不動産業界に身を投じ、2003年からアパマンショップネットワーク(現APAMAN)に入社。フランチャイズビジネスの世界で活躍する。40代まではサッカー界とはほぼ無縁の仕事人生を送っていたが、2015年3月にいきなりアビスパ社長に指名されたのである。」
 『アビスパが2014年1月期決算(2013年分)で2期連続の赤字を計上し、2800万円の債務超過となったことで、Jリーグ加盟に必要なクラブライセンス剥奪危機に直面しました。そんな時、APAMANグループ会社がアビスパへの1億円出資を決定。筆頭株主になったんです。当時、私はマーケティング分野も担当しており、「AKB48」のキャンペーンやご当地アイドルグループなどエンターテイメント事業に関わっていました。それで大村浩次社長が「社長に適任だ」と考えたのかもしれません』と彼は笑顔をのぞかせる。」
〔一筋縄ではいかない経営改善〕
「再建は一筋縄ではいかなかった。川森会長らフロント陣は営業スタッフを増員。1年間でスポンサーを186社から1000社超まで増やすという画期的な成果を残した。さらにコスト削減などにも務め、収支を劇的に向上させた。
 しかしながら、経営改善が結果に結びつかないのがスポーツビジネスの難しいところ。アビスパは2015年にJ1昇格プレーオフで優勝し、2016年にJ1復帰を果たしたものの、わずか1年でJ2に舞い戻った。」
『自治体との関係も重視し、2019年のラグビーワールドカップ開催時には本拠地・ベスト電器スタジアムの大型ビジョン設置、照明のリニューアルなども手掛けていただきました。2014年12月から活動している支援組織「アビスパ・グローバル・アソシエイツ(AGA)』の応援や協力もあって、支援の輪も大きくなり、徐々に再昇格への機運が高まっているように感じていました」」
〔ファン、サポーターとのコミュニケーションにも積極的〕
「川森会長がアクションを起こしたのは、企業や自治体、団体だけではなかった。スタジアムに足を運んで熱心に応援してくれるファン、サポーターを大事にしたのだ。彼らとはつねに気さくに接し、直接対話する機会も他のクラブ経営者に比べて圧倒的に多かった。」
「川森氏らしいアプローチで徐々に周囲の信頼をつかみ、手ごたえを得て、迎えた勝負の2020年。世界はコロナウイルスの感染拡大という未曽有の事態に直面。」

 

王者・浦和レッズを撃破!「ルヴァン杯優勝」のウラにある“アビスパ福岡”の《大胆すぎるクラブ経営》(元川 悦子) @gendai_biz

JリーグYBCルヴァンカップ、史上最多となる6万1683人もの大観衆が東京・国立競技場に集結した。11月4日のファイナル、2022−23シーズン・アジア王者の浦和レッズを撃破したの...

現代ビジネス

 

 まずは前編です。川森会長さんのリスペクトです。2020年に15億3800万円だった売上高を、わずか2年で28億2900万円まで急増させて、大胆なチーム人件費投入を可能にした、1年間でスポンサーを186社から1000社超まで増やしたというのはすごいです。また、経営危機だった2014年から活動している支援組織「アビスパ・グローバル・アソシエイツ(AGA)」の存在も大きいです。福岡さんには立派な「アビスパ福岡後援会」があるのですが、それとは別の組織で支援に特化した組織なのかな。あと、川森会長さんのファン・サポーターとの距離感の近さもあるようですね。

【「カネが増えれば成績も上がる」川森敬史会長が語る“エレベータークラブを脱却”するために「コロナ禍」でも講じた大胆策】
〔驚きの策を講じる〕
「何としても『エレベータークラブ』から脱却しなければいけない。コロナ禍真っ只中にもかかわらず、アビスパは2022年1月期(2021年分)の売上高を26億円と設定。うち17億円を現場のチーム人件費に充てるという大胆策を講じたのである。」
「結果的に同年はコロナの影響が続く中、売上高21億3200万円、チーム人件費15億3600万円を何とか確保。J1で8位という大健闘を見せた。」
〔資金も成績も大躍進〕
「2022年はコロナ収束の動きが進み、観客制限等もなくなったため、前述の通り、売上高は28億円を上回り、チーム人件費も16億7700万円まで引き上げることができた。現場の方は『J1、2年目のジンクス』もあり、J1残留争いに巻き込まれたが、最終的には14位でフィニッシュ。天皇杯はベスト8、ルヴァンカップもベスト4まで躍進した。」
〔注目したい今後のアビスパ福岡の動向〕
「そして今年4月、川森会長はアパマンネットワークSST推進部部長だった古屋卓哉現社長に後を託し、自身は会長職に退いた。」
「目下、アビスパは3億3000万円超の債務超過を抱えており、コロナ禍の特例措置がなくなる2026年1月までにはこれを解消しなければいけない。まだまだ経営陣にとっては楽観が許されない状況が続くが、今回のルヴァン制覇が大きな追い風になるのは間違いなさそうだ。」

 

「カネが増えれば成績も上がる」川森敬史会長が語る“エレベータークラブを脱却”するために「コロナ禍」でも講じた大胆策(元川 悦子) @gendai_biz

11月4日のJリーグYBCルヴァンカップファイナルで、2022−23シーズン・アジア王者の浦和レッズを撃破したのが、初タイトルをつかんだアビスパ福岡だった。歓喜にわくチームの...

現代ビジネス

 

     
 売上の65%を人件費に充てるという大胆策ですか。J1の2年目のジンクスというのがあるのですね。その2年目を突破できれば、エレベータークラブから卒業できるという事なのかな。昨季も天皇杯8強、ルヴァン杯も4強と強かったようです。とにかくアパマンさんが経営参画した上で長谷部監督になり、本当に強くなったと思います。元J2の出世頭として、このままJ1で大暴れして欲しいです。
 毎日新聞さんによると、福岡さんでは先週の月曜日に、市役所と駅前で盛大に祝勝会が開催され、3千人が集まったとか。うらやましいですね。
 福岡さんのJ1リーグ戦の方ですが、現在8位ですね。昨日もガンバさんに2-1で勝利。あと2試合ですが、勝ち点を観ても、まだ上に上がれそうな位置。もう5年周期のエレベータークラブではありませんね。
J1福岡関連: /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  / 
#がんばろう日本

コメント
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