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選手・現場の声66

2023-11-22 00:01:45 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 昨日だったか、おやっと思う報道が流れました。サッカー界で「シンビン」を導入する話が出ているそうです。たぶん、サッカーしか観ていない方は、何それ? 何か全くわからないと思うでしょうが、ラグビーで広く導入されているプレールールです。
 プレールールとしては、個人的にはVARを進化させて、「チャレンジ」を導入して欲しいと思っていますが、まさかラグビーの影響を受けるとは思っていなかったです。かなり地味なルールであるイメージがありますが、結構ファウルをした選手には痛手が大きいと思います。先のラグビーW杯でもロータックルで、シンビンを食らって、ピッチ横に置かれた椅子にちょこんとリーチ選手が座っていたシーンを思い出します。
  

国際サッカー評議会がラグビーのルールの試験的導入を検討 10分間の一時的退場「シンビン」採用の可能性も

国際サッカー評議会がラグビーのルールの試験的導入を検討 10分間の一時的退場「シンビン」採用の可能性も

国際サッカー評議会(IFAB)は11月28日、ロンドンで行われる会議でラグビーのルールの試験的な導入を検討する。検討されているルールには、審判に対して過度な抗議をした選...

SPOTV NEWS

 

【国際サッカー評議会がラグビーのルールの試験的導入を検討 10分間の一時的退場「シンビン」採用の可能性も】
「国際サッカー評議会(IFAB)は11月28日、ロンドンで行われる会議でラグビーのルールの試験的な導入を検討する。検討されているルールには、審判に対して過度な抗議をした選手を一時的に退場させる「シンビン」 が含まれる。イギリス『ミラー』が報じている。
 「シンビン」とは、選手を一時的に10分間退場させるルールのことである。イングランドでは、アマチュアレベルのサッカーではすでに採用されており、好意的な意見が多い。このルールがプロレベルでも試験的に導入され、効果があると証明されればプレミアリーグをはじめとする各国のリーグでも採用される可能性がある。
 現在考えられているのは、審判に対する激しい抗議にのみ、シンビンを適用するというものだ。プレミアリーグでは今季、審判に対する抗議が厳罰化されており、これまでイエローカードは88枚提示されている。」
「検討されているもう1つのルールは、審判に話しかけることをキャプテンのみに認めるというものだ。プレミアリーグでは、2人以上の選手が審判に抗議した場合、選手にイエローカードが提示される可能性がある。また、時間を稼ぐ目的でボールを蹴り飛ばす行為も厳しく判定されている。」

 検討するのが国際サッカー評議会という事で結構マジな話ですね。ラグビーでは悪質なプレーが対象でしたが、報道を見ると審判に対しての過度な抗議が対象の様子。イングランドのアマチュアの試合で既に採用されていて、好意的だとか。これがプロレベルで導入が進めば、欧州の主要リーグでも採用されるかもしれないと。この報道でも対象は審判への抗議の様子。イングランドではジャッジが厳格化していっているのですね。それはいい事かもしれません。日本でもVARの導入前は年に何回も「世紀の誤審」が起こりましたが、VAR導入以降はほとんど発生しなくなりました。
 もう1つの検討項目である「審判に話しかけることをキャプテンのみに認める」というものも含めて、どうやら審判と選手の関係が一番の課題になっているようですね。

ラグビーでおなじみのシンビンをプロサッカー界も導入検討 審判を暴言から守る狙い | 東スポWEB

ラグビーでおなじみのシンビンをプロサッカー界も導入検討 審判を暴言から守る狙い | 東スポWEB

国際サッカー評議会(IFAB)が、ラグビーで導入されている10分間のシンビン(一時退場)の導入...

東スポWEB

 

【ラグビーでおなじみのシンビンをプロサッカー界も導入検討 審判を暴言から守る狙い】
「国際サッカー評議会(IFAB)が、ラグビーで導入されている10分間のシンビン(一時退場)の導入を検討していると、英紙「タイムズ」が報じた。
 報道によると、IFBAは2週間後にロンドンで会合で行い、乱暴な行為に対するシンビン導入を目指すという。将来的には、それに該当する反則行為には適用したい考えだが、現時点では審判に対する抗議に適用していきたいという。またIFABは、ラグビーではルール化されている、チームキャプテンのみが判定について審判と話し合えるようにもしたいとのことだ。」
「さらに「キャプテンだけがレフェリーに近づくことができれば、その後に何が起こったかをチームメイトに説明することができる。これはラグビーやバスケットボールなど、他のスポーツでもうまくいっている」とも語った。
 すでに英国では、ジュニア年代やグラスルーツレベルにおいてシンビンが試験導入されており、イングランド協会(FA)の調査によると、反則の件数が著しく減少しているという。審判が選手から暴言を浴びることも少なくないだけに、プロの世界でもその抑止力になると期待されている。」

 日本ではそこまで思いませんが、このコラムを読むと、欧州の方は選手の審判への暴言がひどいように思えてきます。ラグビーは紳士のスポーツ、その紳士さにあやかりたいのかもしれません。確かにサッカーには「フーリガン」という存在がありますが、ラグビーにはいない。試合終了後は「ノーサイド」という文化もあり、審判への暴言は無さそうです。「キャプテンだけがレフェリーに近づくことができれば、その後に何が起こったかをチームメイトに説明することができる。これはラグビーやバスケットボールなど、他のスポーツでもうまくいっている」という部分も納得。
 前から思っていましたが、サッカー競技はプライドが高いのか、他の競技と比べて異質感が強い印象です。VAR導入の時もかなり時間がかかり、まだ審判のジャッジ権を強く残している。他の屋内スポーツは、チャレンジは主審ではなく、ビデオが判定するのに。イングランドで導入されている下部カテゴリでは、反則の件数が著しく減少しているそうです。
 ここからは想像ですが、仮に未来のJリーグでシンビンが導入されたら、本当に例えばですが、J2の試合で、岡山のムーク選手が審判への暴言でシンビンになり、ピッチ横の椅子に座らせられて、10分間苦虫を噛んだ表情で試合を観ているシーンがTVに映し出されるというイメージなのか。確かにファウルや審判への強烈な抗議も減るかもです。

コメント
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