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JFLを駆け上がろう22

2021-11-27 00:01:10 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 昨日、ちょっとビックリしたニュースが流れました。何とJ3とJFLの入れ替え戦がそのうち始まるらしいというもの。Jリーグが開幕して28年。それ以来プロリーグ(Jリーグ)とアマチュアリーグ(JFL)を区分し、プロリーグは3部まで増えてもその境界線が外される事は無かったと思いましたが、調べてみると、J3ができる前の2012年に導入されたJ2・JFL入れ替え戦に敗れた町田さんがJFLに降格されています。今回の措置はその時の状況にならうものになるのか。
       
【23年にも入れ替え実施 J3とJFL】
「Jリーグの村井満チェアマンは25日、J3と日本フットボールリーグ(JFL)のチームの入れ替えを2023年シーズン後にも実施する可能性があると明らかにした。
 JリーグはJ3の上限を20チームとしており、15チームが参加する今季を含め、これまではJFLへの降格はなかった。村井チェアマンは理事会後の記者会見で、『サッカーは開かれた存在であり、どこのクラブにもチャンスがある。一方で、ぬるま湯であってはならない厳しさがJリーグの底上げに寄与する』と説明した。」
引用:時事通信

 ぬるま湯であってはならない厳しさがJリーグの底上げに寄与するとありますが、まさにその通りです。しばらく、何年もJ3最下位を続けても下位カテゴリに落ちる心配が無かったという事だったので、正直危機感は無かったと思います。つまり、J1とJ2には残留争いが存在しても、J3には残留争いが存在しなかったのですが、それでいいのかという懸念が改善される訳ですね。J3リーグができて、J2からの降格が始まった時に、半分アマチュアリーグ(チャレンジリーグのような存在)に落ちるというのはかなりのショックだろうと思っていましたが、今回のJFLへの降格はその比ではありませんね。極端に言えばクラブの存亡に関わってくるかもしれません。

【J3とJFL入れ替え戦、最短で来季導入へ】
「J3リーグとJFL(日本フットボールリーグ)の入れ替え戦が、最短で2022シーズンから導入される。Jリーグの原博実副理事長が10月26日に更新したユーチューブの『JリーグTV』で、来季の日程について協議するなか、その入れ替え戦について、ある程度の枠組みを早急にも決めなければいけないと明かした。
 このコンテンツでは、原副理事長が理事会直後、重要決定事項について説明するとともに、現在Jリーグの実行委員会や理事会で話し合われている内容をファンに報告している。」
「現在15チームのJ3から2チーム昇格、J2から4チーム降格(減る可能性もある)、さらにJFLから2チーム昇格(Jリーグ百年構想クラブが対象)した場合、2022シーズン、J3は最大で19チームで構成されることになる。
 Jリーグは構成を最大60チームとする方針で、計算上、J3は現状で20チームまで可能。そこで、アマチュア最高峰であるJFLとの入れ替え戦の実施、さらには「降格救済金」のあり方などについて協議されているという。
 原副理事長はそういった背景を解説。また、視聴者の質問を受けて、次のように説明した。
『(J4リーグはできますか?)できないですね。例えば、ドイツ・ブンデスリーガは2部までがプロで、3部以下はアマチュアになっています。そこでアマチュアのピラミッドがまたできている。(日本では)3部までがプロで、上がったら落とさないという考え方もありますが、どんどん増やすより、ここからはJFLとの接合をどうしていくかを、JFAやJFLと話し合っているところです。大切なのは開かれていること。百年構想クラブもあり、上を目指すクラブもあるので閉じてはいけない。そこで入れ替え戦をどこかで導入していかないといけない。2チーム昇格した場合を想定して、話し合っています』」
引用:サカノワ

 面白いですね。J4リーグは作らないそうです。J3でも半分アマチュアリーグのようなものなのに、更にほとんどアマチュアリーグの4部リーグを作ったり、JFLをJ4にする事はないと。Jリーグ100クラブ構想がありますが、60クラブで打ち止めのようですね。100クラブ作るのもいいですが、それでは個々のクラブ(特にJ1)の付加価値が下がってしまう事になります。
 その流れで「プレミア」構想もまた出てくるのでしょう。見方を変えればJ3からJFLへの降格を認めるという事は、1部から2部への降格を見合わせるJプレミアリーグ制度は認めない方針を固めたようにも映ります。Jプレミアリーグは開かれたものにならない、Jリーグ入りを目指すクラブはこれからも出てくる。それを受け止める開かれたJリーグにするために、J1からJFLまで行き来できる構造にする。囲ってしまうJプレミアリーグはありえないという意思表示をしたようにも思えます。いいのではないでしょうか。

 もう一つ気になるのがJFLからその下のカテゴリ(地域リーグ)への降格。調べてみるとチーム数等の条件がつきますが一応あるそうです。昔は入れ替え戦などもあったようですが、調べた限りではJFL下位チームが地域リーグへ降格するようです。実際に流経大ドラゴンズ龍ヶ崎は2019年にJFLで最下位になり、関東リーグに降格していますね。そうなるとあくまで例えばの話ですが、J2岡山が将来的に上手くいかなくなれば中国リーグに逆戻りしてしまう可能性がゼロでなくなるという事でしょうか。さすが開かれたJリーグ、日本サッカー。

 久しぶりにJFLの順位表を見ました。ファジがかつて所属していた2008年当時に所属していたクラブでは、武蔵野(横河武蔵野)、Honda、MIOびわこ、刈谷、ソニー仙台と5チームもありました。まさに門番ですね。また、Jクラブが無い7県のうちJFLに5県(三重、奈良、滋賀、島根、高知)ありました。残りは2県(和歌山、福井)でそれぞれの地域リーグで頑張っておられます。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
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