イベント参加レポです。
先週末、Cスタで開催された、J2岡山のファン感謝デーに参加してきました。当ブログでも最初の最初からずっと観てきました。最初の頃は「報告会」。フロント陣(当時)の実績PRの色がやや強かったため、ずっとファン感をすべきと書いてきて、2011年にやっとファン感がスタート。当初は狭い旧オレンジホール。でも、クラブがファン・サポーターに1年の応援に感謝する色が前面に出て良かったです。その頃は、もっとファン・サポーターと選手の距離感を近づける「運動会」形式がいいと書いてきました。すると、会場が岡山操車場跡地多目的広場及びスポーツ広場に変わり、2012年に「大運動会」を開催する予定が、大風が吹いてスタッフが負傷。そのためその年は中止になりました。その後はしばらく岡山ドームの屋内での開催となり、2015年から加地選手プロデュースの爆笑ステージスタイルに変わっていき、本当にファン・サポーターが楽しめるスタイルとなりました。ただ、その加地選手も昨季に退団し、どうなるのかと思いながら今年のファン感を迎えました。
蓋を開けてみると、今季は会場がCスタ。予定プログラムの中に「運動会」もあり、期待わくわくで会場に向かいました。S氏と合流してゲートから入場。ちょうどスタジアム前広場が屋外会場になっていました。各所にFSSの面々も。寒い中お疲れ様です。早々にスタンドに行って、席をキープ。正面ステージの真向かいでまあまあの位置。
開会です。ステージに北川社長、長澤監督と全選手が入場して登壇です。最初に北川社長の挨拶。「選手へのお触り」ネタなど、昨季の木村前社長のトークを一部踏襲されていましたが、全体的にはナイスな開会挨拶だったと思います。たぶん、これまでは新しい社長さんって、どんな声でどんな感じでしゃべる人なのかわかるファン・サポーターは皆無だったでしょうが、この日に「新社長」を広くお披露目できたのでは。クラブについて皆さんと意見交換したいという話もイメージアップできたと思います。今後もさらに「顔が見える」フロントとして成長していって欲しいです。北川社長さんも、木村社長時代にできなかった事をどんどんやってみてはいかが。「マンネリ感からの脱皮」として(サポカンとかぜひやっていただきたい)。ご自身も「顔が見える新社長」として独自スタイルで更に前に出ては。例えばこちらの会長さんのように。
続いて、喜山主将の挨拶。昨季までのステージでは加地選手の陰に隠れていたキャプテンという感じでしたが、今年は前に出て、喜山節が炸裂していました。ダイナさんのMCのもと、「オープニング@ステージ」が行われました。
まずは第1部。選手トークショー、ウォーキングサッカー、サイン会、グッズ売り場応援に選手達がグループに分かれてサービスしていました。まずは最初のトークショー。ダイナさんの司会のもと、濱田、喜山、増田、椋原4選手のDFトークでした。第2部は金山、上田、仲間、武田4選手による「名場面生解説ショー」で、今季の得点シーンなどを映像で振り返りながらのトークショーでした。結局サイン会やグッズ売り場にはほとんど覗けませんでした。
ピッチの中では、今回始めての試みとなる「ウォーキングサッカー」が開催されていました。選手・コーチが、参加者とともに歩きながらボールを蹴る。イメージ的には、競歩によるサッカーかな。決して走ってはいけないというルール。正式にはこんな感じです。あれなら年を取っても、いつまでもできますね。今後生涯スポーツの1つとして全国に普及する予感。
そして第2部の「ファジアーノ大運動会」。選手入場です。今回赤組と青組の対抗戦という事で、椎名選手の選手宣誓。期待どおりの元気さでした。まずは「大玉ころがし」。これは6年越しの幻の競技だったので、個人的には感慨深いものがありました。でも最近は運動会でよくやっている競技だとか。もっと周りにギャラリーがいっぱいいて、わーわー応援していたらもっと盛り上がっていたかなと。
続いて「お誘いビンゴ競争」。これはサプライズで良かったです。選手がスタンドに行き、テーマに合う来場者を探すという内容ですが、選手が目の前に来るので、来場者の反応がマックスになってました。それまでは、スタンドからピッチを見るコンサート型でしたが、この時は同席型になっていました。手を引いて連れて行くのではなく、カメラでちょっと映るだけなので、来場者の負担も少ない。いい企画でした。
続いて「ジェスチャーゲーム」。これも受けました。5人で伝達して行って、どの選手まで正確に伝わっているかを競うのですが、テーマは「羽生結弦」と「モグモグタイム」。オーバーアクションと、韓国人選手がわかっていないところが面白かったですが、特に一森選手が「モグモグタイム」を知らないところから大脱線。これは面白かったですね。このゲームはプライベートでも使えますね。
この日はしゃべり上手の選手が何人も登場しました。マグ選手こと増田選手と金山選手がトークで大活躍。しゃべりが慣れていて上手かったです。仲間選手も。増田選手は自分のinstagramで同時中継していて、我々も思わずスマホをいじる。時代は変わりましたねぇ。
続いて「選手ステージ対決」。最初は「選手の私服バトル」。テーマ①は「ファッション」。テーマ②は「個性的ファッション」、テーマ③は「ただただカッコいい」。そして最終競技で「そっくりさんコンテスト」。ここからは去年の加地選手バージョンの続編でした。下口選手のIkko、阿部選手のF・マーキュリー(片山選手の十八番でした)、D・カルロス選手のMジャクソン。ムーンウォークがレベル高かったです。高橋選手のナオト・インティライミ。これも似ていた。そして、関戸選手と澤口選手ののび太君としずかちゃん。去年と入れ替わっていましたが、しずかちゃん(澤口選手)の太すぎる足に、選手が「これすごいよ」とどよめいていました(笑)。
あと、大谷選手とか他にもいろいろな「スター」が登場していました。この部分は選手が、実行委員会を作って自分達で考えて準備したと聞いていますが、やはり主役は選手がいいですね。
閉会セレモニー。長澤監督の退任挨拶。4シーズンお疲れ様でした。そして、澤口選手の引退挨拶。澤口選手は岡山に10年プレーしていました。10年前に当時JFLの琉球さんから、岡山のJ2昇格と同時に移籍して来られました。まさにJ2の生き字引選手でした。元祖イケメン王子で、その昔は女性サポから黄色い声援をかなり浴びていました。長い間お疲れ様でした。
今回、新しいファン感に参加させていただき、昨季からまた成長している事を実感しました。北川社長が冒頭で「選手と直接触れ合って欲しい」と言いながら、ビンゴ競争以外は選手との距離感を感じるのは何でかなと思って観ていました。選手との距離感を縮めるもう一工夫が今後必要だと思います。例えばよそ(ここもそう)であるように、イベント参加者以外もピッチに降りれるようにするとか。誰でもどこでもとなると、芝が痛んだりするので、例えばスタンドからピッチの観覧席(陸上トラックのゴール裏の位置とか)まで誘導路を設け、この規制エリアの中では自由に行き来できるようにするとか。こういうのはシーガルズのファン感でも体験しています。みんな殺到すると思われがちですが、実際はそのままスタンドでいいという来場者も比較的多いと思われます。Cスタで運動会&爆笑ステージ、J1レベルのファン感になったと思いますが、今後は更にどれだけ選手とファン・サポーターの距離感を詰めるかですか。例えば、川崎さんではBKBのコスプレの憲剛選手が会場のあちこちに出没するシーンがありましたが、サプライズ演出になりますね。
運営された皆様お疲れ様でした。当ブログで昔から言う「ファン感謝デーは、チームがファン・サポーターの感謝すると同時に、ファン・サポーターがチームに感謝する日」として、とても有意義な1日でした。次も楽しみです。
帰り道にせっかくだからと、イコットニコット(旧ドレミの街)に復活した、ファジアーノフットサルパークに行ってみました。ビル施設全体もリッチにグレードアップしていましたが、パークも何となくグレードアップ。パークフロントの手前に広い空間がありました。この日は歴代使用ボールの展示などがありましたが、何となくもったいない。個人的にはいつかここにグッズ売り場も復活するのかな、して欲しいなと思いました。新しくなったパークも一度利用したいですね。ウォーキングサッカーとかで。