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日本代表のこと・・・272

2015-02-09 00:05:08 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 ポストアギーレですが、日本協会が5人の候補者に絞ったそうです。各マスコミ報道でいろんな「5人」が報じられていましたが、日刊スポーツのものが一番高い信憑性を感じました。面白いのが、すでに当の候補者が「打診があった」とコメントし始めている事。もうすでにしっかり動かれているのですね。まずは日刊スポーツの報道について、抜粋して紹介。

【5人の候補者日刊スポーツ)】
 日本代表の後任監督に、前イタリア代表監督のチェザーレ・ブランデリ氏、前ポルトガル代表監督のパウロ・ベント氏、元スペイン代表監督のホセ・アントニオ・カマーチョ氏らが有力候補に挙げられていることが6日判明。日本協会の霜田強化担当技術委員長は技術委員会開催後、候補者を5人前後に絞り込んでいると明言。交渉の優先順位もつけて交渉開始。
 候補者選定の方向性は、欧州出身者や欧州のクラブで実績を残した監督が優先。欧州での交渉が難航した場合のために、元鹿島監督のオリベイラ氏(現パルメイラス監督)、前ブラジル代表監督のスコラリ氏(現グレミオ監督)もリストに含まれているとか。
 また、Jリーグのクラブからの引き抜きは無く、日本人もリストに入っていないと明言し、外国人優先の理由は「日本は世界と戦う上で、まだまだ学ばなければならないことがある。いろいろなクラブの指導歴、代表を指導してきた経験を(日本に)伝えてもらいたい」とコメント。

〔パウロ・ベント〕
 1969年ポルトガル生まれ。ポルトガルリーグから'96年にオビエド(スペイン)に移籍。1部残留貢献後に、'00年からスポルティング(ポルトガル)へ移籍して'04年までプレー。ポルトガル代表としては35試合出場。'04年からスポルティングの下部組織で指導を始め、'05-06年シーズン途中にトップチームの監督に就任。'10年にポルトガル代表監督に就任し、ブラジルW杯は1次リーグ敗退。16年ユーロ予選で敗れた昨年9月に解任。
          
〔ホセ・アントニオ・カマーチョ〕
 1955年スペイン生まれ。10代後半にRマドリードに移籍して活躍。'89年まで約15年間プレーし、公式戦500試合以上に出場した「闘将」。スペイン代表としては81試合、W杯に2度出場。'92年からスペインリーグ4チームを続けて指揮した後、'98年にスペイン代表監督に就任。'02年日韓W杯の準々決勝で韓国に敗れた後に辞任。'04年にはRマドリードの監督に就任したが4カ月で辞任し、'11年から中国代表監督を努めたが、'13年に解任。

〔オズワルド・オリベイラ〕(代表監督経験無し)
 1950年ブラジル生まれ。選手歴はなく、大卒後の'75年、フィジカルコーチとしてスタート。カタール、ジャマイカ代表コーチなどを歴任。'99年にコリンチャンス監督に就任し、'00年には世界クラブ選手権で優勝。'07~11年までJ1鹿島監督として、初年度にリーグ戦と天皇杯の2冠。'07年からJリーグ初の3連覇。'12年からボタフォゴ等の監督を歴任、'14年からパルメイラス監督に就任。
東スポWEBによれば、健康問題が浮上。ある関係者によれば「かつてJ1横浜が監督候補としてリストアップして調査した結果、実は少し心臓に問題があるという情報が入って、リストから除外」という情報。
      
〔ルイス・フェリペ・スコラリ〕
 1948年ブラジル生まれ。'82年から指導者に転身し、グレミオ、パルメイラスでリベルタドーレス杯優勝。'97年にはJ1(当時)磐田監督にも就任。'01年にブラジル代表監督に就任し、'02年日韓W杯で優勝。'03年からポルトガル代表監督となり、'04年に欧州選手権で準優勝、'06年のドイツW杯でベスト4。'08年からチェルシーで欧州のクラブを初めて指揮。'12年から2度目のブラジル代表監督に就任したが、ブラジルW杯では4位に終わり、その後、グレミオの監督に就任。
東スポWEBによれば、磐田の監督を退任した際、日本サッカーへの嫌悪感を示した事が問題視されている面もあるようです。


〔チェザーレ・プランデリ〕(打診辞退)
 1957年イタリア生まれ。現役時代はユベントス等でプレー。'93-94年シーズンにアタランタの暫定監督に就任。'98-99年シーズンにセリエBのベローナをセリエAに昇格。'02年から'04年までパルマの監督として中田英寿氏を指導。フィオレンティナの監督の'05-06年シーズンに4位から欧州CL出場権を獲得も、'06年に発覚した八百長「カルチョ・スキャンダル」で、勝ち点とCL出場権を剥奪。'10年まで指揮した後に、イタリア代表監督に就任し、ブラジルW杯欧州予選で無敗通過を果たすも、本大会は1次リーグ敗退で辞任。
時事通信フットボールチャンネルによれば、プランデリ氏は就任打診を辞退。日本協会から即座の返答を求められたとか。年俸はイタリア代表時代で約4億円と高額。
               
 オリベイラ氏の健康問題は痛いですね。「他の候補も少なからず問題を抱えており、新監督選考は紛糾必至の状況」とありしたが、他の候補者の問題も知りたいですね。5人の一番上にブランデリ監督の名前が出ていましたが、すでに打診辞退という事で、一番下の位置に持ってきました。昨日のサンスポには、日本協会関係者が水面下でイタリア人のラニエリ氏に接触したが、断られていたことが判明とありました。「日本代表と、中国のクラブからオファーがあったが断った。まだ私は欧州で勝負したい」と本人のコメント。
 また、今日のゲキサカによると、グレン・ホドル氏も日本協会から日本代表監督就任の打診を受けたが断ったと、英紙「デイリー・メール」が報じており、「ビジネスと家族の問題」が理由だそうです。ラニエリ監督、ホドル氏については5人と定義する前の行動かもしれません。2人については以下のとおり。
〔クラウディオ・ラニエリ〕(打診辞退)
  1951年イタリア生まれ。チーム再建の手腕にたけ、「修理屋」の異名を。インテルで長友選手を指導し、チェルシーなど4カ国のクラブで監督を経験。昨年11月にギリシャ代表監督を解任。
〔グレン・ホドル〕(打診辞退)
 1957年イングランド生まれ。現役時代はトッテナムの主力として活躍。2部チームのプレーイングマネージャーになった後に、チェルシーの監督に就任し、その後イングランド史上最年少、38歳の若さでイングランド代表監督に就任。フランスW杯でイングランドを2大会ぶりの出場に導いたが、その後解任。2002-03年までプレミア監督を務めるが、現在は英国のスポーツ専門放送局で解説者を務めている。

 昨日のデイリースポーツでは5人が、オリベイラ、スコラリ、クルピ、レオナルド、ビエルサとありました。山陽新聞では、「欧州路線踏襲か」という記事がありました。そして、今日になって報知新聞に、ラウドルップ氏(元J1神戸選手)がリストアップされているという報道が出ました。以下のとおり。

【その他、名前が挙がった監督候補】
・ストイコビッチ氏(元J1名古屋監督)(代表監督経験無し) 
 →13回というJリーグ歴代最多退場記録があり、監督としても2度退場。キレやすいイメージが強く、審判からイエローカードを奪って、審判に突き付けるという事件も。地元セルビアの人気クラブ、レッドスターの会長時にも金銭トラブルで揉めるなど、決してクリーンなイメージではない模様。
・レオナルド氏(元J1鹿島選手、元ACミラン監督)
 東スポWEBによれば、不倫から離婚訴訟をしていた過去があるとか。
・クルピ氏(元C大阪監督)

・ビエルサ氏
・ラウドルップ氏(元J1神戸選手)
 →選手としてAマッチ通算104試合37得点を記録。引退後はデンマーク代表コーチ、ヘタフェ、マジョルカの監督等を歴任。スパルタク・モスクワでは欧州CL予選に出場。スウォンジーではイングランドリーグ杯で優勝。現在はラフウィヤの監督。関係者によると、契約は約4カ月を残すのみで、違約金は支払い可能な金額に設定されている可能性が高いとか。

 今日現在の情報はこんなところです。今週中にはいくらかもう少し具体的に絞られていくのではないでしょうか。一つだけ言える事は、霜田委員長が、欧州路線を踏襲し、実績のある大物指導者を狙っていることが交渉経緯から透けます。次期日本代表監督候補との契約交渉のため近日中に渡欧するそうですが、その時期に名前も出てくるのでは。個人気にはスコラリ監督がいいですね。

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