J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

FC岐阜のこと6

2015-02-20 00:05:56 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先日、J2全クラブ調査で岐阜さんの公式HPを観ていた時にあるページに目が留まりました。「2014シーズン 県内全42市町村でのホームタウン活動を実施しました!」というタイトルで、昨シーズンの活動報告になります。今西さんから経営者が変わって、また数年前からオーナー企業が変わって、昔ながらの地域密着性が薄くなったのではと思っていましたが、全くそうではなかったです。このページを読んで、「やっぱり岐阜さんは地域密着度は天下一品」と思い直しました。以下、抜粋して紹介。
   
【2014シーズンFC岐阜ホームタウン活動報告】
1)FC岐阜のホームタウン活動について
 Jリーグの各クラブはJリーグによって定められたJリーグ規約(※1)に基づき、ホームタウン活動を実施。J2岐阜はホームタウン活動をクラブの大きな柱として位置付け、育成・普及活動にとどまらず、地域貢献活動や社会貢献活動を積極的に実施。2014シーズンは1月8日(水)のキャラバン体操教室を皮切りに、FC岐阜のホームタウンである全42市町村においてホームタウン活動を実施。

参考(※1) Jリーグ規約第21条〔Jクラブのホームタウン(本拠地)〕第2項
「Jクラブはそれぞれのホームタウンにおいて、地域社会と一体となったクラブづくり(社会貢献活動を含む)を行い、サッカーをはじめとするスポーツの普及および振興に努めなければならない」

2)2014シーズンFC岐阜ホームタウン活動回数
 ・2014ホームタウン活動総数:467回(※2013シーズン:362回)
  うち選手参加活動数:44回  (2013シーズン:36回)
 ・開催地:岐阜県内42市町村中、全42市町村(全市町村達成!)(※2013シーズン:18市町)
   
3)2014ホームタウン活動実施内容
 1.サッカー教室: 185回
 <内訳>
  ①おじゃましマッスル(保育園・幼稚園巡回サッカー教室):110回
   西濃地域、飛騨地域、本巣市、山県市、郡上市の保育園・幼稚園を訪問し、ボール遊びを中心としたサッカー教室を開催。
   ゲーム性を取り入れたメニューを通じて子どもたちに外遊びや運動する楽しさを伝える活動(岐阜県サッカー協会連携事業)。
  ②スポーツリーダー活用事業(小学校訪問サッカー教室): 15回
   岐阜市内の小学校を訪問し、ボールを使った運動を中心としたサッカー教室を開催。様々なメニューを通じて、身体を動かすことの楽しさを実感し、
   スポーツに親しむことでスポーツ推進を図ります。(岐阜市委託事業)
  ③その他サッカー教室(クラブ・自治体・企業・各種団体主催):60回
   年間通じて、県内各地で多数の子どもたちを対象にサッカー教室を開催。J2岐阜の選手が参加するサッカー教室は、憧れのプロ選手と交流でき
   る貴重な機会。親子サッカー教室では、スポーツを楽しみながら親子のふれあいの時間を創出。
 
2.キャラバン体操教室(健康づくり体操教室):203回
   岐阜市内などの高齢者施設へ訪問し、健康づくり体操教室を開催。各施設利用者の身体状況に合わせた体操メニューを実施しており、各施設
   好評。
 3.地域イベント(各種イベント・祭りなど): 47回
  地域のイベントや祭りなどに参加し、キックターゲット、テーブルサッカー、グッズ販売などを行い、地域住民と交流。キックターゲットは得点に応じ
  てJ2岐阜グッズや選手サイン入りグッズを進呈。
 
4.その他(社会貢献活動、啓発活動、職業講話など): 32回
  赤い羽根共同募金、自治体、企業等の啓発イベント、病院への訪問、職業講話、職業体験の受け入れといった多様な活動を実施。
J2岐阜公式HP該当ページ:http://www.fc-gifu.com/information/6772

 やっぱり岐阜さんですね。2011年の頃の公式HPでは「Jリーグチーム(38チーム)で、地域貢献活動回数 No.1」と発表できるくらいに、Jリーグで地域貢献活動の多さではダントツの多さでした。確か、この頃はどの選手も週末が近づいて来たら、試合よりも毎週のように実施される地域貢献活動で頭がいっぱいになってソワソワしていたという逸話を覚えています。また、そういう地域貢献活動の実績を評価されて、スポンサーを多く獲得できたとも聞いています。
 その後の経営危機で、今西氏が退陣して新しい経営者が来て、地域貢献活動がやや減ったと聞いていましたが、2年前に新しいオーナー企業が就いてからは経営が安定したので、伝統の地域貢献活動も増えてきたのかなと。
 岐阜さんのように、Jリーグ規約をしっかり認識されて選手による社会貢献活動に取り組むところもあれば、逆の価値観を持つところもあるのかもしれません。今のJリーグではすっかりこういう面は見えなくなりましたが、前のJリーグでは「公共財」としての価値を存分に発揮されていました。岐阜さんも、Jリーグがどう変化しようと、伝統の選手による社会貢献活動を、これからもしっかり取り組んでいただきたいと思います。まさに「常識の門番」「最後の防波堤」として、守って欲しいですね。
J2岐阜関連⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140113
     〃  ⑩http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131025
     〃  ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131006
     〃  ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120901
     〃  ⑦:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110509
     〃  ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101111
     〃  ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100828
     〃  ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100429
     〃  ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091006
     〃  ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090804
     〃  ①:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060317

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする