J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

アジアに勝て12

2015-02-15 00:03:44 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。いつも「事例紹介コラム」という表現を使っていますが、中には事例というより、相手等を知る情報記事もあるので、今後はこの表現も使い分けようと思います。「リスペクト」は好きな言葉です。以前に耳にした「アウトソーシングできない人達」という表現を紹介した事がありましたが、「リスペクトできない人達」というのも存在しているのかもしれません。例えばどのカテゴリのどのクラブか忘れましたが、「うちの戦い方はどんな相手でも変わらない。だからスカウティングはしない」というところがある話を耳にした事がありますが、そういうのはアカンと思います。当ブログとしては今後もリスペクトに磨きをかけて精進していきたいと思います。読者の皆さん、よそをリスペクトしましょう! 
 そんな中、今回の記事は、当ブログで「カリスマの存在」カテゴリで紹介させていただいている某黄色いチームが、来週17日にホームでACLプレーオフを戦う相手が決まり、いよいよ17日(火)に某黄色いチームが一足早く開幕を迎えます。今回、プレーオフも含めて今シーズンのACL1次リーグの相手を調べてみました。以下、抜粋して紹介。
               
【チョンブリFC(タイ)】(ACL東地区プレーオフ)
 タイ、チョンブリー県がホーム。'08年にACLに初出場。'97年に英マンチェスターCと契約。'12年にはJ1神戸と業務提携。国内リーグ優勝2回、カップ戦優勝2回。ACL出場は'08年、'12年、'14年。AFCカップ出場は'09年、'11年、'12年。
クラブ公式HP:http://www.chonburifootballclub.com/

   
【全北現代モータース(韓国)】(ACL1次リーグ:プレーオフに勝利した場合)
 2002年の日韓W杯の全州ワールドカップ競技場をホームスタジアムとする強豪。2011年に2年ぶり2度目のリーグ戦優勝。その年のACLでは決勝でアル・サッドに敗れ準優勝。
 クラブ自体はリーグ戦だと上位進出が少なく、韓国FAカップ、アジアウィナーズカップ、ACLといったカップ戦に強いことで知られるチーム。過去には'06年に初のアジア王者になり、FCWCに出場。'07年では準々決勝でJ1浦和と、'11年には準々決勝でC大阪と対戦し、一部のサポーターが東日本大震災での日本を誹謗中傷する横断幕を掲げたという事もありました。
クラブ公式HP:http://www.hyundai-motorsfc.com/
2012年ACL対戦レポ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120517
   〃          ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120323
   
 ※2012に対戦時の画像

【山東魯能(中国)】(ACL1次リーグ:プレーオフに勝利した場合)
 正式名称は「山東魯能泰山足球倶楽部」。山東省をホームとするチームで、電力供給会社、山東電力を中心とする企業グループチーム。国内リーグで4回、中国FAカップ4回、CSLカップ1回優勝。'07年、'09年、'11年、'14年にACLに出場。
 ユースなど育成組織には厚みがあり、中国では最大規模のサッカースクールを運営。 トップチームの60%が同組織の出身。中国代表選手も多く輩出。J2磐田と育成と指導者交流を目的としたクラブ間交流を行い、元磐田のジヴコヴィッチも在籍していたとか。
クラブ公式HP:http://www.lunengsports.cn/

     
【ビン・ズオン(ベトナム)】(ACL1次リーグ:プレーオフに勝利した場合)
 正式名称は「ベカメックス・ビンズオンFC」で、ベトナムのビンズオン省のトゥーザウモットがホーム。国内リーグ戦で3回、カップ戦1回優勝。ACLは'08年、AFCカップは'09年、'10年に出場。J1柏絡みでは'04年に、あのネット・バイアーノ選手が所属。
クラブ公式HP:http://www.bongdabinhduong.com/

【日本協会によるACLサポート】
 12日、日本協会(JFA)は今シーズンのACL出場クラブに対する財政面でのサポートの強化を発表。JFAは、'13年に「ACLサポートプロジェクト」を立ち上げ、ACL出場クラブの財政面をサポート。しかし、この2シーズンは'13年のJ1柏のベスト4が最高で、昨シーズンは全ての出場クラブがラウンド16を突破できず。
 さらに今シーズン以降、本大会での戦績が以後の各リーグ出場枠数を決める要素として、これまで以上に大きな比率を占めることとなったことが、今回の財面でのサポート強化の決定に至ったとか。今シーズンからは最初から全ての試合に勝利給を支給。サポート強化によるJFA予算は「昨シーズンまでのほぼ倍」とコメント。
〔今シーズンからのサポート内容〕
JFAより
 ・グループリーグにおけるインセンティブとしての勝利給(試合ごと)
 ・ラウンド16、準々決勝、準決勝各ステージ進出インセンティブとしての強化費
Jリーグより
 ・グループリーグおよびラウンド16遠征費(航空券代)80%の補助
 ・準々決勝以降の遠征費(航空券代)50%の補助
フットボールチャンネル該当記事:http://www.footballchannel.jp/2015/02/12/post71508/

 これはこれでいいのですが、根本的なサポートになっていません。つまり、本当の実のあるサポートはJリーグ公式試合日程の優遇調整です。'13年の時に4強にJ1柏が進出した時に、他の国のクラブは日程調整で優遇してもらっているのに、柏がアピールしても却下された経緯があります。いくら目の前にニンジンがぶら下がっていっても、足が動かなかったら勝てません。まあ今シーズンから、天下の悪法2ステージ制時代になっているので無理な話かもしれませんが、村井チェアマンが「大いになるチャレンジ」と口にしている今シーズンからの新しい取り組みがこういう面でも自分達の首を絞めている事になりますね。
 「大いになるチャレンジは失敗でした。責任を取って皆辞任します」となっても、その時はACL出場枠が大幅に減り、W杯出場を20何年ぶりに逃し、経営不振でJリーグ脱退続出という最悪の結果にならない事を祈念しております。Jリーグのデフレスパイラル状態から早く「前のJリーグ」に回帰して、他の盛り上げ策を模索した方がいいのではないでしょうか。

コメント
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