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Jリーグの話題66

2014-07-18 00:08:48 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先日、日経新聞に「Jリーグのアジア進出支援 クールジャパンで経産省」というタイトルの記事が載りました。短い文章だったので、よくわからなかったですが、いろいろと調べてみると、何となく国の考え方もわかってきました。以下、抜粋して紹介。

 経産省はクールジャパン戦略の一環で、Jリーグのアジア進出を支援。Jリーグは、自国選手の強化を掲げるアジア各国でも関心が高く、インドネシア・ジャカルタで活動するJ1G大阪、タイ・バンコクで活動するJ1柏、ベトナム・ホーチミンで活動するJ1川崎を対象とし、アジアで今夏から展開するサッカー教室事業に補助金を提供し、アジアの新たな商機をつかむ。
 また、Jリーグは2年前から東南アジアとの結び付きを強め、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシアの6カ国のリーグと提携。今季から6カ国の選手は既存の外国人枠と別に獲得できるようにしている。現地企業のスポンサー獲得やテレビ放映など、アジアマネーを取り込むのが狙い。
日経電子版該当記事:http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC06003_W4A600C1MM0000/
川崎サポによる日経夕刊抜粋記事:http://blog.goo.ne.jp/sas1978sas1978sas/d/20140610
インドネシアNEWS該当記事:http://indonesia-news.biz/?p=7259 

  「クールジャパン」という言葉があるようですが、当初はアニメやゲーム等のコンテンツ産業だったものが、最近はかなり概念が広がり過ぎたようです。コンテンツ産業の人気に便乗した日本売りのようになってしまっているとか。2014年度のクールジャパン関連の補助金事業として公表されたプロジェクトはいずれも、コンテンツ産業との関連性が薄い。Jリーグのクラブがアジア各国で展開する「サッカー教室」、ベトナムの「美容サロン」、タイでの「九州の特産品」のPRなどもクールジャパンとして、それぞれ3,000万円弱の補助金を拠出するそうです。
 そういった中で出てきた、今回経産省から補助金を受ける、J1の3クラブへのアジアでのサッカー教室事業ですが、いろいろと調べてみました。
   
【J1柏】
 2012年から社会貢献活動の一環として、セーブザチルドレンジャパン(SCJ)の様々な支援活動の中から、ベトナム北部の山岳少数民族の教育事業に金銭的支援を実施し、教員研修など子どもたちの学習環境の改善に活用。今シーズンも、分校の校舎の修繕や教材の新調など同事業への金銭的支援を継続。昨年12月には「レイソル・サッカースクール」として、J1柏のアカデミーコーチによるサッカースクールをベトナムの2つの小学校で実施。
J1柏公式HP該当ページ:http://www.reysol.co.jp/club/environment/sc2013.php

【J1川崎】
 去年に「日越友好40周年記念事業 サッカーを通じた国際親善交流イベント」として開催されたベトナム遠征。今年3月に、ベトナム・ビンズンFCとの国際親善試合開催及び国際交流イベント、さらにはU-13選手によるジュニアユースカップにも参加の予定でしたが、すべて中止になったようです。
 現在報道されていますベトナム国内の社会情勢を鑑み、主催者の東急ビンズンガーデンシティカップ実行委員会(事務局:東京急行電鉄)と川崎フロンターレで協議を行い、参加者の安全の確保を最優先と考え、中止を決定。川崎フロンターレでは引き続きベトナムとの国際親善活動を継続。
J1川崎公式HP該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2013/0604.html

【J1・G大阪】
 アジア地域(ASEAN)においてのプレゼンスを拡大していくため、今年度よりインドネシアを重拠点とし活動を推進。Panasonic、総務省と協力して、インドネシアのユース世代の若者が、トライアウトにチャレンジし、Jリーガーを目指す番組「Dream of the RED and WHITE SAMURAI supported by Panasonic」を制作放送。この番組は総務省の「アジア地域における国際協同製作に関する調査研究」事業の対象。
 6月15日(日)に「Jリーグ、インドネシアスーパーリーグパートナーシップ協定締結記念試合マッチ WAKUWAKU JAPAN開局記念 パナソニックカップ2014」をインドネシアのバンドンで開催を予定していましたが、警備上の理由から延期を発表。
J1・G大阪公式HP該当ページ:http://www.gamba-osaka.net/news/index/no/1779/


 という内容でした。あれっ、柏以外は何か中止になっていません? 昨年くらいから各Jクラブのアジアでの活動が増えています。アジアの国へ合宿に行ったり、親善試合をしたりという内容ですが、上の3クラブは更にもう一つ抜きんでた活動をしているようです。
 正直情報を拾いきれていないかもしれません。上のニュース記事では、J1柏はタイ・バンコクで活動とありますが、どう調べてもベトナムしか出てきません。ベトナムの間違いではないでしょうか。Jリーグのこの3クラブが日本を代表する国際貢献活動として評価されるのはいいですね。クールジャパンについては、いろいろと意見があるようですが、Jリーグサポーターとしては喜ばしい限りですね。特に某黄色いチームは、当ブログでも当初から紹介していますが、元々は純粋な社会貢献(国際貢献活動)が目的で、アジア戦略とか、ベトナムに進出しようという意図は無かったと思います。
 これからも頑張って欲しいですね。アジアマネーを当てにして儲けに走るのではなく、純粋にアジアでのサッカーの普及とか、困っている国の支援などを目的に活動して欲しいです。儲けに走れば、どのみち後で陰口を言われますから。当ブログでも商業主義がいかに愚かな事かよく認識しているつもりです。

コメント
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