安納芋と紅芋
畑の青紫蘇の種が零れ落ちたので、枯れ枝を一気に処理し、紫蘇の影に埋もれていた2株のサツマイモを収穫。
肥料は、あえて一切やっていなかった。
何でも実験、興味津々でやってみた。
サツマイモは痩せ地にもよく育つと言うが、本当かどうか。
本当ならどの程度なのか? 観察してみたかったのである。
で、結果は・・・やはり、収穫は少なかった。芋も小さい。むむむ。
以前、肥料をしっかり与えて育てたサツマイモたちは、超肥満芋に育った。人間様にとっては好都合の芋たちが大量に獲れたのだが、今回の収穫は、重量にしておおよそ5分の1以下の量だと思われる。
誰や!! 痩せ地でも育つと言ったんは!!
ちっとも育てへんがな。
しかし、これで来年度はどの程度の世話をすればいいのか見当が付いた。
紅芋よりも安納芋の育ちの方が良かったので、こちらの方が有利だろうとの見当もついた。
亀岡では紅芋栽培に力を入れ始めているが、どう見ても読谷村の紅芋には負ける。大きさも色も甘みも、ブッブーものでしかない。
やはり、気候は無視できないのではないか。
安納芋は、種子島特産のねっとりした芋だが、丹波にはこっちの方がいいのかも、と勝手に考える。
手前のオレンジ色の芋が安納芋。奥が紅芋(読谷村の紅芋は皮は白い。ちなみに本土では紅芋のことを紫芋とよぶ。色からすると、本土の呼称の方が適切ではあるが、私は本土にこれが導入される以前から親しんできたので、今も紅芋と呼んでいる)
早速、安納芋を豚汁にして食べた。本当は約1ヶ月寝かせてから食べるのが甘くいただけるコツとは知っていたが、掘り起こしの時にスコップで芋を傷つけてしまったので、急いで食べることにした。採りたてでも、甘かった。芋つるも勿論、薄揚げと一緒に煮付けて一品とした。
美味しかったので、明日、大工さんたちにもご馳走することに。
スコップによる惨殺事件
畑で芋を掘っていたら、例によって冬眠中の大きな蛙の身体を真っ二つにしてしまった。畝の上に首のない蛙の両足がぴくぴくぴく。
・・・・・
!!!
「ごめんね、ごめんね。この命、野菜となって蘇れ!」
心の中でそう念じながら畑の土に混ぜ込んだ。
樫田で頻繁に起きる惨殺事件。
意図的ではないので、業務上過失致死罪。及び、死体遺棄罪に相当する。
蛙にしたら、トンでもない災害に違いない。
合掌。