kasaruの今日も有り難う

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アペール症候群次男19歳

矛盾する気持ち

2005-12-05 | Weblog
<キャッチボール訴訟>双方の親が3000万円で和解 

宮城でキャッチボールの球が胸に当たって長男(当時10歳)

が死亡したのは、外部からの衝撃で心拍が停止する

「心臓震盪(しんとう)」が原因として、

宮城県角田市に住む両親がキャッチボールをしていた

子供の親を相手取り、計6200万円の支払いを求めた

訴訟の控訴審が5日、仙台高裁(大橋弘裁判長)で和解した。
 
被告側が死因が心臓震盪であることを認め、

和解金計3000万円を支払う内容。原告代理人によると、

心臓震盪を引き起こした責任を問う訴訟で

和解が成立したのは初めて。
 
1審・仙台地裁は心臓震盪が死因と認定し、

被告に約6000万円の支払いを命じた。

被告側は「死因が心臓震盪とする証拠はなく、

事故の予見も不可能」と争っていたが、

高裁の和解勧告を受け入れた。

訴えによると、長男は02年4月、大河原町内の公園で

遊んでいたところ、キャッチボールをしていた小学生2人の

軟式ボールが胸を直撃し、約4時間後に死亡した。

      【赤間清広】(毎日新聞) - 12月5日13時15分更新


どうするのが 良いのか??

子どもを失った親にしてみれば 

和解金という方法で一時的 決着をつけた形になるのだが・・・

一緒に遊んでいた子どもや両親にとっては 

お金だけの問題ではなく、人殺しという汚名と

相手を死に至らしめた自責の念を 

植え付けた形になるのではないだろうか?

お金を支払ったということは、和解金を支払った子どもが故意に 

ボールをぶつけた経緯があったのか?

推測の域を脱しないが、何とも言いがたい話である。

我が子のことに置き換えて 考えてみる。

このような事件は 特別なことではなく 

誰の身の上にも起きる事である。

こちら側と、そちら側の立場によって違ってくる考え方に、

私自身 数えきれない感情が 交差し矛盾する。

どちらの当事者になっても 

人生は変わっていくことに 間違いないのだが・・・
3000万 高いのか? そうでないのか? 私には分からない

子どもの一生をどう見るか?!

心配なら箱に入れて出さないことだが。

それで 私が箱入り娘になったかどうかは 定かでないが。
(みかん箱らしい が・・)

『 生・死 』は誰にも分からない。

せめて亡くなった子の命が 皆の人生に光をさすことを願って。

強いては 残された家族と当事者の家族が
顔を上げて歩いていけることを念じて・・・


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (kasaru _2005)
2005-12-07 23:35:04
くろうささん 

 くろうささんの気持ち よくわかります。

とりあえず 見える形で一旦は 区切らないと

気持ちが分裂を繰り返し、原子爆弾になるか?!

消滅するか?!ですね。

立場の違いで 変わってきます。

言えることは 他人事ではないということです。

雪は今年は 多そうですか?

早起き ファイト
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私は裁判すると思う (くろうさ)
2005-12-07 22:03:06
私が被害者の親だったら、裁判を起こしそうな気がします。

うまく言えませんが、事故って誰のせいでもないから、誰かのせいにしないと、やりきれないと思います。

そして後悔するんです。

きっと。



うまく書けなくてスイマセン。







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ありがとうございます (kasaru _2005)
2005-12-07 13:56:15
choroさん 

2度にわたって コメント

一生懸命書いた文が消えるのは 自分の責任とはいえ

悔しいですね。



立場の違う親の気持ちが分かるので、本当に複雑な

心境です。
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ようこそ (kasaru _2005)
2005-12-07 13:26:59
猫ママさん

良くおいで下さいました

事情を詳しく知りませんが、悲しい事件です。

自分自身の身に当てはめて、今回のことが

教訓になれば せめてもの救いかと・・・

また おいで下さいね。
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その通りです (kasaru _2005)
2005-12-07 13:22:34
remainsさん 

 

真の教育を受けないで育った人間が親になる。

教師になる。大人になる。

誰が どこで 次の世代の者に人生の学びを

伝えることが出来るのか

愚かでは 片付けられない時間の流れを

戻すことは出来ないんです。
返信する
再び (choro)
2005-12-05 23:01:45
こんばんは。

刑事裁判ではないようなので、死因を特定して和解ということなのでしょうか。死亡した子供の親は民事で責任の所在を明らかにしたかったのでしょうね。自分達の気持ちを納得させるために。私の勝手な想像ですが、仮に相手が100%認めても、子供を亡くした親は納得しないと思います。親って、そんなものかなと思います。

私は子供の頃大人の野球の硬球が頭に当たったことがありました。それで頭は悪くなってしまいましたが、命には別状なかったので、この場合はとても運が悪いとしか言えません。

あとはkasaruさんの仰る通り、双方の心が安らかであるように願うしかないのかと思います。(短めに書いてみました)
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はじめまして (猫ママ)
2005-12-05 18:53:40
mokomamaさんの所からお邪魔しました。

難しい問題ですね。

お子さんを失くされたご両親はお金が欲しかったわけではないのでしょうね。

あくまでも部外者の勝手な想像ですが、ボールをぶつけてしまった子のご両親、何か対応に問題があったのでしょうか・・・。

そうでなければ子供同士が遊んでいた際の事故で、裁判を起こそうなんて思うものでしょうか。

訴えた相手は親御さんだとしても、その子供にも心の傷を負わせる事はわかるはずですよね。

同じ年の子供の親なのですから、訴えられた側の子供の今後を考えたらなかなか出来ない事なのでは、と思います。

それをあえて踏み切ったのですから、よほどの決意があったのでしょう。

お友達にボールをぶつけてしまった子。

どんなに辛く悲しい思いをしているでしょう。

友達を死なせてしまい、両親に多大な経済的負担をかけてしまったことを、受け止めきれるでしょうか。

それだけが心配です。

亡くなった子も、ただお友達とキャッチボールをしていただけなのに、こんな事(双方の親が争う事、友達に一生の悲しみを負わせる事)になって悲しんでいるのではないかと、胸が痛みます。

長々と失礼いたしました。
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残念 (choro)
2005-12-05 17:34:18
折角なが~い文を書いたのに消えてしまいました。もうがっかりして書く気がなくなりました。
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親ばか (remains)
2005-12-05 16:04:05
 たとえ小学生の投げたボールが故意だとしても

 死亡を予測する事はできないことですし、

 この手の事故を、金銭で解決しようと言う大人の姿勢こそが子供の心を蝕んでいっていると言ってよいと思います。

 たとえ、子を思う親の気持ちだとしても、裁判で争うべきではないと思いますが、加害者側の両親の対応にも問題があったのではないかと推測できます。

 どちらにせよ、命は金では買い戻せませぬ。両方の両親ともども親ばかを通り越して愚しく悲しい人たちなのでしょうね。
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