kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

繰り返される別れ・・・

2006-11-02 | Weblog
 皆さんは

 亡き方に思いを馳せる時間がありますか?

 日々変化する日常の中で 思いを留めておくことは容易ではありません。

 しかし、振り返った瞬間にかすめる小さな思いを見逃さず、

 無視せず 生けれれば良いですね。

 亡き人に寄り添う人のココロが次の人生を押し上げてくれます。

 「一期一会」この一瞬のためにヒトは生きています。

 仏様の教えは 命は亡くなってお仕舞ではありません。

 今生でのお別れの後 仏様に生まれ変わって

 残る私たちを見守り続けてくれる 永遠の命を持つのです。

 願入寺では「没」では無く「往生」と頂きます。

 新たに生まれかわる存在に恥じぬ生き方を捜し、

 胸を張って生きていることを 供に頂く儀式がお葬式です。

 在りし日のお姿に ことばに手を合わせ感謝する

 その時の合掌の姿は、最高に素敵な姿です。

 受け継ぐ命に 思いを重ねて ゆっくりとマイペースで

 歩んでいきたいですね。

 無くして始めてわかる思いに

 今、胸いっぱいに涙があふれてきます。

 どれだけの別れの場面に立ち会ったでしょうか?

 幼心に焼き付く涙の数に私は育てられたのかもしれません。

 淑子ちゃんを送り出した今

 改めて 多くの人に感謝を申し上げたい。。。

 いじめられた経験も、自殺を考えた思いも、

 全てが私を育ててくれた肥となっているのです。


宝 物

2006-11-02 | Weblog

愛ある言葉は 人生の宝物です。

何気ないひと言が心を変えることも。。。

逆もあり、そのひと言で傷つくこともありますが、

それでも そんな心を救うのも言葉なんですよね。

言葉の持つ重さの感じ方は 一人一人違いますが、

世の一連の自殺騒動に

死ぬ勇気を 生きる勇気に変えてほしいと 

願わずにはいられないのです。

宝物のとしての言葉を、命を育むためにも

救うべき命の重さは平等です。

イヤな奴のために死ぬなんて 勿体ない!!

これから出会う笑いに期待をする生き方のほうが

何倍も意義があると思うのです。

宝物として育った命を 上手く育てる方法を見出せないでいる

家族がいるのでしょう・・・

弱い自分も 許せない他人も 通じ合えないこころも、

全てが人生なのだと・・・その思いの中から

宝物を見つける術を見出してほしいと思うのです。

人生に関わる全てのひとの 宝物が見つかるよう

探検隊として

(関口宏じゃありませんよわっかるかな~?)

邁進したいと思います。

日々増えていくココロの宝物は 多くの愛が育んでくれた証拠。

他人から見たら(聞いたら)しょうもないものでも、

それぞれが決める宝物。

皆さん 邪魔にならないことばの宝物を多く持ちましょう。

そして ことばが持つ力をもう一度考えて、

相手にとって幸せのことばの宝物をして下さいね。