映画『ロボジー』を観てきた。
『ウオーターボーイズ』『スウイングガールズ』『ハッピーフライト』と観てきた矢口史靖監督だ。
試作品の二足歩行ロボットが完成しなくて、困った開発チーム3人が、あるジイサンをロボットの中に入れて、“その場しのぎ”をしちゃったことから起きるてんやわんや(笑)。
場面場面のネタで笑いつつも、ストーリー全体としては、なーんか少し足りないというか、いまひとつ欲しいというか、惜しいというか。
ただ、「ロボットじいさん」となるミッキー・カーチス(今回は五十嵐信次郎の芸名で出演)はすごいねえ。
偏屈ぶりがあっ晴れ。
役柄と実像がないまぜになってるんじゃないかと思える、ほんと名演だ(笑)。
開発チーム3人は、『ウオーターボーイズ』にも出ていた濱田岳がよかったけど、1人でいいから「一般的に知られた人」が欲しかった。
「ロボットおたく」の工学系女子大生を演じた吉高由里子は頑張っていたけど、演技はややオーバー気味で、誇張が過ぎたように思う。もっと普通に芝居してもOKだったんじゃないかな。
作品トータルで70点(笑)。
映画館じゃなく、後からビデオで観てもよかったのかもしれないけど、
まあ、矢口作品ということで納得した次第です。