ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝俳句の肥やし〟

2019年01月25日 | 俳句

 今日もまあまあのお天気で、暖かい一日と…思っていたら急に午後から陰ってきて夕方は寒くなりました。新聞を見ると、今夜は曇で所によっては雪や雨…。明日の天気予報も強い寒気が流れ込み時々雪が降ると、雪だるまのマークが付いています。今までひらひらと雪が舞ったことはありますが、まだ積もったことがないんですから、まあ一度ぐらいは雪にお目にかかりたい…などというと、今豪雪に見舞われている地方の方々には叱られそうですね。ゴメンナサイ!

 今日は午後からフラダンスへ。今年度の発表会〝バリバリの浜辺で〟の衣裳見本が来ていましたが、毎年毎年衣裳代もバカになりませんね。出演される方々は楽しみな反面頭が痛いと…。

 ところで、今日は初めての曲を踊りました。一応先生に付いて見様見真似で踊ったんですが、さっぱりです。友人に〝これ、何?今までやったことあるの?〟と聞くと、自分も初めてだと。〝じゃあこの曲何というの?〟と聞くと、中島みゆきの「糸」と言うんですって。どこかで聞いたような気はするけど、だれの曲かなどはさっぱりです。〝エエッ、知らんの?〟と驚かれてしまいました。そうなんです。〝その方面は私さっぱり弱いんよ~〟と言うと〝じゃあどの方面なら強いの?〟と聞かれて〝???ム、ム、ムッ…ない!〟

 決して歌が嫌いなわけじゃないんです…昔はよくカラオケにも行きましたし、それなりに…。でも、何時ぐらいから唄わなくなったのかしら…すると歌も聴かなくなったし、要するに〝俳句バカ〟になってきたのかも…。これはいけません。人間いくつになっても何にでも興味を持たなくては…。また、それが俳句の力にもなるんですからね。

 『秋櫻子俳句365日』の今日1月25日の頁に、〈切れ凧や関の弥太つぺ旅いづこ〉が載っていました。以下はそれについての馬醉木顧問同人岡田貞峰氏の解説です。

 明治座の初芝居の「関の弥太っぺ」を詠んだもの。秋櫻子はこの頃から座談とか文章に「おもしろい」俳句を作ることを提唱している。「おもしろい」という言葉は字義通りのおもしろおかしいというより、句作にくつろぎやゆとりをもち機知を愉しむ方向を示唆することばと解される。勿論その背景には洗練された趣味や教養を備えている訳である。この句、長谷川伸作の新国劇の「関の弥太っぺ」を題材としたもので、主人公の島田正吾と兄弟分の箱田の森介の辰巳柳太郎の博徒と、小娘がからむ人情物の劇である。初芝居だから「凧」の季語を使い、股旅者の明日もしれぬ行末を暗示する「切れ凧」へと切り換えた機知や「関の弥太っぺ」という気っぷの良い名前の効果が愉しい。秋櫻子は「こういう作は軽い気持で詠むのだがどこか洒落になっていなければだめ」と自解している。    (昭和37年作・句集『晩華』所収)

 この中で、「その背景には洗練された趣味や教養を備えて…」と言われているように、秋櫻子先生は何にでも興味を持って〝ものを見る眼を養いなさい〟と、いつも言われていたとか。ご自身も俳句に関わりのないこと、例えば芝居に陶芸、絵画にと…はて音楽はどうだったのかしら?とにかく全てが〝俳句の肥やし〟になると仰って、またやる以上は半端じゃなかったようですから。実は私も俳句を始めてから、書道に俳画に野鳥の会にと…、他に陶芸や染色も一度は習ったし、茶道・華道は以前から。大学時代は登山の他に琴に詩吟に天文学にとクラブに入って齧りましたし…と、今思えば全てムダではなかったんですね。う~ん、そう考えてみれば人生まだまだすることは山とありますよ~。がんばろっと!

 今日の写真は、壁掛けの一輪挿しに活けた〝お多福南天と千両と水仙〟です。

 

 


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