ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

平成最後の早苗新年句会

2019年01月20日 | 俳句

 今日は大寒?朝から小雨が降っていましたが意外と暖かいので、大寒を忘れていました。明日は確か俳句カレンダーには満月と書いてあったっけ。

  大寒の大々(だいだい)とした月よかな   一茶

 恒例の早苗新年句会が今日でしたので、朝から仲間5人と新幹線で広島へ出かけました。新山口に戻ったのが夕方5時半過ぎ。広島も朝方だけの雨だったようで、着いたときは上がっていましたし、こちらに戻ってもすっかり晴れていました。〝まだこんなに明るいわ。日脚が伸びたって感じよく分かるわね~〟などと言いながら、ふと見上げるとキレイな月が…。まさに上の一茶の句のごとしでした。

 ところで広島は、これも例年のことですが、今日は 全国都道府県対抗男子駅伝の開催日、おまけに大学入試センター試験の二日目。やはりそのせいもあるのでしょうか、駅や駅前のホテルに向かう道など、人であふれていました。〝やっぱり都会やね~〟と納得しながら会場のホテルへ。10時過ぎ開始、午前の部は講演と句会、表彰式など、午後から懇親会でした。我が宇部勢は実力発揮です。私とFさんは選をする側ですので貰えませんが、残る3人がそれぞれ賞を貰い意気揚々と帰ってきました。皆さんオメデトウございました!

 私は去年から同人会長を引退しましたので何も考えなくていいし本当に気楽です。去年着物で行ったので今年もと用意はしていたのですが、宇部は朝のうちは雨が降っていましたので止めました。洋服だとこれも気楽…女5人のおしゃべりで広島までの行き帰りはアッという間でした。これで大体今年の新年句会は終って…、と思ったら、まだもう二つ残っていました。

 ところで、今回の句会は広島の人が多いので、やはり「水禍」や「仮設村」など去年の水害を詠んだ句が結構出ていました。さらに平成最後ということを詠み込んだのも何句か…。まあ、こういうのは今年しか詠めないものですからね。歳時記にも〈地震(よな)の無事喜びあうて初句会  坪野邦子〉という句がありました。この句はいつの地震のことか分からないのですが、去年のように災害が多いと、全国区の俳誌の新年句会ともなれば全国から人が集うでしょう。お互いに会えるのも一年に一回ぐらいということで、このような句に実感が籠もりますね。でも毎年こんな句が出るというのはあまり嬉しくないことですから、今年はそんな災害が起こりませんように!祈るのみです。

 写真は、新年句会の様子とお料理で~す。ウ~ン、イマイチ美味しくなさそうですか?それは撮った私のせいですから、ゴメンナサイ!最後は広島名物の穴子寿司、デザートは食べてしまい写真が…ありません。


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