ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝動脈〟と〝鼓動〟

2018年11月12日 | 俳句

 今日は朝から小雨でした。昨夜が最低気温5度ととても冷えましたので、そのためか少し暖かいような…でも、新聞を見ると今日の最高気温は18度ということなので、それほどでもないようです。

 午前中は雨の中を着付教室へ行きました。今月の23日に姪の結婚式が大分でありますので、できればその時に着物を着ようかなと頑張っているんですよ。折角習っているのだから是非にと先生も勧めてくれますので。

 以前(6月4日付)ブログで紹介しました〝グラリオローズレッド〟が、今次々と花を咲かせています。ドラッグストアに咲いていたのを美しいですねと褒めると、〝差すとすぐに付くのよ〟と言われ貰ったもの。それをいくつかに分けて差したんですが、今年の暑さと水不足で半分は枯れてしまいました。これだけが生き残って、やっと花を付けるようになったんです。やっぱりウレシイですね。今度はこれをもとにして増やしていきたいと思っています。

 ところで、先日の「鶏頭」の句ですが、〈動脈と鼓動あるかも鶏頭花〉という面白い発想の句がありました。確かに大きな鶏頭は鶏冠と言うよりは人間の頭(脳)を想像しますよね。だとすれば、動脈も鼓動も納得。でもここまで言わなくてもどちらか一つだけでいいんじゃない?と言い、皆さんはどちらを残しますかと聞くと…?。また、夜の部でもこの話をして、どちらを残すかと聞いてみたんです。

 さあ、皆さんはどちら?昼の部も夜の部も圧倒的に〝動脈〟の方が多かったですね。ウ~ン、私は〝鼓動〟なんですけどね~。

 そこで、どうして動脈の方がいいと思ったの?と聞くと、〝だって血液は赤いから…〟と。エエッ!

 そう、そこなんですよ!鶏頭も血も赤いから…というのでは、発想の飛躍はないじゃありませんか。さらに、動脈なら視覚、鼓動なら聴覚も加わるという違いも出てきます。

 鶏頭の余りの赤さにまるで血が流れているように感じた作者、これならもしかしたら〝ドクッドクッ〟という鼓動も聞こえるのではと思ったんでしょう。それに鼓動と言えば血の流れも自然と見えて来るもの。そこで、この句は〈鶏頭に耳寄す鼓動あるかもと〉とするのがいいと思うのですが…。


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2 コメント

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Unknown (甘ん)
2018-11-13 11:28:55
動脈や鼓動の発想力に感心しましたが、推敲の後先で迫力が随分違ってきたのにも感嘆させられました。

この鶏頭ー鼓動、動脈の発想は書き留めておいて、花々の季語を取り合わせしたい時の糧にさせていただけそうです。
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Unknown (ちわき)
2018-11-14 09:09:53
甘んさん、お久しぶりですね!
コメントアリガトウございます。全くの初心者の教室なのですが、こういう既成概念にとらわれない発想に時々ドキッとさせられます。
日々勉強です。年と共に発想がどんどんと枯れていくのを実感しますが、この句ナント85歳の方なんですよ。負けていられませんよ。甘さん、ともに頑張りましょう!
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