ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

忘年句会

2018年12月22日 | 俳句

 今日はまだ夕べからの雨が残っていて、朝からじっとり…一日中曇のようだと書いたら日が照り出しました。気温は17度まで上がるとか。そう、そう、今日は冬至ですよ。二十四節気の一つで、一年で最も日が短い。古代中国ではこの日から陽気が復するとして「一陽来復」とよび、これも季語になっています。

  冬至までひと日ひと日の日暮かな     草間時彦

 実感ですね。冬至までの日暮の早さにじっと耐えながら…ああ、やっと冬至が来て、これからは一日一日と日が伸びていく。畳み返すように「日」と「ひと日」を繰り返して、そこに心の底から「一陽来復」を願う気持ちが増幅されているような気がします。

 ところで、昨日も雨が降ったり止んだりのハッキリしない天気でしたが、それほど寒くもなくまあまあでした。午後からは俳句教室。今回はそれが済んだ後に忘年会をということになっていましたので、17時30分から会場をホテルに移しました。この教室はまだ2年目ですので、このような会は始めて。

 1人欠席の、私を入れて11人です。早速乾杯  私はもちろん車ですので〝ノンアルコール〟。ここは男性が3人いますので、車以外の人は皆さんビール。女性も負けてはいませんでしたよ。話も弾みます。句会の席ではやはり〝勉強〟ということで、みな真剣そのもの。でもここではまた別の顔が見えて…和気藹々と…楽しいひとときでした。

 どこから出たのかしら…小学校の成績の話。〝5段階評価だったよね~〟と言うと〝いや、10段階評価だったわ〟という人が出て、〝エエッ、じゃあ年はいくつ?〟すると、向こうの方で〝ぼかあ~甲乙丙丁…〟みんなが〝エエッ!〟とびっくりしていると、すかさず〝父が…〟と。(爆笑)そりゃそうでしょ、みんな大差ないんですからね~。こんな話が出来るのも楽しい仲間がいればこそです。

 この教室には詩吟をしている人が2人いて、では早速披露して貰うことに。まだ始めたばかりだけれどと言って、Yさんが私の俳句〈花浴びて七百段はまだ半ば〉を吟じてくれました。なかなかいいもんですね~。句が一段とよくなって…ほれぼれしましたよ!彼の声に…(笑)

 すると、〝ぼくは始めてすぐ3級になり1年で辞めたんですが、Sさんは師範なんですからスゴイですよ〟と。〝へエッ、どんなにスゴイの?〟と聞くと、〝3級から始まって2級1級、それから初段2段…5段までいって、その後に師範も3段階あって、その師範の最高なんですから…〟〝そりゃ、是非にも披露して貰わないとね~〟と。そんな調子で持ち上げられて、渋っていたSさんもやっとの事で腰を上げてくれました。どうだったかって?そりゃあ聞くまでもないでしょ!〝何てったってサイコウ師範だも~ん〟40年(?)練りに錬っての声…違いますよね。とにかく会を盛り上げて下さったお二人、アリガトウございました。今度は女性陣、カラオケをしているという2人に…頑張って!と言ったら、〝伴奏がないとダメです〟ですって。結局時間がなくなってお開き。しかし、ここはやはり俳句の会ですから、〝季語はめゲーム〟もしましたよ。上五や下五にどんな季語を入れるかというお遊び。10人考えて同じ季語は出ず、それぞれみななかなかのものでしたよ。そろそろ雨も止んだようで…ではまた、来年もよろしく…と別れました。

 あっ!俳句の話が何もなかったですね。兼題は〝落葉〟で、冬の季語。でも、もう長くなりましたので、これはまた後で。

 写真は、先日の海地獄にいた〝狸〟です。狸も冬の季語ですが、本物じゃないとね~。ザンネン!ところで、この狸女性でしょうか?普通は男性ですよね…。

 

  


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