ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

赤のまま

2017年08月11日 | 俳句

 今日も一日家で作業です。と言っても机での…ですが。明日はダブルでの句会で、しかも人数が多いときていますから、一番大変な日なんです。毎月の投句に加えて、今月は特別作品15句に、先日の吟行会の5句も作らないといけないし、ホントにホントに目が回る忙しさなんですよ。体力的にではなく、頭の方…すなわち神経的な疲れです。しかし、頑張らないと…

 13日の朝から、母の初盆で大分の実家に行かないといけませんので、やるべきことをしておかないと困るんです。こんなに忙しいからのんびりと感傷に浸っている暇が無い…それが却っていいのかも。だから、みんなから元気ですね~と云われるんでしょうか。

 初秋の季語で、その懐かしさでよく詠まれている「赤のまま」、それに「ペパーミントの花」です。外来のハーブ類は殆ど季語にはなっていません。「ブルーベリー」などは、花も実も随分普及していますので、もうそろそろ季語として認定してもいいのかも、と思うのですが、今のところ我が結社ではまだダメですね。「赤のまま」は、「犬蓼」(いぬたで)のことで、タデ科タデ属の一年草。草丈30センチほど、茎は赤みを帯び、細長い葉が互生している。1~5センチの花穂に紅色の花弁を持たない花をびっしりとつける。この粒々の花をしごき取って遊び、赤まんまと呼んで親しんできた。犬蓼という名は、蓼に似ながら用をなさないことに由来しているとか。

   

   赤のまま記憶の道もここらまで   下村ひろし

 下村ひろしも馬醉木の大先輩です。彼は、1904年~1986年、長崎市生れの医師で俳人。長崎大学医学部の在学中から俳句を始めて、1933年に「馬酔木」に入会し水原秋櫻子に死ぬまで師事。1947年「棕梠」(しゅろ)を創刊・主宰。終生長崎で活動して後進を育て、1977年『西陲集』(せいすいしゅう)で俳人協会賞を受賞。長崎の眼鏡橋の近くには、水原秋櫻子と下村ひろしの師弟句碑があるとか。

 


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