ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝…兎の目〟と〝白たぐいなき…〟の句でオメデトウ?

2023年01月01日 | 俳句

  皆さま明けましておめでとうございます

 …と、本当はまだ喪が明けていませんので大きい声では言えません。だから、小さい声で…本年も昨年同様よろしくお願い致します! 

 昨夜義母の所でNHKの紅白歌合戦を見て…というよりお婆ちゃんと久し振りに見た紅白に〝何とも面白くないわね!昔は…〟と、最初から最後まで二人で〝面白くない!〟の連発。〝今時の若い人はこんなんがいいのかね~〟とはお婆ちゃん。確かに知った歌は殆どないし、やたらめったらグループばかりでどの歌手の顔も知らないし…。結局昔はあんなに見たかった紅白が見られるようになったのに…と、昔話の方ばかりに花が咲きました。無事年越し蕎麦も食べてから我家に戻る頃、近所のお寺の鐘がゴオ~ンと…ああ、とら年が終りましたね。

 今朝7時半前、外を見るとちょうど朝日が…アッ、〝初日の出〟だと、すぐ外に出てスマホでパチリと…。やはりイマイチの写真でゴメンナサイ。でも日本各地で初日が見られたようでよい一年の幕開けですよ。

 今年の干支はうさぎ…〝兎〟と書きますが、これは冬の季語なんです。「きごさい歳時記」では〝兎は年中野山にいるが、「兎狩」が冬季に行なわれたことより冬の季語となっている。野兎の中には、冬になると保護色で純白になる種類もある。〟と解説されています。

  あたたかき雪がふるふる兎の目   上田五千石

  少年よ白たぐひなき兎抱く     大石悦子

 例句をみるとやはり狩猟の様子などを窺わせるものが多く、血生臭い感じがして新年には相応しくないですよね。そんな中で上掲の2句は色彩的にも綺麗で温かだし、新しい年に相応しい〝希望〟も感じられていい句です。純白の兎の赤い目と真っ白な雪…どちらも壊したくない景色。ああ、ウクライナもこうあって欲しい…と私の心からの願いです。

White Bunny isolated on white

 皆さまどうかよい一年でありますように…(写真はお借りしました。ゴメンナサイ!)

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする