ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今日はなんの記念日でしょ?

2021年03月26日 | 俳句

 今日は暖かかったですね…というより、ちょっと暑いぐらいでした。午後からのフラダンスへ行くと窓からの風が何とも心地いいこと!

 これで他方に比べると開花が遅かった宇部の桜もぐ~んと綻びて、6、7分咲きぐらいにはなったかしら。フラダンスが終わってリハビリへ行くのに車に乗ると中は23度。オートになっているエアコンがゴオッとひっきりなしに回って涼しい風を送り出していましたものね。

 さて、さて、今日は何の記念日ですかって?

 そうですね、俳句では室生犀星の忌日、「犀星忌」ぐらいかしら。25日だったら「電気記念日」なんだそうですが…。じゃあ何なの? ウ~ン、ちょっとお恥ずかしいのですが、実は私のブログが開設してから1500日目ということなんです。このgooblogには、10年とか15年とか、とにかくスゴイ方がたくさんいらっしゃるようですから、それに比べると大したことではない!でも、私にとってはこんなに続くとは思っていませんでしたので、我ながら感心しているんです。

 オメデトウ!良くガンバリマシタネ… と。でもこのところのサボりようは決して褒めたものではありませんから…、それで自祝と自戒で~す!

 ちなみに調べて見ると、今日は「カチューシャの唄」の日なんだそうですが、余り関係なかったですね。

 では、先日の「二俣瀬の吟行」の続きを少し…

 〝里山ビオトープ二俣瀬〟を後にして、次に行ったのは、「永山本家酒造場事務所」。ここは、かつての二俣瀬村役場庁舎で、昭和3年(1928年)10月3日に昭和天皇の御大典の記念として建てられたものなんです。(下の写真はパンフより)

 この建物は、木造2階建ての切妻造り、桟瓦葺、モルタル塗りの総2階建洋風建築。1階は役場、2階を議事堂とする明治後期の形式で、この形式が残存している建物は山口県下でも数少なく、また、2階議場に残る階段の手すり、親柱、アールデコ調の天井飾り、上げ下げ窓などが建築当初に近い状態で保存されているのも珍しいそうです。

 昭和40年に永山本家酒造場が買い取り、事務所として使用されていますが、平成29年、国指定登録有形文化財に指定されて、二俣瀬地区の歴史を記録するとても貴重なものとして保存されています。

 この日は土曜日でしたので、1階の事務所だけ見学させて頂きましたが、残念ながら2階は見ることができませんでした。

 庭にはシダレザクラとソメイヨシノがありましたが、まだちょっと早かった…でも、探してみると一輪ほど上の方に…。写真撮れずに残念!その代り〈初花や酒蔵へ磴二三段〉という句が出ていましたね。

 次に向ったのは、地元の方々が大切に守ってこられた〝どんだけ道〟です。

 この道は、古代は山陽道、藩政時代は山陽街道、近代は山陽国道と改称されましたが、地元では昔から「どんだけ道」といって、要するに江戸時代の参勤交代などで往来した〝殿様道〟なんです。標識を見ると、〝どんだけ〟というのは〝どん嶽〟と書かれていて、この峠を越えて行く山道のことのようです。それにこの道筋にはたくさんの〝庚申塚〟があり、下の写真もその一つ。近くには古い大歳社があって、そこの狛犬の表情がユニークでとっても可愛かったんですよ。ここでも〈登り行くどんだけ道や竹の秋〉という句が…。他にもたくさん句は出ましたが、ここに載せられるのは問題のない句だけですので、悪しからず。

 この旧山陽道を歩いてみれば、またいろいろな発見があるのでしょうが、時間がなくて…車で通るだけで終わりました。まだまだこの二俣瀬には歴史を刻んだところがたくさんあるようで、また来てみたいと思います。

 これもコロナのお陰でしょうか。遠くへの吟行ができなくなり、最近は宇部市近郊ばかりを歩いていますが、結構まだ知らないところがたくさんあります。改めて宇部市を見直して、再発見をしているみたい!これもいいことですね。

 その後、二俣瀬ふれあいセンターに戻って、昼食と句会。無事に9人の45句の選句・選評を終えて、17時前に解散しました。皆さま今日もお疲れ様でした。オシマイ!

コメント (6)
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