many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ボーッとディズニーランド行ってんじゃねーよ

2019-07-21 20:09:28 | 堀井憲一郎

堀井憲一郎 2019年6月 双葉社
私の好きなライター、ホリイ氏の新しい本をみつけたので、さっそく読んでみた。
副題は「~ディズニーアトラクション34 本当の物語~」ということで、ディズニーランド、ディズニーシーのアトラクションの元ネタ解説。
「“スプラッシュ・マウンテン”はなぜ急斜面へ飛び出すのか」といったことを、そのバックにある原作映画から明かしてくれるわけで。
スプラッシュマウンテンは、1946年の映画『南部の唄』が原作で、アトラクションが急降下するのは、作中でキツネがウサギを崖の上から空高く投げるシーンからきてるんだそうですが。
まあ、私なんかは、それ知らなくてもべつにかまわない、としか思わないんだけど。
と思ったら、「はじめに」のところに、
>この本は、そういう「ディズニー作品をそんなに真剣に見てなかったのにディズニーリゾートに行かなきゃいけなくなった人」のための緊急本です。
ってあるし、行かなきゃいけなくなりそうにない私にはおそらく関係ないだろうから、いいのかもしんない。
んー、でも、ディズニーであまり意味とか背景とか考えてもしかたがないんぢゃなかったっけ、ただ提供された楽しさを享受してればいいんぢゃなかったっけか。
でも、私は乗ったことなくて知らないんだけど、“白雪姫と七人のこびと”って乗り物の解説のとこに、
>出口のところにいると、唐突に現実へと戻らされた小さい女の子が「えっ、えっ、王子さまは? 王子さまは?」と哀しく叫んでいるのを聞いたことがあります。現実世界には王子さまはいないのだよ、ということを教えているのかもしれません。(ちがうとおもうけど)。二十年後も同じセリフを叫ばないようにお気をつけください。(余計なお世話だとおもうけど)。(p.65)
なんて書いてあるから、そういうときにストーリーというか、物語のどこを切りとったものなのか知ってたほうがいいのかもしれないけど。
どうでもいいけど、「あとがき」までたどりついたら、
>本書は新潮社から出ている『東京ディズニーリゾート便利帖』にあった原作アニメ解説の部分をもとに、あらたに書き加えて一冊の本にしたものです。
ってあって、その本は読んでないからわかんなかったけど、なんだ、焼き直しかー、しょーもない誤植もあるし、なんか雑なのはそんな事情もからんでんのかと思ってしまった。
しかし、なぜ今この時期にそうまでしてこのテのもの出すんだろう、わかんない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 君がいない夜のごはん | トップ | 用心ぶかい浮気女 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

堀井憲一郎」カテゴリの最新記事