先週から、年にいちどの大会に向けての特訓シーズンが始まった。
おかげで水木金と朝連である。
私はあいかわらず、試合には(1)出たくない(2)出る必要がない(3)出たとしても意味がないというスタンスを貫いてんだが、「足、サイズいくつですか? ほお、それぢゃ、これを履いてみてください」なんて言われて、今日からは革の長靴(ナガグツと読まないでください「ちょーか」ですからね)を貸してくれてしまわれたりして、どんどん外堀が埋まっていくんである。
さて、そんなわけで、きょうの乗馬は、先週の木・金につづいて、騎乗機会3日連続、エアサンタムールで障害の練習ということになった。
ウォーミングアップはいつものように輪乗り。
駈歩で詰め伸ばしをやってみるんだけど、なーんかいまいち。
伸ばしたつもりでも、スピードが上がってるようでも、うまくいってる気がしない。
ただクビが下がってって前後に馬が長くなってるだけで、踏み込みとか肩の出とかとは違うような気がする。
んぢゃ、駈歩で横木通過。って言っても、ただ跨ぐんぢゃなくて、こないだ中学・高校生がやってた、「5歩・6歩」のやつ。
横木が前後2か所置いてある直線、ふつうに駈歩でいくと、間は5歩。
まず、それやってみる。せっかくなんで動かしてくつもりで。最初のときは、お、なんだなんだ?危ないぢゃないか?って横木を見てたようなエアサンタムールだけど、二度目からはゲームのルールを了解したのか、勢いよく駈け抜けてく。
(↑これはすでにバーが障害になってますけど、この間は5歩。)
んぢゃ、つぎは間を6歩でいくよ。
遠くから回転してくときから詰めてく。詰めてくつもりなんだけど、「それぢゃ、5歩だ!」って言われる。
えー、さっきよりだいぶ遅いよー、と思って突入するんだが、やっぱ5歩で通過しちゃう。
もう一回、こんどはかなり力を入れて抑える。「脚で詰める!」って言われて、回転は強く、そこを抑えて、待って待って横木に向かおう、としたんだけどぉ、最後のとこでヤル気みなぎってきたエアサンタムールに加速されちゃう。アララとか思ってるうちに5歩で通過。
負けちゃだめだー!って言われて、もう一回、ぐっと詰めて、でも引っ張り合いになんないようにうけていく、なんとか6歩で通過。
そいぢゃ、こんど同じとこを4歩でいく。
私にとってはそっちのほうが難しいと思ったんだけど、サンタはストライドでかいので、思い切って伸ばしてくと、ちゃんと4歩で通り抜けた。
勢いよくいこうと思うと、馬のうえで私の身体がグラングラン揺れちゃうけどね。揺さぶっても馬は動かない、逆にジッとしてないと。
そろそろ手前でも替えっかい?なんて言いながら、手綱ゆるめてクビぽんぽんしてたら、「そこでヤメちゃだめだ、最後詰めておわりにしないと!」と言われて、あわててスタート。ふつうに5歩で駆け抜ける。
んぢゃ、障害。
先週からやってるコンビネーションを、徐々に高さ上げて、通過してく。
最初クロス2個からやってくんだけど、通過してって、駈歩になって、うまく止められないで、そのまま適当に回転しちゃう。しかもケツ浮いて、前かがみの姿勢。
ダメじゃん。この段階でちゃんとやんないから、障害飛びはじめたとき、戻れないんだよ。
人間が身体戻して、馬を前に出して、待って飛ぶようにしないとダメって言われたじゃん。この時点で、馬の駈歩の勢いに持ってかれちゃってんから、できないんだよ。
んなわけで、飛ぶのはほっぽっといても飛ぶんで、3個目4個目の随伴に気をつけたら、最後4個目(いちばん高いの)を飛んだあと戻るように意識する。
そしたら、コンビネーションの最後のオクサーは110まで上がっちゃって、それはもう飛ぶしかないからいいとして、駈歩で左右に回転して別の障害に向かうよ。
最初、左へ回転、垂直を単発で飛ぶ。飛んだら次の障害見て右へ回転して、そこでおしまい。
つぎは右へ回転して、さっき駈歩で通過した横木が垂直になってるから、あいだ5歩で飛ぶ。
って、1個目への回転で気合いつけてって、間では何もしないつもりで向かってったら、4歩で飛んぢゃったよ。
次、左回転して、オクサー飛んだら真っ直ぐ6歩で垂直。そんつぎは右回転して、やっぱさっきの5歩の垂直。
さあ、そしたらコンビネーションは抜きにして、駈歩で4つの障害をいろいろ組み合わせて飛ぶよ。
左手前で入ってって、オクサー、飛んだあと少し左に角度ついてて7歩で垂直。
って、垂直の手前で、あれ?6歩で飛んぢゃう?って思ってたら、中途半端な距離になって、馬急停止、止まっちゃったよ、いきなり。
「そうやって(前)出てたら、歩数かぞえるより、それで飛ばなきゃ!」ということで、やりなおし。
最初のオクサーに向かうとき、えらく前に出そうとするんだが、先週はそれでも「もっと!」と言われたくらい。
エンジンかけて、待って飛べって言われんだが、いまいちホントに前に出てんのか分かんないんだよね。
これって、私のかかえてる先天的かつ致命的な欠点だ。馬の勢いを手の引っ張られ具合でしか判断できなくて、動いてるかどうかがわからない。
とりあえず、スピード上げてって、最初のオクサー。どこで踏み切んのか分かんないけど、適当に手をゆるめちゃって、馬がボーンと飛んでく。
左にふって、垂直、何歩かよくわかんないけど、とりあえず飛ぶ。
右に振り向いて障害見て回転、障害の前で座ってバランスバックするつもり、垂直飛越。
右に角度振ってあって、5歩で垂直。「1・2」で座りなおして戻ったつもり、「1・2・3」で飛ぶ。「2・3」あたりで、また前に傾いてないか、俺?
左に振り向くように回転、ここ強くって思ったんだけど、すでに馬はすごく勢いいい。んなもんだから、手綱操作だけで何とか障害の真正面に入ろうと回ってくんだけど、あとで反省すりゃ、これって惰性だけで乗ってるよな。
最初のオクサー飛越、まっすぐ6歩で垂直。これでどうにか1周おわり。
(↑これ、オクサー飛んで、向こうの垂直まで6歩)
もっと動かしてって、待つ。連続する場合は、ひとつめ飛んだあと、戻って、前に出して、待って、脚(きゃぁく!)で飛ぶ!って、先週と同じこと言われてるよ。
もしかすると、二年前と同じこと言われてるかもしれない。
んぢゃ、もういちど。こんどさっきと逆まわり。
で、まず最初のオクサー、飛んだら真っ直ぐ行って6歩で垂直。って、垂直の前で止まっちゃったよ。
なんか勢いに負けて、身体が前に倒れて、馬の肩に乗っちゃってない、俺?
いちどこれやり始めると、意識すればするほど、直んない。飛ぼう飛ぼうとするほど、先飛びしちゃう。
あとで一緒に練習してて見てたひとに「あれ止まっちゃダメでしょ」と言われる。
たしかに。全然あわなくて近いとか遠いとかになったんぢゃないんで、障害前でウリャッ!ってやれば、特にサンタの場合、飛ぶ。飛ばさなきゃダメ。あってるとかあってないとか言うのは後。
サンタは、ホント、先週もそうだったんだけど、障害の前で止まったとこから、「飛ぶの?飛ぶのね?ぢゃあ飛びますよ!?」って飛んぢゃうパワーがある。(私の見たところでは、助走なし・常歩で70センチは飛ぶね、きっと。マジで。)
でも、今日は、さすがにあいそつかされたのか、先週みたいに付き合いでは飛んでくれなくて、止まっちゃった。
どうも、そのへん、私には、なんとしてでも飛ぶっていう気迫が希薄である。
同じく一緒に練習してた別のひとが、「馬まかせにすると危ないな、こいつ、しっかり飛ばせないと」ってギュッと飛ばせてたのとは雲泥の差。
そういえば、こないだ某馬関係者(プロ)と話してたときに、「飛ぶのは馬ですから」って私はいつもどおり言ったんだけど、「なに言ってんだ、そこ飛ばすのが人間の大事な役目ぢゃねーか」って言われたんだけど、まあ今日みたいに止まっちゃうと、たしかにそうだね。
飛ばなくていいなら飛ばないもーん、って馬に言わせちゃダメなんだよねー。
ちなみに、本番の競技では、エアサンタムールぢゃない馬に乗る予定。
どーでもいーけど、いまから週5日の特訓をしてると、競技会のころに腰が痛くなるんぢゃないかと危惧している。
おかげで水木金と朝連である。
私はあいかわらず、試合には(1)出たくない(2)出る必要がない(3)出たとしても意味がないというスタンスを貫いてんだが、「足、サイズいくつですか? ほお、それぢゃ、これを履いてみてください」なんて言われて、今日からは革の長靴(ナガグツと読まないでください「ちょーか」ですからね)を貸してくれてしまわれたりして、どんどん外堀が埋まっていくんである。
さて、そんなわけで、きょうの乗馬は、先週の木・金につづいて、騎乗機会3日連続、エアサンタムールで障害の練習ということになった。
ウォーミングアップはいつものように輪乗り。
駈歩で詰め伸ばしをやってみるんだけど、なーんかいまいち。
伸ばしたつもりでも、スピードが上がってるようでも、うまくいってる気がしない。
ただクビが下がってって前後に馬が長くなってるだけで、踏み込みとか肩の出とかとは違うような気がする。
んぢゃ、駈歩で横木通過。って言っても、ただ跨ぐんぢゃなくて、こないだ中学・高校生がやってた、「5歩・6歩」のやつ。
横木が前後2か所置いてある直線、ふつうに駈歩でいくと、間は5歩。
まず、それやってみる。せっかくなんで動かしてくつもりで。最初のときは、お、なんだなんだ?危ないぢゃないか?って横木を見てたようなエアサンタムールだけど、二度目からはゲームのルールを了解したのか、勢いよく駈け抜けてく。
(↑これはすでにバーが障害になってますけど、この間は5歩。)
んぢゃ、つぎは間を6歩でいくよ。
遠くから回転してくときから詰めてく。詰めてくつもりなんだけど、「それぢゃ、5歩だ!」って言われる。
えー、さっきよりだいぶ遅いよー、と思って突入するんだが、やっぱ5歩で通過しちゃう。
もう一回、こんどはかなり力を入れて抑える。「脚で詰める!」って言われて、回転は強く、そこを抑えて、待って待って横木に向かおう、としたんだけどぉ、最後のとこでヤル気みなぎってきたエアサンタムールに加速されちゃう。アララとか思ってるうちに5歩で通過。
負けちゃだめだー!って言われて、もう一回、ぐっと詰めて、でも引っ張り合いになんないようにうけていく、なんとか6歩で通過。
そいぢゃ、こんど同じとこを4歩でいく。
私にとってはそっちのほうが難しいと思ったんだけど、サンタはストライドでかいので、思い切って伸ばしてくと、ちゃんと4歩で通り抜けた。
勢いよくいこうと思うと、馬のうえで私の身体がグラングラン揺れちゃうけどね。揺さぶっても馬は動かない、逆にジッとしてないと。
そろそろ手前でも替えっかい?なんて言いながら、手綱ゆるめてクビぽんぽんしてたら、「そこでヤメちゃだめだ、最後詰めておわりにしないと!」と言われて、あわててスタート。ふつうに5歩で駆け抜ける。
んぢゃ、障害。
先週からやってるコンビネーションを、徐々に高さ上げて、通過してく。
最初クロス2個からやってくんだけど、通過してって、駈歩になって、うまく止められないで、そのまま適当に回転しちゃう。しかもケツ浮いて、前かがみの姿勢。
ダメじゃん。この段階でちゃんとやんないから、障害飛びはじめたとき、戻れないんだよ。
人間が身体戻して、馬を前に出して、待って飛ぶようにしないとダメって言われたじゃん。この時点で、馬の駈歩の勢いに持ってかれちゃってんから、できないんだよ。
んなわけで、飛ぶのはほっぽっといても飛ぶんで、3個目4個目の随伴に気をつけたら、最後4個目(いちばん高いの)を飛んだあと戻るように意識する。
そしたら、コンビネーションの最後のオクサーは110まで上がっちゃって、それはもう飛ぶしかないからいいとして、駈歩で左右に回転して別の障害に向かうよ。
最初、左へ回転、垂直を単発で飛ぶ。飛んだら次の障害見て右へ回転して、そこでおしまい。
つぎは右へ回転して、さっき駈歩で通過した横木が垂直になってるから、あいだ5歩で飛ぶ。
って、1個目への回転で気合いつけてって、間では何もしないつもりで向かってったら、4歩で飛んぢゃったよ。
次、左回転して、オクサー飛んだら真っ直ぐ6歩で垂直。そんつぎは右回転して、やっぱさっきの5歩の垂直。
さあ、そしたらコンビネーションは抜きにして、駈歩で4つの障害をいろいろ組み合わせて飛ぶよ。
左手前で入ってって、オクサー、飛んだあと少し左に角度ついてて7歩で垂直。
って、垂直の手前で、あれ?6歩で飛んぢゃう?って思ってたら、中途半端な距離になって、馬急停止、止まっちゃったよ、いきなり。
「そうやって(前)出てたら、歩数かぞえるより、それで飛ばなきゃ!」ということで、やりなおし。
最初のオクサーに向かうとき、えらく前に出そうとするんだが、先週はそれでも「もっと!」と言われたくらい。
エンジンかけて、待って飛べって言われんだが、いまいちホントに前に出てんのか分かんないんだよね。
これって、私のかかえてる先天的かつ致命的な欠点だ。馬の勢いを手の引っ張られ具合でしか判断できなくて、動いてるかどうかがわからない。
とりあえず、スピード上げてって、最初のオクサー。どこで踏み切んのか分かんないけど、適当に手をゆるめちゃって、馬がボーンと飛んでく。
左にふって、垂直、何歩かよくわかんないけど、とりあえず飛ぶ。
右に振り向いて障害見て回転、障害の前で座ってバランスバックするつもり、垂直飛越。
右に角度振ってあって、5歩で垂直。「1・2」で座りなおして戻ったつもり、「1・2・3」で飛ぶ。「2・3」あたりで、また前に傾いてないか、俺?
左に振り向くように回転、ここ強くって思ったんだけど、すでに馬はすごく勢いいい。んなもんだから、手綱操作だけで何とか障害の真正面に入ろうと回ってくんだけど、あとで反省すりゃ、これって惰性だけで乗ってるよな。
最初のオクサー飛越、まっすぐ6歩で垂直。これでどうにか1周おわり。
(↑これ、オクサー飛んで、向こうの垂直まで6歩)
もっと動かしてって、待つ。連続する場合は、ひとつめ飛んだあと、戻って、前に出して、待って、脚(きゃぁく!)で飛ぶ!って、先週と同じこと言われてるよ。
もしかすると、二年前と同じこと言われてるかもしれない。
んぢゃ、もういちど。こんどさっきと逆まわり。
で、まず最初のオクサー、飛んだら真っ直ぐ行って6歩で垂直。って、垂直の前で止まっちゃったよ。
なんか勢いに負けて、身体が前に倒れて、馬の肩に乗っちゃってない、俺?
いちどこれやり始めると、意識すればするほど、直んない。飛ぼう飛ぼうとするほど、先飛びしちゃう。
あとで一緒に練習してて見てたひとに「あれ止まっちゃダメでしょ」と言われる。
たしかに。全然あわなくて近いとか遠いとかになったんぢゃないんで、障害前でウリャッ!ってやれば、特にサンタの場合、飛ぶ。飛ばさなきゃダメ。あってるとかあってないとか言うのは後。
サンタは、ホント、先週もそうだったんだけど、障害の前で止まったとこから、「飛ぶの?飛ぶのね?ぢゃあ飛びますよ!?」って飛んぢゃうパワーがある。(私の見たところでは、助走なし・常歩で70センチは飛ぶね、きっと。マジで。)
でも、今日は、さすがにあいそつかされたのか、先週みたいに付き合いでは飛んでくれなくて、止まっちゃった。
どうも、そのへん、私には、なんとしてでも飛ぶっていう気迫が希薄である。
同じく一緒に練習してた別のひとが、「馬まかせにすると危ないな、こいつ、しっかり飛ばせないと」ってギュッと飛ばせてたのとは雲泥の差。
そういえば、こないだ某馬関係者(プロ)と話してたときに、「飛ぶのは馬ですから」って私はいつもどおり言ったんだけど、「なに言ってんだ、そこ飛ばすのが人間の大事な役目ぢゃねーか」って言われたんだけど、まあ今日みたいに止まっちゃうと、たしかにそうだね。
飛ばなくていいなら飛ばないもーん、って馬に言わせちゃダメなんだよねー。
ちなみに、本番の競技では、エアサンタムールぢゃない馬に乗る予定。
どーでもいーけど、いまから週5日の特訓をしてると、競技会のころに腰が痛くなるんぢゃないかと危惧している。