久住昌之 画・和泉晴紀 2011年 カンゼン(この出版社、初めてきいた…)
こないだ読んだ「ひとり家飲み通い呑み」が、むちゃくちゃハマったんで、似たような感じらしき本が出てたのを見て、「こーゆーの別にそれほど好きってわけぢゃないんだけどな」とか自分に言い訳(出版社のマーケティングに負けた(?)んぢゃなく、俺は著者のファンだからってな言い訳)みたいなことしながら買って、読んでみた。
タイトルの「セント酒」、セントは銭湯のことです。
なんで「銭湯酒」って書かないで「セント酒」ってしてるかってのは、本文中にわかるような一節があるんで、特にここでつっこみません。
で、セントでも銭湯でもいいけど、それと酒って結びつきはなに?って思うとこだけど、
>まだ、日のあるうちに飲む酒は、うまい。
ってのと、
>日のあるうちといえば、昼間の銭湯もいい。開いたばかりの銭湯。
ってのが、
>となれば、明るいうちに銭湯に行って、明るいうちに酒を呑んだら、どんなにか気持ちがよくてウマイだろう。
という結論に至るわけで、そーゆーことした体験をまとめた本なんである。(↑の引用は「はじめに」から。)
ああ、そういえば、「ダンドリくん」にも、明るい午後のうちに銭湯に行って、いーなーとか言ってる一節があったなぁと思いだす。
著者は銭湯が好きなんだよね。広い湯舟につかって、生きかえるよーな心地がする心理をつかまえて、
>日本人の銭湯入浴は、実は宗教に近い行動だとボクは思う
みたいに喝破している。
でも、じつは私自身は、フロとか温泉とかに、それほど執着しないほうなので(さっさとあがる)、ここの銭湯はこんなとこがイイとかなんとか言われても、あまりピンと来ないというか、行きてーみたいな反応はしない。
でも、風呂上がりの一杯のうまさについては、はげしく同意するんで、やっぱ本書はおもしろい。
>日のあるうちに湯屋へ行って、帰りに蕎麦屋で一杯飲る。
>ああ、もうこの一行だけでシビレる。落語の世界。江戸の気分。
なんてとこ読むと、やっぱ、ああ、ああ!って思っちゃう。
第一話 おだやかな町、浜田山 「浜の湯」~居酒屋「かのう」
第二話 銭湯の親玉参り、北千住 「大黒湯」~居酒屋「ほり川」
第三話 生まれ育った土地、三鷹 「千代之湯」から焼鳥「万平」
第四話 ひと風呂浴びに、銀座 「金春湯」~蕎麦「よし田」
第五話 盗人、寅さん、立会川 「日の出湯」~もつ焼き「鳥勝」
第六話 注文多いよ、北海道 「山鼻温泉屯田湯」~ラーメン居酒屋「勝」
第七話 仕事場の町、吉祥寺 「弁天湯」~ビアホール「キリンシティ」
第八話 ブルースだぜ、寛政町 「安善湯」~焼鳥「一休」
第九話 雨に降られても、浅草 「蛇骨湯」~ダイニングバー「神谷バー」
第十話 思い出溢れる、神保町 「梅の湯」~居酒屋「兵六」

こないだ読んだ「ひとり家飲み通い呑み」が、むちゃくちゃハマったんで、似たような感じらしき本が出てたのを見て、「こーゆーの別にそれほど好きってわけぢゃないんだけどな」とか自分に言い訳(出版社のマーケティングに負けた(?)んぢゃなく、俺は著者のファンだからってな言い訳)みたいなことしながら買って、読んでみた。
タイトルの「セント酒」、セントは銭湯のことです。
なんで「銭湯酒」って書かないで「セント酒」ってしてるかってのは、本文中にわかるような一節があるんで、特にここでつっこみません。
で、セントでも銭湯でもいいけど、それと酒って結びつきはなに?って思うとこだけど、
>まだ、日のあるうちに飲む酒は、うまい。
ってのと、
>日のあるうちといえば、昼間の銭湯もいい。開いたばかりの銭湯。
ってのが、
>となれば、明るいうちに銭湯に行って、明るいうちに酒を呑んだら、どんなにか気持ちがよくてウマイだろう。
という結論に至るわけで、そーゆーことした体験をまとめた本なんである。(↑の引用は「はじめに」から。)
ああ、そういえば、「ダンドリくん」にも、明るい午後のうちに銭湯に行って、いーなーとか言ってる一節があったなぁと思いだす。
著者は銭湯が好きなんだよね。広い湯舟につかって、生きかえるよーな心地がする心理をつかまえて、
>日本人の銭湯入浴は、実は宗教に近い行動だとボクは思う
みたいに喝破している。
でも、じつは私自身は、フロとか温泉とかに、それほど執着しないほうなので(さっさとあがる)、ここの銭湯はこんなとこがイイとかなんとか言われても、あまりピンと来ないというか、行きてーみたいな反応はしない。
でも、風呂上がりの一杯のうまさについては、はげしく同意するんで、やっぱ本書はおもしろい。
>日のあるうちに湯屋へ行って、帰りに蕎麦屋で一杯飲る。
>ああ、もうこの一行だけでシビレる。落語の世界。江戸の気分。
なんてとこ読むと、やっぱ、ああ、ああ!って思っちゃう。
第一話 おだやかな町、浜田山 「浜の湯」~居酒屋「かのう」
第二話 銭湯の親玉参り、北千住 「大黒湯」~居酒屋「ほり川」
第三話 生まれ育った土地、三鷹 「千代之湯」から焼鳥「万平」
第四話 ひと風呂浴びに、銀座 「金春湯」~蕎麦「よし田」
第五話 盗人、寅さん、立会川 「日の出湯」~もつ焼き「鳥勝」
第六話 注文多いよ、北海道 「山鼻温泉屯田湯」~ラーメン居酒屋「勝」
第七話 仕事場の町、吉祥寺 「弁天湯」~ビアホール「キリンシティ」
第八話 ブルースだぜ、寛政町 「安善湯」~焼鳥「一休」
第九話 雨に降られても、浅草 「蛇骨湯」~ダイニングバー「神谷バー」
第十話 思い出溢れる、神保町 「梅の湯」~居酒屋「兵六」
