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田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

桜花はCherryblossom Almondはハタンキョウとは いと哀れ

2012年04月30日 | 日記

4月30日(月・祝)  曇り  僅かに薄く陽がでる  暖かな一日

プリンセス雅が満開になりヒヨドリが密を吸う度に花びらが落ちるようになった。ピンクの濃い雅も花が終わろうとすると染井吉野と山桜の中間の桜が8分咲きにんった。信州では梅も桜も辛夷も春の樹の花は一斉に花を開く。しかも、短い春は一気に初夏へ流れ込んでいく。

朝飯を摂ったあとに外へ出ると、薄い曇を透かして太陽が顔を見せた。湿り気のある空気のためか、来月の金環食ではないがリングが一際赤く見える。これが月ならば雅と云う表現がピッタリすることだろう。

年ごとに花の数が増えてくるアーモンド、桃の花よりも桜に近く、桜や桃と違うのは花が大きいことと扁平な姿をしている。和名では巴旦杏とか扁桃と云うそうだ。このように沢山の花を見せて暮れると実も採りたくなるが、毎年虫が着き人様の口に入ることはない。消毒をすればよいのだが、この木はバラ科故の虫たちがくる。ことしもリンゴ毒蛾のキュートな幼虫の姿が見られるかも知れない。

上の写真のバックに写っているのは緑の雨ではなく、白樺の花穂なのだ。まだ、花が開くまでは二三日掛かるだろうが、この花も春の風物詩と云える。青空のときにもう一度花の姿をお見せしたい。

樹の花が咲き出すと地面の近くに咲く花を忘れがちになる。春の流れは木の上だけではなく、地面近くの小さな草にも移ろいが見える。水仙も満開のときに雨に降られて急に哀れな姿が目立つが、横に並ぶスノードロップが次々と花を広げだした。この花も下に向いて咲くがその花弁の縁に緑をあしらった姿が可愛い。

今日も集落を一廻り、地区の費用を集めて廻った。ある高齢者のお宅では年金生活で払い続けるのが厳しいと云う。勤めている居るときと同じ金額を払っているが、今は仕事にもいけず年金だけで生活している。その年金も額が減っているしモノは高くなっているので大変だ。でも彼が言うには俺も昔はこうやって一軒ずつ集めて廻ったと財布のなかから小さく折った紙幣を渡された。 

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ぼんやりと暖かな一日 一の出入りの多い一日

2012年04月29日 | 日記

4月29日(日)  晴れ だがら 薄い曇か黄砂か? 暖かな一日

早朝からの電話、Mに受話器を渡したがこの処いろいろあるようだ。

次には俺の携帯が鳴る。午前中は慌ただしく人の出入りが多い。難しい話というわけではないが、午前中の予定では俺の部屋の模様替えをすることになっていた。模様替えと云っても机の上のものを左右入れ替えるだけだが、これが大仕事になった。

左側に置いてある電話を右側に、右にあるプリンターを左に移動する。たったこれだけの作業だが、一抱えもある古い書類を紐で縛ったり、段ボールや厚紙の箱を崩してまとめた。電話もNTTの回線とJAの有線電話がある。電話のコネクターは左の壁にあるので、いままでの電話線では短い。長い電話線を探すのに、1時間30分もかかり、思い当たる段ボール箱を開けては閉じることを繰り返した。北側の部屋は寒いイメージがあるが、真剣にモノを探して夢中で動くと熱い。昨夜につづき今朝は寒く感じたが、このところの昼間の暖かさに身体がなれてしまったようだ。朝は霧が濃く直ぐに風に流されたが、芝の中にはコガネグモ科のモノか、丸く平面に網が張られ、そこにそこに早朝の霧が残した水滴がついている。 

いつの間にか夕方になった。部屋の片付けは年明けから考えていたことだが、所詮は狭い部屋、しかし、部屋の中のものを他へ移動することは今の段階では不可とされている。地下室に大きなスペースがあるが、今年の梅雨の時期を乾燥したまま乗り切れれば移動も可能となる。北側の大きな窓から見る裏山は既に闇の中にある。

SalaとAlgoは満腹

あれほど自己主張をしていたAlgo

Salaのベッドで横になるのが不思議

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シクラメンも桜もいっしょ 信州の春爛漫

2012年04月28日 | 日記

4月28日(土) 晴れ   初夏を通り過ぎる暖かさ  桜も満開

我が家のシクラメン今年も桜と一緒に満開を迎えた。残念なのは五つの鉢のうち一つだけ寒さに負けたのか、昨年の夏の過ごし方が悪かったのか元気がない。東の出窓に置いた鉢植えは朝陽を受けて活きいきとしている。この中の小さな鉢のピンクの花を咲かせる株は地植えでも花が咲くと云うが、既に5年以上も家の中で過ごしているので、今更戸外の厳しい環境には対応できないのではと、この先も家の中で過ごすことになりそうだ。

今、満開になっている“プリンセス雅”には朝陽が昇前からヒヨドリが通い詰めている。首をひねり身体を捩って花の蜜を吸う。

1羽が飛び立つと近くで待機しているヒヨドリが直ぐに来る。どうやら3羽が一グループとなっているようだ。彼らの首や身体のひねり方を見ていると右でも左でも上手に拈る。首だけで無く腹も頭も、身体全体を丸めるようにして嘴を上手につっこんで密をすっている。

身体を拈ったり丸めたりするだけでなく、細く長く伸ばすこともする。一直線に伸びる身体を見ると彼らの飛び方が直線的に飛べる構造が解るような気がする。普段は波を打つように上下にうねるように飛んでいるが、時々目にもとまらぬ勢いで横切るときがある。そういうときは玄関先の万両の赤い実は食べ尽くされている。

何時もの年は、雅が咲き終わる頃にヤマザクラが咲き出すが、今年は僅かな差でヤマザクラも花を開き始めた。この樹が満開になる頃は葉も大きくなり、白い花はそれほど目立たなくなる。しかし、俺はどちらかと云えば、ヤマザクラの方が好きだ。ヤマザクラが好きと云うよりも、染井吉野を好まない。辺り一面にピンクに埋め尽くしてしまう染井吉野、如何にも人の手によることが見えてしまうのだ。

午後は地区の仕事ととして、集落の各戸を廻り1期分の集金に歩いた。年間の費用は18,500円、都会での町内会費と比較はできないが、内訳は消防費が3,500円、事業費3,000、協議費12,000円 となっている。各家を廻りながら、できるだけいろいろな話をするようにしている。(超)高齢者は50年前のことを昨日のことのように話をしてくれるのはよいが、途切れずに話がつづくと玄関をでるタイミングが掴めなくなる。夕方になるまでに一軒を残して全ての集金が出来たことはありがたい。

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雅 プリンセツみやび と云う名の桜だそうだ

2012年04月27日 | 日記

4月27日(金) 雨  昼前には明るくなるが 青空がでることはなかった 静かな一日

朝は予報どうりに雨、しかし、何時になっても青空が見えることはなかった。リビングの目の前にある桜、名は“雅”と云う。赤が濃く花も少し大きくラッパ型をしてる。

俺はもっと淡い色の桜がすきがだ、これも名前が「雅」ということから楚々とした花と勝手に思い込んで買ったので、今更どうすることもできない。厳しい冬を過ごし、鹿に花芽を喰われずに春を迎えたのに花が開くときに雨とは悲しい。

この花が何時咲くのかを何処で見ていたのか、目ざとく見つけて一番で来たのはヒヨドリ、雨に濡れているので、密を吸うのに躊躇しているようだが、彼は器用に地面に向いて咲く花に下から嘴を突っ込み密を吸う。しかも、花びらを落としたのを見たことがない。

ヒヨドリは花は散らさずに密を吸うが、白菜などは葉を食い荒らす畑のギャングと云われてる。食える花にビオラがあるが、畑の隅で自生して咲くのを見ると、確かに野菜に見えるのが不思議だ。

昼からはジャガイモの植え付けをした。キタカリとダンシャク、そしてトウヤ。「とうや」と云うのはデンプン質の多い種類だという。その昔、「マリモ」と云う商品名のジャガイモがあり、デンプン質が多く、蒸かしてから焼くと最高に美味い芋だったが、それの関連商品だろうか? 買ったのは3月の中半頃だが、リンゴといっしょに段ボールに入れて一番寒い北側の暗いところへ置いた。この時期でも芽が少ないのはリンゴからでるガスが発芽を押さえる威力を発揮したようだ。

トウヤは他のものと同じ値段だったが、数が3分の1くらいしか入っていない。でも大きな球なので半分に切り、ストーブの灰をまぶした。

イモの切り口が乾くまで、畝に蒔く溝を掘った。鍬で起こす度にカエルが飛び出してくる。緑のもの灰色をしたヤツ、動きはまだ機敏さがなく、どこへ行ったらよのか迷っているようだ。

俺の畑は草も野菜の内と草は抜かないで刈り取るだけだ。刈取るといっても、野菜の丈を超したり、育つのをジャマしたりするような草を刈りとる。こう言うことから、どこに何を植えたのか解らなくなる。っと云うことで、卒塔婆ではないが、木片に名前などを書いて突き刺しておく。

 

イモを終えると直ぐにカラスがきた。このカラスは人なつっこく、俺を怖がらない。目を合わせなければかなり近くまで寄れる。躰も大きいが嘴の鋭さにあまり近づきたくない。彼は足で土をかき混ぜながら飛び出してくるカエルを片っ端から喰う。

 

畑仕事を終えてから、薪作りを夕方までやった。6時近くには曇っている空が帯のように細長く、紅に染まった。桜の色香が空の曇に映したかのようだ。

 

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雨だから安息日 ジャガイモの代わりにパソコン教室

2012年04月26日 | 日記

4月25日(水) 雨   降ったり止んだり 午後には 上がるが 夕方には 一時 激しく降る

今日の予定ではジャガイモを蒔くことになっていた。ところが、雨、生暖かな気候で雨が降ったあとは芋が腐りやすいと云う。尤も小さな芋を丸ごと蒔けば問題は無いが、エコでは無いが省資源で、芽が多い芋は半分にしてから蒔く。この作業の詳しくは明日にでも晴れれば写真付きで記事にしようと思っている。

っと云うことで ・ ・ ・ 

雨だから家の中で出来ることを選んだ。これも必要に迫られてのことだが、今年度から集落の役に合わせて地区の役員もやることになった。だからと云って、今までやってきた役を降りるということもできない。では、何をやるかと云うと、パソコン作業の省エネ。現役時代に必要に迫られて覚えたFileMakerやExcelの技も、その後は、出来合のソフトやダウンロードするテンプレートに合わせてきたこともあり、基本をすっかり忘れている。集落や地区の仕事もどんぶり勘定的に大まかな予算と決算で仕切っているようだが、内容は兎も角、数値とにらめっこして時間を採られるのはイヤだ。

 “SUM”を中心とした“D”や“IF”と云う何となく思い出せるものから手をつけた。と云うよりも、金勘定に必要な出納帳からデータを引き出すお勉強となった。朝から初め、途中で飛び込みの頼み事をメールで送り返し、昼過ぎまででなんとか思いの第1段階はクリアーできた。午後は俺の一番嫌いな作業時間の集計にトライした。これは、地区の作業で5人の役員が、自宅での事務処理や、水路の点検、道路の補修の確認などに関わった時間を自己申告したものを集計し、予算内で時間単価を算出して異様弁償ということになる。これを簡単に時間だけを打ち込めば来年の3月には集計して呉れる表を作りたい。鉛筆で紙にざっと流れを書いた。手書きの表に合わせてデスクトップに同じモノを作った。しかし、関数の組み合わせのところで ・ ・ ・ 

もう一人の俺が言葉を挟んでくる

《そんなに急にやったって直ぐに忘れるんだから止めとけ!!》

Coffeeでも煎れて ・ ・ ・ CafeÖre ?と

PCから離れと云う

確かに、一気にやっつけようとしても無駄だ。一息入れながら、メールをチェックすると町の友人から入っている。読むと、これもPCでお悩みのようす。俺も同じようなことが思い当たるので、対応をWordに書き表した。

夕方になってMが帰ってきたので、お茶にしたが ・ ・ ・ 頭の中は関数? まだ居座ってる。

確かに俺の今日の一日は “IF” のようだ。

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冬が終わり 荒れた駐車場が整備された 佐久病院

2012年04月25日 | 日記

4月25日(水)  黄色い太陽  黄砂が舞う 初夏のような暖かさ

月末の水曜日、定番の医者通いになる。月一回月末に佐久病院へ行くのも健康のバロメーターになっている。家からは国道142,141号線を使い40分程度で病院に着く。

いつものように駐車場は満車状態と思うと意外にも空いている場所がチラホラあった。よく見ると舗装をしていない路面は平らに均されて、白線で一台毎区切られている。病院は高齢者が多く、車をきちりと着けて止めるのが難しいのか、いつも中途半端に止めている車が多かった。白線で区切ったことで、止められる台数が多くなったのだろう。この路面の整備も雪解けあとと、梅雨の明けた頃の年2回やってくれると効果があるだろう。

血液採取とホルモン注射、血液検査は来月のカメラを使った検査の一ヶ月前の身体の状態が知るために大切だと思っている。しかし、このところ疲れ気味なので良い結果がでるのか心配もある。昔は俺の躰は俺が判るなどと豪語していたが、今、病院の血液検査結果を見るとはっきりと数値で表されるのを見ると病院に頼らざるを得ないだろう。毎月の注射も痛みは全くないが、一ヶ月俺の躰を維持できることを思うと看護婦さんがありがたく見える。

病院からはいつもより早く家に戻ったが、躰がだるい。ホルモン注射をした日は激しく動くことはしない方がよいと云うが、この怠さでは動きようがない。そとは桜が開きだしたというのに、黄砂がまっているのか廻りの景色が黄色く見える。こんなときは家の中に居るのが一番だろう。

夜になって吹き荒れていた風が治まり、辺りが静けさに包まれてきたが、空気がだいぶ冷えてきたように感じる。一頻り騒ぎ廻っていたAlgoとSala、彼らは仲良しなのだろうが、この頃何に目覚めたのかAlgoはSalaのことをいじめる。躰が小さい割りには気が強いところがある。でも寝ている姿を見るとSalaのベッドに我が物顔に入り込みなどはまだまだ子どもなのだろう。

Algoの寝姿を見ると

不思議な関係のふたり

仲良し故の安心感があるのだろうか

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一献を傾ける 杯をコップに替えるほど 話ではなく声が大きくなる

2012年04月25日 | 日記

4月24日(火) 晴れ  初夏のような暖かさ  風も僅かな爽やかな一日

早朝から起き出してたが頭はまだ春の暖かさになれていない。厚めのシャツを着こむと直ぐに熱すぎることを感じた。外に出て見ると既に春を通り過ぎた気候になっている。

こうなるといそがしくなる。今年こそは、時系列で庭に咲く花を写真で残したいと思っている。どこに何の草が花を開き、陽当たりの加減によって花の時期が替わることを書きとどめる。更には、そこに添える文字を17文字か31文字で決めろと心の奥で囁く輩がいる。

家の裏側に凹みの部分で今年は大分株が増えたアズマイチゲ、寒い冬を落ち葉で守られた株だけが先に花を開いたようだ。

この花は花びらを二重に重ね合わせているのが多いが、中には更に間に一枚の花びらを加えているのもいる。シベの先端が幾つもの粒があつまり丸く見えているが、これに虫が振れると花粉を落としてくれるのだろう。南のところでは、既に花は終わっていて、次に咲くのはこの花の仲間ヤブイチゲが辺り構わず自己主張を始める。

東廻りで庭に向かうところでは、蕗が花を開き、五月の連休の終わり頃には軸を高く伸ばしてタネを飛ばす準備をはじめる。自然界の輪廻ではないが、蕗が花を開くと、ヨモギが芽をだす。もう少し大きくなると、葉を摘んで草餅の材料になる。これも山菜の一つ天ぷらで食卓に上げるのも良いし、夏の盛りに背の高くなったところを切り取り草木染めの定番となるものよい。

山菜と云えば目の敵のように見つけてはちぎり袋に入れる人がいる。蕗の薹をフキッタマと称して蕾が開く前、雪解けを狙って顔をだしたのを採るのが巧いそうだが、俺は花を見る方を好む。蕗の花も小さな花が集まり丸い球の見せるが、更にそれが幾つも集まる。その繊細で可憐な花はタネを風に乗って離れたところで芽を出すことが、代々伝えられているようだ。

小さい花が集まって一つの花に見せる、春一番で食卓に昇るナズナ、濃い緑が冬の野菜のないときには貴重な緑になる。これも可憐な花だ。

 

冬には葉を地面にぴったり貼り付けて根を寒さから守る。その葉が幾重にも重なり合うことで零下20℃近くの低温を遮断する。その小さな葉を見ると僅かに産毛のようなものがあり、重なり合うときに空気を含ませる知恵が備わっているようだ。次の冬には、口に入る前にもう一度観察をしてみよう。

どこから来たのか覚えがないが、春と同時に花を見せて呉れるツルニチニチソウ。葉がでるときに巻き上げて尖った形をしているが、その中に花が隠れている。霜に焼けたような葉もあるが、厚ぼったい葉で花は守れて楚々と開く花は美しい。花びらの表面には細かい粒が陽の光を受けて輝きを放っていたが、写真には取り込めなかった。まだまだ、咲き続けてくれるので次の機会にチャレンジしてみよう。

庭の南、陽当たりのよいのと沙羅の落ち葉に守られたのか、早くから芽をだして霜に伐たれた。一時は花が開くまでには到らないかと思ったが、この所の暖かさで復活を成し遂げた。ChristmasRoseと云われているが、原産地では12月の末に花を開くのだろうか?

花の咲く時期で名が付けられたのか、花の可憐さと美しさから喜びを表す意味なのか?俺は後者を選びたい。花を覗き込むと、その美しさは格別だ。この濃い臙脂色の花びらと中のゴールドのシベの取り合わせが美しい。更にはこの花が少しうつむき加減なのが可憐さを醸し出す。うつむき加減の鬱櫛は他にも例えることがあるが、近頃はお目にかかれないのが残念だ。

この処、ブログを書くのが遅くなっている。昨夜は地区の集会所で会合があった。会のタイトルは長いが「平成24年度 国道254号宇山バイパス建設促進期成同盟会総会」という。町輩出の県会議員2名、地区輩出の町議員2名、県建設事務所長以下4名町長、役場建設課職員数名に地域の役員など総勢40名近くが集まった。総会もさらっと終わること無く、異議申し立てと云うわけではないが、提案事項が多く、活発な会議で有意義な物だった。ユン美会議の後は懇親会なる宴会となるが、これが相当な酒宴であり、準備は前期役員、片付けは新役員と云う。結局は片付けに一時間がかかり家に戻ったのが午後10時だった。

備忘録ということで始めたが、翌朝だからまだ記憶があるが、鶏のように三歩あるくと忘れるにちかく、三日たてば完全に忘却の彼方へとなる。実際に鶏に聞いたわけではないが、我が家では鶏肉が多用されていることからも、確実に備忘録はその場でしか通用しなくなるかも知れない。

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雨上がり 

2012年04月23日 | 日記

4月23日(月)  曇り   雨   断続的に激しく降る 夕方には上がる

このところ連日のイベントで少々お疲れモード、何時になく目覚めは遅くなった。力仕事をしたわけでも無いの身体の節々が痛む。肩から首筋、そして背骨の両脇がギシギシ云うように感じる。

朝飯を片付けてから3日分の生ゴミを段ボール堆肥にするために外へでる。いままで目立つこと無かった庭には蒼いとんがり帽子のようなムスカリが岳を伸ばしている。

白のイカリソウが蕾を開きだしたところで昨日からの雨に打たれている。この手の花は雨に弱い。透き通るような白の花、これが満開になる頃には裏山の赤いイカリソウが花を開くだろう。今年は春が遅れたので、昨年よりも半月ほど遅れての開花だ。

昨日は午後からボランティア集団「町民活動センター」の総会が開かれた。開かれたと云うと他人事のように聞こえるが、俺は執行部の責任者となっているので、年明けから気を揉んでいた。昨年の大きな災害ではボランティア活躍して多くのドラマが繰り広げられたが、日頃の生活の中でボランティアとなると難しい。何処の団体でも世代交代をいかにスムーズに行うかが大きな課題となっている。この町の人口7000人で高齢化は30%になるのは時間的なこと。この中でどのようにつなげていくか、大きな課題だろう。

総会はこと無く全ての審議事項で承認が採られ、事なきを得たが新たに始まる一年間の事業運営に夢を広げたい。総会終了後は、町の出前講座「我が家の防災」と題したDVDを見ながら認識を新たにした。

午後には激しく雨が降るかと思うと直ぐに止む、再び降り始める流れる曇に合わせたようなモノ降りだった。リビングの目の前の桜、プリンセス雅モップ蕾の色を濃いピンクに変え、いつでも開花はOKのようだ。

桜より一足早く開花したレンギョ、風水では無いが俺の好きな花だ。園芸種は花が一廻り大きく思えるが、この木は昔からあると集落の爺様に聞いた。昔はもっと多くあり集落内でも沢山見えたが、今では此処だけが残っていると云う。 

 午後は雨も僅かになり、浅間山も重たい曇の流れに沿って姿を表した。4月も後半に入っているが、山の上では雪が降ったように白い姿を見せた。

風知草を植えた石積みのところでは、スギナが姿をみせている。少し前は畑の中でも見たが可愛い土筆も、やがてはスギナなになる。農家では敵役にされるスギナ、春の姿を見ると可愛いものだ。

土筆も出始めの旬のものは苦みも少なく味が良いという。山菜は手間が掛かるからイヤだと言うM、食卓に昇った土筆は何方かにいただいたもの、頂き物でなければ、料理をすることもない。軸の節にある袴と云うのを取るのが大変だそうだ。酢の物とされた一品、僅かだが春の苦みがよい。

 

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アースデイ イン 佐久 疲れを感じながらも盛況におわる

2012年04月22日 | 日記

4月21日(土)  曇り   晴れ  突風  不安定な気候

前日の天気予報では“花見日和の穏やかな一日”とされていたが、朝になって観ると曇り、しかも重たい曇が広がっていた。会場は長野新幹線佐久平駅前のミレニアム広場、アースデイ イン 佐久も今年で10回となった。

たてしなの仲間“たてしなエコ・クラブ”では恒例の年中行事になっている。開店準備はメインの手作り道祖神とたてしなホームの小豆ちゃん の販売。

小豆ちゃんは「たてしなホーム」で作った大豆を豆菓子に加工した商品、一袋100円という値段もあるが、人気商品となっている。

たてしなホーム ⇒ http://www.janis.or.jp/users/bdh20aab/

道祖神は望月多津衛民芸館から型をお借りして、エコクラブで慣れない粘土をコネながら作った。作ったときの言葉は、「幸せを呼ぶ」とか「夫婦和合」などいろいろあった。焼き上がったものを見ると艶やかな中にも手作りの土の感触が素敵だという。

多津衛民芸館http://blog.goo.ne.jp/kana655969/e/0423fe7413ddc2aaa55ae6210b4470ab

昼近くなって青空が広がりだすと、出番を待っていたソーラークッカーが活躍する。しかし、風が強くなりしかも、冷たい。太陽は流れる曇に遮られながら照っては曇り、曇っては照るという湯を沸かすには不都合、本来ならば、フライパンにバターとトウモロコシを入れてポップコーンを作るパフォーマンスを狙っていたが却下となった。

午後からは更に風が強くなり、ソーラークッカーも広げることができなくなる。こう言うときに備えてソーラーパネルで発電した電気をバッテリーに蓄えて音楽でも流す企画、しかし、前日にバッテリーの具合を見るとよろしくない。ソーラーパネルをつないでも充電ができない。さて、それでは中部電力の力をかりて、コンセントから蓄電しようと試みたが、これもダメ。電気の知識にはめっぽう弱い俺、相手が見えないことを理由に手の施しようもなかった。

それでも ・ ・ ・ ・ アースデイは午後になると盛況を見せ、当クラブのブースにもお客様が押し寄せ、たてしなホームの小豆ちゃんは150個が完売!!道祖神も午前中のあきらめムードを払拭するように、数は少ないながら売れ行きが伸びた。

っと 云うことで、地球を考えると云う一大イベントも午後4時の閉会時間前に店じまいとなりました。

モノを売るばかりと思われるイベントも、沢山の仲間が集い、お互いに協力し合うことで、この先一年間の活動資金を当て込んだことも裏に見え隠れ ・ ・ ・ 

http://earthday.asama-de.com/

オツカレサマでした。。

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春の天気と俺の行動 取り留めも無く替わる動き

2012年04月19日 | 日記

4月19日(木)  晴れ   薄い曇が張り出すが温かい 夕方には黒い曇

午前中畑でスミレを見つけた。来週にはジャガイモが植えられる直ぐ横で蕾を持っている。蕾の長さからツーンとした香の強いスミレだろうか?ジャガイモを蒔くときに一緒に土をかけられては可愛そうと、離れたところへ移した。

昼過ぎに、打合せの後、役場、社協で書類を提出した。社協では日曜日に開かれる総会の広報、有線放送の原稿を確認された。俺は既に放送がされているものと思っていたが ・ ・ ・ 広報の意味が無いように思うが、問には応えようにも言葉が見つからなかった。

人の扱うことと比べると植物はすごい。気候に敏感に対応し、それが間違って発芽し、霜に伐たれても直ぐに、次の対応をとる。我が家の紫陽花も4月初めに芽をだして霜に伐たれた。しかし、今日も見て見るとしっかりと新しい葉がでている。植物の逞しさと云うのだろうか。

 

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新しい発見はないが 3時間も山を歩く

2012年04月18日 | 日記

4月18日(水)  曇り   晴れ  春の暖かな陽射し 曇は多い

朝早くに携帯が鳴る。第一声は“オキテル~”つづいて、今から行っていいかい?と時計を見ると7時前、声で区長さんだと云うことは判った。田舎の朝は早い。これが温かくなった春だからではなく、冬の雪が降っていても彼らは早い。やがてジーゼルのカラカラ云う音をさせて坂を登ってきた。

用件は金曜日の夜の会議が二つになったから一方をでて欲しいと云う。さて、、翌日は佐久のアースデイで運び込む物はイス、テーブル、ソーラークッカー、ソーラー発電装置といろいろある。これらのテストもしておかなければならないが、区の仕事は区長のサポート役が庶務ということで、二つ返事ならぬ一つ返事しか浮かばない!!

朝飯を摂っているときにMが昨日ホームセンターで買ってきた紫陽花の話題になった。我が家の紫陽花は去年は花着きが悪かった。理由は前の年の秋に俺が短く刈り込みすぎたことが起因している。しかし、この花の名はわからないが、業者は見事に咲かせるものだが。

朝霧もいつの間にか晴れて、太陽がでてきたが今度は薄く曇が張り出している。ボンヤリした影は地面に近い小さな花たちを優しく見せる。足下には白い花のハコベ、黄色の犬薺、それに辺りには雪が溶けたそばから花を開きだしたオオイヌノフグリも足の踏み場のないほど咲いている。

一昨日は 細くゴワゴワした緑の葉をかき分けても姿を見せなかったムスカリは、春の光がなせる技か、昨日の温かい雨かが起因しているのか、今朝は一斉にブルーの可愛い蕾を伸ばし始めた。

畑から外れたところではフキの蕾が開きだし、得も言われぬ春の姿だろうか?これを見て直ぐに首をひねりポケットに入れる御仁もいるが、しっかりと伸びて花を開き綿毛を風に乗せる姿は自由を感じる。

キブシの花が咲いているかと思い裏山に登り始めると、途中の開けた所で福寿草が花を開いていた。ここは午前中しか陽が当たらない。山とは云っても数年前までは綺麗に耕されていた畑だ。

まだ、蕾も多く開いた花は若々しい姿を見せていた。この花も鹿たちが喰わないところを見るとアクが強いのか毒があるのだろう。

更に昇と昨日、白樺レストランで見たアカタテハがいた。ススキの原を借り倒したままのところで幼虫で越冬するのだろうか?陽当たりのよところで翅を休め体力を増強しているかのようだ。

峠を登り切ったところから北側に廻ると、アブラチャンの花がまだ咲いていた。我が家の裏山では昨日の雨で殆どが散ってしまった。辺りにの木々はまだ芽もだしていない。僅かに木漏れ日が射す黄色い花が唯一春を表していた。

昨年、山で偶然に見つけたイカリソウはまだ姿も形も見えなかったが、一廻りして庭の隅を見ると白い花を見せるイカリソウが蕾を見せていた。彼女は自らの葉を山のように枯らして次の世代を寒さから守った。新しい花芽はその枯れ葉を押し上げて明日には花を開くのだろう。

大きな実を着ける紀州の豊後梅?それとも南高梅か左右に分けて植えたのだが、どちらなのかは忘れてしまった。この梅も自己流の剪定でゴツゴツした枝振りが梅らしくなった。花もやっと開き始めたので本格的な春の到来と思ってよいだろう。

山の中をゆっくりと歩いていたが汗をかいた。雨が降ったあとに未整地を長靴で歩くのは疲れる。小さな花や蝶が道案内をしてくれているような一時、家に入ると12時少し前になっていた。

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いそがしに追われ 蝶も花も 見過ごしてはいけない

2012年04月17日 | 日記

4月17日(火)  晴れ  暖かな春日  昼には 雨雲と雷  

昨日は家の出入りが多く、地区の文書をコピーして整理したりで慌ただしい一日を過ごしてしまった。日中の暖かさは春本番と云うことだろうが、俺的には見落としてはいけない花や蝶たちがいる。

家人Mのスミレが咲いていると云う声に、カメラを手に外にでた。確かに、コンクリートから立ち上げた石積みの際でスミレが咲いていた。ここは庭のスミレがタネを飛ばし、それが雨水の流れに乗って流れ着いて根を下ろしたのだろう。流れに身をまかせてもこのような花を咲かせることがことが出来れば本望だろうか。

こうして花を見ると名を知りたくなるが、これが難しい。スミレの種類を探ると本一冊になるくらいに多くあるようだ。況してや我が家のようにホッタラカシ状況では交雑もあるだろうし、俺はそれほど拘りはない。

少し離れたところに毎年花を見せてくれる紫の濃いスミレ、咲いているかと確認すると既に相当前から花を開いているようだ。紫の濃いスミレは良い香りがすると聞いたことがあり、地面に膝をつけて花に鼻を近づけるが、俺に感じるのは、落ち葉の蒸れた臭いと、土の乾いた匂いが混ざりあっていた。

二日前か、陽当たりの悪いところで芽をだしたアズマイチゲをUPしたが、庭の中央に生えているアズマイチゲは、地面から顔を出したばかりに霜にやられ、花は無理とあきらめていたが、今日になって急に白い花びらを開いてくれた。シベの先端を見ると、閉じた花びらで守れた様子、目一杯天空に向かって伸ばしているように見えた。

三寒四温と云うように春は行きつ戻りつをして、暖かさに安心していると寒さに震える。脳天気な俺のようだと花も霜に伐たれると、全てがダメになるが、地面近くで一生を過ごす草花は意外にも強い。沙羅の落ち葉に守られたクリスマスローズは、スミレやアズマイチゲと同様に霜に伐たれていた。葉の先端をシモヤケに縮れさせながらも、花びらは用心しながら広がるの控えている。僅かなボンヤリした太陽の木漏れ日を受けて、何時になったら安心して虫たちを迎えられるのか迷っているように見えた。 

地面ばかり見て庭を歩き回っていると、俺の視野のなか地面に影が横切った。辺りを見回すと、白樺の木にエルタテハが止まった。エルタテハの閉じた翅を見たいとジッと動かずにカメラを構えるが、なかなか閉じてくれない。

翅を閉じた瞬間に角度が悪いので身体をよじり、ファインダーを覗くと蝶の姿がない。その場にしゃがみ込み、暫く待つと再び戻って来た。彼は白樺レストラン二番手になる。樹液がこぼれる近くにはルリタテハが陣取っていた。

昼近くになって生ゴミを段ボールに入れようと被いをはずすと、温度計は50℃を示していた。春本番、生ゴミの堆肥もこれからは寒さ対策も必要なくなるだろう。

昼前に、昨日からの続いているレジュメ作りを終えた。印刷をするのにも、この家庭用のエプソンはイライラさせる。かといってスピードの速い機械に買い換えるには金が掛かりすぎる。ランニングコストを考えれば、手間がっからないこの手のプリンターでガマンしよう。

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里の雨も 山では雪 一雨毎に春が開ける

2012年04月15日 | 日記

4月15日(日) 曇り 霧雨 温かくなる 春らしいボンヤリした一日

昨日の里の雨は山では雪だったようだ。浅間は雪が溶けて夏の姿を思わせたが、昨日一日中降り続いた雪で白く化粧をし直した。午前中は珍しく、東の風らしく、浅間山の噴煙がこちらに向かっているように見える。春だから東の風が吹く、セオリーどうりの春の暖かさを予感させた。

何時もの年よりも二週間は遅れている我が家の春、人為的な気候変動はないが、梅の花を見に行くとやっと一枝の一輪だけが花が開いていた。

遅咲きを 詫びることなく 梅一輪 (哉)

陽当たりの良いところに植えられた水仙はしっかりと花が開いている。これも一昨日の雨が降る前は蕾も尖っているだけだった。ここは水仙が終わりごろになると、スノーボールの鈴蘭のような花が咲き出す。

一列のに植えた水仙も、町の虎の字のIさんがもって来てくれたものだ。山裾に移り住んで初めに植えられた花だろう。でも、初めのころは水仙の種類も多かったように思うが、今ではこの黄色い花は唯一一株になってしまった。

我が家で一番寒いと思われる家の北側、しかも1間ほど凹みになっているところのアズマイチゲが一つだけ芽をだし蕾を見せた。ここは山から舞い落ちる葉の吹きだまりになるところで、枯れ葉の暖房効果があったのだろう。あとの株はいつ頃芽を出すのだろうか。

 

春の穏やかさはよいが、今日は朝から出入りが多かった。言い訳ではないが、8時前にゴミ拾いの集合場所に向かい書類を託した。社協のゴミ拾いも今日が初回だが、仕事が込んでいて時間が採れない。家にもどり、午前中に配付を予定している区の書類作りをした。同時進行でボランティア団体の総会が次の日曜日にあり、そのレジュメも手がけるのだが、頭の中でゴチャゴチャとなり注意力散漫になっている。

午後には隣の集落のYさんが来て配りものを代わってくれるという有りがたい申し出があった。彼を見送りがてら山菜の王と云われる、タラノメを見に行くと、又も樹皮がはいであった。これは鹿の食業だが、彼らを集落に寄せ付けない金属フェンスを張り巡らしてあるが、鹿たちはモノともしないようだ。

東風ふかば 遅春の里に 温もりを タラの棘食む 鹿の哀れさ(哉) 

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春雨じゃ 濡れてもよいがだぜ

2012年04月14日 | 日記

朝から雨、実際には昨夜から降り出していた。夜中に目を覚ますと水の流れる音がした。こう言うときにドキッとすることがある。

俺は幼少のころは判らないが、5年イヤ、6年前になるか、救急で入院したときのこと、水のながれる音で目を覚ましたことが数回あった。病院に搬送された救急車も全く覚えがないし、家の中からどのように運び出されたのかも知らない。どんな状況か覚えない日が4・5日続いた後に、ボンヤリしている視線のなか、エレベーターが止まるときに一瞬身体が浮くように感じて、初めて俺はベッドに寝かされていることが判った。

それから一ヶ月以上病院で過ごすことになったが、度々、水の流れる音でドッキとすることが繰り返された。その頃は、実際に水が流れてもパイプの中をとおり、ベッドの下の瓶に溜まるようになていた。日に数回、看護婦さんが、その瓶を持ち上げてグレーの文字で書かれた数値を、記録紙に書き込んでいた。その頃のトラウマが今でも、朝方にドキットすることがタマにある。デモ・ ・ ・ 今では看護婦さんが現れることもないし、その一物を持ち上げることもない。

昼過ぎに地区の区長さんが書類をもって来てくれた。4月後半の会議と、五月の行事の打合せを済ませたあとに、彼は『俺 ・ ・ ・ 4月の末から入院するからよろしく ・ ・ ・ たのむわ』と云う。前から聞いていたが、五月の半ばと思っていたが ・ ・ ・ さて、代役と云うことになるが、どうなるものだろうか。雨脚も少し緩くなったので水仙の花を開いたか観にいく。昨日までの暖かさで心なしかぐったりしていたが ・ ・ ・ 春雨で生き返ったようだ。

 

区長さんの帰る車を追うように俺も家をでて、“井の字”さんのお宅へ向かった。彼は農事のことをブログに乗せるという頼もしいことを聞いた。彼の家に着いてみると ・ ・ ・ 彼がこれから時節折々発信する情報が楽しみになる。

虎御前からヤッホー と云うタイトル、トラゴゼン 皆さまも是非コメントを入れて見て欲しい。。

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畑に生ゴミ堆肥 ルリタテハ アブラチャン 春の一ページ

2012年04月13日 | 日記

4月13日(金)  晴れ  湿り気のある空気 午後には薄い曇に被われる

この所の暖かさに加え、明日は雨だと云う。春の畑仕事、種まきの準備をした。種まきでもレタスとリーフレタスは二年前のタネがあったので既に畑の隅に蒔いてある。今日の作業はジャガイモを撒く畝に、生ゴミの堆肥で去年9月から熟成させていたものがある。これは肥料成分が濃いので薄く蒔いたあと畑の土と混ぜる。今夜からの雨の充分に微生物が活性化する環境がつくられるだろう。

畑をヤリながらも脇を見るとヒメオドリコソウが沢山花を開きだした。この花は、夏の終わりまで咲き続け、殺風景な畑の周りを賑やかにしてくれる。

イチジクの木は冬囲いで真冬の寒さを凌いだので、今年はしっかりと実を着けてくれるだろう。藁のコモの内側は風知草を秋に刈り取ったものを使っている。これでお役ご免ではなく、種まきから芽がでるときの霜よけに使う。山裾の地域では5月27日まで霜が降りると聞かされている。

一段落したところで庭を一廻り、三カ所に分けたフサスグリは中央の陽当たりのよい株から新芽がでていた。昨年は赤い実をジャムにしたが、タネがジャマになると後からタネだけを取り除くという無駄な手間が多かった。今年は生のときにタネと実を分けて、仕上げにはレモンの絞り汁とペクチンを入れるのを忘れないようにしよう。

白樺レストランも開店準備をしなければと見に行くと、俺の眼の中で黒いモノが飛び交っている。初めは飛蚊症が発症したのかと何度も瞬きをしたが、目の前の飛び交ったのは蝶だった。翅を閉じたときには黒く見える。三頭が交互に飛ぶので飛蚊症と同じように見える。

白樺に止まったところを近づいてレンズをむける。黒字にブルーのクレパスでなぞったようなラフな紋様だが目立つ。ルリタテハここで羽化したのか三頭が対抗しているかのように代わる代わる飛び立っては止まり翅を広げる。

白樺は、昨年の秋に電線の方に伸びる亥太い枝を切った。切り口には、保護剤を分厚く塗ったが、根から枝先に送る樹液が溢れている。樹液が流れたところの樹皮が剥がれ、丸まったところに黄色いアブ?がいる。図鑑で見るとハエの仲間、ショウジョウクロバエだ?が似ている。足や腹に棘のような毛が生えている。仕草は愛嬌があるが、彼にはあまり近づきたくはない。

遅い昼飯を摂ったあとは、林檎の樹の細い枝をギロチンで薪の長さに切り分けた。ひねくれた枝を積み重ね、チェンソーで上から切るのだが、三分割から4分割になる。積み上げる手間を考えるとギロチンがよろしいのかは疑問が残る。

裏山で春の花が咲いていないか確認に行くが、今年は遅い。胡桃や落葉松、樹種に関係なく鹿の角研ぎの傷跡が痛々しい。雄鹿は角を研ぐだけでなく、ハーレムの雌たちに餌場を作るそうだ。キズを着けたところは、樹皮を剥いでおくと、ここら樹皮の内側の柔らかいところ悔いやすいそうだ。熊の爪痕ではないが、鹿たちの仕業で枯れてしまっている木が多い。

裏山で花が咲いていたのは唯一、アブラチャンだけだった。黄色い小さな花が塊になって咲く、このれも春の訪れを証明している。クロモジの仲間、ミツマタやダンコウバイも近くで花を開いているのだろう。ここに移り住んだころ、この花は“ズサ”だと聞いた。また、「油を絞って使ったんだ」と聞いたが、彼は既にこの世を旅立ってしまった。その方法を聞いておけばよかった。

花びらが透き通った小さ花が幾つついているのか?この小さな花にも虫が来て、自分と同じ大きさの花を一つづつ渡り歩いていた。彼の顔を見たいと正面からレンズを向けると、一瞬、頭を花の中に突っ込んだと思ったら、ブッっとオトモナク飛び去った。

 

 

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