2月26日(火) 晴れ 雪解け水が音を立てるほどの 暖かな一日
午前中は町の社協へ行き、ボランティア団体の総会へ向けての諸々を打合せた。中でも会則の改訂は難しい。今でも簡単にしてあるのだが、会則に縛られるのがイヤだと参加しない若い人がいると云う。全面的に世代交代を準備しなくてはいけない時期にきているので名案はないものだろうか?
「昼飯を皆といっしょに」をテーマで集まりがあった。人暮らしをしている高齢者に月1回弁当を配達している「ふれあい配食事業」と云うのがある。この弁当を作るグループとそれを受けとる高齢者、そして弁当を配達・回収するグループ、更には弁当箱を洗う作業をする障がい者のグループもある。弁当を作る材料も町内から採れたモノを使っている。互いいがいるから成り立つという仲間が集まろうと素晴らしいイベントだ。
6つのテーブルにはそれぞれのグループの人が交わりながら座る。テーブルに置かれた弁当は色鮮やかに盛られ、味噌汁は根菜類の博覧会場となっていた。また、手作り和菓子栗羊羹が入って鋳るなど、弁当を話題に話が咲いた。エキジビションにはカミキリ芸術の師匠が実演をしながら大作を披露して、会場も一段と盛り上がり多くの人が楽しんだ一時だった。
家に戻ったのはごごもだいぶ過ぎていたが、窓際で咲いたシンビジュームの花数が少なくなっている。Mに聞くと「咲いたら伐る」のだと云う。蕾を膨らませて来たのに、花を開けば切られる。こう云う考えは男には浮かばない、女の文化として花が咲いたあとは、親元から伐ることが身についているのだろうと俺は納得した。しかし、間髪を入れずにMが話を進め、「伐らないとカブがよわる」と云ったことで、更に納得したことに念を押されたように言葉はでなかった俺だった。
夜は7時から地区の役員会があり、区費の制度についてが会議のメインだった。役員は各集落から代表として出ているが、区の運営を基本に考えて地元の利益代表にならないように心をセーブしている。しかし、それを押さえられない人、第三者的に考える人など立場は様々だ。こう言う議題はモメルのが常と聞くが、その制度から作らなければならないが悩みのタネだ。尤も、3時間の休憩なしの会議もなんとか治まりがつき、大きな声が耳に残るまま家路についた。