田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

桜花はCherryblossom Almondはハタンキョウとは いと哀れ

2012年04月30日 | 日記

4月30日(月・祝)  曇り  僅かに薄く陽がでる  暖かな一日

プリンセス雅が満開になりヒヨドリが密を吸う度に花びらが落ちるようになった。ピンクの濃い雅も花が終わろうとすると染井吉野と山桜の中間の桜が8分咲きにんった。信州では梅も桜も辛夷も春の樹の花は一斉に花を開く。しかも、短い春は一気に初夏へ流れ込んでいく。

朝飯を摂ったあとに外へ出ると、薄い曇を透かして太陽が顔を見せた。湿り気のある空気のためか、来月の金環食ではないがリングが一際赤く見える。これが月ならば雅と云う表現がピッタリすることだろう。

年ごとに花の数が増えてくるアーモンド、桃の花よりも桜に近く、桜や桃と違うのは花が大きいことと扁平な姿をしている。和名では巴旦杏とか扁桃と云うそうだ。このように沢山の花を見せて暮れると実も採りたくなるが、毎年虫が着き人様の口に入ることはない。消毒をすればよいのだが、この木はバラ科故の虫たちがくる。ことしもリンゴ毒蛾のキュートな幼虫の姿が見られるかも知れない。

上の写真のバックに写っているのは緑の雨ではなく、白樺の花穂なのだ。まだ、花が開くまでは二三日掛かるだろうが、この花も春の風物詩と云える。青空のときにもう一度花の姿をお見せしたい。

樹の花が咲き出すと地面の近くに咲く花を忘れがちになる。春の流れは木の上だけではなく、地面近くの小さな草にも移ろいが見える。水仙も満開のときに雨に降られて急に哀れな姿が目立つが、横に並ぶスノードロップが次々と花を広げだした。この花も下に向いて咲くがその花弁の縁に緑をあしらった姿が可愛い。

今日も集落を一廻り、地区の費用を集めて廻った。ある高齢者のお宅では年金生活で払い続けるのが厳しいと云う。勤めている居るときと同じ金額を払っているが、今は仕事にもいけず年金だけで生活している。その年金も額が減っているしモノは高くなっているので大変だ。でも彼が言うには俺も昔はこうやって一軒ずつ集めて廻ったと財布のなかから小さく折った紙幣を渡された。 

コメント (2)
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