4月15日(日) 曇り 霧雨 温かくなる 春らしいボンヤリした一日
昨日の里の雨は山では雪だったようだ。浅間は雪が溶けて夏の姿を思わせたが、昨日一日中降り続いた雪で白く化粧をし直した。午前中は珍しく、東の風らしく、浅間山の噴煙がこちらに向かっているように見える。春だから東の風が吹く、セオリーどうりの春の暖かさを予感させた。
何時もの年よりも二週間は遅れている我が家の春、人為的な気候変動はないが、梅の花を見に行くとやっと一枝の一輪だけが花が開いていた。
遅咲きを 詫びることなく 梅一輪 (哉)
陽当たりの良いところに植えられた水仙はしっかりと花が開いている。これも一昨日の雨が降る前は蕾も尖っているだけだった。ここは水仙が終わりごろになると、スノーボールの鈴蘭のような花が咲き出す。
一列のに植えた水仙も、町の虎の字のIさんがもって来てくれたものだ。山裾に移り住んで初めに植えられた花だろう。でも、初めのころは水仙の種類も多かったように思うが、今ではこの黄色い花は唯一一株になってしまった。
我が家で一番寒いと思われる家の北側、しかも1間ほど凹みになっているところのアズマイチゲが一つだけ芽をだし蕾を見せた。ここは山から舞い落ちる葉の吹きだまりになるところで、枯れ葉の暖房効果があったのだろう。あとの株はいつ頃芽を出すのだろうか。
春の穏やかさはよいが、今日は朝から出入りが多かった。言い訳ではないが、8時前にゴミ拾いの集合場所に向かい書類を託した。社協のゴミ拾いも今日が初回だが、仕事が込んでいて時間が採れない。家にもどり、午前中に配付を予定している区の書類作りをした。同時進行でボランティア団体の総会が次の日曜日にあり、そのレジュメも手がけるのだが、頭の中でゴチャゴチャとなり注意力散漫になっている。
午後には隣の集落のYさんが来て配りものを代わってくれるという有りがたい申し出があった。彼を見送りがてら山菜の王と云われる、タラノメを見に行くと、又も樹皮がはいであった。これは鹿の食業だが、彼らを集落に寄せ付けない金属フェンスを張り巡らしてあるが、鹿たちはモノともしないようだ。
東風ふかば 遅春の里に 温もりを タラの棘食む 鹿の哀れさ(哉)
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