田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

春のあらしの置き土産 冬に逆戻り

2012年04月04日 | 日記

4月4日(水)  冷たい風  太陽は弱々しく影を落とす 寒さが戻る

昨夜は激しい雷と吹き荒れる暴風雨の音に混じり、鈍く重たく崩れる音が聞こえた。物が飛ぶような音はなかったので、ムリに外に出ることはしなかったが、夜明け前に一番で家の周りを見て廻った。俺的には薪を高く積み上げてブルーシートで被っていたのが崩れたと信じていたが ・ ・ ・ 彼らはしっかりと地面に足を着けて微動だにしなかったようだ。

朝飯を終えてから庭先を一巡りすると、白樺の先端で虫に食われているところから折れて地面に横たわっていた。その他は何一つ被害はないようだが、春の嵐の置き土産は冷たい空気、梅の蕾も開く方向に進んでいたのが後戻りをしたように硬い蕾に戻っていた。

水仙は緑の葉の中からどのように選別されて蕾が出来るのかは知るところではないが、葉の先端から僅か下がったところに黄色い膨らみを表してる。こうなると春は近い。

上の花壇の端では、毎年のように草とりをするときに、ボケの鋭い枝に痛い思いをさせられる。今は蕾と僅かに小さな葉が見えるだけなので、棘は見た目で直ぐに判る。しかし、地面から草が生え、ボケの葉も細長く繁茂する時期には、この棘はカモフラージュされて、当に“葉隠れの術”となる。

昨夜は前線の通過で激しく吹き荒れたが、それが通り過ぎた今朝は暖かな空気が南から吹き込む予想は外れた。寒いほどに、冷たい底冷えのする空気が辺りを被っている。4月になっても寒さに油断してはいけないと、有線放送の農事伝達で霜注意報を流している。我が家の大切な無花果の木は厳重な藁コモで囲われているが、この被いをはずすのはまだ、一週間はかかるだろう。

一巡りして裏の機械室に入るとムッとした熱気に包まれた。冬はそれ程感じなかったが、温かくなってところへボイラーが唸りを上げている。ここには夏に玄関廻りを飾る花が冬を越す場所となっている。オレンジ色のカランコエが満開になって花を開いていた。

 

午後には浅間を隠していた雪雲もまばらになり、青空が目立つ、しかし、風の冷たさも影響しては浅間山の景色は寒そうだ。一時は裾埜の雪は溶けたが、再び雪を被ったように見えた。

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