田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

春の暖かさ 白菜も花を 俺の頭もすっきりと

2012年04月12日 | 日記

4月12日(木) 晴れ   空気はぼんやりとして如何にも春の陽気

午前中の野暮用を済ませて家にも戻ると、キッチンのレンジの脇に白菜の芯から蕾がでていた。数日前に小さな切れっ端を水に浸けて置いたあったの見ていたが、まさか、花が咲くとは思わなかった。ガラスの瓶からエッグスタンドに水を張って入れた。小さなブーケ充分に存在感がある。

午後には社協の輪転機をかりて、地区で配る印刷をした。180余戸全戸に配る挨拶文なので、家のプリンターでは少々経費が掛かりすぎるので、輪転機を使う場合い原稿一枚につき、500円でできるのだが200枚では割高となるがそれ以上印刷するのは意味がない。輪転機が動いている間に床屋へ電話をすると3時からOKだと言う。待ち時間なしで、印刷を終えて直ぐに近くの“モーカル”店に移動した。

ここはローカルの雰囲気があり俺は好きだ。床屋の定番でもあるガラスのスイングドアを明けると、上がりかまちがあり、靴をぬいでスリッパに履き替える。これがなんとも言えない和みを生むというかレトロな感覚を醸し出す。黄色の革張りのイスは、数年前に張り替えたのだそう。髭をそったりするときに背もたれを後ろに倒すが、そのときに背中をマッサージしてくれる振動音が、スネアドラムの練習台を叩いているような乾いた音がする。音だけではなく、微妙に変化するリズムを数えていると5連音符や変拍子など高度なプログラムで出来ている。寒さは峠を越したから短めにしようと、時間をかけて丁寧に刈ってくれた。

家にもどると5時近くになっていた。昼に水を張ったエッグスタンドの白菜、窓辺に置いたのを見ると、数時間で水がなくなっていた。蕾も明日には開くのだろうか?春を呼ぶ菜の花のような白菜の花、寒さがぶり返すこともなく、益々春たけなわとなって欲しい。白菜を心配するだけではなく、俺の頭も相当に短く刈り込んでいるので ・ ・ ・ 

モウカル店 刈りあげ君 製造工場のようだ 

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暖かさに慣れたから 今日は寒いと言いたげな彼ら

2012年04月11日 | 日記

4月11日(水) 曇り   午前中には雨が降り出す  一時は雨脚が強くなるが 夜には止む

昨夜はたてしなエコ・クラブのミーティングで遅くなったが、頼まれた決算のフォーマとを作りメールに添付して送ったのが午前1時過ぎになってしまった。

才のせいかも知れないが、どんなに遅く寝ても朝は早く目が覚める。目が覚めると同時にベッドから抜け出すのが俺の癖のようだ。午前中はノンビリすればと思うのだが、目覚めてから二度寝すると酷い目に遭うということを身を以てしっていからだろう。今朝もベッドから起きだしてリビングに来るとAlgoがしっかりと待っていた。時計を見ると5時少し廻ったところだった。

このところ年度が変わったところで、どこでも決算報告をどうした?などと声を掛けられる。Excelを使った簡単な書式を作るのは良いのだが、名簿、からWordで作った書類など、一年間の事業をまとめるのに、Excelの一枚のシートで見られるようにすのに手こずっている。途中までリンクをスムーズに設定しても、更に合理的な発想が表れると、再度振り出しにもどる。ゲーム感覚でやればどうってことは無いが、真剣にプログラミングを組もうとすると静かなときがよい。

今朝もそのような時を過ごし、パソコンに向かっていると、それまで俺の座る椅子に丸くなっていたAlgoが見えなくなった。彼が腰にへばりついていると温かくてよい。急に彼がいなくなると腰回りが涼しくなるので直ぐにわかる。彼はどこに云ったのかと見廻すと、AlgoのベッドにSalaが入り込んだので阻止するために自分の居場所を確保したようだ。しかし、Salaは頓着なくAlgoのベッドで丸くなっている。

朝飯を終える頃になると雨脚も強くなってきた。いつものように生ゴミを段ボールに入れるので被いをとると温度計は55℃を指していた。 

生ゴミを分解してくれる微生物には米糠が栄養源となる。彼らの食料としての米糠は、先日コイン精米所からストッカー一杯もらってきた。晩秋から冬にかけては、この米糠も集める人が多いのか、どこの精米所を探してもないことが多かった。

来週くらいに畑に入れようと思っている完熟させている堆肥、9月から段ボールで熟成させている。昨日は水を撒いて最後に新鮮な空気を入れるので天地返しをした。今朝も様子を見ようとスコップで耕すようにすると、湿り気のる湯気がムッとするくらい立ち昇ってきた。

昨日のような春の暖かさを感じてしまうと、今日のように雨降りが寒く感じる。寒暖計をみれば冬場とは大違いなのだが、ストーブに薪を入れた。

夜は、集落の新年度の予算立てをすることで集会所にでかけた。予算署といても俺が部落長をやった平成18年は80万円近くの金額となったが、いまや35万だと云う。確かに、住民が4世帯も少なくなっているし、高齢者が多くなっていることも関係しているようだ。出納帳に勘定科目を正しく入れれば、年度末の集計がカンタンにデキルというフォーマットを頼まれてしまった。

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時代の趨勢 ことば尻を掴むわけではないが

2012年04月10日 | 日記

4月10日(火) 晴れ   風もなく春の到来を感じる 暖かな一日 

紫陽花の花芽

このところ少し気になることがる。俺的なことだけなのか、それとも同世代の人は同じようなことを感じているのか、話をしてみたいと思っている。

昔ながらの表現で云えば「ズボン」、一頃はスラックスと云うのが主流だったが、その後はパンツと変わってきた。しかしも、パンツの発音は語尾の“パ”“ン”“ツ”と階段状に上向きに上げて、最後の“ツ”をツとアクセント着けるように発音をする。しかし、俺のような世代はズボンと云う表現が長く続いたし、その後のスラックスと云うのも、意識的には定着していない。また、パンツと云われると下着的なイメージが今でも強い。これと同じようなことだが、言葉ではズボンに着いていたチャックが、いつの間にかファスナーに変わった。こう言う言葉の変化と共に生活習慣まで変化があるのには戸惑うことが多い。

山裾のような田舎に住まうと、買い物の多くはネットで買うことが多い。今日も郵便局の赤い車で届けられたプリンターのインク、これは昨日の午前中にネットで注文したのが今日の昼前に届くと云う便利さだ。パソコン関係以外にも食料品や衣料品、靴までもネットショップを多用している。しかし、ここで問題なのが時代の趨勢、常識の変化に俺自身が着いていけてないことに問題が発生する。

数日前のことだが、衣料品の春夏物の靴下やTシャツ、パンツをネットで購入した。ここで驚いたのは、届いた商品が俺の常識外のモノだ。これはパンツ(前出のスラックスでもなく、ズボンでもない下着の話し)のことだが、俺はいつものように、ボクサータイプのトランクス?だかをクリックして買い物カゴに入れた。しかし、届いてから数日経って着用した。このときは、薪割りをしたので作業着のツナギを着ていた。寒い中での外仕事、我慢にガマンをした上で畑の隅で用をたそうとした。ところが、ツナギのファスナーを上げて(一般のズボンとは逆)用をたそうとしたところ、前が開いていない。俺はもしや前後ろ逆に身につけてしまったかと、ツナギのファスナーを更に上に上げて、尻のほうまで手を回したが布が二重になっている様子はない。寒い外ではツナギを上から脱ぐわけにもいかず、むりやりファスナーを胸の近くまで上あげて、ギリギリで事なきを得た。

俺の常識では男性用の下着で前閉じなどは考えもしなかった。しかし、ネットで調べて見ると、意外にも今では、男性用でも“前閉じ”の方が多いそうだ。そう言えば、数年前に小学校の先生から、新入生がトイレで失敗することが多いと聞いた。これは男性用のトイレにドアが着いたトレイが少ないことに起因していると云う。子どもが、立ちションをできず、トイレでもズボンを降ろし、パンツを下ろして便座に座らないと出来ない子がいるそうだ。こう言うことからパンツにも前が開いている必要がなくなったらしい。

そんな常識を今頃になってビックリしている俺だが、日頃はジーズのストレート系が多い。前閉じのボクサータイプを身につけると確かに、腰回りがスッキリする。俺も近い将来は小用でも座ってするようになるのだろうか?こんな話をすると、「そのころはもっと快適な“降ろす必要もないパンツ”を知るわよ」そんな声が聞こえてきそうだ。

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麗らかな春 田舎暮らしも 開眼供養

2012年04月09日 | 日記

4月9日(月)  晴れ  スッキリした温かい朝  時どき突風が吹く春らしい 一日

夜7時から地域の区役員の会議があった。都会で云うならば町内会、自治会と云うのだろうか。俺の住まう地域は5つの集落があつまり区という組織になっている。町全体では11の区だと思うが、その中でも里の中では標高が高い。佐久市から西に見える山の更に“上の山”ということで、地区の名前も「ウヤマ」と云い、表記では『宇山』となる。

この宇山は町の里の中では春が遅い。午前中の麗らかな陽射しのなか、水仙は確実に花を開く準備をしていた。水仙にもいろいろな種類があり、ランダムに植えてしまったが、一カ所だけは福井から送られて来た越前水仙がある。背丈が短く春一番で花を見せると認識しているが ・ ・ ・ 今年こそ何処に咲くのかを書きとどめることにしよう。

夜の会議に話を戻さなければ、まとまりがつかないが、地域の組織も上を辿ると町行政に繋がる。田や畑の農事のこと、山林を守る林務、それらに付随する基本的な水があり、それには神様が鎮座している。鎮守の杜を地域で守ることは当然のことだが、それを宗教と見るか、地域の習わしと見るかで大きく立場が変わる。 

会議には集落の代表としてでた者5名が事業や予算を決めて、更に各集落からでる役員がそれを協議する立場となる。しかし、その協議のナガレのシステムが見えなかった。新人ばかりの役員に対して、協議をすうベテラン揃いで見解がわれる。過去に拘らないことと、新しく為すこと。そのことをキッパリと区切りが付けば申し分ないが、地域の常識、田舎の常識と云うことを踏まえて、全てを開けっぴろげて提案事項は承認された。

山裾の春は遅い

何事も経験が大切と心している

端っから完璧にと 見栄でもなく性分が為せる技

胸襟を開いて話すことが先に進む

俺の田舎暮らし 木偶の坊にも開眼供養としたい 

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この町の見所 隠れてはないがいつでもご案内をしよう

2012年04月08日 | 日記

4月8日(日) 晴れ 朝は冷え込み 昼間は暖かい  夕方もコートはいらなかった

今朝、新聞をめくっていると日曜日に掲載されるウォーキングマップに立科町が取り上げられていた。軽いタッチでかかれたイラストのマップと照らし合わせながら、記事を読む。町の良いとこ美味しいところが取り上げられているが、紙面で書ききれないところがあるのが残念だ。津金寺のカタクリやアズマイチゲの花、今年は桜と共にだいぶ遅れることになるだろう。

 

地図を読み終わって思うところ、俺の知るお花畑はどうなっているかと気になり出した。いつもは屋根だけしか見えない森の影に行ってみると、南向きの斜面、陽だまりの中で蕗の花が咲いていた。しかも蕗三兄弟とでも表現するかのように、誰にも採られないで花を見せてくれた。廻りにはオオイヌノフグリがブルーを色濃く表しているのが春らし。

蕗の花をあとにうねるような山の道を歩き、最後の急さかを登り切るとここではまだ花は咲いていなかった。いつもなら葉と花芽と同時に地面から突き出るのだが、辺りの草をかき分けても芽は見ることが出来なかった。少し汗ばんだのでヤッケを脱ぐとやはり風は冷たい。花芽がでるのを見落とさないように頻繁にここを訪ねるようにしよう。

《 一昨年 アズマイチゲが満開になったとき 》 

遅い昼飯を摂っているときに、どこからか甘い香りが流れて来た。はじめは手に持っているカップのフレバーティーのメイプルの香りかと思ったが、思い出した。セッコク、暮晩秋に一夏外に置いた鉢植えを家の中に入れた。そのときに、伸びすぎた枝や落ちた葉をガラスの瓶に入れ、水だけを注いだものだ。冬中キッチンの前の棚に置いといたのが花を開いた。ホッタラカシでも花を開き甘い香りを漂わせてくれる花、花としては生き長らえたお礼花とでも云うのだろうか。

夜には集落の新役員引き継ぎ会があった。ここ山裾集落では役員をやるのは、殆どが50才代前半、俺は60才にして移り住んだことで、役が回ってくる。しかし、今の時代、集落の記録も伝達もパソコンを使うことが多い。田舎暮らしは風光明媚の環境を楽しむと云うことだが、これを維持管理する役員や住民の代々の営みあってのことだろう。小字名など地元の地名など、俺は知らないので農事や中山間地の管理業務は不可能だ。責めて、文書作りや集計作業でお役に立てればよいと思っている。

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舞う雪に 春はいつかと ホーホケキョ

2012年04月07日 | 日記

4月7日(土)  晴れ   冷たい風  一瞬だが雪が舞う  一日中寒い

我が家は朝からリビングが事務所化している。春の事務所というと選挙に繋がるが、リンビングを占拠しているのはいろいろな団体の書類のファイル。

年度末の作業が終えて少しだけノンビリ気分に浸ったのがいけなかった。ボランティア集団の町民活動センターの総会はは昨年まで6月になっていた。これは年度末の〆が行政がらみで決算などの承認が年度が明けて2ヶ月を要した。しかし、今年度からは、民間の立場として4月に決行となった。そんな気ぜわしい庶務の安請け合い、年度初めの会議に合わせて、補助金申請の書類や予算書など、いつまで続けることになるのだろう ・ ・ ・ 

パソコンに向かう合間に、生ゴミを処理したり、昨日の焚き火の確認をしたりで外にでると寒い。春なのに ・ ・ ・ と言いたげにウグイスが啼くが寂しげだ。東の窓を見たとき、浅間山にからむ曇が薄く染まっている。昼飯が何かなど思い起こすこともなく、一日の短さを感じた。

4月とは言えない寒さに、Salaは一日中ストーブの前に陣取た。 夕方になるといつものように、脱力して晩飯まで時をここで過ごすのはオヤジ的だと云う。

浅間山の噴煙が強い北風に押さえつけられ、山肌を転がるようにして中棚に溜まっている。静かさに何か強さが秘められているように感じるのは、風の冷たさの所以だろうか。

今日が月齢的に満月だが、19時過ぎに姿を見せるのでは少し暗すぎる。遠くの山並みも、隣の集落の家並みもどっぷりと闇に消えて、僅かに火の見櫓を照らす灯りと、集落の家々をつなぐ常夜灯だけが見える。暗いオレンジ色の月に云わせれば“もう少し待てよ 天空から蒼く照らしてやるよ”とでも云うのだろう。

 

月がとっても赤くては ・ ・ ・ 遠廻りもできないネ (古々)

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満月に 春を呼べよと 願をかけ 雪ふる春に 花のたよりを(哉)

2012年04月06日 | 日記

4月6日(金)  空気が冷たい朝  午前中から雪  夕方には満月が昇

昼間の雪がウソのように満月が登った。薪割りの片付けを終えたときは夕闇が迫って浅間山は朝から雪雲を払いのけるのに葛藤していたように見えたが、まさか、昼間の天気からは、これほどに満月が望めると思えなかった。

 満月に 暖を運べと 願をかけ 雪ふる春に 花のたよりを(哉)

朝は太陽が昇ったが、直ぐに北から流れてくる雲に被われた。俺が外仕事にでたときは、まだ陽が射し僅かだが弱い影を落としていた。先週に運び込んだ薪材を40cmの球切りにして割る作業を始めた。

積んである太い樹を切りだすと直ぐに雪が舞い始めた。直ぐに止むだろうと雨合羽を着ることもなくチェンソーを呻らせていたが、全て切ったころは背中が冷たくなるほど雪が降り出していた。

 

薪割りは下屋の中で始めたが寒い。氷雨は直に当たらないが、濡れた作業着の上に雨合羽を着たので、余計に躰に冷たく感じる。昼飯を摂ったあと休憩は軽トラの運転席に逃げ込み、しばし、暖房に助けを求めた。

午後になっると辺りは一層白くなりだした。春の雪は直ぐに溶けるのだが、今日は気温も低いようだ。薪割りをする前に剪定枝などが貯まっていたので火を着けたが、雪が降っても消えることなく、がんばっているが、近くによって暖を取るほどの火力はない。

焚き火の脇の畑ではルバーブが赤い芽を出していたが、まだ早い。このまま放置しておくと新しい芽は霜でやられてしまう。積んであった草の乾いた部分を上に厚くかけてやった。ことしはルバーブのジャムでも作るか?

切った薪を全て割り下屋に積み上げると、顔をだした太陽は直ぐに西側の山に姿を消した。片付けを終えて東の浅間山を見ると、曇の隙間から太陽が細く二カ所を照らしていた。朝から頂上を曇の中に隠していたが、この時間になってやっと全景を見せるようになった。 

 

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春の低気圧 今日の風は余波だろうか

2012年04月05日 | 日記

4月5日(木)  曇り   薄く影が出来る  寒い冷たい風

太陽が重たい曇に押さえられ、辺りの曇を赤く染め上げた。結局は日の出を見ることはできず、ぼんやりした曇のまま重たい曇に遮られたままだった。

神社の木立も落葉樹が多いので、夏の景色とはことなりなにか寒々とした物がある。少し前までは、深夜になるとフクロウの声が聞こえたが、今の季節には直線的で鋭い笛を吹くようなアオゲラの声が聞こえる。夕べも強い風が吹いて戸袋の中で雨戸が揺れる音がしていた。

日の出時刻から大分経ってから蝋燭の炎のような太陽が曇を透かして見える。霧が濃いときとは違う橙色、上空の黄色っぽさからも黄砂を連想させる。二三日前のテレビでは広島か九州で黄砂が酷いと画面に映し出されていたが、今になって信州に黄砂が来たのだろうか?朝飯前の散歩にと外にでると寒いので、慌ててヤッケを着こみに戻った。薪の積んである脇を通ると上に被せてあるシートが風に飛ばされそうになっていた。積み上げた薪が崩れた様子はないし、乾燥が進んでロープがゆるんだのだろうか?日が昇るにつれて裏の山からはウグイス、キジ、アオゲラと賑やかな声が聞こえる。

午前中にトイレの修理に来てくれることになっているので、薪割りの予定を変えて家の中で待機した。10時すぎだろうか、INAXの技術者が来て診察をすると、フタを上下するモーターのギアーが割れたのが原因だと云う。昔なら「モータのシャフトからギアをはずして交換」と云うことだろうが、今ではモーター全体を代えるのだと云う。毎日使うものでもあるし、二人の生活でもモータの働きは相当の回数稼働することになる。また、フタなんぞは手で上げお降ろしすればどうってことは無いのだが、いつから人が近づくと勝手にフタが上がるようになったのだろう?15分くらいで元通りに直り、修理代は16,000円となった。電話一本で上田から山を登って来てくれる。しかも、我が家のトイレのフタが壊れるのを待っていてくれたと思うと、この値段が高いなどとは言えないだろう。

昼前にふっとAlgoたちが静かなので窓際の彼らのベッドを覗くと、なんとSalaはAlgoのベッドに入り込み、Algoはその隙間に入り込んでいる。手元にあったカメラを向けると、Algoは“うるせーなー”と云うような顔をした。

 

午後に、前期の区の役員さんが書類をもって来てくれた。これを見ると年間の事業の進め方が判ると云う。封筒の中の書類を広げてみると、9日の会議に必要なことが書いてあるが、俺にお鉢が回ってくるとは ・ ・ ・ 新たな仕事が増えた。トホホのようだ。

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春のあらしの置き土産 冬に逆戻り

2012年04月04日 | 日記

4月4日(水)  冷たい風  太陽は弱々しく影を落とす 寒さが戻る

昨夜は激しい雷と吹き荒れる暴風雨の音に混じり、鈍く重たく崩れる音が聞こえた。物が飛ぶような音はなかったので、ムリに外に出ることはしなかったが、夜明け前に一番で家の周りを見て廻った。俺的には薪を高く積み上げてブルーシートで被っていたのが崩れたと信じていたが ・ ・ ・ 彼らはしっかりと地面に足を着けて微動だにしなかったようだ。

朝飯を終えてから庭先を一巡りすると、白樺の先端で虫に食われているところから折れて地面に横たわっていた。その他は何一つ被害はないようだが、春の嵐の置き土産は冷たい空気、梅の蕾も開く方向に進んでいたのが後戻りをしたように硬い蕾に戻っていた。

水仙は緑の葉の中からどのように選別されて蕾が出来るのかは知るところではないが、葉の先端から僅か下がったところに黄色い膨らみを表してる。こうなると春は近い。

上の花壇の端では、毎年のように草とりをするときに、ボケの鋭い枝に痛い思いをさせられる。今は蕾と僅かに小さな葉が見えるだけなので、棘は見た目で直ぐに判る。しかし、地面から草が生え、ボケの葉も細長く繁茂する時期には、この棘はカモフラージュされて、当に“葉隠れの術”となる。

昨夜は前線の通過で激しく吹き荒れたが、それが通り過ぎた今朝は暖かな空気が南から吹き込む予想は外れた。寒いほどに、冷たい底冷えのする空気が辺りを被っている。4月になっても寒さに油断してはいけないと、有線放送の農事伝達で霜注意報を流している。我が家の大切な無花果の木は厳重な藁コモで囲われているが、この被いをはずすのはまだ、一週間はかかるだろう。

一巡りして裏の機械室に入るとムッとした熱気に包まれた。冬はそれ程感じなかったが、温かくなってところへボイラーが唸りを上げている。ここには夏に玄関廻りを飾る花が冬を越す場所となっている。オレンジ色のカランコエが満開になって花を開いていた。

 

午後には浅間を隠していた雪雲もまばらになり、青空が目立つ、しかし、風の冷たさも影響しては浅間山の景色は寒そうだ。一時は裾埜の雪は溶けたが、再び雪を被ったように見えた。

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春の嵐 朝には予想外 本性を表したのは暗闇の夜

2012年04月03日 | 日記

4月3日(火) 曇り  生暖かい 昼前から時折強い雨 夜には激しい嵐

目覚めは時間を間違えていつもより更に早く起き出した。午前中は社協へ行くことになっており、届ける資料を朝の内にプリントをするには都合が良かった。4月の日乃出を見ていないので、東の曇に被われていないところから太陽が出るかと待った。

窓を開けると湿り気のある山の空気独特の匂いがする。日乃出時刻を過ぎても結局、太陽は顔を見せない。昨日から春の嵐い注意と云うことが報道されているが、今朝の空模様からは想像すらできない穏やかさがある。昼前まで町を一廻りしてから、頼まれた食料品を買い、ホームセンター・コメリで、挿し木に使うと言う鹿沼土と薪の雨よけのブルーシートとナイロンロープを購入した。家に戻る途中から雨が降り始めたが、僅かの時間だけで止んだ。

午後は、S区長さんからの電話で、9日の役員会の案内文が欲しいと云う。俺はてっきり打合せ会だと思っていたが ・ ・ ・ 案内文と役員一覧、それに、予算案のタタキダイと事業計画が必要になる。事業計画は皆目見当がつかないし、前年度の資料が手元にないために思案しているところへ、S区長さんが来たが、雨が降り始めていた。

予算案など数値を確認したり、事業計画の項目を確認しながらしばし、歓談するなかで、先ずは“ヤルッキャないなぁ”と気が合うところがよい。彼が帰る頃は雨脚も強くなり、時折強い風も吹き出した。

 

春の嵐が本領を発揮しだしたのは、午後5時頃からだ。Mがボランティアグループのミーティングがあると出かける頃は雨も横殴り、雷まで天空で響きだした。テレビのニュースでは相当の被害がでているそうだが、ここは北と西に山があり、更にその外側には地域全体を包むように、高い山があるために風の被害は少ないだろう。それでも、裏山の樹を叩く風の振動が地面から唸りとなって聞こえてくるのは、今までの台風ではなかったこと。ストーブの燃え方がいつもより悪いのは、間断なく吹き続ける突風のせいかもしれない。

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次の冬 ぃゃ その次の冬に備えての薪運び 

2012年04月02日 | 日記

4月2日(月) 晴れ   風は冷たい  昼からは 温かくボンヤリした春

先週末の薪割りと積み上げ作業で悲鳴を上げていた足・腰・腕の痛みはだいぶ治まった。今日は新たに薪材をりんご園から運び出す予定がある。

早朝から起き出して、昨日の区の会議の記録や事業計画の案など、話合った内容を表にまとめていると、区長のSさんの車が坂を登ってきた。時計を見ると7時30分、田舎の朝は早いと云うが、彼は仕事に行く前だといいながら、区に関係する集落の役員一覧表を届けてくれた。「コレ 好きなように書き換えて良いから ・ ・ ・ 」と云いながら来た道を車で降りた。俺的に見るとこの先、二年間続く区の役は全てがアナログになりそうだ。紙一枚メールに添付してくれれば簡単なのだが、そうは行かない世界が現実にある。区長、会計のお二方とは、密に連絡を取りながらの作業、先が思いやられるなど云ってはいけない。

いつもより早めに朝飯を終えて、片付けはMに任せ俺は準備していた軽トラで出かけた。Kりんご園の剪定枝と数本は倒した林檎の樹を貰いにいく。何時もの畑は見晴らしがよく、東北東には浅間山、北には菅平・根子岳、南には逆光のためもあるが、薄ぼんやりの蓼科山と見晴らしはよい。キレイに切り落としてくれてある薪材を軽トラに積み込むだけ、チェンソーを使うことなく1回目の運びだしを終えた。

二往復して庭に積み上げたところで昼飯となった。カンタン昼飯だと云いながらMが運んできてくれたのは、アサリの玄米リゾット。玄米には古代米の赤米と黒米が入っている。一見したところ赤飯のように赤いのだが、今日はミルクを濃くしてあるので黒く見える。“アサリのリゾット”と云うそうだ ・ ・ ・ お洒落に聞こえるが、レトルトのクラムチャウダーに玄米ご飯を入れた日本的に表現すると“おじや”になる。ブロッコリーが浮かべてあるのが趣を気に掛けていることだろう。この手の食事は写真を載せるなと云う声が聞こえて来そうなので控えることにした。

 

午後は二往復して全てが終わった。今年の薪の運び込みは今日で終わりになる。あとは割って乾燥させるために積み上げる作業がまっている。

今年こそ 夏前までには 薪割りを終える

それは 割った樹を炎熱の夏の陽に曝す

一夏、二夏 乾燥が進むと 木の肌も色艶がよくなる

ストーブの煙突に煤が貯まらないためにも

俺の予定 薪割りは5月末までに

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新年度新体制 心許ない出足だがチームワークでいこう

2012年04月01日 | 日記

4月1日(日) 晴れ   風は冷たいが心地よい一日

毎月の月変わりと同じではない今日、午前11時から地区の役員会に出席した。この地区は五つの集落が集まり区を形成している。各集落からの総代5名で、この先二年間、区の運営をすることになる。俺の役は前任者がいるのだが「引き継ぐことは特にないよ、区長のサポート役だから ・ ・ ・ 」と一瞬、楽っと思ったのは間違いだった。

前年度の役員から事業報告、決算報告などがあり、そのあとは各担当が引き継ぐ帳簿などを受ける。ここで目出度し引き継ぎが終わったと云う前任役員は乾杯のあとは直ぐに別室へと集会所を後にした。

残された新役員5名は、さてと、しばし思案するところだが、皆目、先が見えない。事業計画・予算案を立てるには、申し送り事項の神社の灯籠や提灯の修繕、集会所の庇のペンキ塗り ・ ・ ・ 一同揃って現場視察に歩いた。冷たい風に吹かれながら、ボヤキとも聞こえるような鼻歌と共に集会所へもどり、帳面に頭を付き合わせたが、結局は前年度並に行こうということで話がまとまった。

なごり雪 浅間の峰に 紅おとし(哉)

家に持ち帰った資料を見ながら、事業計画、予算案を試作する俺、結局は区長様のサポート以外にもいろいろなことをデキルる範囲で ・ ・ ・

思えばこの集落に移り住んで11年、地域の仕来りや伝統行事なんぞは、表面的には経験しても、その奥深くは知るところではない。“来たモン”の役目は何か?田舎暮らしはノンビリと風光明媚な自然を楽しむことを望んでの所為、そうは云っても、その地域を維持管理しているのは、其処に住まう人々が代々受け継いできたことだろう。その一員となって役を担うことの大切さと、仲間になれたと言う義務が生じるのはありがたいこととして肝に銘じることとしよう。

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薪割りは冬仕事 名残雪にあとおしされて 

2012年04月01日 | 日記

3月31日(土)  曇  雨   雪  雨  雲の切れ目から青空

昨日からの風は相変わらず吹いているが、予報の雨は免れた。運び込んだ薪を薪割機に乗せると、樹の意思があるかのように、座りの良いものと拒否するかのように転がるモノがある。

作業が順調に進んで居るときに、目を外に向けると雨。予報は外れることなく時間差で降り出した。外に置いたままの薪材を慌てて一輪車で運ぶのだが、この手の荷車は丸太のようなものを乗せるのに適していない。4つ乗せることで3往復、しかし、3つ以上は途中で横倒しになる。そんな手間を惜しみながら少し濡れるだけで作業を終えた。

昼までに一気に割ったが大した数ではない。しかし、降り出した雨は雪に変わり、雨合羽を着ているので寒くはないが昼飯は温かい物がよいと所望。外飯は名残雪に想いを馳せながら、腹の中へ ・ ・ ・ 

 

昼休憩は寒さ避けのために無し、っと云うことで午後の薪割りに一心不乱。割られた薪が山になると、積み上げる作業となる。低いところは腰を落とし、中棚は大腿筋を使うスクワット、高いところはスクワットに腕の上げ下ろしとなる。躰全体を使う作業、午後とになると節々から悲鳴が聞こえる。そんなとき、少しは休憩をしろと一面雪に被われるなか、太陽が急に顔をだした。

夕暮れ前には予定の作業を終えて、家の東側をみると浅間山に雪雲がまとわり着きながら、上空には青空が広がりだした。今年は4月になっても雪が降りそうだ。

家人Mの誕生日に送られた花束を見ると、花びらに文字が書いてある。一瞬、虫食い?マサカ ・ ・ ・ と思いながら目を近づけると、happyBirthdayとある。近頃は花束にもメッセージを書き込まないと意思が伝わらないのだろうか?“以心伝心”花言葉で心を伝えるのは過去のことだろう。

 

コメント (2)
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