田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

雅 プリンセツみやび と云う名の桜だそうだ

2012年04月27日 | 日記

4月27日(金) 雨  昼前には明るくなるが 青空がでることはなかった 静かな一日

朝は予報どうりに雨、しかし、何時になっても青空が見えることはなかった。リビングの目の前にある桜、名は“雅”と云う。赤が濃く花も少し大きくラッパ型をしてる。

俺はもっと淡い色の桜がすきがだ、これも名前が「雅」ということから楚々とした花と勝手に思い込んで買ったので、今更どうすることもできない。厳しい冬を過ごし、鹿に花芽を喰われずに春を迎えたのに花が開くときに雨とは悲しい。

この花が何時咲くのかを何処で見ていたのか、目ざとく見つけて一番で来たのはヒヨドリ、雨に濡れているので、密を吸うのに躊躇しているようだが、彼は器用に地面に向いて咲く花に下から嘴を突っ込み密を吸う。しかも、花びらを落としたのを見たことがない。

ヒヨドリは花は散らさずに密を吸うが、白菜などは葉を食い荒らす畑のギャングと云われてる。食える花にビオラがあるが、畑の隅で自生して咲くのを見ると、確かに野菜に見えるのが不思議だ。

昼からはジャガイモの植え付けをした。キタカリとダンシャク、そしてトウヤ。「とうや」と云うのはデンプン質の多い種類だという。その昔、「マリモ」と云う商品名のジャガイモがあり、デンプン質が多く、蒸かしてから焼くと最高に美味い芋だったが、それの関連商品だろうか? 買ったのは3月の中半頃だが、リンゴといっしょに段ボールに入れて一番寒い北側の暗いところへ置いた。この時期でも芽が少ないのはリンゴからでるガスが発芽を押さえる威力を発揮したようだ。

トウヤは他のものと同じ値段だったが、数が3分の1くらいしか入っていない。でも大きな球なので半分に切り、ストーブの灰をまぶした。

イモの切り口が乾くまで、畝に蒔く溝を掘った。鍬で起こす度にカエルが飛び出してくる。緑のもの灰色をしたヤツ、動きはまだ機敏さがなく、どこへ行ったらよのか迷っているようだ。

俺の畑は草も野菜の内と草は抜かないで刈り取るだけだ。刈取るといっても、野菜の丈を超したり、育つのをジャマしたりするような草を刈りとる。こう言うことから、どこに何を植えたのか解らなくなる。っと云うことで、卒塔婆ではないが、木片に名前などを書いて突き刺しておく。

 

イモを終えると直ぐにカラスがきた。このカラスは人なつっこく、俺を怖がらない。目を合わせなければかなり近くまで寄れる。躰も大きいが嘴の鋭さにあまり近づきたくない。彼は足で土をかき混ぜながら飛び出してくるカエルを片っ端から喰う。

 

畑仕事を終えてから、薪作りを夕方までやった。6時近くには曇っている空が帯のように細長く、紅に染まった。桜の色香が空の曇に映したかのようだ。

 

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