田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

時代の趨勢 ことば尻を掴むわけではないが

2012年04月10日 | 日記

4月10日(火) 晴れ   風もなく春の到来を感じる 暖かな一日 

紫陽花の花芽

このところ少し気になることがる。俺的なことだけなのか、それとも同世代の人は同じようなことを感じているのか、話をしてみたいと思っている。

昔ながらの表現で云えば「ズボン」、一頃はスラックスと云うのが主流だったが、その後はパンツと変わってきた。しかしも、パンツの発音は語尾の“パ”“ン”“ツ”と階段状に上向きに上げて、最後の“ツ”をツとアクセント着けるように発音をする。しかし、俺のような世代はズボンと云う表現が長く続いたし、その後のスラックスと云うのも、意識的には定着していない。また、パンツと云われると下着的なイメージが今でも強い。これと同じようなことだが、言葉ではズボンに着いていたチャックが、いつの間にかファスナーに変わった。こう言う言葉の変化と共に生活習慣まで変化があるのには戸惑うことが多い。

山裾のような田舎に住まうと、買い物の多くはネットで買うことが多い。今日も郵便局の赤い車で届けられたプリンターのインク、これは昨日の午前中にネットで注文したのが今日の昼前に届くと云う便利さだ。パソコン関係以外にも食料品や衣料品、靴までもネットショップを多用している。しかし、ここで問題なのが時代の趨勢、常識の変化に俺自身が着いていけてないことに問題が発生する。

数日前のことだが、衣料品の春夏物の靴下やTシャツ、パンツをネットで購入した。ここで驚いたのは、届いた商品が俺の常識外のモノだ。これはパンツ(前出のスラックスでもなく、ズボンでもない下着の話し)のことだが、俺はいつものように、ボクサータイプのトランクス?だかをクリックして買い物カゴに入れた。しかし、届いてから数日経って着用した。このときは、薪割りをしたので作業着のツナギを着ていた。寒い中での外仕事、我慢にガマンをした上で畑の隅で用をたそうとした。ところが、ツナギのファスナーを上げて(一般のズボンとは逆)用をたそうとしたところ、前が開いていない。俺はもしや前後ろ逆に身につけてしまったかと、ツナギのファスナーを更に上に上げて、尻のほうまで手を回したが布が二重になっている様子はない。寒い外ではツナギを上から脱ぐわけにもいかず、むりやりファスナーを胸の近くまで上あげて、ギリギリで事なきを得た。

俺の常識では男性用の下着で前閉じなどは考えもしなかった。しかし、ネットで調べて見ると、意外にも今では、男性用でも“前閉じ”の方が多いそうだ。そう言えば、数年前に小学校の先生から、新入生がトイレで失敗することが多いと聞いた。これは男性用のトイレにドアが着いたトレイが少ないことに起因していると云う。子どもが、立ちションをできず、トイレでもズボンを降ろし、パンツを下ろして便座に座らないと出来ない子がいるそうだ。こう言うことからパンツにも前が開いている必要がなくなったらしい。

そんな常識を今頃になってビックリしている俺だが、日頃はジーズのストレート系が多い。前閉じのボクサータイプを身につけると確かに、腰回りがスッキリする。俺も近い将来は小用でも座ってするようになるのだろうか?こんな話をすると、「そのころはもっと快適な“降ろす必要もないパンツ”を知るわよ」そんな声が聞こえてきそうだ。

コメント
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