田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

いそがしに追われ 蝶も花も 見過ごしてはいけない

2012年04月17日 | 日記

4月17日(火)  晴れ  暖かな春日  昼には 雨雲と雷  

昨日は家の出入りが多く、地区の文書をコピーして整理したりで慌ただしい一日を過ごしてしまった。日中の暖かさは春本番と云うことだろうが、俺的には見落としてはいけない花や蝶たちがいる。

家人Mのスミレが咲いていると云う声に、カメラを手に外にでた。確かに、コンクリートから立ち上げた石積みの際でスミレが咲いていた。ここは庭のスミレがタネを飛ばし、それが雨水の流れに乗って流れ着いて根を下ろしたのだろう。流れに身をまかせてもこのような花を咲かせることがことが出来れば本望だろうか。

こうして花を見ると名を知りたくなるが、これが難しい。スミレの種類を探ると本一冊になるくらいに多くあるようだ。況してや我が家のようにホッタラカシ状況では交雑もあるだろうし、俺はそれほど拘りはない。

少し離れたところに毎年花を見せてくれる紫の濃いスミレ、咲いているかと確認すると既に相当前から花を開いているようだ。紫の濃いスミレは良い香りがすると聞いたことがあり、地面に膝をつけて花に鼻を近づけるが、俺に感じるのは、落ち葉の蒸れた臭いと、土の乾いた匂いが混ざりあっていた。

二日前か、陽当たりの悪いところで芽をだしたアズマイチゲをUPしたが、庭の中央に生えているアズマイチゲは、地面から顔を出したばかりに霜にやられ、花は無理とあきらめていたが、今日になって急に白い花びらを開いてくれた。シベの先端を見ると、閉じた花びらで守れた様子、目一杯天空に向かって伸ばしているように見えた。

三寒四温と云うように春は行きつ戻りつをして、暖かさに安心していると寒さに震える。脳天気な俺のようだと花も霜に伐たれると、全てがダメになるが、地面近くで一生を過ごす草花は意外にも強い。沙羅の落ち葉に守られたクリスマスローズは、スミレやアズマイチゲと同様に霜に伐たれていた。葉の先端をシモヤケに縮れさせながらも、花びらは用心しながら広がるの控えている。僅かなボンヤリした太陽の木漏れ日を受けて、何時になったら安心して虫たちを迎えられるのか迷っているように見えた。 

地面ばかり見て庭を歩き回っていると、俺の視野のなか地面に影が横切った。辺りを見回すと、白樺の木にエルタテハが止まった。エルタテハの閉じた翅を見たいとジッと動かずにカメラを構えるが、なかなか閉じてくれない。

翅を閉じた瞬間に角度が悪いので身体をよじり、ファインダーを覗くと蝶の姿がない。その場にしゃがみ込み、暫く待つと再び戻って来た。彼は白樺レストラン二番手になる。樹液がこぼれる近くにはルリタテハが陣取っていた。

昼近くになって生ゴミを段ボールに入れようと被いをはずすと、温度計は50℃を示していた。春本番、生ゴミの堆肥もこれからは寒さ対策も必要なくなるだろう。

昼前に、昨日からの続いているレジュメ作りを終えた。印刷をするのにも、この家庭用のエプソンはイライラさせる。かといってスピードの速い機械に買い換えるには金が掛かりすぎる。ランニングコストを考えれば、手間がっからないこの手のプリンターでガマンしよう。

コメント (2)
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