聖徳大学教授、取手聖徳女子中学高等学校・校長・長野雅弘先生のご講演

2013-01-31 03:31:05 | Weblog
聖徳大学・児童学部教授、
聖徳大学附属・取手聖徳女子中学校高等学校・校長
長野雅弘先生

「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SES開講記念

                ご講演

 皆様のご清栄をお慶び致します。
 さて、教育は、生徒たち・保護者たちの学校への熱い期待と信頼に応えて、学力を思いっきり伸ばすことです。その第一目標が達成されれば、心技体の陶冶も自ら達成されるものです。若者たちに学ぶことの意義と目標を与え、成長する喜びを生きることへの自信につなげ、彼らが大学進学に向けて精一杯に努力する姿勢を養うことに、長年にわたって大きな成果を挙げ続けてこられた聖徳大学教授・取手聖徳女子中学校高等学校校長 長野雅弘先生が、その長年の秘訣を説かれつつ、若者たちに向けて、将来の活躍の礎や舞台をどこに求めるべきかなどについて、熱く語りかけられます。
 長野先生は、入学志願者や入学生をしっかりと集め確保される実績面でも大きな成果を上げてこられましたので、全国の生徒・若者たちのみならず、学校職員の方々にも是非とも多数ご参加いただき、春の良き日に有意義なひと時をお過ごしいただきたいと思います。

Wednesday, January 30, 2013
岡村寛三郎(医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」理事長)

                      記

(1)≪日程≫ 平成25年2013年 3月24日(日) 午前10時~12時
(2)≪参加料無料≫≪定員60名≫
(3)≪お申込み内容≫ (a)お名前、(b)ご連絡℡ 又はイ・メール・アドレス
(4)≪お申込み先=SES係り≫
 「東京通訳アカデミー」電話03-5577-6373 Fax.03-5577-6372
  イ・メール:okamura3@oksemi.co.jp

(5)≪会場≫ 住友ベルサ―ル神田 (電話:03-5281-3053)
     
  住所 〒101-0053 東京都千代田区神田美土代町7住友不動産神田ビル2・3F
  最寄駅 「小川町駅」B6出口徒歩2分(新宿線)
     「新御茶ノ水駅」B6出口徒歩2分(千代田線)
     「淡路町駅」A6出口徒歩3分(丸ノ内線)
     「神田駅」北口徒歩7分(JR線)
     「神田駅」4番出口徒歩7分(銀座線) 
     「大手町駅」C1出口徒歩8分(半蔵門線,丸ノ内線,東西線,三田線,千代田線)
      


企業が外国人採用を急速に拡大中! 新しい時代は高位の英語力が必須

2013-01-30 04:48:15 | Weblog
企業が、(幹部候補向け)外国人採用を拡大中

日本人にも高い英語力が必須

平成25年1月29日・日経新聞

従来では、外国人採用も、通常は外国の支店や営業所での「運営スタッフ」としてであったが、最近では、次のような小売業やサービス業を含めた産業界全般で「幹部候補として、東南アジア諸国からの外国人採用・育成」枠ないしは人数が拡大されてきている。
取り分け、ソフトバンク・グループでは、アジアに限らず米国の大学卒業生や海外留学経験のある日本人学生対象での採用を来春には、倍増の200人に拡大する計画を持っている。

イオン、良品計画、ソフトバンク、ローソン、楽天、ベネッセ・コーポレーション、
三井化学、日立製作所
…………………………………………………………………………………………………………
 そこで、「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SESでしっかりと英語で理数科を学んでおくことが、もはや日本人の若者にも必須な時代になっている!
 「案ずるより産むがやすし」という諺…英語で理数科を勉強するのは難しいのではないか?と心配することは無用だという意味にもなります。
 なぜ、難しくないのか?と言えば、最初は、ごく易しい内容の理数科教材を英語で繰り返し聞いてもらうことからスタートし、受講生がそのlistening 内容の8割がたを理解できたということをしっかりと確認した後で、英文を見ながら確認してもらうという安全確実な手法を採用しますので、難しくないのです。
こういったことを、教材のレベルを少しずつ上げながら繰り返していきます。ですからどこまで行っても、分からないという心配はないのです。
自宅学習では、授業で習った英文を和訳し、次いでその和訳を基にして英訳を行い、英語での音読を数回繰り返ことによって、すっかり英文内容を自分の知識にしてしまうという手順を取ってもらいます。
これが“Listening First”の学習手順です。
 さあ皆さん、多くの生徒が自信を持って取り組め、しかも3か月ないしは半年間で、学習効果が上がることを実感できやすい”Listening First”手法を通し、英語で理数科を学ぶという究極のスタイルを身に着け、高位の英語力が必須になっている新しい時代の波に乗っていきましょう!

Wednesday, January 30, 2013
岡村寛三郎(医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」理事長)
岡村ゼミナール(株) 代表取締役 会長 

”Listening First”木村先生による。第2回~第4回一挙掲載

2013-01-28 20:33:50 | Weblog
≪第二~第四回、一挙発表≫

英語授業研究学会 第13回 英語授業サマーセミナー 資料

「使える英語力と受験に必要な英語力の育成」
日 時:2008年8月19日
場 所:大阪成蹊大学
氏 名: 木村 肇介(元H中学高校非常勤講師)

1 私がH中学高校で設定した、高校卒業段階での英語到達度目標
 ①英検1級及び準1級に20%(40/200名)以上を合格させる。
 ②英検準1級のリスニングテストで、50%(100/200名)以上が合格点を取れるよう
  にする。
 ③ 物語(レベル4~5)やエッセイを1時間で40頁(約8000語/133語PM)以上読め
  るようにする。
 ④ その場でタイトルを与えられ、自分の考えをまとめて、1時間でB4版3枚分(約1,20
  0語)のエッセイが書けるようにする。
 ⑤ クラス又は学年全体の前で、全員の生徒が原稿を見ずに、英語らしい英語で3分~5分間の
  スピーチができるようにする。
 ⑥時事問題について、英語でディベートができるようにする。
 ⑦他教科とのバランスを取りながら、全国模試で、英語の平均偏差値を60以上に保つ。その
  結果、超一流大学に25%(50/200名)以上を合格させる。

2 私がH中学で設定した、中学校卒業段階での英語到達度目標
 ①英検2級以上に20%(30/150名)以上、準2級に90%以上を合格させる。【資料1】
 ②英検2級のリスニングテストで、50%(75/150名)以上が合格点を取れるようにする。
 ③物語(レベル1~2)を1時間で30頁(約5100語/85WPM)以上読めるようにする。              【資料2】、【資料3】
 ④ その場でタイトルを与えられ、自分の考えをまとめて、1時間でB4版2枚分(約800語)
  のエッセイが書けるようにする。
                  【資料4】
 ⑤ GTEC(Bタイプ)で、800点満点中、平均点が500点以上を取れるようにする。          【資料5】
 ⑥ クラス又は学年全体の前で、全員の生徒が学習した英文(100語~250語)を、英語ら
  しい発音と自然なリズムで暗誦できるようにする。              【資料6】
 ⑦ 用意された英問をきっかけに、ペアで5分間、自由に英語で会話ができるようにする。               【資料7】
 ⑧他教科とのバランスを取りながら、全国模試で、英語の平均偏差値を60以上に保つ。

3 英語を英語のままインプットさせ、アウトプットさせるための方法
 2の具体目標を達成するためには、Listening First と音読を原則とする教授法を採用する必要に迫られ た。 
(注)3分の2以上の生徒が理系志望であるため、家庭学習で英語に割ける時間は1時間以内。

4 英語授業の総合力とその構成要素
 (野球の場合) ① 投手力  ② 打撃力  ③ 守備力  ④ チームワーク
 (英語授業の場合)    【資料8】
① 分かる授業   ② 楽しい(興味を持って全員が参加できる)授業  
③ 適度に緊張感があり、集中できる授業   ④ 実力がつく授業  
⑤ 英語を好きにさせる授業   ⑥ モーティベーションを高める授業  
⑦ 英語科教員及び他教科の教員の協力が得られる授業      

5 中学3年間で使用した教材
三省堂の NEW CROWN 1~3、CROWN Ⅰ(高校1年生用)。なお、これら4冊に準拠したCD 及び Work Book を全員に購入させた。 その他の教材としては、NHKの「基礎英語1,2」と「英会話入門」、桐原書店のReading Journey、桐原書店のHyper Listening (Intermediate) 。

6 何のために英語を教えるのか = 生徒たちは何のために英語を学習するのか
ベトナム、フエ大学での体験を通して考えたこと。

7 対話 (Dialogue) の重要性
 英語でお喋りはできても、対話ができるか。
 (1) 歴史学者アーノルド・トインビー博士の言葉
   仏教徒とキリスト教徒、仏教徒とイスラム教徒、東洋人と西洋人、日本人と中国人(イラク人、エチオピア人、フランス人、・・・)
 (2) マルチン・ブーバーの「我と汝」
   人格的な出会いの「我と汝」。利用する関係としての「我とそれ」。

8 日本の英語教師に危機感があるか
 1 韓国大統領が言明したこと。
 2 若い教師は先輩教師や保護者の批判を恐れるな。若さとは冒険を恐れぬ心。
 3 年配の教師は若い教師のやる気を損なうな。自分を乗り越えさせよ。


【資料1】 H中学校3年生、約150名中、中学卒業時点での英検合格者数 
(平成20年3月末現在)
    準1級  2名 (注)7名が挑戦。 * 合格者2名のうち1名は帰国生徒。
    2級  41名
    準2級 残りのほぼ全員(インフルエンザのため、受験できなかった者を除く。)

【資料2】 速読
中学2年の末で、各自のレベルと興味に応じて、Oxford Bookworm(レベル1)を50分間で、1冊(30~40頁)を読了する生徒がかなり多くなった。

【資料3】 英文速読のスピード計測の結果
中学3年の6月末の段階で、Oxford Bookworm(レベル1~2)又はPenguin Readers(レ
ベル2~3)を50分間で平均30頁以上読んだ。
1 実施日: 2007年6月20日
2 対象者: H中学校3年生、152名(各クラス38名)
3 図 書: Oxford Bookworm(レベル1~2)又はPenguin Readers(レベル2~
3)の30種類、約150冊の中から好きなものを選ばせた。
4 時 間: 50分間(60分授業)
その後、10分間であらすじと感想を日本語で書かせ、筋を追って読めていたか
       を確認して評価した。評価基準は、読んだ頁数(3点)、あら筋(4点)、感想(3点)、計10点。
  5 読んだ頁数の総計(イラストの頁を除く): 4,651頁
  6 各頁の平均語数: 約170語
  7 1人当たりの平均読書量: 30.6頁 × 170語 = 5202語。 104語 (WPM)

【資料4】 英文エッセイ
中学3年の学年末テスト中に実施した。生徒達は、事前の予告無しにその場で急にタイトルを与えられ、辞書の使用もなく、30分前後でB4版1枚(約400語)以内で書くように指示された。
1 実 施 日: 2008年3月7日
2 タイトル: My Dream
3 そ の 他: なお、掲載にあたっては、文法上のミスも訂正せずに、原文のままにした。

M. Y. (男 子)    My Dream
I don’t know exactly what I want to be in the future. But to be a scientist is one of my strongest desire for the future. I haven’t decided which kind of science to study. For now, I’m interested in physics, mathematics, philosophy, language and so on. It can be much more in the future. Anyway, I want to be a researcher, I could say. (Yet I have many other dreams.)
Why am I so interested in becoming a researcher? Well, I am so fond of studying something new. This may be the strongest reason. But, as I like math, science and English at school, (This means I am interested in so many subjects.) I won’t be able to decide which way to go in the future. I don’t think (but hope) I will find some answers which I am most interested in by next year, when I have to take either group of the subjects.
Then let’s change the question. What do I want to do if I become a researcher?
I am not so fond of invention which earns a lot of money. I just want to find the truth. The reason I am interested in philosophy and physics is this. Solving the world problems. So I may not be able to be rich. Who cares? I shall be happy with my job.
So what should I do for my dream now? I have so many dreams that I can’t do anything particular for the dream. What I should do is to be interested in everything, and keep trying. By knowing many kinds of things, one can have more various view, I believe.
But the biggest dream is this - to say “What a good life it was!” when I die. Maybe this is the most difficult.

T. M. (女 子)    My Dream
My dream is to be a composer.
I love music, especially classical music. I respect Grieg and Beethoven most. They made a lot of nice tunes. I would like to be a composer like them.
I started to play the piano when I was three years old. I’m still learning it, and I practice the piano three hours a day. It is very interesting. When I am playing the piano, my heart is full of happiness. I like to play the piano very much.
I also like to listen to music. I always listen to music at home. I was interested only in classical music until few months ago, but lately I’m interested in all kinds of music. I’m exploring the world of music by listening to music.
I’m also interested in making music. I think it great for us to make music for our own. I sometimes make little tunes. But I think they aren’t so good tunes like famous ones by great composers. So, I should study more about music. And in the future, I want to compose great tunes and songs, and then leave my name in the musical history.
I want to say to everyone that music is a universal language that everyone can
under-stand. So perhaps it can remove wars from the world.
Music makes us happy.

【資料5】 GTEC(Bタイプ)の平均点等
TOTAL(800点満点)の本校中学3年生平均点 [前年度との比較]
年 度 2006年 2007年
平均点 468 501
* 2007年度は、中学1年の最初からListening First の指導法によって指導した学年。
本校中学3年生、分野別、前年度との平均点比較
分 野
(満点) TOTAL
(800) LISTENING
(300) READING
(300) WRITING
(200)
2006年 468   181  174  113
2007年  501   191  186  123
WRITING(自由英作文200点満点)の本校中学3年生、前年度とのグレード別比較
グレード 1(下位)   2   3   4 5(上位) 合 計
2006年  〇名  1名  21名 106名 12名 140名
2007年  2名  2名  10名  74名 60名 148名
*  グレード5(上位)の人数が、2007年度は2006年度の5倍になっている。

【資料6】-1  レシテーション・コンテスト 
校内で行ったレシテーション・コンテストで1位(帰国生徒を除く)になった生徒がH県私立中学校レシテーション・コンテストに出場して、2位に入賞した。この学年はネイティブの指導を受ける機会がなかった生徒たちである。

【資料6】-2  校内学年英語暗誦大会
平成19年10月30日
H中学校3年 英語暗誦大会実施要項

Ⅰ 目 的
 授業中に習った英文をよく理解して、その内容を英語らしい発音と自然なリズムで表現できるように練習し、その成果を人前で発表することにより、将来英語でスピーチやプレゼンテーションをするための基礎をつくることを目的とする。

Ⅱ 対象者
 1 予選 H中学校3年生全員
 2 本番 各クラスから推薦された4名+昨年度の1位と2位 (計18名)
      ただし、4名全員が男子だけ、又は女子だけに偏らないようにすること。

Ⅲ 期 日
 1 予選 平成19年11月16日(金)及び11月24日(土)
      各クラスの教室で実施
 2 本番 平成19年11月30日(金)午後、LHRの時間
学年全体で、本校の会館で実施

Ⅳ 暗誦する内容
 英語R又はSの教科書で習った英文、又はラジオ講座のテキスト、及び各自が書いた自由英作文の中から好きなものを選ぶこと。ただし、語数は100語~250語のものとする。250語以上ある英文は、適切な箇所を選び、その他の箇所を省略すること。また、100語以上にするために、2箇所から題材を選んでもよい。
 なお、Dialog(対話)のページを選んだ者は、一人二役でやること。

Ⅴ 審査基準
 Memorization[暗記]10点 Pronunciation[発音]10点
Delivery[話しぶり]10点   Fluency[流暢さ]10点   合計40点満点

Ⅵ 審査員
本校の他学年の英語の先生4名及びネイティブ・スピーカー1名

Ⅶ 表 彰
 1 団体賞 
  本番で、各クラスの合計の平均点が一番高いクラスを表彰する。
 2 個人賞
  本番の上位1位から5位までを表彰する。
  ただし、過去において海外の小中学校に就学経験が計2年以上ある者は1位の対象外とする。

【資料7】-1
用意された英問をきっかけに、ペアで5分間、自由に英語で会話
16 Feb. 2007
SHORT CONVERSATION
Example:
A1: What did you do for the weekend?
B1: I went to Kobe to see a movie. The title of the movie was Bushi no ichibun. It was really interesting.
A2: You said you saw the movie, Bushi no ichibun, right?
B2: Yes.
A3: Who was the main character? (注) main character: 主役
B3: Kimura Takuya was.

A1の例
1 What sports do you like?
2 What is your hobby?
3 Have you ever been to Kyoto (Tokyo, Disney Land)?
4 Do you have any pets?
5 Which country do you want to visit? And why?
6 What food do you like?
7 Have you ever seen a panda ( dolphin, UFO, ostrich)?
8 Which season do you like best? And why?
9 What subject do you like best? And why?
10 What color do you like best? And why?
11 Please tell us about your family.
12 Please tell us about your hometown.
13 Who is your favorite sport player?
14 Who is your favorite actor (actress)?
15 Who is your favorite singer?
16 Which do you like better, dogs or cats? And why?
17 How do you usually spend your holidays?
18 What do you want to be in the future?
19 What do you want to do, if you are given one million yen?
20 How do you come to school? And how long does it take to come to
school?

【資料7】-2 英検準2級 2次面接 予想問題(1)
1 Do you like to go to the movies? Yes. → (Please explain.)
No. → (Why not?)
2 Are you good at cooking? Yes. → (Please explain.)
No. → (Why not?)
3 Which season do you like best?  → (Why?)
4 What animal do you like best?  → (Why?)
5 Do you think young people spend too much time watching TV?
Yes. / No. → (Tell me more.)
6 Do you think today’s young Japanese people spend too much time reading comics? Yes. / No. → (Tell me more.)
7 Who is your favorite singer (actor), (actress)? → (Tell me more.)
8 Do you think Japanese high school students should wear a school uniform?
Yes. → (Why?)   No. → (Why not?)


【資料7】-3 英検2級 2次面接 予想問題(1)
1 Do you think you can travel to the moon in the future?
 Yes. → (Please explain.) No. → (Why not?)
2 More and more shops are open 24 hours. Do you think it is a good trend?
 Yes. → (Please explain.) No. → (Why not?)
3 Some people use their cell phone while they are driving their car. What do you think about that?
4 It is reported that about half of the young Japanese people do not read books at all. What do you think about that?
5 Some Japanese students wish to study abroad instead of going to college in Japan. What do you think about that?
6 In Japan more than 30,000 people commit suicide every year. What can we do to decrease the number?

【資料8】 授業に関するアンケート調査結果
実施時期: 平成20年3月3日
対 象 者: H中学校3年生(46回生) 
回答者数: 147名
英 語 S  ア ン ケ ― ト 結 果 (無記名)
1 英語S(セミナー)の授業の内容はよく理解できたか。
とてもよく理解できた   27名 ( 19%)
理解できた    75名 ( 51%)
どちらとも言えない 28名 ( 20%)
理解できなかった        15名 (  9%)
     まったく理解できなかった  2名 (  1%)

2 英語Sの授業を受けて、英語の実力がついたと思うか。
  とても実力がついたと思う           29名 ( 20%)
  実力がついたと思う 75名 ( 51%)
  どちらとも言えない       30名 ( 20%)
  実力がつかなかったと思う    13名 (  9%)
  まったく実力がつかなかったと思う       0名 (  0%)

3 英語という科目が好きか。
とても好きだ      27名 ( 18%)
好きだ      66名 ( 45%)
どちらとも言えない    28名 ( 19%)
あまり好きではない   20名 ( 14%)
嫌いだ      6名 (  4%)

4 将来、自由に英語を読んだり書いたりするだけでなく、聴いたり話したりできるようになりたいか。
     是非そうなりたい            105名  ( 71%)
     そうなりたい   36名 ( 25%)
     どちらとも言えない  5名 (  3%)
     そうなりたいとは思わない     0名 (  0%)
     全くそうなりたいとは思わない            1名 (  1%)

5 中学1年と2年で、ラジオ講座「基礎英語1」及び「基礎英語2」を聴いたが、役に立ったと思うか。
     とても役に立った    20名 ( 14%)
     役に立った    62名 ( 42%)
     どちらとも言えない    45名 ( 31%)
     役に立たなかった    15名 ( 10%)
     全く役に立たなかった  5名 (  3%)

6 従来の英語教育は、「文法訳読式教授法」と言って、先ず英語の文字を読んでから、文法の説明を聞き、日本語に訳すことによって英文を理解し、英語の力を伸ばすという教授法が多かった。
緻密で高度な内容の英文を読む場合には日本語に訳して考えないと理解できませんが、日常で使われる平易な英語を聴いたり読んだりする場合でさえ英語を日本語に訳して理解するという習慣を身につけてしまうと、リスニングやスピーキングや速読の力が伸びにくいという批判があります。
そこで、英語Sでは、中学校1年生の最初から「Listening First を原則にする教授法」(教科書の文字を見る前に、英語を聴くだけで日本語に訳さないで内容をほぼ分かるようになった後、教科書の文字を見るというやり方)を採用しました。英語を聴くだけで分かるということは、日本語に訳さないで英語を英語のまま理解する習慣を身につけるということです。このことが後にリスニングやスピーキングや速読、及び書くことの力を伸ばすことにつながると考えたからです。
この教授法についてあなたはどう思いますか。
① 賛成   116名 ( 79%)
② 反対        0名 (  0%)
③ どちらとも言えない          31名 ( 21%)

また、その理由はなんですか。様々な場面を思い返して、自分が体験したことや実感したことを基に詳しく書いてください。

体験したことや実感したこと(自由記述)
定期考査で毎回行われるリスニングテストを受けた時
・ 中1の頃はリスニングが苦手で嫌いだった。しかしとにかく英語を聴き続けていると、中2
の2学期中頃から急に聴き取れるようになって、それから英語の苦手意識がなくなった。
・ 応用問題を聴くときに、1回目はアバウトに聴いて、2回目で理解するという順序が自分の
中にできてよかった。
・ 英語を英語のまま理解できていると実感できて、自分でも嬉しかった。
・ 集中さえしていれば頭の中に英語がすーと入ってきて、いちいち日本語に直さなくても話し
の流れについていけるようになった。
* 定期考査のリスニングは難しすぎる。特に、「英会話入門」のコマーシャルは、とても速くて
聴き取れない。
定期考査や模擬試験で筆記試験を受けた時
・ 長文を読む時、英語のリスニングをしているような感じで、読みながら前から意味を取って
いく習慣がいつの間にかできていた。
・ 長文読解の時、頭の中で音読(?)しながら読んでいくと、日本語で考えなくても、英文の
意味がスムーズに入ってくるようになった。
・ 応用問題の長文は、内容が面白かったので、楽しみながら試験を受けることができた。
・ 他の学校に行っている友だちは、長文が読めないと悩んでいるのに、私はお蔭で悩んだこと
がない。
・ 長文問題を、国語の長文とあまり変わらない速さで読めるようになった。
・ 定期考査の難しい問題に慣れているので、模試の問題が簡単に感じられた。
・ 全国模試の結果が返ってきた時、この3年間で大いに力がついたと実感した。
英検を受けた時
・ 2級受検の時、リスニングは特に対策をしなくても、授業を普通に受けただけで合格点が取
れた。
・ 2級1次では、速読が生きた。
・ 2級の過去問をやっていて、意外に読めるのに驚いた。分からない単語が出てきても、そこ
を補って読める。
・ 単語や熟語などの知識は2級には届いていないと思ったが、リスニングと長文内容把握で点
数を稼げたため、2級に合格することができた。
・ 面接の時、口をついて英語が自然に出てきたので、とても助かった。
・ 中1の3学期に3級の2次を受けた時は何も話せなかったのに、中3で2級を受けた時は、
すらすらと英語が出てきて、とにかく感動した。
・ 授業中にペアで5分間ずつ英語でしゃべり続ける場を作ってくれたお陰で、英語がスムーズに出てきた。
・ 2級を受けたとき、リスニングはよく分かったが、筆記の単語が難しかった。
・ 普段から先生がほとんど英語で授業を進められるので、英語で質問されても、焦ることなく
スラスラと受け答えができた。
・ 学校の定期テストでは、リスニングがどうしても70%以上取れなかったのに、英検2級で
は90%以上取れて嬉しかった。
英語の読み物(30~50頁)を1時間で読んだ時
・ 面白い物語が多かったせいか、楽しみながら読めた。
・ 1時間で必ず1冊は読めるようになった。
・ 分からない単語が多少あっても、意外と一気に読めてしまった。
・ 意味の分からない単語が出てきても、何回も出てくるうちに、およその意味がつかめるよう
になった。
・ 1年前は、知らない単語も多く、途中で嫌になっていたが、この前読んだ時は本当にスラス
ラ読み進むことができて、自分でもびっくりした。
・ 50分間、物語の筋を追うことに集中していると、気づいたらこんなにたくさん読んでいた、
ということが多くなった。
・ 小さい頃に読み聞かせられた物語の原作を、英語で読めて嬉しかった。
自由英作文を書いた時
・ 思ったことを自由に書いてよかったので、書いていて楽しかった。
・ 書こうと思えばいくらでも多くの英文が書ける気がした。
・ 「日本語から英語へ」というステップを踏まずに、英語を英語のまま考えて書くことができ
た。
・ 英文がすらすら出てきたので、GTEC でも、たくさん書けた。
・ 英語を聴いている時の意識のままで書くと、さらさら書けた。
・ 頭の中で、すらすらと出てくる英文を書くのは楽しい。
・ 核になる単語さえ思いつけば、教科書の英文が頭の中を流れるので、後はそれを書きとめ、
文法的にチェックするだけでよかった。
・ 自分の考えや意見を英語で表現するのは無理だと思っていたが、易しい英語で難しい内容を伝えることができると分かった。
・ 自由英作文を書き終えたとき、自分がこんなに英語が書けるようになったのかと実感できて嬉しかった。
・ 自分の書いた英文を読み直したときに、文法ミスにすぐに気付くようになった。
・ 語彙をもっと増やしたいと思うようになった。
* 自分の言いたいことを書こうとしたが、細かい表現ができなくてもどかしかった。
その他、自由に何でも書いてください。
・ 中1の最初から先生がほどんど英語で授業を進めたときは焦ったが、だんだん慣れてきて、
毎日が新鮮で楽しかった。
・ 毎時間小テストがあったので、その都度覚えられたし、友達と競えあえて励みになった。
・ 授業で読んだ教材は、内容が面白いものが多かったので、楽しみながら取り組めた。
・ 最後のReading Journey (桐原書店)は、ついて行くのが精一杯だったが、力がついたよう
に思う。
・ 先生の授業は進度が速かったが、CDを使って予習をしたらよく分かった。
・ 先生がたまに個人的な体験やエピソードを話してくれたのが面白かった。
・ 受験の英語だけでなく、本物の英語みたいなものを少し学べた気がする。
* 僕みたいに文法からしか入れない人もいると思うので、リスニングをやる前に文法をきちんと説明してから新しいレッスンに入ってほしかった。



【資料9】 モーティベーションを高めるための工夫
英 語 学 習 の 目 標   平成18年10月25日
中学2年    組   番、氏名          
長期目標(できるだけ3つ書いてください。)
 1                         
 2                           
 3     
中期目標(できるだけ3つ書いてください。)
 1                         
 2                           
 3     
短期目標(できるだけ3つ書いてください。)
 1                         
 2                           
 3      
英 語 学 習 の 目 標 (記入例)
長期目標
 1 外交官になる。 *英語を自由に使えるようにしておきたい。
 2 医学の研究者になる。 *京大医学部に合格できる英語力をつけたい。
 3 商社マンになり、世界で活躍する。 *東大(京大、慶応大)の経済学部に進学したい。
 4 海外(国名)     に留学する。
 5 英語の専門書等を1時間に30頁以上読めるように、速読の力をつけたい。
6 洋画を字幕なしで見れるように、リスニングの力を伸ばしたい。
中期目標
 1 高校卒業までに英検準1級(又は1級)に合格する。
 2 中学校卒業までに、英検2級(又は準2級)に合格する。
 3 実力考査で全国(又は校内)の上(又は中)位に入る。
 4 ラジオ講座(基礎英語等)を1年間できるだけ毎日聴く。
短期目標
 1 英語を毎日30分以上かけて予習し、授業に望む前に分からない点をはっきりさせておく。
 2 復習で必ず音読をし、単語のスペリングを書けるようにする。
 3 小テストでいつも満点を取る。
 4 定期考査で、   点以上を取る。 
 5 学年で英語の順位を  位以内に入るようにする。

                                           以上

英語教育の革新、木村肇介先生による”Listening First”ご紹介

2013-01-27 21:56:05 | Weblog
英語教育の革新“Listening First”

始めに
「学力は向上していかなければならない。」
 その向上の有無は、学年内やクラス内での相対的順位で語られる場合も少なくはないが、より重要な基準は、例えば英検テストやTOEFLなどの検定・資格試験での得点の高低である。
長じて大学生や社会人になれば、司法試験・公認会計士試験、あるいは語学分野で唯一の国家試験である通訳案内士試験などでも、受験者一人一人の専門知識や職業技能に関する実力の絶対的水準が厳しく問われることになる。

従って、ある日、将来に向けて大きな夢を描き志を立てて勉学に日々を費やすことになれば、誰でも、その目標を期限までに達成する必要上、そこに投入されている時間や労力が有無駄なく有効に生かされているという実感を伴うのでなければ、(時間や労力が無限に与えられているのではない以上)焦燥感を抱くばかりで却って混乱を深め、達成を難しくしてしまう。
そこで、時間や労力の投入がより正しい方向で行われ、より効率的な成果を産みだしていくのでなければ、たった一度の(取り返せない)青春という成長する機会を喪失してしまうという悲劇を体験することになってしまう。

夢を描き志を立てて一途に進むということは、スポーツ・芸術・学問研究のどんな道であれ、正に真剣勝負の如き激しい情熱と強い意思とを持っての闘いの日々を過ごすのであり、そういった若者を預かり、彼らに向けて知識と技能の練磨の道場を提供する道場主には、練習生・学習者を遥かに超える知識と知恵と情熱を持って、訓練・教育指導の手法を絶えず改善工夫していかなければならない。
医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」は、学校設立以来、例えば英語でも中国語でも、医療通訳士講座の受講生には、TOEIC900点以上、あるいは日・中両言語への精通を求め、その上に立ってなおかつ最高レベルに近い医療に関する専門知識や通訳技能の修得を求めて、卒業時に厳格な「医療通訳士技能検定試験」(1級・2級)を果たしてきました。

それと同じで、高校生や中学生などの若者を主な指導対象に、理数科や異文化を指導する場合であっても、彼らが真剣に求めていることは「学力の絶対的水準の向上」であり、各種の検定試験や資格試験に合格することであることを理解し、彼らの目的達成のために道場主や指導講師は全力を挙げて支援・協力することであると考えている。

そこで、「東京通訳アカデミー」では、「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SESを本年4月に開講するに当たり、英語教育の革新を唱道され、しかも実際に大きな教育効果を上げてこられた兵庫県の木村肇介先生のご指導を仰ぎつつ、講師一同が責任を持って受講生の指導に当たる覚悟です。

その木村肇介先生が開発された指導法の理論的根幹を、4回シリーズの報告でもってここに公開します。
なお、木村肇介先生直接による”Listening First”の学習法指導は、2月23日(土)・午後4時~6時、医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」お茶ノ水(駿河台)教室で行われますので、聴講希望者は必ず下記の要領での申込みをお願いします。

≪申込み≫ 宛先Tel.03-5577-6373 Fax.03-5577-6372 イ・メール:okamura3@oksemi.co.jp
① お名前 ②〒と住所 ③連絡電話番号 ④メールアドレス ⑤主な所属学校等

平成25年1月27日 日曜日
医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」
岡村ゼミナール(株) 代表取締役 会長 岡村寛三郎



≪第一回発表≫
「英語教育 通信 2005年春号」p.12 ~ p.13、教育出版、2005年
Listening First と速読指導による学力向上の試み
               H中学高等学校(非常勤講師)
                           S学園女子大学(非常勤講師)
                            木村 肇介(きむら けいすけ)
60歳からの挑戦
 「日本の英語教育はなんとかなりませんか。」元国連事務次長の明石康氏と個人的にお話しする機会があったとき、氏が私に言われたことである。
TOEFL の成績がアジアでワースト3に入るらしいことを聞かれて、日本の将来に対する危惧を持たれてのことであろう。
氏は、また、「木村さん、人間は死ぬまで挑戦ですよ。」とも言われた。
当時、私は県立高等学校長の職にあり、あと6か月したら定年を迎え、退職後はのんびりと過ごしたいと考えていた。しかし明石氏に挑戦状を突きつけられたような衝撃を受け、60歳からでも挑戦してみようと思うようになった。
自分のやってきた英語授業の反省を込め、また、兵庫県の指導主事時代に提唱していたListening
Firstの原則を自ら実践すべく、中学1年の初めから敢えて挑戦させていただくことにした。
平成14年4月のことである。18年ぶりの英語の授業で、しかも中学生を担当するのは初めて
だったので、新鮮な気持ちと戸惑いの入り混じった中、「英語授業研究学会」の熱心な先生方からお教えいただき、同僚の先生方に支えていただきながら、3年間手探りで実践してきた。
その現状をご報告して、ご指導、ご批判を仰ぎたい。

日本における英語教育の根本的な誤り
 英語を日本語に訳す習慣を身につけさせてしまっていることが最大の誤りである。
日本語に訳して理解しようとする限り、リスニングの力が伸びないし、速読のスピードが上がらない。
従って、インプットの量が少ないので、話したり書いたりする能力も伸びない。
平均的日本人学生の英語力の現状は、時間をかけて少量の英文を読んだり書いたりすることはできるが、聴くことや多量の英語を短時間で読み書きする能力は培われていない。
従って、本格的に英語を使って研究や仕事を進めるためには、学校以外でもう一度特訓を受けなければならない。
日本人の知識や技術は世界のトップレベルにありながら、外国語によるコミュニケーション能力が低いだけのために、正当な評価を受けていないように思われる。
「なんとかなりませんか。」と言いたい人が大勢いるに違いない。

Listening First の原則とは
中学1年の最初から中学3年の教科書が終わるまで、英語の音声を聴かせるだけで内容の8割が理解できるようになるまでは、テキストの文字を見せない。
残りの2割が分からなくても、類推力を働かせて概要を把握する習慣を身につけさせる。
そのねらいは、日本語に訳さないで英語を理解する習慣を身につけさせることである。
そのためには、初級段階から英語を聴いたり読んだりする際に日本語で考える時間的余裕を与えないことである。
それには、ナチュラル(又はそれに近い)スピードでリスニングをさせて英語を理解させる習慣を身につけさせることが重要である。
英語を日本語に訳す習慣をつけさせてしまうと、リスニングや速読の飛躍的な向上は望めない。

私の仮説
  NHKラジオ講座「新基礎英語」を毎日聴かせた上で、下記の①~⑥の手順を踏んで中学校3年間の検定教科書をやれば、リスニングと速読の力が向上する。
その結果、インプットの量が多くなって、英語の総合的な力が伸び、実力考査や大学受験にも対応できる。
  ① 教科書の文字を見せる前に、オーラル・インタラクション又はオーラル・イントロダクションをした後、テキストのCDを流して、聴くだけで内容の8割を分からせる。
  * 内容が分かったかどうかは、T or Fテスト等で毎回確認する。
 ② CDを流しながらテキストの文字を見せ、リスニングとほぼ同じスピードで、目で文字を追
っていくだけで概要を把握する習慣を身につけさせる。そうすれば、速読のスピードがアップする。
   * リスニングの力がある程度伸びた段階で、速読用の投げ込み教材を与える。すると、それを速読する場合、文字が目に入ると脳内で瞬時に文字を音声に変換して、リスニングをしているときと同じパターンに入るので、リスニングのスピードとほぼ同じ(あるいはそれ以上の)スピードで速読できるようになる。
 ③ テキストの日本語訳はしない。文法・語法等の説明は必要最少限度にとどめる。
   * ただし、英語を聴いたり読んだりして内容がほぼ理解できた段階で、内容がどれだけ正確に把握できているかを確かめるために、日本語による説明や日本語訳を与えることはかまわない。
 ④ 内容を理解させた後、CD等を使って音読指導をする。
⑤ 内容が理解でき、読み方が分かったテキストを、自宅で5回~10回音読をさせる。
⑥ さらに口頭練習等を通して定着を図った後、単語の綴りや英語の文章を書く練習をさせる。

実践の結果
1 平成16年5月に実施した高校1年生対象の平成16年度リスニングテスト〔Aテスト〕
(H県高等学校教育研究会英語部会、リスニングテスト委員会作成)の結果

学 校 名 等  受 検 者 数   平 均 点
全体(内中学3年)15,328(526) 42.2(58.1)
H中学3年     142    68.2
A高校1年     359   66.4
B高校1年     281  59.8






 * A高校,B高校は、県立高校のナンバースクール

2 速読測定の結果(H16.9月実施)

学校名等 所要時間  WPM
想定平均値 3分00秒  65語
H中学3年 1分37秒 134語

高校2年生対象の桐原書店の「英語速読トレーニング」〔Level 2〕Lesson 5(194語)
を活用して測定した結果

おわりに
今年2月に中学3年生全員に英検準2級を、さらに数十人には英検2級に挑戦させたが、今後、多読教材も活用しながら、大学入試にも対応できるようさらに工夫を続けたい。

以上

英語力大きく伸ばす”Listening First”方式、開発者によるご講演の計画

2013-01-26 22:05:16 | Weblog
英語力を短期間で大きく伸ばす Listening Firstについて
≪開発者の木村肇介先生によるセミナー計画≫

”Listening First”については、インターネット上に多くの書き込みがあります。
とりわけ、次の記事は長文ですが、随所でポイントを突いていて役に立ちます。
http://englishbyenglish.web.fc2.com/news_book_gakumon_english_by_english.htm

偶然にですが、私は、その記事の著者と同じように”Listening First”という考え方を支持しています。
私の故郷は兵庫県姫路市ですが、ご縁があって、公立・私立の学校で長年にわたり英語教育一途に研究・指導をされ続けてこられた同郷の木村肇介先生と知り合いであり、この方が、“Listening First”という考え方を基本・出発点にされて、きわめてシンプルにしてかつ合理的な英語学習のシステムを約8年前に発表され、実際に学校現場や社会教育の現場でも、次々と大きな成果を上げてこられたことを、その当時において教えていただいたのみならず、最近において再度お会いさせていただき確認も致しました。

もちろん、数年前のその時点においても、”Listening First”という優れた教育方式をぜひとも岡村ゼミナール(塾)の教室現場でも取り入れたかったのですが、毎週数時間もかけて様々な観点からの英語学習に取り組める学校現場とは異なり、塾では毎週わずか2時間の指導時間しか取れないため、講師たちによる事前の準備の負担の大きさに配慮し、そのシステムを直ちには導入し得ないものと考えて、その時は断念しました。

しかし、それ以降においても、”Listening First”という英語教育システム上のメリットを忘れることはできず、この度、「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SES開講に際し、米国のトップレベルの理数科系大学や医学部大学院に進学したい希望者を高校や大学に留学生として送り込む教育目標を達成するには、中学3年生には英検2級を、そして高校2年生には英検準1級をどうしても取得してもらわなければならないため、改めて“Listening First”という極めて効率的で、大きな実践的効果も既に確認され済みのこの指導方式を採用することを決意したものです。

他方、SES講座で何故に理数科学習を中心にしたのかと言えば、数年前より社会人対象の医療通訳士育成の学校を運営する過程で、英語を通して体の仕組みや病気のこと、その治療法のことなどを広範囲にまた深く勉強することとなりましたが、そういった医学分野での多くの謎解きにも似た研究や勉強の面白さとそれらから得られる知識や技術の実際生活上での計り知れない有用さにも気づき、若い人たちにも、「医学」の前提となる生物・化学・物理を中心にした科学や数学を、是非とも英語直接でもっともっと学習していただきたいと願うようになったからです。

 ちなみに、社会人対象のハローワーク求職者支援訓練講座として、英語医療通訳士講座を運営するうちに、ここでも英語力向上に費やせる指導時間数を大量にとれることが分かりましたので、今後は、”Listening First”の学習方式を取り入れ、社会人の通訳能力の育成と向上にも大いに役立てる意向です。

 そこで、”Listening First”教育方式を学校現場で活用できるシンプルで合理的なシステムとして開発された兵庫県の木村肇介先生を東京に招きし、2月下旬頃に、医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」お茶ノ水(駿河台)校にて講演会を開催いたします。
 その機会には、学校の先生方にも、保護者・生徒の方々にもご臨席いただき、“Listening First”の利点と利用の仕方とを、詳しくお聞きしていただきたいと思います。
 その時、ご講演が1時間半、質疑応答時間が半時間の合計2時間を予定しています。
 日時は、今月の28日ごろに皆様方にお伝えしますので、ご期待ください。

平成25年1月26日 土曜日
医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」
岡村ゼミナール(株) 代表取締役 会長 



.


理数科を英語で指導するSESへの支持者・応援者の増加

2013-01-24 23:24:03 | Weblog
理解者・支持者が増加している
「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SES

皆様のご清栄をお慶び致します。
ところで「直接、英語で教える理数科と異文化」の塾を開設という看板を掲げてひた走りに走ってきていますが、次第に理解者や支持者を増やしてきています。
もともと、「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SES開設宣言につき、「日本でも、そういうスタイルの指導が、もう必要になってきているよね。」という感想を述べてくださる方が比較的多く、今まで正面切って異論を唱えた方は誰一人おられませんでした。
とはいえ、理数科や異文化を英語で教える・学ぶというスタイルの塾を開設する意向だという私の話を聞かれた世間の多くの方がたが、内心では、「日本人子弟には、それはまだ早すぎるよ。無理だよ…」とか「それによって肝心の日本語能力が育たなくなるのではないか?」などという感想を持たれたのではないかと推測します。
しかし、SES開設の意向を話し続けて2か月がたった今では、もうかなりの方々から、しっかりと支持と応援の声を聞くようになってきています。
SESは、4月開講迄、いよいよ2か月を余すところになりましたが、受講生にお勧めできる米国の留学先候補も決まり、大事な教材の準備も次第にできつつあります。指導講師の方も、充分な準備をするべく種々の面での配慮を深めておられます。

ところで、若い人たちには、直接に英語で理数科や異文化を学んでもらおうと決断したのは、何と言っても、社会人向けの医療通訳士養成講座を通して、自分自身が、人間の体の仕組みや病気のことなど、更には細胞や遺伝学分野など、生物学の広範な分野を英語で学ぶうちに、非常に大きな興味というか、今まで知らなかった分野に関する知識を獲得し、深めることに魅力を感じたことが切っ掛けになっています。
更には、英語力を急速に向上させるには、“Listening First ”という「(先ず)聞くことから入っていく」手法の採用が最も効果的だということを知っていたからです。
そこで、内容的に興味の尽きない理数科を、最も効率的な英語(語学)学習手法である「聞くことから始める」という塾を開講したいと思い立ったのです。
実際、150年後の世の中をコンピューターの未来という言う形で議論されている記事が雑誌「SCIENTIFIC AMERICAN」で特集されていますが、数学の効用が将来を大きく発展させる基になるだろうという意見が私の目を強く惹きました。
私自身は、約30年間も塾で数学の講師を務めてきましたが、数学における論理や分析を重視する考え方が、53歳になってからの英語の勉強スタートにも非常に役立ちました。
通常では考えられない高齢からの不慣れな学科の学習スタートでしたが、ほとんど未知の分野であったことが、未開の地域への冒険旅行と同じような興奮を感じる原因となり、夢中で取り組んできました。
そこで、まだ10代という若い年齢の中学生や高校生なら、自分が到達したい目標が見つかり思い立てば、英語力は、“Listening First ”手法の追い風を受けるとき、長足で進歩するでしょう。

平成25年1月24日
岡村寛三郎(医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」理事長)
岡村ゼミナール(株) 代表取締役 会長 


世界ランク上位・米国の大学や高校への進学に必要な英語力

2013-01-22 21:08:04 | Weblog
世界ランク最上位の米国トップレベルの大学への進学につながる
米国の一流高校への編入に必要な英語力

そこで求められているTOEFLで測られる英語力は、端的に言えば英検1級クラス、それも上位での合格者レベルと言われています。
しかし、仮にそうであるにしても、このレベルへの到達は、学生にとってもちろん不可能ではありません。もちろん、文法力と語彙数とが決め手になりますから、英語を日本語で勉強するという従来型の迂回路を辿っている限りは、このレベルへの到達には恐ろしいほどの努力と長年月とが必要になってしまいます。
しかし、「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SESに入塾すれば、率直に英語を英語で勉強するというネイティヴ同様の自然な「聞き・読む」環境を与えられますから、習い始めの時期にこそ、さっぱりと分からない、どうすればいいの・・・といった困惑・気苦労を体験することもあるでしょうが、結局のところ、語学力習得において高効率な環境を与えられているのですから、上達はかなり早くなります。
英語圏ネイティヴの人口数を考えてみてください。3~4億人の人たちが毎日使用している言葉です。彼らは、英語は極めて論理的な体系を有する言語だと言っています。ならば、小さな島国ながらもハイレベルな「物づくり文化」を築いてきた日本人の高い知能に於いて使いこなせないはずがありません。
学生たちにとって必要なのは、「高い志」とそれに向かって一途に邁進する「率直さ」です。掛ける時間の長短ではなく、投入する情熱の大きさ・激しさこそが奇跡を生み出す最大の原動力です。自信を持ちましょう。何も怖いものはありません。
学習には「要領」や「方法」があります。合格には大学を卒業して10年かかると言われてきた(国)通訳案内士や英検1級取得者の専門家集団である医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」が運営する「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SESでは、文法の修得にも単語の修得にも、自らが積み上げてきた経験と知恵を基に最適の方法を生徒に指導します。

Tuesday, January 22, 2013
岡村寛三郎(医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」理事長)



国際バカロレアの現況。他方、SESの進学目標は?

2013-01-21 20:06:41 | Weblog
「国際バカロレア」と
「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SESが入学指導“目標”に掲げる米国の高校
(日経新聞1月21日付け記事を編集)
これは、インターナショナルスクールの生徒向けの開発された国際カリキュラムに沿った教育で、国際的に通用する大学入学資格であり、柔軟な知性の育成と国際理解教育の促進を目的にしている。グローバル人材の育成プログラムである。
既に世界142カ国、約3470校が認定を受けていて、日本には24校の認定校がある。
立命館宇治高校では、ハーバード大学やオックスフォード大学でも高く評価されているこの教育法と資格受験制度を取り入れて、昨年春に1期生7人が卒業し、うち5人が国際バカロレアの資格を取得した。
今春卒業予定者数などは大きく躍進し、15人中12人が資格を取得し、しかも中国や韓国を含めた東アジアの多くのバカロレア認定校の中でも最高得点を取得した生徒があったそうである。
しかし、この資格コースでは、高度の語学力のみならず、分析力・論理的思考力・批判的思考力などをも併せて要求されるため、まだまだ生徒数も少ないし、指導できる教員数も少ない点が課題になっているそうである。

そこで、この課題の解決策の一助になればと願い、通訳・翻訳の専門的職業家集団で、しかも通訳知識や技術の中でも最高レベルが求められる医療通訳士を専門的に育成している「東京通訳アカデミー」が、その卒業生等の人材力を活かし、「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SESを、日本中の英語ファンや教育機関、海外進出企業等の大きな期待を担って開講します。
しかも、SESでは、アメリカの医大進学に強いパイプラインを持ち、所定の成績等を条件にインターナショナル・スチューデントとして高校部への編入を受け入れ可能な4校を、ニューヨーク州(1校)、カリフォルニア州(1校)、フロリダ州(2校)において既に選定し、受講生に進学目標としていただける便宜を図る用意も整えています。

平成25年1月21日 月曜日
医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」
岡村ゼミナール(株) 代表取締役 会長 岡村寛三郎

大学入試センター試験でも、就職に有利な「理工系学部」志望者が増加

2013-01-20 06:53:24 | Weblog
 大学入試センター試験
 就職に有利な「資格系の薬学部、理工系の大学・学部」への希望者数が躍進!
                           日経新聞記事を編集(平成25年1月19日)

 本年実施の大学入試センター試験受験生の間では、就職に有利な学部を目指したり、無理をしないで浪人を避けようとしたりする傾向が鮮明になっている。

 代々木ゼミナールが昨年の全国模擬試験で第一志望を集計したところ、薬学や看護、保険などの学部は、国公私立共に前年を1~17%上回った。大学生の就職内定率が比較的高い理系の学部も人気だ。工学部は、国公立が前年比1%増、私立は9%増。理学部も国公立は4%増だった。

 逆に不人気だったのは、文系学部。法学部は国公立が8%減、私立も4%減。経済学部も3~4%減った。文系学部は何れも就職につながるか不透明のため避けられていて「理高文低」「資格志向」がくっきりした。

 河合塾が昨年に高校の進路指導担当教員約1500人にアンケートしたところ、生徒の間で志望校の目標を高く設定する動きが弱まる傾向にあるとの回答が35%にも上り、強まるとの回答率を6ポイントも上回った。更に、下宿を避け、実家から通学可能な地元の大学を選ぶ傾向も強まっているとの回答が63%にも達した。河合塾では、無理をしない受験生が増えていると分析している。
…………………………………………………………………………………………………………
「これが物理学だ!」

 大学の世界ランキング1位の「マサチューセッツ工科大学=MIT」のウオルター・ルーウイン教授が、NHK Eテレで、1月~2月の毎週土曜日・8回、4時から5時までの間、感動の物理学「MIT白熱教室」において大活躍しています。
 その著書「これが物理学だ!」は、物理学の初心者・素人にも非常によく分かるように、光のこと、電気や磁気のこと、宇宙のことなどを丁寧に解説してくれています。
この本を読めば、身の回りの生活すべてに関わっている物理的現象や多くの法則を知ることになるのみならず、普段は無縁な宇宙の広大さや不思議な現象にも、明快な解説や謎解きを示されて、読者はすっかり物理学の威力に圧倒されて、物理学の面白さの虜になってしまうでしょう。
 こういった物理学の面白さや価値を知るうちに、ニュートンやアインシュタインなどの他にも、生物進化論を唱えたダーウインや宇宙の膨張を唱えたハッブルなど、欧米諸国の学者の科学における数多くの画期的な発見・発明の歴史に気づき、驚嘆と感動とを隠すことはできないでしょう。

 ここにおいて、「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SESでは、こういった多くの優れた欧米諸国の科学の歴史を英語で直接に学ぶ機会を多くの青少年に提供し、受講生の科学への憧れと関心を高めたいと希望しています。

平成25年1月19日 土曜日
岡村寛三郎(医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」理事長)
岡村ゼミナール(株) 代表取締役 会長 

My motivations for founding SES(The Science in English School)

2013-01-19 08:32:38 | Weblog
“My motivations for founding SES”

This is a recollection of my memories as a young student. I had plenty of free time back then, so I would often spend hours in the library reading science or math textbooks, various documents, fables and research papers in English. I was very much drawn to those books and literatures at that time, and I can still recall the excitement I felt reading each page.

Needless to say, Japanese scientific technologies are highly advanced in various fields, perhaps second to none compared to other countries. So naturally, most of us enjoy reading about Japanese scientific technologies in the Japanese language. But I do remember well that there were quite a lot of English articles about daredevil explorations and adventures of courageous westerners delving into the hinterlands or Polar Regions. I also remember having read many articles on scientific topics, and reports on scientific and technological civilization based on vast range of explorations and researches.

Reading such kinds of stories or listening to adventurous tales read out loud by someone in English often left a strong impression on me. I almost felt as if they were my own experiences. Reading non-fiction adventures or scientific documentaries in English often gives us huge impact, and readers often become strongly and deeply absorbed in the stories.

In other words, the adventurers’ experiences and voices can significantly affect the listeners or readers, imprinting those imageries and ideas within our hearts and brains, thus creating a great learning experience at the same time.

I myself am a keen reader of “National Geographic.” Somehow, regardless of the destination of the adventure or area of study, whether it is an adventure into the end of the universe, or a look into the inner part of the human body, I always found it more exciting if I was reading or listening in the original language, English.
In fact, Japan has been trying to learn from the western civilization ever since the Meiji Restoration period. No matter how advanced Japanese scientific technologies may be now, it’s been only 150 years since Japan opened itself to the rest of the world, and began learning from the world. Japan still has a long way to go before it can achieve enough accomplishments, depths, appeals, interests to be on the same level with the histories and people of the rest of the world. So, this is how we came about to launch our new SES “Science in English School.” We hope to provide young people with the opportunity to read myriad of intriguing scientific stories existing in today’s world, and share the enjoyment of math and science, especially in the English language.
The talented faculty of teachers is all wonderful story tellers, so you can look forward to enjoying this experience here at SES.

Saturday, January 19, 2013
The chief director of SES
Translated by the vice principal of SES
Email:okamura3@oksemi.co.jp