留学しないで英語力を増強するための法則

2007-02-20 08:51:16 | Weblog
留学チャンスに恵まれない学習者向け

留学しないで英語力を増強するための
6つの絶対条件とその優先順位

平成19年2月20日 火曜日
通訳案内士・岡村寛三郎
(1)語彙力増強

(2)文法の「原則」習得

(3)読書量の増強

(4)大量の読書体験を通して、
(a)様々な表現法があること、(b)文法原則に対しては、様々な「例外」が あ    ることを学ぶ

(5)スピーキング力をつけるために、同じ文章・表現の数百回にも及ぶ徹底的な   繰り返しの音読(またはシャドーイング)の実施

(6)僅かな暇を見つけてのリスニング力の養成と鍛錬
                                   以上


英語を楽しく学ぶために

2007-02-14 10:19:16 | Weblog
英語を楽しく学ぶために
平成19年2月14日 水曜日
通訳案内士・岡村寛三郎

京都大学卒業後に、更に大阪大学の医学部を卒業して、泌尿器科の医師として、また通訳案内士としても、全国にその名を知られた竹山政美先生の「語学の学習には、時間がかかるのです。」という言葉の意味をじっくりと考えてみましょう。
誰よりも、その際立つ知的優秀さが偲ばれる竹山先生ですら、そう言っておられるのです。
ましてや、我々凡人において、外国語を究めるなどということは不可能ですし、少しでもそれを学び身に着けるとなると、数年・数千時間どころか、万を数える膨大な時間数をかけなければならないのです。
しかし、このことを逆に言えば、凡人でも、辛抱強く時間数さえかければ、ある程度の語学力を身につけられるということになるのです。
ただ、その辛抱強い学習姿勢を続けるためには、語学の学習そのものが、楽しくなければなりません。
「学ぶ楽しさ」は、知らなかった事、分からなかったこと、聞き取れなかったこと、口に出していえなかったこと・・・などが、少しづつでも明らかになり始め、理解でき始め、発見の喜びを味わい、外国人との間でのコミュニケーションが取れ始めることなどにより、
現実的な体験となり、喜びとなり、励みとなっていく過程において生まれてきます。
とりわけ、英語の学習は、人類の貴重な歴史と文化を形作ってきた西洋文明の発見に繋がり、東洋人である我々の日々の生活上にも、極めて大きな意味と価値をもたらし、我々の活躍の舞台を一層大きなものにしてくれる効用があります。
ぜひとも、皆さんも、英語を楽しく学ぶ姿勢を身に着けてください。
英語学習を通して、皆さんが、未来に向かって、また世界という大きな舞台に立って活躍していかれることを、心よりお祈りいたします。


通訳案内士試験・受験体験記

2007-02-11 07:49:49 | Weblog
      国家資格「通訳案内士」試験に挑戦!
               そして、合格!(平成18年度)

                          OK英語村・岡村寛三郎

注:通訳案内士は、「語学分野」での唯一の国家資格であり、司法試験・公認会計士試験と並び、三大難関の一つとされています。
合格率は6%前後を続けていましたが、2005年度は、政府の推進する海外からの観光客増加作戦に応じて試験制度が変わり、合格率は多少向上した模様です。
しかし、約60年に及ぶこの試験制度の歴史において、この試験が易しかった年は無いといわれているくらい難しく、英語のみならず日本語科目の負担もかなり大きく、「英検1級合格者」でも、なかなか合格できないのが実態です。

受験歴
(1)平成10年12月(53歳)・・・数学教師としての26年を経過後、
傍らで英語の勉強開始
(2)平成15年 7月・・・初回受験・(a)一次試験・英語科合格
               (b)二次試験(口述試験)不合格
(3)平成16~17年度・・・一次試験・不合格
(4)平成18年度
  (a)一次試験(9月)、次の4科目に合格[英語・日本地理・日本歴史・一般常識]
                (注:全科目同時合格が要件とされています)
  (b) 二次試験(12月)・口述試験受験
   ※口述試験受験は2回目に付き、予想問題も的中し、割と良くできました。
   そこで、2月9日の最終結果発表でも、無事に自分の名前を見つけました。

[受験&合格・体験記]

[英語を学び始めた動機]
数学教師を26年間もしてきた平成10年(1998年)53歳の10月に、学習塾業界の仲間たちと、オーストラリアの南部・アデレード市を訪問しました。
訪問先の皆さんから、ご親切に、いろんな歓迎行事やパーテイをしていただきましたが、残念ながら、英会話はほとんどできず、肝心の交流目的も果たせず、惨憺たる状態でした。
そこで、帰国してから、一念発起して英会話の勉強をスタートしました。
とはいっても、子供向け番組から大人向け番組までの外国語放送をしているテレビの前に一日中座り続けていても、また、それを、辛抱強く何日続けようとも、全く何も聴き取れず、意味も分かりませんでした。
遂には、なぜこんなに必死になって毎日毎日聴き取ろうとしているのに、なぜ何にも分からないのだろうと悲しくなり、涙さえ流す日々が続きました。
しかし、今思えば、何の前提的知識や必要な海外留学体験・トレーニングも為しに、日本人が、いきなりテレビ番組の前にかじりついても、何も聴き取れず、分からないのは当たり前でした。
そこで、基礎的な中学生向けや高校生向けの英単語を書いたり、覚えたり、使ったり・・・あるいは、英語で書かれた子供向け童話集を読んだりと、やむを得ず、リスニングやスピーキングを諦めて、過去の中学生時代以降の段階で遣りなれていて、日本人の自分には馴染みやすい「読み書き」中心の英語学習を、日々の学習の中心にすえるスタイルで再スタートしました。
この方法なら、取り組みやすく、その分野の学力なら、少しづつですが伸びていきました。また、それに応じて、ほんの少しだけですが、子供向けの英語番組なら、聞き分けられるところも増えてきました。

[通訳受験予備校・ハローアカデミーへ入学]
そんなこんなの泥縄式の英語学習を4年も続けていましたが、なおかつ、英字新聞を読んでいても分からないことが多く、自分だけの力では解決しょうがないなと困っていた頃のある日、新大阪駅の近所に、通訳案内士になりたい希望者が通っている資格受験指導校の「ハローアカデミー」があることを聞きつけ、善は急げとばかり、早速に入学してみました。
さすがに超一流の受験指導校とあって、教材も授業のレベルも、更には、生徒さんのレベルも極めて高く、再度スタートラインに戻っての学習が始まった感じがしましたが、無我夢中で勉強に取り組める良い刺激にはなりました。
しかし、ハローアカデミーに1年ほど通ったところで、いろいろの過労が重なり何ヶ月も入院したため、(勉強を始めて4年経過後の)57歳の折には、通訳案内士の資格試験は受験できませんでした。

[運よく、初回挑戦で、筆記試験合格]
退院後、再度、勉強に熱中の日々が続き、ハローアカデミーで行われた毎月の模擬試験では、次第に得点も向上し、100点満点中の70点ぐらいが取れるようになりました。
そこで、平成15年(2003年)、勉強開始後5年足らずが経過した58歳の6月、緊張の中で、初めての通訳案内士試験(一次試験・英語科)を受験しました。
ところが、たまたま覚えていた単語がたくさん出題された幸運のお陰で、ハローアカデミーで行われた解答説明会での講評を聞いた後、自己採点結果が85点ぐらいもあり、合格をほぼ確信しました。
そこで、受験生の1割しか合格しないといわれる極めて難しい一次試験・筆記試験にも、初めての受験で運よく合格できましたが、情けないことに、まだまだ、勉強期間や経験が少なく、読み書きの練習が精一杯で、苦手なリスニングやスピーキングの準備やその上達はほとんどできていませんでした。
折角、超難関の一次試験に合格したのだからと、二次試験の面接・口述試験期日までは、ハローアカデミーの直前特訓に出席する傍ら、その予想問題集を中心に、死に物狂いで頑張りましたが、余りに多くの知識を急速に頭に詰め込んだ結果、知識の不消化を起こしました。
ですから、試験当日は、緊張していたためもあって、頭がカチカチで柔軟性を欠き、質問に対する返答の途中で口ごもり、後の言葉が出なくなってしまって完全な失敗でした。

[二次・口述試験に不合格]
[その後、2年連続で、一次試験不合格]
予想通りの不合格で、ここから再度、厳しい受験勉強の開始となりました。
しかし、「運」は、毎年そう簡単に着くものではなく、必死のパッチでの「単語数の増強」と「模擬試験での得点の安定化や向上」努力にもかかわらず、その後、2年連続で一次試験・筆記試験に不合格の悲運を味わいました。
自己採点では、65点~70点であって、合格最低点の75点に遠く及びませんでした。
その失意の2年間の間には、いつかの日には来るべき合格を夢見て、リスニングやスピーキング力の向上対策のみならず、更には、通訳案内士試験で同時に果たされる英語科以外の受験科目である日本語科目の[日本歴史・日本地理・一般常識]3科目の受験勉強も、1年365日、一日の休日もなく(1日8時間の英語の勉強に追加して)毎日毎日1時間づつ取り組みました。
逆に、一次試験・筆記試験の直前に、日本語科目を集中的に学習する受験生もいますが、それに時間を取られる分、英語力は衰退することが明らかであり、極めて危険です。

[日本史で、安定的に満点に近い高得点を稼ぐ法]
ここで特記すべきことは、特に日本史においては、覚えるべきことが多すぎるため、それらを、時代順・年代順にきちんと整理して覚えておかなければ、高得点が取れないということです。
しかし、出題される項目や出題傾向に、ある程度の限定と特徴の見られる日本史は、受験生には高得点を狙えるチャンス科目であり、ここで90点以上の高得点を稼いでおくことは、日本語科目の「3科目平均」で70点あたりの足切点が設けられていることから考えても、極めて有利になります。
なぜなら、「地理」も、時代ごとに変化の激しい産業分野からの出題を含めて、細かくややこしい問題が多いのみならず、回答形式が引っ掛けのような受験生いじめの問題が出され、80点程度を覚悟しなければならず、「一般常識」に至っては、実際のところ、世界の出来事の中から、しかも、政治・経済・社会学・科学・文化・芸術などのあらゆる分野から、無意味としか思われないような微細な事柄までが尋ねられる難問・奇問が多く、科目単位の足切点である50%をやっと越せる程度の得点しか期待できないため、どうしても、安全圏を見込んで、歴史で90点以上を稼いでおくことが必要となるからです。
私は、数学教師を30年近くもしていたお陰で、幸い「数字」に敏感になっていました。
そこで、歴史のすべての事項について、年代をも併せて覚えて、極めて多くの事柄をも時系列で整理して覚えられるように努力しましたが、これがとても役立ちました。
ただし、年代の覚え方は、大学受験生が良く試す手法の「こじ付け」での覚え方です。

例えば、「天に二日なく、民に二主なし」と断言して幕府を否定した山梨県出身・江戸時代の勤皇の志士・山県大弐が、幕府の賄賂政治を批判したために捕らえられ、死罪に処せられたのは、「1767」年でしたが、この年は、「非難空し」でぴったり当てはまりますよね。
また、この年は、賄賂政治で有名な田沼意次が老中に就任し、後に、天明の飢饉(1782年)等も生じて、幕政に批判が集中した田沼時代の始まりでした。

ところで、鎌倉時代は、新しい多くの宗教が誕生し、文化も大いに発展した画期的な時代でしたが、先ず、法然が、「選択(せんじゃく)本願念仏集」を著して、空也や源信(985年「往生要集」)の後をついで「浄土宗」を起こし、同時に、栄西が、既存の仏教宗派に対抗するために「興禅護国論」を説いて臨済宗を導入したのは、共に「1198年」でしたが、この年号は、「人々(が)食うや」食わずの厳しい時代に、仏の救いを説いた・・・として覚えました。
また、親鸞が浄土真宗を、「教行信証」でもって説いたのは「1224」年でしたが、
これは、「人に(浄土の世界での)不死」を説いた・・・とこじつけて覚えられますね。
この他、鎌倉時代には、その文化面にも多くの業績がありますが、例えば、鴨長明が「方丈記」を著した1212年は、方丈が一丈四方を意味しているところから、「いちにいちに(一二一二)」と縦横に歩いて・・・として覚えました。吉田兼好の「徒然草」は、建武の中興(1333年)の直前でもあった1331年でした。これは、「草」にちなんで、その花が、「いざ咲いた」・・・で覚えました。

ところで、そもそも、わが国が、神道と仏教の共存する世界でも珍しい多神教国家として成立したのは、聖徳太子のお陰ですが、その神仏共存が始まる直前には、神道派の物部守屋と仏教派の聖徳太子・蘇我馬子連合軍との間で戦われた日本でたった一度の宗教戦争がありました。それは、587年です。これは、「(戦の)後、花(咲く)」として覚えました。

その他、極めて多くの事項について、年号が判明している限り、その内容に関連した「こじ付け式」で覚えきりました(興味のある方は、Tel.090-9097-7613までどうぞ)。

[英単語数の増強策]
ところで、英検1級に合格するための単語数は、1万語から1万5千語と言われていますが、通訳案内士試験では、覚えなければならない語数は、私の個人的な推定では、
優に2万語を超えるでしょう。
そこで、日本史に於ける年代暗記のような「こじ付け」では到底間に合いません。
最近は、大勢の方が採用しておられると思いますが、(1)単語を「語源」に遡って理解し、同じ語源の類語についての知識を増やしながら、(2)各単語を接頭語・語幹・接尾辞に分解して、その構成を知り、先に覚えた語幹の語源と引っ掛けることで覚えていきました。
ここでも、数学の教師をしていたお陰で、分析が好きで、単語の分解が、数学の因数分解にも似て、とても楽しい作業でした。

[英語熟語と文法の難しさ]
その難しさにひるまないための対策
➊熟語は無数にあるから、重要なもののみに限定する
  ハローアカデミーの推薦書=森一郎著「試験に出る英熟語」(青春出版社)
➋「文法は、原則のみの学習に徹し、例外などは、文例に接するたびごとに研究する」

熟語を含めて文法の難しさは、その原則や例外の多さ、多くの他の表現方法の存在など、覚えなければならないことが多すぎて、とても短時間には克服できないことが第一原因です。
しかも、日本語の構造や感覚とは全く異なるため、日本語に引っ掛けて覚えるテクニックも通用しないため、ひたすら、多くの文例に当たって、その都度、分厚い文法書に舞い戻って不明な箇所を、分かるまで研究するしかないことです。
ただ、そのように困った場合、ハロー・アカデミーの友達たちが、親切に教えてくれました。

[本当に難しい文法項目は数少ない]
(1)多くの助動詞のそれぞれの役割(「確信度」を示す順位、時制の一致や仮定法での役割) (2)様々な関係代名詞、主格の省略 (3)使役動詞の使用法 (4)to-不定詞ではなく「動名詞」を取る動詞、特殊な前置詞と結びつく動詞(注:「動詞」関係の良い指導書は、綿貫陽「英語語法の征服」旺文社)

[英語教育改革]
英語学習について様々な試行錯誤を続けていた頃のある日、横浜の学習塾の方から、(平成15年・2003年3月の文科省の宣言である)「平成18年度・2008年度からは、全国の公立の中高等学校で、英語の授業は、日本語を使わないで英語で教える(Teaching English Through English=T.E.T.E.)こととし、それまでの5年間を、そのための準備期間とする。」というニュースを伝え聞きました。
自分自身が、ほとんど聞き取れず、話せず、単に読み書きができるだけの英語力で苦しんできていただけに、国際化の進展に併せて、日本の子供たちに、実際に使える英語力を身につけさせるのだという、文科省の理想の高邁さと雄大さには、心から共鳴・感動しました。
そんな文科省の挑戦を是非とも応援したい気持ちで、岡村ゼミナールでも、2005年度から、その宣言の趣旨に沿う英語授業を為すべきための準備を始めることを決意しました。これが、「岡村ゼミナール」で言う「英語教育改革」のスタートでした。
その趣旨は、旧来からの効率の悪い教育実態の一つでもある「日本語で教える英語授業」からの脱皮を目指したものでした。
なぜなら、日本語で教える英語授業では、文法説明が主体となりがちで、高校や大学への進学受験には向いていても、実践的英会話力の養成が大きく欠如しているため、やがて、実社会に出た後で、仕事で、あるいは社会生活上で英語力・英会話力を必要とする場合に、ほとんど役立たないという悲哀を味わなければならないからです。
しかも、リスニング力を向上させるのに最も適した小・中・高校生の年代を、読み書き中心の誤った英語学習で過ごすことの不利と機会の損失は、計り知れないほどに大きく、
大人になってから始めるリスニング練習や技量の向上を、決定的に困難なものにしてしまっています。
それらの事情から、2003年に文科省が提唱したT.E.T.E.は、極めて正しい教育法への志向であり、実際、国際交流の全面的な進展を示している今日や明日の状況にも、完全に適合するものです。
そこで、TETEの舞台となるべき日本中の一部の公立の中・高等学校でも、関西大学大学院教授の斉藤栄二先生の唱導に従い、準備活動が活発に行われました。
にもかかわらず、全国的な規模で見れば、まだまだ学校教師や教育関係者の多くの理解と賛同、そしてまた追随を得る所にまでは至らず、宣言後、4年を経過した2007年の今日においてもなおかつ、TETE実施への確固たる動きが見られないことは、日本の英語教育上の痛恨の極みと言わざるを得ません。

[社会奉仕・市民運動
そして、市長選に立候補と断念]
そのような紆余曲折の61歳を迎えた平成18年(2006年)春、私は、本業の「岡村ゼミナール㈱社長」を、社内の若手に譲ることとし、その後は、お世話になった故郷・姫路の町や市民の皆様に対して、社会奉仕をもって尽くす決意をしました。
ところが、たまたま、日々の散歩道に沿う市立城内図書館の運営における、利用希望の市民側における不便や不都合を垣間見る機会を、長年にわたって体験してきたため、
その運営改善を求める手紙や嘆願を、市役所当局に何度も繰り返しました。
しかし、一向に誠意ある回答を得られなかったため、1000名に近い大勢の市民を巻き込んでの市民運動にまで発展しました。
市立図書館を管理する市役所が、この時に示した「市民の要望に対する無関心な姿勢」への反発や、多くの市民の切なる要望の大きさに背中を押されて、姫路市の町の発展や行政改革を唱えて、2006年の夏には、遂に、翌年に予定された市長選に立候補する決意をしました。
しかし、地元の町の人たちや同級生など、長年のお付き合いの中で培われた多くの一般市民の支持を得たまでが精一杯でした。
他方では、期待していた自民党の応援が思うように得られなかったため、有力企業からの応援獲得も容易ではなく、更には、後援会や選挙事務所を支えるべき中枢部の人材が足りなかったため、自分ひとりで、後援会事務所の清掃から、街頭演説、選挙行事のスケジュールの立案に至るまで、早朝から深夜に至るまでの激務が連続しました。
結局それらの心身ともにわたる過労が災いし、同年末には体調を急に崩し、極めて残念ながら、遂に「立候補を断念」しました。
しかし、私を支持してくださった大勢の市民の皆様のご期待に沿うべく、今後も精進してまいりますので、どうか宜しくお願いします。

[3年ぶりに一次試験に合格]
2006年夏場における選挙準備を進めながらの多忙を極める厳しい環境下にありながらも、英語学習への熱い想いは一向に衰えず、9月の初めには、通訳案内士の一次(筆記)試験[➊英語、➋日本歴史・➌日本地理・➍一般常識]を受験しました。
今回も極めて難しい問題ばかりで、とりわけ自信を持っていた単語問題については、15問中で僅かに5問しか正解を書けなかったという厳しさで、ここで10点もの減点でした。ただ、他の読解や英作・文法問題などは比較的順調にできたため、自己採点では、何とか合格に必要な75点をギリギリで確保できたように思います。
いずれにしても、薄氷を踏む合格でした。

[二次・口述試験受験]
更に、二次・口述試験は、12月の冒頭にあり、この時期も、新聞紙上での市長選への公式の立候補表明などと重なり、多忙と過労が極みにまで高まっていました。
しかし、「合格」は、今回を於いてはないという必死の気持ちと直前の集中的な努力の結果、本番では、ズバリ予想問題も当たり、よく出来たのではないかと思います。
ただ、予想問題が当たったといってもたいしたことは無いのですが、友人たちの言葉やハローアカデミーの編集している合格体験記からも分かりますが、かなりの確実度で、質問の最初には「どこから来ましたか?」と尋ねられると予測していましたので、(1)自分の故郷・姫路の町の特徴の詳しい説明をした上で、(2)自分が、通訳案内士になって姫路の町への観光客増加の良い結果や「もてなし」の向上に尽くしたい旨をしっかりと述べる練習を積んでおきました。
お蔭様で、予想通りの展開になったため、後は気持ちも楽になり、計8分間を楽しく過ごせました。
平成19年・2007年2月9日、最終結果の発表日、「合格」を戴きました。
今後も、初心を忘れずに精進いたしますので、どうか、皆様、倍旧のご支援を宜しくお願いします。

[総合旅行業務取扱管理者]試験の受験準備を開始
かくて、通訳案内士の受験も一段落しましたので、その通訳ガイドの仕事をしやすいように、2007年1月から、表記の国家資格試験を受験する準備を始めています。
その資格があれば、基本的に、国内外の旅行に関するすべての企画や手配を自分で出来るようになるのです。
毎年10月に行われるその試験においては、国内の旅行業務に関することから、海外の旅行業務に関することまで、また、取締り法規や約款の内容から鉄道・航空便の旅費計算まで、極めて広範囲でかつ細かい事柄までが出題されます。
そこで、結構,難解な問題も多いのですが、結局は、通訳案内業を営む際には、直接間接に知っておいた方が良いことばかりなので、この資格試験を受験することはとても有益だと考えます。

                                  以上






                           

夢は大きいほどいい。人生を支えてくれる。

2007-02-11 07:40:55 | Weblog
夢は大きいほどいい。人生を支えてくれる。
(漫画家・松本零士さんの言葉)

岡村ゼミナール㈱会長
通訳案内士・岡村寛三郎
英語は面白い!

誰だって、「慣れ」ていきさえすれば、必ず分かるようになるから。
アインシュタインや湯川秀樹博士のような天才は必要ではありません。
初めは、全くわからなくても、ほとんど分からなくても、臆せず、勇気を持って、辛抱強く取り組んでいけば、英語で書いてあることは、必ず理解できるようになるし、英語で話されていることも、必ず聞こえてくるようになります!
ですから、➊「自分で発音できない音は、決して聞き取れない。」とか、➋「15歳を過ぎた日本人の耳は、もう微妙で複雑な英語音を聞き分けられない。」とか、➌「生まれつきの英語圏の人々(=ネイテイヴ)のように発音が正確でなければ、相手に、自分を理解してもらえない。」とかの、英語学習へのやる気を失わせるような『破壊的な』言葉は全く無視しましょう。
「岡村ゼミナール」では、初心者をターゲットに、数ヶ月間、子供にも、誰にも分かるやさしい英語を聞くことに専念するところから出発します。
文字を習ったり、自分でも話してみたり、文章を読んでみたり書いてみるのは、その後になります。これらの手順・方法は、幼児が、自然に、意図しないで、知らず知らずのうちに日本語を両親から学び取っていくのと同じです。
やさしく、楽しいはずの英語学習を、嫌いなものや、難しいものにしているのは、中学に入学すれば、いきなり、あれこれと読んだり、書いたり、煩雑な文法規則を習ったり、それらの暗記とテストを、頻繁に、あるいは定期的に強制されるからです。
ですから、中学に入学してから初めて英語に接すれば、教室での機械的暗記主体の無理やりの英語学習に押しつぶされて、英語嫌いを多く作ってしまう危険が大きいでしょう。
そこで、機械的暗記や、書くこと・文法学習などを強制されない、そして時間的ゆとりも見つけやすい小学生時代に、「聞き取り先行・主体」の自然な英語学習を始めましょう!
とりわけ、言語への感受性(聴き取る能力)も理解・習得能力も極めて高い小学の5年生や6年生などの時期が、英語に接するべき最も大切な時期となります。

「岡村ゼミナール」では、このような考えの基に、また、厳密な実証を終えた方法をもって、特別の小学・高学年生向け英会話クラスを開講します。
どうか、大勢の皆さんのご利用をお待ちしています。



Discover Western Culture! (西洋文化を発見しよう!)
Sunday, February 11, 2007
通訳案内士・岡村寛三郎
中学に入学した当初、新しく学ぶ英語の授業では、先生の発音の仕方を真似しながら、音読している時間も多く、そんなにも難しさを感じることはありません。

しかし、定期考査対策となると、文章の内容を理解したり、英文を作成するには、先ず、単語や熟語の意味とそれらのスペルを正確に覚えていなければならないし、更には、文章の構造を把握するために、文法規則も頭に入れておかなければなりません。

それらの理解や記憶の増進・定着を図るために、毎日の勉学作業としては、習い終わっている単語や熟語すべてを、毎日、書いて復習し、次に、文章全体を、毎日、数回は繰り返し音読して、文章や文章構造などに体験的に慣れ親しんでおくことが必要です。

ところが、高校に入学後の英語学習では、第一に、教科書や授業で習う英単語数が、公立中学3年間での僅か1000語に比較すれば、飛躍的に増えて、数千語に及ぶという大きな関門が待っています。
もう、そうすると、中学時代のように、毎日書いて書いて書きまくって暗記していく方法は、時間がかかり過ぎて、とても採用できません。
関門の第二は、英語を通して学ぶ学習テーマ自体が抽象化・高度化していく上に、熟語や文法規則とその例外、あるいは文や表現の書き換えなどにおいて必要とされる技能なども、広範囲でしかも細部にまでわたる上に、これらの無限にも近い量的多さに圧倒されがちなことです。

そこで、中学時代とは全く異なる学習法・対策が必要となりますが、まず、「単語の征服」には、❶単語の構造や作られ方を探求するため、接頭辞・語幹・接尾辞などの各構成部分に区分し、それらが、漢字の場合と同じく、「辺や冠」、あるいは、「つくり」などと同じような構造と働きを持ち、❷その語の語源や文化的歴史をも明瞭に示していることに注目しましょう。
単語を、「語源」から学んで覚えたり、各構成部分に分けて意味を理解するための参考書などは、数多く出版されています。
例えば、「英単語・連想記憶術」(PHP研究所)、「語源で増える英単語」(The Japan Times)、「語源で増やす英単語」(ベレ出版)など・・・

初めの内は、単語の分解方法や語源的意味の習得に慣れないで、時に困惑するでしょうが、そこに驚くような規則性があることを見出し、やがて、単語の分析や研究の面白さが増し、必ず、習得力が飛躍的に高まります。
例えば、forgetですら、for+getから構成され、for=無視する+get=手に入れる→「忘れる」となることが確認され、その意味もスペルも、もう2度と忘れることはありません。
比較:forsee=fore前もって+see見る→予測する
また、inextricable=in-ex-tri-cablehaは、in(否定、例:inability)-ex(外へ出す、例:exit)-tri(安定的な状態、例:triangle)-cable(できる)と分解され、「安定的な状態から、外へ抜け出すことができない」=「解決できない、脱出できない、ほどけない」となります。

「語幹の語源」を知って、関連単語数を飛躍的に増やすのも大切ですよ。
(1)例えば、ten(数の10)は、10本の指を全部広げた状態ですが、そのイメージを広げれば、tent:テント(天幕・住居)になりますし、テントは往々にして仮設的なものですから、tentativeは「仮の、試験的な、不確かな(=uncertain)、ためらいがちな(=hesitant)」という意味にまで広がり、更にtentationは、「ためし調整」となります。
(2)あるは、語幹が「duce=導き出す」の場合なら・・・多くのグループ語が導かれます。
➊ produce(pro-duce)生産する・提出する・演出する。❷ reproduce(re-pro-duce)生殖する・繁殖する・複写する。➌reduce(re-duce)減らす・強いて~させる。
➍introduce(intro-duce)導入する・紹介する。 ➎induce(in-duce)帰納する・誘う・引き起こす。➏deduce(de-duce)推論する・演繹する・引き出す。➐seduce(se-duce), そそのかす、誘惑する。➑ conduce(con-duce)助けとなる。~to・・・の役に立つ

次に、「熟語や語法・文法規則」などの量的多さと内容の緻密さについての、包括的で、かつ個別的な理解や習得を進めていくには、[優れた教材の1~2冊だけに限定して](注:参照)、それを徹底的に「繰り返し」学習して、堅固な知識体系を作りあげることです。
(注:例・「英語語法の征服」旺文社・綿貫陽、「試験に出る英熟語」青春新書・森一郎)

その場合、様々な文法規則の例外について、過度に神経質にならないこと、足をとられて迷路にはまりこまないことが大切です。
なぜなら、もともと、無数の人間たちが、何千年に渡る生活歴史の中で、変化と多様性とを認めながら作り上げてきた「言語」は、自然界を律する物理・化学の世界のような絶対的・不変的な法則で体系化された世界では決してありませんから、文法上の原則などといってみても、それは、所詮、一時期、ある場所で、他のいくつもの用例よりも、より多く、あるいは最も頻繁に使われてきた共通な構造・用例でしかないからです。
その当然の結果として、「それぞれの原則ごとに、多くの種類の例外が存在することになる」のです。
➊例えば、目的格の役割を果たす関係代名詞は、頻繁に省略されますが、主格の働きをする関係代名詞は省略されないのが、文法規則だと覚えていて(日常生活では)差し支えないのです。
厳密に言えば、主格で使われている関係代名詞が省略される場合は数種類もあるのですが、それらが実際に私たちの目の前に現れることは滅多にないのです。
例えば、英字新聞を読んでいれば、1年に1~2回は、主格としての関係代名詞が省略されている事例に出会いますが、そのときなども、前後をよく読んでいれば、主格の関係代名詞が所定の場所で省略されていることに自然と気づきますから、わざわざ前もって、そのような例外のケースを神経質に覚えこもうとして頭を疲れさせる必要はないのです。

参考:関係代名詞・主格の省略例
関係代名詞は、「主格」であっても、省略されることがあります。例えば、下記の例のように、”some believe” や ”some said ” などの形の挿入句がある場合です。

例文(“The Japan Times”より)
An amateur historian said Friday he has found the final resting place of the woman some believe inspired Leonardo da Vinci’s most renowned painting, the “Mona Lisa.”

➋ところで、「時制の一致とその例外」や「仮定法」などは、「比較」と同じく、日本人学生にとっては、極めて難解な文法テーマですが、基本的な類型さえしっかりと心得ておけば良く、後は、語られている事例や物語の内容・背景・周辺の状況などを併せて考慮すれば、例外的な場合や多様な表現法も存在しうることは、合理的な理由を伴って十分に理解しえます。
ですから、わざわざ前もって、煩雑な例外事例やいくつもの別形態の表現法をも同時に覚えこもうとして頭を悩まさないことです。
仮に必死に努力して、例外事例や多様な表現法を一時的に覚えても、見たり書いたりなどの使う機会自体がほとんどないのですから、直ぐに忘れさります。

➌また、話し手の「事実や内容についての確信度(確からしさ)」は、(A)must, have to, will, would, (B)ought to, should, can, (C)may, might, couldの順に、(A)群の助動詞=100%の確実度から、(B)群=90%程度、(C)群=50%程度の確かさまでの範囲で低くなってくるとされています。
日常生活の中では、そう厳密に使い分けられているわけではありませんが、日本人の「あいまいな表現」を好む姿勢とは異なり、ギリシャ文明以降の「論理性」を尊ぶ西洋文化の一段面を如実に物語っています。
しかし、ここでより大事なことは、それらは、現在形・過去形などが、時制の区別なく同列で並べられていますから、wouldにしてもmightやcouldにしても、「形は過去形」でも、これらの場合は「意味内容は、現在の推量」として使われていることに気づかなければなりませんね。
このように、重要な用語についてさえ、原則や例外が入り組んで使われていることもありますから、あんまり神経質に、文法的原則や例外といった「分類」にこだわって時間を浪費することはやめましょう。
そこで、実際の論説文や物語・文章の中で、その内容や前後関係から判断して、自然に話し手や事実の確信度を理解する姿勢で臨めば足りるでしょう。

かくて、文法規則や熟語については、簡単にまとめられた原則や典型的な用例さえ覚えれば、後は、積極的に新聞や小説・論文・過去の入学試験問題などの実際の英文に数多く接しながら、先行的、あるいは同時的に取得していく知識の実践的な確認・適用・応用を進めていくことが正しいことになります。
とにかく、英語力を身につけ伸ばす上で、最良の方法は、単語・熟語に限らず、語法や文法規則にしても、[基本的な事柄に絞って]、それらを完全に覚えこむまで徹底的に繰り返し学習をこなすことだということを、決して忘れないでください。
目移りして、あれやこれやの教材や方法・例外などには、決して取りつかれないでください。(=The most effective way to learn a foreign language is by repetition.)

それにしても、英語力の発展には、単語力増進から出発しても、実用的な文章の読解力増進に辿り着くまでにも、数年以上にわたる相当な努力と時間を要し、更に、リスニングやスピーキングなどの会話力までも付加するとなると、強固な意志力をもって、膨大な時間とエネルギーをかける必要があります。

しかし、少しでも効率的に会話力をつけ伸ばしていくなら、同時通訳の神様とも言われている国弘正雄さんが推奨されている「テキストブックないしは興味のある物語を厳選した上で、それを数百回にわたって音読する。」ことが「急がば回れ」の諺どおりに最適です。(「英会話ぜったい音読」・講談社パワー・イングリッシュ)

しかし、最近では、教材を見ながら「音読」していく手法を一歩も二歩も進めた「シャドーイング手法」も盛んに推奨されています。(月刊誌『英語教育』2007年1月号P.22~23)
それは、「テープや相手から聞こえてくる音声を、ほぼ同時に、あるいは少し遅れて、できるだけ正確に繰り返していく」練習法です。
ここでは、教材を見ないで、全神経を耳に集中し、一言一句漏らさずに、語られた文章を再現していきます。ですから、音読練習の場合とは異なって、ある程度の英語力を必要としますが、「音読」では十分にカバーできない「リスニング力や発音力」なども磨くことができます。(参考文献:田中深雪著「英語リスニングの基礎トレ」)

このような地道な努力を捧げながらも、ギリシャやローマ時代にさかのぼる西洋文明の根源に繋がる英単語の意味を追求し、科学・文化・歴史・思想・生活上の新しい知識を得ることは、我々、東洋人には、無上の喜びをもたらします。
なぜなら、西洋文化の思想は、我々、東洋人の日常のありきたりの思想や生活に、新鮮な刺激と新世界発見の実利をもたらし、我々を、人間的に大きく成長させ、我々の人生を極めて実り豊かにしてくれるからです。

Discover Japan!(日本を発見しよう!) という言葉がありますが、140年以上も前に「咸臨丸」などで欧米に渡航し、見聞を広めた福沢諭吉先生にならい、私たちも
Discover Western Culture!(西洋文化を発見しよう!)



通訳案内士試験・合格、御礼

2007-02-09 20:22:55 | Weblog
各位
平成19年2月9日
岡村ゼミナール㈱会長・岡村寛三郎
携帯電話・090-9097―7613
謹啓

皆様のご清栄とご健勝を心よりお喜び致します。
また、私どもへの日頃のご親切に、深く感謝いたします。誠に有難うございます。

ところで、私が受験していました通訳案内士の試験ですが、今日、やっと平成18年度分の最終・二次試験の発表があり、合格を戴きました。
これまでの皆さんのご支援を、心より厚く御礼申し上げます。
今後も、初心を忘れず精進いたしますので、変わらぬご支援をお願いいたします。
来週の15日(木)より、姫路から東京に活動拠点を移し、「日・英語」間の通訳・翻訳業務のマーケット開拓を行います。
もし、皆様の方で、そのような通訳・翻訳のお仕事があり、私がお手伝いさせていただけるようでしたら、どうか声を掛けてくださいますように宜しくお願いします。

では、皆様の今後の益々のご清栄をお祈りしつつ、ご報告と御礼のお便りとさせていただきます。
謹白