医療開国 “Let’s go!”

2009-09-30 21:41:54 | Weblog
医療開国“Let’s go!”

Wednesday, September 30, 2009
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410
Eメール:okamura3@oksemi.co.jp

「医療の国際化」や「医療ツーリズム」については、東京大学名誉教授・開原成允先生や多摩大学 教授 真野俊樹先生による理論や実践の両面にわたる情熱的で真剣なリードのお陰で、わが国でも知る人が増えつつあるのではないかと憶測します。
簡単にいえば、外国人の方々に日本の医療施設をご利用いただき、併せて観光や保養をも楽しんでいただこうという目論見の進展です。
この目論見には、医療施設や医療従事者のみならず観光関連産業をも広く包含しますから、順調に成長すれば、大きな内需振興の効果を見込めます。
既に、タイやシンガポール・マレーシアなど東南アジア地域には、毎年世界中から180万人もの医療ツーリズム利用者が訪問していると聞いていますので、これに医療水準のみならず観光や文化水準でも好評のわが国が加われば、更に利用者は増加すると期待されます。
韓国では、この東南アジアでの活況を見習い、既に今年5月から政府も力を入れて、医療と観光目的での入国者促進のために医療ビザ発給制度を正式にスタートさせるなど、受け入れ態勢の整備に大きな努力を払っています。
他方、わが国では、一般的にはこのような医療分野での国際化には取り立てて関心を払ってはこなかったように思われます。例外的に、八王子市の北原脳外科病院さんが中国の瀋陽などにクリニックを開設されたり、千葉県鴨川市の亀田病院さんが早くから国際化に取り組まれ、この9月には病院評価の国際基準であるJCIの認証を受けられるなどのご活躍が人目を引くばかりでした。
しかし、6月に国際医療福祉大学の開原成允先生が、日経新聞紙上に於いて、わが国の医療の国際化推進を薦められたことが大きなインパクトとなり、その後は多摩大学 教授 真野俊樹先生の労作「グローバル化する医療(メディカルツーリズムとは何か)」が公表されるに至りました。
私どもNPO日本通訳案内士連合(Japan Guide Consortium=J.G.C.)が主催します東京通訳アカデミーも、今春から医療の国際化に大きな関心を持ち、政党・官庁に医療ビザ発給制度創設を繰り返し請願して参りました。
その後、政権与党や国会での議員構成も大幅に変わったばかりか、昨年秋のリーマンショック後の観光や医療をめぐる国際情勢の激変などがベースになって、内需振興の有力な手立てとして、医療分野や観光分野に対する新政府や一部関係官庁の取り組み姿勢に、一層の真剣さとスピードが加わった様子が窺われます。
そこで、医療と観光を組み合わせた、あるいは医療目的単独での外国人の入国促進にも今後は弾みがつく可能性を読み取れます。
ここで忘れてならないことは、医療の国際化を支える黒子の役割において、高度な語学力と医療関係の知識を備えた(職業的)医療通訳士の存在が不可欠であるということです。なぜなら、日本語に通じていない外国人にとって、母国語を解し、母国の宗教・文化や食習慣などにも通じて、親身に世話をしてくれる医療通訳士への依存には、計り知れない大きなものがあるからです。また、この医療通訳には、ボランティアや患者の友人・家族は役に立ちません。なぜなら、彼らは、診察室内や検査現場での医師と患者の間の言葉のやり取りを的確に通訳するのに必要な言語力や医療知識を持たず、医療の各現場で求められる技能訓練も予め経験せずまたは習熟していないため、実際に米国では、医療過誤訴訟の元になるケースも多く生じてきました。
そこで、現在では、連邦政府と多くの州政府が協力し合って、(有料での職業的)医療通訳士を原則的に優先採用しています。この方が、結局は医療過誤訴訟や損害賠償請求訴訟等に発展せず、治療も効率的でありかつ経費的にも明らかに安上がりであることが経験的に知られてきたからです。
そこで、医療の国際化と医療ツーリズムを推進するには、同時的にアシスタント役を勤める医療通訳士を育成することが、絶対的に必要になっています。
英語を大なり小なり理解できる医師は少なくはありませんが、他言語になると完全にお手上げです。実際には、中国からの治療目的での訪日者が多くなることが予測されますから、とりわけ中国語の医療通訳士の必要性は極めて大きくなってきます。
他方、医療費の支払いについての問題点ですが、米国で発売されている民間の一定の医療保険に加入していれば、先に鴨川市の亀田病院で紹介しました世界の病院評価基準(JCI)に適合している病院での治療に於いては、それが世界のどこの国に於いての治療であっても保険金給付が行われ得るという話を聞いています。
そこで、提案しますが、日本と中国の保険会社とが連携しあって、上述の米国の民間保険のような機能をもつ保険商品を中国で販売していただければ、しかも単にJCI認証病院だけを対象にするのではなく、一定の国内基準を設けてもうすこし保険金給付適合病院の範囲を拡大していただければ、中国からの日本への治療目的などでの入国者数は大きく伸びるでしょう。
かくて、これやあれやの対策が進み、日本における病院での受け入れ態勢も一歩一歩と進捗すれば、医療の国際化はわが国でも身近なものになるでしょう。
もちろんその時にはその時で新たな問題も生じるでしょうが、医療の国際化自体は東南アジア数カ国での多くの先例がありますから、その都度解決していく指標となる前例や対策例には事欠かないでしょう。
以上のような意見は、楽観過ぎる姿勢と思われる方もあるでしょうが、繰り返しますが、もう医療の国際化につぃては、日本は後進国であるという事実です。
手先が器用であるからとか、鉱物資源のない小国・島国だから加工貿易しか生きる道がないからとかの理由で、モノづくりとその製品輸出にのみ力点を置いてきたために、医療や観光のような本当の意味でその国の文化や歴史、芸術・教養に裏づけられた知的なサービス分野での内需振興策に於いては、恥ずかしながら大きな後れを取っているのです。
自分は何もしなくても、時代も環境もどんどん変化して行きます。
その変化と進歩を率直に肯定し活用して、国家のレベルでも個人のレベルでも平和と幸福の増進を図りましょう。
では、最後になりましたが、皆様のご健勝とご清栄をお祈りしながらこの筆を擱きます。



医療ツーリズムと京都

2009-09-29 20:00:19 | Weblog
医療ツーリズムと京都

観光地のメッカ京都に於いて各種の病院と連携しあって、医療と観光をセットにした「医療ツーリズム」をすることは、病院などの医療施設にとっての恩恵のみならず観光産業にとっても少なからぬ恩恵となるでしょう。
また、大阪・広島と福岡の間に挟まれて、どちらかといえば経済的・社会的活力の上で後れを取っている中国地域の山口県や島根県・鳥取県などにおいて、海外からの訪日客をその地域の医療施設に招き入れられれば、大きなメリットが生ずるでしょう。
国土面積や人口などが小さなシンガポールの英気と繁栄を考えれば、日本の中国地方の医療施設と観光産業とが地域内で連携しあって、医療ツーリズム推進に努力していただければ、経済不況や失業の緩和にもつながるでしょう。
医療分野は、すそ野が広く奥行きも深くて、あらゆる産業の集積であり、それだけでも一つの大宇宙を構成していると言って言いすぎではないでしょう。そうであるならば、医療産業特別区を目指して結束することも一案です。今、神戸市のポートアイランドで、空港を取り入れて、そのような試みが順調に進んでいるようですが、記述の通り、医療分野が無限の広さと深みを持っていることを考えれば、それぞれに特徴のある特別区が複数あっても共存し合えるでしょう。また、地理的にはアジア大陸に近いことは、山陰や山陽の中国地方には有利でしょう。更には、世界遺産の広島観光との間での連携も考えられます。
以上のような観点から、外国人誘致による観光産業の振興・医療産業等の内需振興・国民の健康と平均寿命向上の効果をもたらす「一石三鳥」の地方振興プランを構想しています。
皆様のご理解とご支援をよろしくお願いします。

平成21年9月29日 火曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
講座:通訳案内士(国家資格)・司法通訳士・医療通訳士・貿易通訳士・フランス産業研究士
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410
Eメール:okamura3@oksemi.co.jp

10月度入学生募集、年末速習講座の受講生募集

2009-09-26 14:53:07 | Weblog
[東京通訳アカデミー]開講中

★各講座の詳細については、「日本通訳案内士連合」の下記ホームページをご覧ください。http://jgc-guide.com/

★講座の種類・・・通訳案内士(国家資格)・司法通訳士・医療通訳士・貿易通訳士・フランス産業研究士

★10月度の入学者募集
お問い合わせ・・・JGC&TIA事務局・岡村寛三郎、Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
☎03-3233-7518又は03-3294-7410

★実技研修(11月末~12月頃)医療通訳士講座・病院等で2日間の実技研修

★年末[速習講座]開講予告…通訳案内士(国家資格)・医療通訳士

医療通訳士講座(英語と中国語の2コース)
[年末速習講座]と[技能検定試験]受験準備

皆様のご清栄をお慶び致します。
ところで、自動車や航空機産業は言うに及ばず、あらゆる業種において怒涛の勢いで進む国際間での企業連携や合併の動きを背景に、世界中の人たちの健康と長寿への熱い思いを受けて、いよいよ国際化が待ったなしの緊急課題となっている日本の医療業界には、不況下でも唯一の成長産業と高い評価が与えられています。
国際化と科学技術の発展を原動力にして21世紀をリードする業種として期待されるこの医療分野において、増加傾向が予測される外国人患者と医師や病院スタッフとの間の言葉の橋渡し役を務めて、安定した収入を確保することを希望しておられる方々のために、当校では「医療通訳士講座」を好評のうちに開講中です。
その講座内容としては、医療知識と語学知識の習得に向けて4ヶ月間・80時間の講義と1ヶ月間の検定試験向けカリキュラムの合計5ヶ月間の講座を、英語と中国語の2カ国で、しかも通学と通信の両コースにおいて実施しています。
しかし、普段は就学や通勤の都合で、あるいは家庭の事情などで、数カ月に及ぶ長期の勉強時間をなかなか確保できにくい人たちのために、次の要領で短期速習の特別講座を開講します。
                 記
()年末休暇を活用する短期速習型の講座を、12月26日(土)~30日(水)の5日間連続で行います⇒1日6時間・合計30時間の集中講座(午前10時~昼食休憩~午後5時)

★学習内容=①医療通訳のルール、②医療専門用語の学習とロールプレイ、③医療に関する知識

★速習講座受講料=8万円(教材費・消費税込み)

()そして、翌1月31日(日)に実施される「医療通訳士技能検定試験」受験に向けて、1月10日(日)・17日(日)・24(日)の各日曜日に3回連続の「模擬試験」を行います。
⇒合計4日間(各回午前10時~午後4時)
★模試3回(上記の速習講座で学習済みの事柄を1/3づつ順次復習)
★(本番)医療通訳士技能検定試験(2010年1月31日)
★模擬試験と本番技能検定試験の受講・受験料=3万円+教材費1万円=計4万円

()ただし、以上の2コースをセットで受講する場合は10万円のみ。
(理由=教材の重複分1万円を控除し、さらに1万円を特別に割引サービスしますので)

()会場:〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
JR御茶ノ水駅より仲通りを、道なりに南に下って5分。「ワンゲルスポーツ店」が目印

()学費の振込先
  三菱東京UFJ銀行 姫路支店 普通口座 口座番号 0017123 東京通訳アカデミー

()お問い合わせとお申し込み
Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
電話&Fax.03-3233-7518

以上

医療通訳士講座「なぜ5カ月なのですか?」「何を学ぶのですか?」「なぜ資格が必要なのですか?」

2009-09-25 21:38:40 | Weblog
医療通訳士講座・学習情報

質問①「東京通訳アカデミーの講座期間は、なぜ5ヵ月間という短期間なのですか?」「そんな短期間で多くの難解な医療専門用語を覚えられるのですか?」

質問②「専門用語を覚えるだけで医療通訳士になれるのですか?」

質問③「ボランティア通訳者や家族・友人でも病院内で通訳できるのではないのですか?なぜ専門の職業通訳士が必要なのですか?」

平成21年9月25日 金曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎

質問①への回答
医療専門用語が難解な理由・・・ギリシャ語やラテン語に語源を置く見慣れない用語が数多く使われるため、英語に相当慣れた方でもちょっと見れば、「もう二度と見たくもない!」という印象を持ちがちです。
辞書を引いても、「Greek」=「ギリシャ人」という言葉は、「全くわけのわからない言葉」、「ちんぷんかんぷん」という意味をも持っているほどですから、欧米人にとっても嫌な言葉の代表例なのでしょう。
しかし、これは習い始めるとなかなかに合理的に作られた素晴らしい言語であると感じる日が来ます。
同一や類似の綴り方や表現の仕方が多い上に、発音の仕方も英語発音法とは異なる場合も数多く、当初はそれらの区別や習熟にひどく戸惑いますが、数ヶ月間ほど繰り返し接していれば、それらが欠点ではなく、多くの語に共通する統一的な規則性や一貫性も気付かれ始め、むしろ極めて覚え易い言語であることが次第に分かり始めます。
それに、難解な言語であるということから、これを少しでも優しく覚える方法はないものかという医療分野の学習者の皆さんの熱い期待を背負って、数多くの種類の学習法が開発され、ハウ・ツー・スタディーもの書籍の種類や数も膨大です。
「それらの中で最も優れた手法や書籍を生徒の皆さんに紹介したい!」というのが、私ども東京通訳アカデミーの医療通訳士講座担当(英語)の講師の切なる願いです。
数多くの試みと書籍を漁り続けた中で、今日において生徒の皆さんにお勧めできるのは、
「プログラム学習による医学用語の学び方」第2版・訳 裏田武夫(医学書院\4,725)です。
ただし、この手の学習法は、医療分野の科学技術の発展と同じく、正に日進月歩ですから、ご自分でも絶えず図書館や大手の書店を覗き続けて最適の手法や書籍をお探し続けください。このような最高のものを求めての「あくなき探検類似の行動」が漸く習慣になった頃には、(不思議なことに、あるいは当然のことながらに)貴方はもう既にギリシャ語の学習法のコツや重要単語の大半を身に付けている免許皆伝に近く、医療専門用語の基本的学習コースの卒業段階に達しています。
以上、半年以内の学習で十分です。物覚えが良い人や、東京通訳アカデミーの講習を受けて効率的な学習法を最初から採用した方などは、十分に半年以内で医学専門用語の重要部分を身につけることができます。
この事実から判断しても、東京通訳アカデミーが僅かに5ヵ月間という短期間で医療通訳士講座を仕上げ、その最終日に「医療通訳士技能検定試験」を実施するスケジュールは、無駄がない「必要にして十分なもの」だと言えるでしょう。

質問②への回答
もちろん、医療通訳士の仕事は、ギリシャ語の重要部分を身につけているだけではできません。
医療専門用語修得は、医療通訳士として仕事をするための能力獲得に於いて最大の難関ですが、これは仕事を遂行するにあたっての前提知識であって、仕事自体の核心部分ではありません。重要部分は、患者の体や病状をできる限り率直・正確に医師に伝え、医師の診察・検査・投薬上の患者への質問や説明を、客観的かつ迅速正確に伝える技能如何にあります。
その他、個人情報の秘匿など患者の基本的権利を守るべき倫理要綱も多数あり、医療通訳の先進国・米国から学び応用するべき事柄は数多くあります。
これらすべてを心得て、単に医師や病院と患者との間の言葉の橋渡しのみならず、患者の病気回復や医師の診察や治療等の容易化と迅速化・効率化・治療費用の低減化などへの協力を通じて、関係者一同からは真に医療活動の一部として看做され信頼されるに値する協力活動を心がけなければなりません。
このような理想的な活動に向けての知識の習得や技能の絶えざる改善向上に向けて、東京通訳アカデミー在学中のみならず、卒業と資格取得後に於いても懸命の努力を行う必要があります。

質問③への回答
ここに、「医療通訳入門」(松柏社:出版、連利博:監修)編より、なぜ職業的専門家としての医療通訳士が必要なのかについての理由を簡潔に纏めた文章を紹介します。
★東京通訳アカデミーの2009年秋季コース在学中の模範生によるものです。

重要課題 (7) 9月第4週第1回(22日付)課題:「医療通訳入門」編より
米国では、多様な種類の通訳者がいてそれぞれに長所短所があります。それらを詳しく説明し、なぜ職業的通訳案内士制度が望ましいのか理由づけてください。
以上を、A4サイズ2枚以内で纏めてください。

回答:現在の医療通訳には以下の5種類がある:
               記
① 患者の家族や友人、同僚
長所:最も身近に手を借りられる。コストがかからない。
短所:専門知識やトレーニングを受けていないので十分な通訳が出来ない可能性がある。患者の子供が通訳をする場合、親が重篤な病状だと精神的外傷を招く恐れがある。家庭内暴力、性的虐待、薬物濫用等の場合、内容を歪曲したり隠蔽する可能性がある。友人や同僚の場合はプライバシーが遵守されない可能性がある。

② バイリンガルの病院職員
長所:病院内で身近に手を借りれる。コストがかからない。
短所:専門知識やトレーニングを受けていないので十分な通訳が出来ない可能性がある。片手間的な仕事になるので本職がおろそかになり、同僚の不満を買うケースもある。病院側の組織的な対処が必要。

③ 病院のボランティア通訳、コミュニティー通訳
長所;身近に手を借りれる。コストがかからない。
短所:専門知識やトレーニングを受けていないので十分な通訳が出来ない可能性がある。同じコミュニティーに住んでいる者同士の場合、プライバシーの問題がある。

④ 専門の医療通訳
長所: 専門知識とトレーニングを受けている。
短所:コストがかかる。但し、長い目で見た場合、的確な通訳をすることによって効果的なコミュニケーションや時間の使い方、治療方法等が可能になるので結果的には医療費の軽減につながる。

⑤ 電話通訳
長所:電話一本で多様な言語に対応できる。専門知識がある。24時間体制でサービスを受けられる。
短所:出産時などの通訳が出来ない。ボディランゲージなどを読み取れない。コストがやや高め。質の問題がある。

以上の5種類から見ると、最も重要な点は専門的な知識とトレーニングを受けているかどうかである。風邪や軽い怪我のような場合は患者の家族や友人、病院職員、ボランティアで十分であるが、複雑・深刻な病気や緊急な病気の場合は、的確な通訳であるか否かが治療方法や工程に影響し、治療効果に現れる。よい通訳はよい治療につながる。これは患者や医療提供者にとっても喜ばしいことであるが、同時にコストの面でも最も効率のよい方法であると言える。

この最重要点を満たすのは、専門の医療通訳またはバイリンガルの医療従事者である。
医療通訳とはno add, no omit, no change という原則に基づき、医師と患者のコミュニケーションをスムーズに行わせる黒子のような存在であるが、ただ専門用語を知っているというだけではなく、文化や習慣の違い、プライバシーを踏まえて通訳を行うことが求められるので、ボランティア通訳とは質が異なる。医療通訳は医療行為の一部であると言っても過言ではない為、高い専門性を要する専門職である。
                                 以上

医療通訳士講座の人気度

2009-09-25 19:56:22 | Weblog
東京通訳アカデミー・医療通訳士講座の人気度

平成21年9月25日 金曜日
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎

9月初めより、英語と中国語の2言語に於いて、通信コースの通学コースの2コースで開校したばかりですが大きな反響を呼んでいます。
一日中、問い合わせ電話の応対に追われることも珍しくはありません。
授業の見学者や入学者も増えてきました。
講座担当の先生やクラスメートと会っては存分に質問や会話ができ、テキストを見ては授業に聞き入り、事務局からは丁寧に技能検定試験の事や資格取得後の就職先などについて正確な情報を得るなど・・・土曜日の集中講座に見学・無料体験で来てみれば、受講希望者が知りたいことのほぼすべてを知ることができます。
それらの情報をしっかりと得た上で、良く考えて入学するかしないかを決めていただくことができます。
見学に来たばかりで未だこれから体験授業を受ける人たちの約半数が、授業で使用予定のテキスト類を見て、医療に関して学ぶべき事柄(体の各部の名前や病気のこと、検査のことなど…)や専門単語が難しそう…という感想を漏らします。
ところが、医学博士のタイトルを持ち、しかも多くの医療通訳のお仕事もしてこられた講師=お医者さんの授業が始まってみれば、難しそうに思えた事柄も実に分かりやすく聞こえて理解も進みやすく、長時間の学習にも拘らず、始めから終りまでとても楽しく学べることが実感されてくるようです。

他方、医療通訳士講座の英語コースを独学で学んでいれば、とりわけ専門用語(多くはギリシャ語由来)の習得に大きな困難を感じることも多いでしょう。
しかし、指導者のアドバイスを受けながら、学習の順序や理解の仕方・言葉の構造・言葉の元の意味(語源)・他の意味の言葉とのつなぎ方などをも併せて合理的に修得していけば、決して身に付かないということはありません。
むしろ、とても興味を持って学ぶ姿勢へと成長していくことができます。語学習得のコツは、要領の良い方法をベースにしながら、焦らずに繰り返し接していくことに尽きます。
ですから、数少ない回数の学習で完全定着すること狙う必要は全くありません。多くの用語は、繰り返し接していれば、時の経過とともに自然に身についていくことが実感されることを保証します。
ある意味では、身に着くまで繰り返し覚えるのだという気概も必要ですが「言葉の学習においては、理屈より慣れろ…」という諺は正解です。
さあ!そこで、貴方も医療専門用語に臆せずに挑戦してください。
必ず勝利の栄冠を獲得できます。
その時、貴方は、無敵の能力保持者グループへの仲間入りをされたのです。
貴方の人生に幸多きことをお祈りします。
以上

「急がば回れ」不況の今は、自分の能力を掘り下げ、レパートリーを広げるチャンスの時期

2009-09-23 21:25:26 | Weblog
「急がば回れ」

我が国の人口減(少子・高齢化)が原因で始まった経済成長の終焉の結果は、物価の値下がり=デフレの坂道を転がり下ることであることが明らかになりました。
私は、東京と姫路を毎週往復して暮らしていますが、田舎の姫路にいれば、ここ十年来、商業や工業などの後退・地価の値下がり…など、地域経済の悪化のみが目立ちます。
緑に囲まれた白鷺城の姿は美しく、コンクリートジャングルの東京都心部と異なり、ひなびた田舎の良さを満喫できるのが、姫路の良い点です。
しかし、一般的には、人口の少ない地方でビジネスを盛んにするには、なかなかに困難を伴います。岡村ゼミナールという名の学習塾を運営して早や37年が経ちますが、その長年の実績を買われて、お陰さまで少子化傾向の中でも健闘を続けていますが、それは、業種に恵まれたことと、新社長をはじめ職員スタッフの並々ならぬ努力の成果でしょう。
その姫路や岡村ゼミナールを残して、通訳案内士資格を取得直後の3年前に東京に飛び出して、「日本通訳案内士連合」を設立しました。
(国家資格・通訳案内士として)観光案内業で生計を立てられるのかと思いこんでいましたが、事実は全く異なり、普通は観光ガイド業では全く生計が立てられないことが判明したため、通訳案内士仲間数人と組んで、上記の「日本通訳案内士連合」を設立して仕事開拓の道を進み始めたのです。
しかし、新人のガイドには仕事らしい仕事が全く無かったため、右往左往しつつ1年半もかけて漸く料金が際立って安いウオーキングツアーなるものを編み出しスタートしました。しかし、不幸にも、外国人客が減少し始めていた(世界同時不況の)昨年秋の季節に重なったため、これまた大失敗でした。
ウオーキングツアーと同時進行で進めていたクールジャパンの国際フェアー準備も同様に世界同時不況の深刻化のお陰で完全中止となりました。
しかし、それらの失敗にもめげず今春より準備を始めたのが、今後も成長性が高いとみられる医療分野と教育分野を結び付けた司法通訳士・医療通訳士・貿易通訳士などの通訳士養成学校「東京通訳アカデミー」です。
JFGの創業理事長・瀬口寿一郎氏や日本通訳案内士連合(=J.G.C.)会員の仲谷準一氏などの応援を軸に必死になって準備を進め、漸く9月に開校に至りました。
予想とは異なり、今のところ各講座によって受講生数には大きな違いがありますが、幸いなことに医療通訳士講座の方は、英語コースと中国語コースを設けたために望外の人気を獲得し、将来が大きな楽しみになっています。
この東京通訳アカデミー開設準備の過程で修得したスクールの開設と運営ノウハウは極めて貴重であり、東京に出てきて活動を始めて2年半、大きな紆余曲折を経ながら漸く手掛けたビジネスが軌道に乗り始めました。
一つがうまく行き始めると同時にあれもこれものビジネスシーズが成長軌道に乗り始め、相変わらず大忙しの毎日です。
とりわけ、東京で知り得た日本を代表する人物との交流は、益々広がりと深みを増しつつあり、今後の成果が期待されます。
私の場合は、通訳案内士資格は、国家資格とはいえ本来の観光ガイド向けには何の役にも立ちませんでしたが、その中身である翻訳・通訳能力を生かしての通訳学校の設立には、効果も極めて大きかったことを率直に申し上げねばなりません。
その意味で(限定的ながら)通訳案内士資格の取得は、役に立ったと言えるでしょう。
繰り返しますが、その資格取得の過程で獲得した語学上の知識やスキルは、何も観光業向けに利用しなければならないわけではなく、自分のビジネス観に関連する分野で活用すれば良いわけです。
その場合、ビジネス上の職種としては、「先生」という名を戴ける教育業界に身を置くことが安定的職種として最も理想的ですし、さらに、業種としては今後も成長性が客観的にも保障された「医療分野」に関わることが最善でしょう。
医師や看護師の資格を有さない我々一般庶民としては、「医療分野に関わる多数の難解な専門用語習得上の少なからぬ苦労」を乗り越えてでも、医療通訳士の職種を獲得するのが最善の道でしょう。
この「医療分野に関わる多数の難解な専門用語習得上の少なからぬ苦労」を負いたくないと考えられる方もおられるかも知れませんが、医療通訳士へのハードルが高いほどに、その職種には競争相手が少ないことを意味しますから、一旦苦労を乗り越えてその資格を修得すれば、それが民間資格とはいえ、実質的な能力やスキルの高さの意味では際立って素晴らしい資格となります。
それほどに魅力の多い職種の獲得に無関心でいることは、とりわけ語学力のある方にとっては、その方の人生においての大きな損失ともなりかねません。
「医療分野に関わる多数の難解な専門用語習得上の少なからぬ苦労」についても、体系的に要領よく学べば、大きく緩和されることを請け負います。
どうか、東京通訳アカデミーの医療通訳士講座をご体験下さい。

★無料体験講座=毎週土曜日の午前10時から午後4時半まで。

平成21年9月23日 水曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
連絡先:〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410、Eメール:okamura3@oksemi.co.jp

日本への警告!経済回復戦略に冷や水、観光・小売りに打撃,医療分野で貴方の仕事を確保しましょう!

2009-09-21 21:01:41 | Weblog
日本への警告!経済回復戦略に冷や水、観光・小売りに打撃、
医療分野で貴方の仕事を確保しましょう!!!

(バンコク発ニュース/日経9/22)新型インフルエンザの感染拡大は、観光立国が多い東南アジア域内に影を落としている。渡航や外出手控え傾向で小売業界の業績落ち込み懸念も生じている。金融危機後の経済低迷からの出口戦略は打撃を受けかねず、企業は危機感を募らせている。
タイ国際航空は、昨年来の政情不安と金融危機に、さらに重複して追い打ちをかけられた格好で、今年上半期の売上高が前年同期比で29%減り、搭乗率は同10ポイント低い66%に落ち込んだ。
ホテル業界も首都バンコク市内の大手ホテル4社中3社までが上半期に赤字に転落した。
タイの調査機関によれば、このままでは通年の経済成長率が最悪のマイナス5.5%に落ち込みそうだと試算している。
シンガポールも外国人入国者数が急減し、1~6月の観光業売上高は、前年から13.5%もの大幅な減少をした。
マレーシアでは、小売りチェーン店協会の会員企業売上高は、6~8月において前年同期比で
15~30%という激減ぶりだった。
そうした中、タイでは、ホテルやオフィスビル・日系製造業が多い工業団地で、立ち入り時に手の消毒が義務付けられた。その他、フィリッピンの大企業では、海外出張者の経過観察を強化するなど対応に追われている。

以上、夏場に向かっているオーストラリアでの感染者の減少が顕著なのに対して、今後冬場に向かう北半球のアジア各国では、発症者の増大が予測されるため、広範囲にわたる経済活動の鈍化が心配されている。
しかし、逆に医療関係の機関や事業分野での忙しさの増大は想像に難くない。
このことを見ても、医療関係に関わる仕事を確保する努力を傾けることは、多くの求職者にとって、命綱の確保にも似た大切なことがらとなります。
ただ、医師や看護師などの有力な資格取得には、学習経費面や時間面などに於いて、極めて大きな負担を強いられるため、多くの人にとっては、思い立ってもなかなか踏み出せない難コースです。
そこで、学習費用や期間面の負担が小さいにも拘らず、大きな見返りを確保できそうな職種が医療通訳士です。英語や中国語が母国語であるか得意な人にとっては、医療通訳士を目指す勉強は、後は()医療関係の専門用語の学習と()通訳の心得・技術の習得と、()医療関係の浅く広い知識の習得だけで済むのです。
しかも、これらを体系的に効率よく学べば、費用や時間を大きく節約できます。
そのような理想的な道案内をするのが、東京通訳アカデミーの医療通訳士講座です。
毎週土曜日などに開講の教室学習=通学講座の他に、世界のどこに住んでいても学べるインターネット利用の通信講座も、英語と中国語の2カ国語に亘って好評のうちに開講中です。
以上の「医療系能力修得の勧め=医療通訳士」について、その職種の背景となる医療の国際化の進展状況について、世界の国々を回って丹念な調査をしてこられた多摩大学 教授 真野俊樹先生によるご講演を、11月21日に、東京通訳アカデミー主催で開催します。
⇒下記資料参照
一人でも多くの方々にお聞きいただき、世界の変化を知り、やがて起るわが国の変化を予測し、貴方自身の処すべき道を決して戴きたいと思います。

平成21年9月21日 月曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
連絡先:〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410、Eメール:okamura3@oksemi.co.jp


資料
[東京通訳アカデミー]

多摩大学 教授 真野俊樹先生のご講演決定!
11月21日(土曜日)
「グローバル化する医療」をテーマに
平成21年9月19日 土曜日
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎
皆様のご清栄をお慶び致します。
ところで、東京通訳アカデミーでは、「グローバル化する医療(メディカルツーリズムとは何か」の著書を出版された気鋭の学者:多摩大学 教授 真野俊樹先生に、ご多忙の合間を縫って下記のスケジュールでご講演を戴けることになりました。
あらゆる分野にわたり急速に展開する国際化時代を迎えた今、医療現場のみならず観光産業・国内需要喚起等の経済政策分野との関連に於いても、最も注目するべきテーマとなっている「医療の国際化」現象の最先端の状況を、ワールドワイドの角度から詳細なお話しをいただける極めて貴重な機会です。
どうか万障お繰り合わせのうえで、多数ご参加くださいますようによろしくお願いします。
なお、この講演会は、東京通訳アカデミーの開講記念行事として開催されますので、ご来場の皆さま向けの記念品を用意させていただいています。
平成21年9月19日 土曜日
東京通訳アカデミー・学院長
司法通訳士・医療通訳士技能検定協会・理事長
NPO日本通訳案内士連合(Japan Guide Consortium=J.G.C.)
理事長・岡村寛三郎

① 日時:11月21日(土曜日)午後1時開会
②挨拶:東京通訳アカデミー学院長・・・医療の国際化の最前線について
③講演:多摩大学 教授 真野俊樹先生・・・午後1時30分~3時30分(休憩含み2時間)
④講演主題「グローバル化する医療(メディカルツーリズムとは何か」
⑤医療通訳士講座デモンストレーション・・・午後3時45分~4時45分
⑥閉会=午後5時
⑦募集定員60名・申し込み順・参加無料
⑧会場:オフィス東京(東京都中央区京橋1丁目6番8号☎03-3567-5577)
道順:JR東京駅八重洲口より徒歩5分
⑨参加お申し込み:貴方のお名前・メールアドレス・電話番号・母国語/得意言語をお知らせください。宛先= JGC&TIA事務局・岡村寛三郎Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410

真野 俊樹先生ご紹介
・学歴
1987年 名古屋大学医学部卒業
1997年 藤田保健衛生大学医学部 医学博士(内科学)
2000年 英国レスター大学大学院でMBA取得
2004年 京都大学で博士(経済学)取得
職歴
名古屋第一赤十字病院、安城更生病院、藤田保健衛生大学勤務を経て、95年9月、米国コーネル大学薬理学研究員
その後、外資系製薬企業、国内製薬企業のマネジメントに携わる。
国立医療・病院管理研究所協力研究員、昭和大学医学部公衆衛生学(病院管理学担当)専任講師、大和総研主任研究員を経て、多摩大学統合リスクマネジメント研究所教授(医療リスクマネジメントセンター所長)。兼任は、藤田保健衛生大学医学部客員教授、国際医療福祉大学大学院客員教授、東京医療保健大学大学大学院客員教授など。
資格・受賞歴
内科学会認定専門医、FACP(米国内科学会専門医会上級会員)、日本医師会認定産業医、ケアマネージャー
AHA(アメリカ心臓病学会:Young Investigator Award)
吉田秀雄財団
医療科学財団
所属学会・団体
日本ベンチャー学会(医療ベンチャー研究部会 部会長)、日本病院管理学会評議員、東海病院管理研究会世話人、医療バランストスコアカード研究学会評議員、医療マネジメント学会評議員、国際疾病分類学会理事、クリニカルガバナンス研究会幹事、日米医学交流財団:日米医学交流シリーズ編集委員、日本内科学会、日本糖尿病学会、商業学会、組織学会など所属多数
(以上、インターネット記事より、部分的引用)



航空業界と訪日観光客の行方、そして医療業界の今後

2009-09-20 22:58:06 | Weblog
航空業界と訪日観光客の行方、そして医療業界の今後

世界的な航空業界の苦境は、国境線を越える旅行客のみならず、国内便の利用者数さえ減少傾向にあることを物語っています。観光地で見かける旅行客に外国人は少なからず混じっていますが、姫路など地方の観光地では、ガイドを伴っている外国人観光客などは全く見かけなくなりました。
日本は安全な国ですし、英語などの案内書やパンフレットも溢れるほどに出回っていますから、不況による節約志向と相まって、ガイド料金支払いが必要なプロの通訳ガイドを求めなくなったのでしょう。
そこで、春のゴールデンウィークに匹敵するほどの秋の観光シーズンを迎えているというのに、通訳ガイドの手帳に外国人をエスコートする仕事のスケジュールが全く書き込まれていない日々が続くということもあるように聞いています。
今回の世界同時不況やインフルエンザの影響による外国人観光客の大幅な減少の行く末が相当長期間でかつ大きく心配される今日では、そのような外部環境の厳しさを乗り切るために、発想を変えて、否が応でも新しい時代環境に合わせる能力や技能を身に付けていく努力が不可欠です。
以前からも繰り返し発表していますが、この世界同時不況の最中にあっても、医療業界だけはかなり深刻な人手不足の模様です。試しに大手の病院の求人広告をご覧ください。もちろん、応募するには、医療に関わる特別な資格が必要です。それらは、いずれも数年の年月と膨大な経費とエネルギーとを必要とすることが多いため、簡単には挑戦できません。諦めるしかないのが実情であるかのように見えます。
しかし、生活をしていくためには、ここで簡単に諦めてはなりません。又諦める必要もありません。私ども東京通訳アカデミーが用意しています医療通訳士講座は、僅かに5ヵ月間の短期の期間で、コストも教材費等を併せて17万円という適切な価格で(時間単価1700円で100時間の授業とテスト)、病院や製薬業界などの施設に歓迎される医療通訳士というハイレベルな(民間)資格を取得できるチャンスを皆様に提供しています。
9月から開校していますが、お陰さまで口づてなどにより日本人の間でのみならず中国人の若者の間でも人気を獲得しつつあり、とても熱心な受講生にも恵まれています。

ところで、発展途上国の病人にとっては言うに及ばず、健康診断を受けたい外国人富裕層にとっても、日本の医療施設や医療水準の高さはとても魅力的です。
しかも、米国などに比べると手術費も格段に安いという統計資料も発表されています。また、病院の患者向けサービスの内容やレベルも、診察・治療を受けるのに数時間や数ヶ月間もの待機を強要されることもまれではない英国などに比較しても、夢のようなものです。
そのようなわが国の高度な医療水準とサービスの恩恵を受けるべく、世界中からの訪日が増えた時、患者と病院側との言葉の橋渡しをスムースに行う助をするのが、医療通訳士なのです。米国などの事例でも明らかにされていますが、ボランティアでの通訳や患者家族や友人の通訳などでは、緊張した雰囲気に包まれた診察室内での命や健康にかかわる大事な会話を適切・正確には通訳できないために、誤診や結果としての重大な医療ミスが生じているのです。
そこで、医療業界がいよいよ国際化に向かって真剣に初準備に取り組み始めた今日、近日中に、治療や健診目的の外国人の訪日数が大きく伸びてくることがかなりの確かさで予測できますから、医療通訳士の需要は今後かなり大きなものになるでしょう。
医療通訳制度の普及と改善が進んでいる米国では言うに及ばず、東南アジアの先進各国や本年5月に於いて医療の国際化に踏み切った最近の韓国などでの事例も、医療通訳の必要性や需要の大きさを明瞭に物語っています。
繰り返しますが、このように医療のグローバル化の進展については、タイやシンガポール・マレーシア・インドなどの東南アジアの国々が先遣隊を務めていますが、日本ももう間もなくそのような状況を迎える「日の出の時」に至りつつあります。
わが国が、医療の国際化に後れを取った理由はいくつか考えられますが、最重要なものは、物づくり産業の大きな成功により、その利益が国内に循環し、国民皆保険など医療制度の整備が進んだため、取り立てて、医療事業の振興を持って内需拡大策に仕立てたり、外需の取り込み策として企画される必要性がなかったことでしょう。
しかし、モノづくり産業の成功にも頭打ち現象が見られたり、老齢化や少子化の始まりと共に、医療費のうち続く高騰を将来の国家財政が支え切れないと感じられるようになって、次第に国家による医療費の抑制策が敷かれるようになりました。
それにも拘らず、最新医療機器類の設置や更新の必要性は、医学やテクノロジーの発達に応じてとどまるところを知らず、同時に医療関係者の人件費も高額に亘るため、医療業界におけるコスト吸収力が弱まり、業界の疲弊が目立ち始めました。
ここに到って、医療業界の苦境を救済する方策の有力な手立てとして、外国人富裕層を勧誘することが重要な国策的色合いを帯びてきました。
幸い、医療の国際化システムの運用に関しては、既にアジアの各国で多くの先例があるのみならず、人口大国の中国において経済的発展と共に富裕層の拡大が顕著であり、隣国日本の高度な医療施設やサービスを求めて訪日を希望する人たちが増えてきています。
こういった外部・内部両方の環境や条件の充足により、わが国での医療の国際化は、正に現実味を帯びてきまたのです。
のみならず、民主党の新政府も、医学部学生の50%増員や国民総医療費の継続的な増加にも理解を示していることが、その選挙マニフェストにおいても明らかですから、今後の医療業界の発展は大きな注目の的となっています。
さらに、医療の勉強は、自分のみならず家族や友人の健康管理にも役立つ知識や技能の習得が一杯あるため、仕事確保面に於いてのみならず健康の維持や長寿にも大きく貢献するメリットがあります。
そのようなわけで、ぜひとも、一人でも多くの皆さん方におかれて、将来性ある医療業界に関わり、とりわけ安価で学習システムにも近づきやすく、短期間で修得のチャンスもある東京通訳アカデミーでの医療通訳士資格の取得に関心を持っていただきたいと考えます。
みなさんの益々のお幸せをお祈りしています。

平成21年9月20日 日曜日

東京通訳アカデミー
事務局:〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410
Eメール:okamura3@oksemi.co.jp

「グローバル化する医療」をテーマに多摩大学 教授 真野俊樹先生のご講演決定!

2009-09-19 21:51:03 | Weblog
[東京通訳アカデミー]

多摩大学 教授 真野俊樹先生のご講演決定!
11月21日(土曜日)
「グローバル化する医療」をテーマに

平成21年9月19日 土曜日
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎

皆様のご清栄をお慶び致します。
ところで、東京通訳アカデミーでは、「グローバル化する医療(メディカルツーリズムとは何か」の著書を出版された気鋭の学者:多摩大学 教授 真野俊樹先生に、ご多忙の合間を縫って下記のスケジュールでご講演を戴けることになりました。
あらゆる分野にわたり急速に展開する国際化時代を迎えた今、医療現場のみならず観光産業・国内需要喚起等の経済政策分野との関連に於いても、最も注目するべきテーマとなっている「医療の国際化」現象の最先端の状況を、ワールドワイドの角度から詳細なお話しをいただける極めて貴重な機会です。
どうか万障お繰り合わせのうえで、多数ご参加くださいますようによろしくお願いします。
なお、この講演会は、東京通訳アカデミーの開講記念行事として開催されますので、ご来場の皆さま向けの記念品を用意させていただいています。

平成21年9月19日 土曜日
東京通訳アカデミー・学院長
司法通訳士・医療通訳士技能検定協会・理事長
NPO日本通訳案内士連合(Japan Guide Consortium=J.G.C.)
理事長・岡村寛三郎

①日時:11月21日(土曜日)午後1時開会
②挨拶:東京通訳アカデミー学院長・・・医療の国際化の最前線について
③講演:多摩大学 教授 真野俊樹先生・・・午後1時30分~3時30分(休憩含み2時間)
④講演主題「グローバル化する医療(メディカルツーリズムとは何か」
⑤医療通訳士講座デモンストレーション・・・午後3時45分~4時45分
⑥閉会=午後5時
⑦募集定員60名・申し込み順・参加無料
⑧会場:オフィス東京(東京都中央区京橋1丁目6番8号☎03-3567-5577)
道順:JR東京駅八重洲口より徒歩5分
⑨参加お申し込み: JGC&TIA事務局・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Eメール:okamura3@oksemi.co.jp

真野 俊樹先生ご紹介

・学歴
1987年 名古屋大学医学部卒業
1997年 藤田保健衛生大学医学部 医学博士(内科学)
2000年 英国レスター大学大学院でMBA取得
2004年 京都大学で博士(経済学)取得

職歴
名古屋第一赤十字病院、安城更生病院、藤田保健衛生大学勤務を経て、95年9月、米国コーネル大学薬理学研究員
その後、外資系製薬企業、国内製薬企業のマネジメントに携わる。
国立医療・病院管理研究所協力研究員、昭和大学医学部公衆衛生学(病院管理学担当)専任講師、大和総研主任研究員を経て、多摩大学統合リスクマネジメント研究所教授(医療リスクマネジメントセンター所長)。兼任は、藤田保健衛生大学医学部客員教授、国際医療福祉大学大学院客員教授、東京医療保健大学大学大学院客員教授など。

資格・受賞歴
内科学会認定専門医、FACP(米国内科学会専門医会上級会員)、日本医師会認定産業医、ケアマネージャー
AHA(アメリカ心臓病学会:Young Investigator Award)
吉田秀雄財団
医療科学財団
所属学会・団体
日本ベンチャー学会(医療ベンチャー研究部会 部会長)、日本病院管理学会評議員、東海病院管理研究会世話人、医療バランストスコアカード研究学会評議員、医療マネジメント学会評議員、国際疾病分類学会理事、クリニカルガバナンス研究会幹事、日米医学交流財団:日米医学交流シリーズ編集委員、日本内科学会、日本糖尿病学会、商業学会、組織学会など所属多数
(以上、インターネット記事より、部分的引用)

医療通訳士講座、10月入学生募集&年末速習講座受講生募集

2009-09-19 12:02:38 | Weblog
[東京通訳アカデミー]開講中
★詳細については、「日本通訳案内士連合」の下記ホームページをご覧ください。http://jgc-guide.com/
★講座の種類・・・通訳案内士(国家資格)・司法通訳士・医療通訳士・貿易通訳士・フランス産業研究士

★10月度の入学者募集
お問い合わせ・・・JGC&TIA事務局・岡村寛三郎、Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
☎03-3233-7518又は03-3294-7410

★実技研修(11月末~12月頃)医療通訳士講座・病院等で2日間の実技研修
★年末[速習講座]開講予告…通訳案内士(国家資格)・医療通訳士
                記
医療通訳士講座(英語と中国語の2コース)
[年末速習講座]と[技能検定試験]受験準備

皆様のご清栄をお慶び致します。
ところで、自動車や航空機産業は言うに及ばず、あらゆる業種において怒涛の勢いで進む国際間での企業連携や合併の動きを背景に、世界中の人たちの健康と長寿への熱い思いを受けて、いよいよ国際化が待ったなしの緊急課題となっている日本の医療業界には、不況下でも唯一の成長産業と高い評価が与えられています。
国際化と科学技術の発展を原動力にして21世紀をリードする業種として期待されるこの医療分野において、増加傾向が予測される外国人患者と医師や病院スタッフとの間の言葉の橋渡し役を務めて、安定した収入を確保することを希望しておられる方々のために、当校では「医療通訳士講座」を好評のうちに開講中です。
その講座内容としては、医療知識と語学知識の習得に向けて4ヶ月間・80時間の講義と1ヶ月間の検定試験向けカリキュラムの合計5ヶ月間の講座を、英語と中国語の2カ国で、しかも通学と通信の両コースにおいて実施しています。
しかし、普段は就学や通勤の都合で、あるいは家庭の事情などで、数カ月に及ぶ長期の勉強時間をなかなか確保できにくい人たちのために、次の要領で短期速習の特別講座を開講します。

()年末休暇を活用する短期速習型の講座を、12月26日(土)~30日(水)の5日間連続で行います⇒1日6時間・合計30時間の集中講座(午前10時~昼食休憩~午後5時)
★学習内容=①医療通訳のルール、②医療専門用語の学習とロールプレイ、③医療に関する知識
★速習講座受講料=8万円(教材費・消費税込み)

()そして、翌1月31日(日)に実施される「医療通訳士技能検定試験」受験に向けて、1月10日(日)・17日(日)・24(日)の各日曜日に3回連続の「模擬試験」を行います。
⇒合計4日間(各回午前10時~午後4時)
★模試3回(上記の速習講座で学習済みの事柄を1/3づつ順次復習)
★(本番)医療通訳士技能検定試験(2010年1月31日)
★模擬試験と本番技能検定試験の受講・受験料=3万円+教材費1万円=計4万円

()ただし、以上の2コースをセットで受講する場合は10万円のみ。
(理由=教材の重複分1万円を控除し、さらに1万円を特別に割引サービスしますので)

()会場:〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
JR御茶ノ水駅より仲通りを、道なりに南に下って5分。「ワンゲルスポーツ店」が目印

()学費の振込先
  三菱東京UFJ銀行 姫路支店 普通口座 口座番号 0017123 東京通訳アカデミー

()お問い合わせとお申し込み
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号東観ビル8階
Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410

以上