JGC2009年度新合格者研修会向け説明会

2009-01-31 13:39:54 | Weblog
JGC
2009年度新合格者研修会向け
説明会
                
JGC事務局・岡村寛三郎

無料・申し込み不要(ただし、少人数)・・・お待ちしています。

①東京会場・・・1月31日・土曜日、午後5時~7時
    会場:〒101―0054東京都千代田区神田錦町2丁目4番地13号 錦和ビル4階

②京都会場・・・2月1日・日曜日、午後3時~5時
      会場:京都市中京区烏丸通竹屋町下ル少将井町230番地吉村ビル3階

訪日外国人数、昨年12月は対前年同月比24%減!新合格者向けの説明会開催

2009-01-29 21:12:08 | Weblog
訪日外国人数、昨年12月は対前年同月比24%減!
通訳ガイド業界&JGCの対応策は?
新合格者向けの説明会開催

平成21年1月29日 木曜日
日本通訳案内士連合=JGC
 理事長・岡村寛三郎

これは、1月28日付の日本経済新聞の記事です。JNTOの発表によれば、昨年12月の訪日外国人数は、昨年8月から5ヶ月連続で減り続け、遂にビジネス客を含めて前年同月比で24.1%の大幅減少をしたそうです。
ヨーロッパのアイスランドでは、経済危機を引き起こした責任追及のデモが連続し、遂に政権が崩壊したそうです。
世界の名門国・英国の経済も金融危機(信用収縮)で激震を蒙っているそうです。地震元の米国といい、その影響をもろに受けた英国といい日本といい、世界の様相は大きく変わりつつあります。
わが国での株や不動産などの所有者の価格下落による評価損から連鎖して起きた生産や消費活動における実体経済の悪化は、貴重品類の購入や所有に向けての需要減を誘発しただけではなく、賃貸・リースで使用する需要さえも減少させて、昨年のリース取扱高は前年比14%の減少をきたし、1976年以降で最大の落ち込み幅だったそうです。

一般庶民の予想をはるかに超えた世界経済の同時的な急速悪化に対して、通訳案内士業界はどう対応すればよいのでしょうか?
通訳ガイド業界は、既に約10年前から仕事不足が目立ち始めていました。大きな原因の一つは、無資格・違法なノンライセンス・ガイドの目に余る横行です。
それにしても、実効的な排除策が所轄官庁の国土交通省において未だに実施されたわけではなく、日本政府の違法に対する無力振りを見せ付けてきただけです。このような無策の中で更に、外国人にまでも国家資格・通訳ガイド資格を付与する暴挙が政府主導の下に行われ始め、もう今では、通訳ガイド資格は、風に吹かれて舞い散る桜の花びらほどにすらも惜しまれることもない程度のものに成り下がってしまったのが実情でしょう・・・
ところが、このような悲惨な状況を目の前にしても、通訳ガイド業界には、政府の暴挙やノンライセンス・ガイド問題に対して一致団結して対抗するパワーは皆目ありませんでした。その原因は、いくつもの有力なガイド団体が存在し、小さなパイをめぐって争奪戦を繰り返すだけの分裂・戦乱状態であり、これらを統合することができる天下の逸材が現れなかったことによります。
このような業界の無秩序と混乱ぶりを冷静に見つめて、日本通訳案内士連合=J.Gでは、単なる知識やスキルの教養教育に偏した「学術団体」ではなく、国家資格である通訳案内士資格を徹底的に利用した仕事の開発を主目的に掲げた実用的・実践的活動を行うことを第一義とした「職業人団体」であることを目指して積極的に活動してきました。
これまでの短期間であるにもかかわらず、かなり多くの分野で具体的な成果を挙げてきたと自負しています。
にもかかわらず、ここに至って世界経済の大変調と言う困難に直面し、今後の行く末に更なる転換を迫られています。
そこで、JGCでは、今春の4月1日ないしは5月1日スタートの予定で、新たに派遣業と有料職業紹介事業を始める準備に掛かっています。
その大胆な構想は次の通りです。
最近におけるいわゆる団塊の世代の大量退職や早期失業現象は、この人達を捉えて一群の「シニア族」と呼ぶに相応しいでしょう。他方、能力や志向などの面での不一致で、せっかくの職業・企業にもなかなか馴染めない「ジュニア族」も大きな単位量で潜在・顕在しています。
しかし、長寿社会の広がりで元気なシニア族が多いことは注目すべき現象です。そこで、彼らの長年の職業生活で培われた人脈や適性・技能・知識・経験等を、ジュニア向け教育指導に具体的に活用していただき、ジュニア族のより満足度の高い職業開発や能力向上に寄与していただく機会を、とりわけ通訳案内士を始めとする語学や日本文化・芸術の各分野に強い興味を持っておられる各年代の方々に提供したいと考えています。
ここにおいて、派遣業や有料の職業紹介事業は、正に上記のような需要と供給の双方に応えられるものであると考えています。
即ち、シニア族も有料でジュニア族教育の場と仕事先発掘のセールスを行える機会を獲得し、ジュニア族も、その様な適切な指導の下で職業能力を開発改善し、個人の能力や適性により合致した適切な職業や職場に仕事場を見つけ出せることは、シニア族とジュニア族の双方に社会貢献できる素晴らしい仕組みではないかと思います。
これは、最近の多くの失業現象も、仕事そのものが無いのではなく、元をただせば、単なる需要と供給の不一致でしかないのではないかという構造的な理解の仕方にもつながっています。
とにかく、今日的な大苦境を前に、じっと手をこまねいて、あるいは自分さえ良ければよいのだとか、自分の周りさえ良ければ良いのだという狭小な考え方の基に、他人の生存権への配慮を怠りがちな姿勢は反社会的・反正義でしょう。
かくて、JGCは、財政上の諸問題や経験不足といった多くの危険をも顧みず、あえて困難な道、通訳ガイドをはじめとする多くの仕事を求めるシニアとジュニアの人達双方に、生活確保の道を具体的に提供する政策を提案し実施に移します。
多くの同士・仲間・有志の皆さんのご理解とご支援をお願いします。

2009年度・ガイド試験の新合格者向けに、以上のような方針を具体的に説明する説明会を次の通りに開催します。
どうぞ御参加ください。お待ちしています。ただし、会場の収容人数に制限がございますので事前に、下記までお申し込みをいただけますようによろしくお願いします。
お問い合わせと受付順にて締め切らせていただきますのでよろしくお願いします。

日本通訳案内士連合=J.G.C.
電話/Fax番号 03-3233-7518
岡村寛三郎(通訳案内士)携帯090-9097-7613
メール:okamura3@oksemi.co.jp

東京会場・・・1月31日・午後5時~7時、
JGC事務所:〒101―0054東京都千代田区神田錦町2丁目4番地13号 錦和ビル4階

京都会場・・・2月1日・午後3時~5時、
JGC京都事務所:〒604-0000京都市中京区烏丸通竹屋町下ル少将井町230番地
                               吉村ビル3階

                                  以上

通訳ガイド向けの仕事創造や獲得のため[派遣元責任者講習]を受講しました!。

2009-01-26 22:03:30 | Weblog
通訳ガイド向けの仕事創造や獲得のため
「派遣元責任者」講習を受講しました!

平成21年1月26日 月曜日
JGC事務局・岡村寛三郎

今春からの派遣業開始を目指し、先ず私から「派遣元責任者」講習を受講しました。
30日には、更にJGCやCoolJapanExpo株式会社の役員など計4名が受講します。
これ等が整ってから登録申請をします。
製造業での解雇や休業措置が、次第に運輸業やサービス業にも広がってきているため、観光通訳ガイドにとって、本来の職種での就業の可能性はますます低いものになりつつあるものと予測されます。
そこで、例え僅かでも通訳ガイドの皆さんに本来のお仕事に就けるチャンスを開拓し確保するために、JGCでは新規事業として派遣業資格を取得し徹底的に活用したいと思います。更に次のステップとしては、職業紹介事業の国の許可も申請する意向をもっています。年内のできるかぎり早期に、これ等の資格事業を全国展開していく機会を狙います。
もちろん、通訳ガイドにとって、希望の職種は観光ガイドに限らず様々かもしれません。そうした様々な希望にもなるべく応えられる職業開発が望まれます。
以上のような一朝一夕にはなかなか到達できない高みを狙うことは、大きな情熱と負担や知恵・冒険心をも必要としますので、危険を覚悟の上での事業準備や推進となります。しかし、世間の経済情勢一般や各種業界の動向を同時的に広く深く研究していけば、目的に至るまでの過程において様々な情報や体験を獲得でき、望外の利を得ることもあるでしょう。正に「犬も歩けば棒に当たる」の諺のように、意外な幸運にめぐり合わせることもあるでしょう。
また、毎日必死に苦労していれば、同類の良い友人や先輩などに出逢うことがあり、このような人の輪の広がりが更なるビジネスの機会を増幅するでしょう。
この1年間以上、フランスとの協力し合いで何とかビジネスチャンスを獲得したいと驀進してきましたが、今回、日経新聞の記事が仲立ちになって新しい知り合いを発掘できました。現在、銀座のシャネル・ネクサス・ホールで、日仏友好150年を記念しての美術展(「交差する眼差し」クリスチャン・ポラック・コレクション展)が開催されていますが、お陰様でこの主催者と交流を始めることができました。
この方は、一橋大学での学生時代以降、日仏外交史の研究を長年にわたって続けてきておられて、その著作は、在日フランス商工会議所から極めて立派な2巻として出版されています。彼は、フランスと日本との間のビジネスの橋渡し役として活発に活動される傍らで、外交史の研究にも打ち込まれる二重生活で、極めて多忙な日々を送ってこられましたが、その研究内容の見事な幅の広さと奥深さには、日本人読者の誰もが圧倒されるでしょう。
彼の研究心の旺盛さや知識の深さに驚くだけではなく、美術交流などを通じての日仏友好の歴史の重要性をも知らされて、いまさらながらに洋の東西を通じての国際交流の大切さを痛感し、今後においてわが国や国民が進むべき進路を大いに示唆するものとして極めて貴重な業績でしょう。
以上





大不況到来と失業者激増の時代を見据えて、JGCの新事業展開

2009-01-25 15:05:44 | Weblog
大不況到来と失業者激増の時代を見据えて、JGCの新事業展開

平成21年1月25日 日曜日
特定非営利活動法人日本通訳案内士連合
理事長・岡村寛三郎

いつもお世話になり、誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。
さて、JGCとCoolJapanExpo株式会社は、協力し合って、現在派遣業の登録申請の準備を始めていますが、次いで、下記のインターネット記事の(有料)職業紹介事業についても許可申請を行います。
更に、①東京での事業が軌道に乗った時点で、②名古屋・③京都・④姫路・⑤福岡でも「派遣業」と「職業紹介事業」を開業する全国展開の計画をもって申請を行います。
どうかご支援ください。よろしくお願いします。

1.職業紹介
 
職業紹介とは、「(1)求人及び (2)求職の申込みを受け、求人者と求職者との間における (3)雇用関係の成立を (4)あっ旋すること。」(職業安定法第4条1項)をいい、求職者の求職申込みの受理から紹介を経て就職に至るまでの一連の行為をもって構成され、このために必要となるすべてのものを含みます。
 
この定義でいう用語の意味は次のとおりです。
(1) 求人
報酬を支払って自己のために他人の労働力の提供を求めること。
(2) 求職
報酬を得るために自己の労働力を提供して職業に就こうとすること。
(3) 雇用関係
報酬を支払って労働力を利用する使用者と、労働力を提供する労働者との間に生じる使用・従属の法律関係をいいます。
(4) 紹介あっ旋
求人者と求職者との間をとりもって、雇用関係の成立が円滑に行われるように第三者として世話をすること。
 
2.職業紹介事業
 
職業紹介事業には、無料でセーフティネットとしての役割を果たしている政府機関である公共職業安定所(ハローワーク)の職業紹介事業と、活力と創意工夫を活かし労働力需給調整の役割を果たしている民間の職業紹介事業とがあり、これら公共と民間の職業紹介事業が協力して効果的な労働力需給調整が行われるよう努めています。
 
また、民間の職業紹介事業には、有料で行う事業と無料で行う事業とがあります。有料職業紹介事業は、営利を目的とするか否かにかかわらず、職業紹介に関し、対価を徴収して行う職業紹介事業をいいます。無料職業紹介事業は、職業紹介に関し、利潤を得ることを目的としないだけでなく、いかなる名義でも、手数料又は報酬を受けないで行う職業紹介事業をいいます。                               
 
有料職業紹介事業及び無料職業紹介事業(学校等の行うものは除く)については、国の許可が必要です。そして、許可を受けるためには、許可要件を満たしている必要があります。
新たに有料・無料の職業紹介事業を始められる方は、必ず管轄の都道府県労働局担当窓口に事前にご相談の上、許可要件等をご確認ください。

大不況到来と失業者激増の時代を見据えて、JGCの新事業展開

2009-01-25 15:05:44 | Weblog
大不況到来と失業者激増の時代を見据えて、JGCの新事業展開

平成21年1月25日 日曜日
特定非営利活動法人日本通訳案内士連合
理事長・岡村寛三郎

いつもお世話になり、誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。
さて、JGCとCoolJapanExpo株式会社は、協力し合って、現在派遣業の登録申請の準備を始めていますが、次いで、下記のインターネット記事の(有料)職業紹介事業についても許可申請を行います。
更に、①東京での事業が軌道に乗った時点で、②名古屋・③京都・④姫路・⑤福岡でも「派遣業」と「職業紹介事業」を開業する全国展開の計画をもって申請を行います。
どうかご支援ください。よろしくお願いします。

1.職業紹介
 
職業紹介とは、「(1)求人及び (2)求職の申込みを受け、求人者と求職者との間における (3)雇用関係の成立を (4)あっ旋すること。」(職業安定法第4条1項)をいい、求職者の求職申込みの受理から紹介を経て就職に至るまでの一連の行為をもって構成され、このために必要となるすべてのものを含みます。
 
この定義でいう用語の意味は次のとおりです。
(1) 求人
報酬を支払って自己のために他人の労働力の提供を求めること。
(2) 求職
報酬を得るために自己の労働力を提供して職業に就こうとすること。
(3) 雇用関係
報酬を支払って労働力を利用する使用者と、労働力を提供する労働者との間に生じる使用・従属の法律関係をいいます。
(4) 紹介あっ旋
求人者と求職者との間をとりもって、雇用関係の成立が円滑に行われるように第三者として世話をすること。
 
2.職業紹介事業
 
職業紹介事業には、無料でセーフティネットとしての役割を果たしている政府機関である公共職業安定所(ハローワーク)の職業紹介事業と、活力と創意工夫を活かし労働力需給調整の役割を果たしている民間の職業紹介事業とがあり、これら公共と民間の職業紹介事業が協力して効果的な労働力需給調整が行われるよう努めています。
 
また、民間の職業紹介事業には、有料で行う事業と無料で行う事業とがあります。有料職業紹介事業は、営利を目的とするか否かにかかわらず、職業紹介に関し、対価を徴収して行う職業紹介事業をいいます。無料職業紹介事業は、職業紹介に関し、利潤を得ることを目的としないだけでなく、いかなる名義でも、手数料又は報酬を受けないで行う職業紹介事業をいいます。                               
 
有料職業紹介事業及び無料職業紹介事業(学校等の行うものは除く)については、国の許可が必要です。そして、許可を受けるためには、許可要件を満たしている必要があります。
新たに有料・無料の職業紹介事業を始められる方は、必ず管轄の都道府県労働局担当窓口に事前にご相談の上、許可要件等をご確認ください。

未知の世界への入り口Let’s Open a Door to the Unknown World!

2009-01-21 17:08:35 | Weblog
未知の世界への入り口
Let’s Open a Door to the Unknown World!

平成21年1月21日 水曜日
特定非営利活動法人日本通訳案内士連合
 理事長・岡村寛三郎

最新景気ニュース(日本経済新聞のインターネット記事)
•(1/20)12月の造船受注量、9割減 08年通年も20.7%減
•(1/20)景気、初の「急速に悪化」 1月の月例経済報告
•(1/20)12月の工作機械受注、71.8%減 08年は6年ぶり前年割れ
•(1/20)12月の中小企業、景況DIマイナス79 過去最低を更新
•(1/20)11月の第3次産業活動指数、0.9%低下
•(1/19)12月の百貨店売上高、9.4%の落ち込み 過去最悪に
•(1/17)12月の米消費者物価、0.1%上昇 前年比で53年ぶりの低い上昇率

上記の最新ニュースは、一体何を私たちに物語っているのでしょうか?
最近の日本経済の根幹部分での大きな落ち込みを伝えていますが、我々庶民には、それらが一体何を物語っているのか、正直に言っておぼろげにしか分かりません。
今後の社会・経済情勢の悪化が避けられないのだな・・・と思う程度です。東京の混雑した群衆の中にいると、彼らも自分と同じ運命の人達だと思い、妙な安心感に浸ります。
しかし、船が大きいから、同乗者が多いからといって直ぐには安心できなのは、第二次世界大戦の終了近くにおいて、戦艦大和でさえも出航して間もなく撃沈されたことを思えば、容易に理解できます。
そこで、我々庶民の日々の生活においては、いったい何をどう備えておけば良いのか・・・と考え込む次第です。我々庶民は、目の前で起こることしか認識し理解することができません。ですから、この先1ヶ月であろうと数ヶ月先のことであろうと、全く同じように知りようがありません。
嵐が来るぞ、暴風雨が来るぞ・・・程度のことしか分からないのですね・・・
そこで、先を読むことを止めて、今日の日に精一杯の勤めを果たすということになります。そのとき、自分の明日の夢を実現するために最も役立ちそうな事柄に注力するということになります。例えば、英語の勉強であったり美術の勉強であったり、はたまた歴史の勉強であったりということになります。
今までいい加減にしか学んでいないことは多く、もう一度学びなおしてみると、驚くような新事実を発見して歴史や人の営みの奥深さに感激するものです。
例えば、AとBとの間のバランスを取るということは、極めて大切なものの見方ですが、世間の噂や親しい人の言葉を信じて、あれはこうだと断じてしまうことがあります。
しかし、その現場や場面に接して、よくよく観察したり、そこにいる人達と交流をしてみれば、先入観で抱いていたイメージとは全く違った映像が目に映ってきてびっくりするようなことがあります。
こういう体験などは、一つの物事を、反対の側面からも同時的に観察することが如何に大事であるかを物語っています。多面的観察とまでは行かなくても、少なくとも、上から下から、右横から左横から、斜め前から斜め後ろから・・・というように、少なくとも対立しあう2側面からの観察やふれあいは、絶対に必要ではないでしょうか?
とりわけ複雑な心理活動を行い、矛盾したような行動を取りがちな人間同士の間での衝突や敵対などは、きっと単眼的なものの見方の不運な結果でしょう。
高度に知的に発達した人間心理や行動を正しく理解するためには、ビジネス上の側面や日常生活上の側面といった表面からの観察のみならず、少人数で実際に親しく膝を交えて話し合い、交流を深めることが絶対的に不可欠ではないでしょうか?
最近は、ほとんどの日本人が、老いも若きも、男であろうと女性であろうと、携帯メールなどを主な通信手段にして交わっていますが、これほど危険なことはありません。
既に多くの方々が、Eメールに依存した交信で、思いもかけずにお互いを傷つけあい、喧嘩や離別にまで発展してしまった惨事を大なり小なりは経験しておられるでしょう。
そこで、NPOの「日本通訳案内士連合」では、この便利だけれども危険な道具に依存する日常生活とはきっぱりと縁を切って、人と人とが直接に交流しあう機会を作り、これを利用して互いの友好と平和と幸福を招き、愛と平和に満ちた社会に一歩でも近づこうという大胆な企画を立てています。
そこで、この企画は具体的な目標としては、(Ⅰ)若者たちのためのカップリング促進=「国際交流カップリング・パーティ」と、(Ⅱ)企業同士間でのビジネス・パートナーの発掘促進=「国際ビジネス・パートナー交流会」の開催と運営を目指すものです。
それも、若者同士のカップリングの促進や企業同士の連携関係創出を、上記のように国際規模で図ろうとするものです。即ち、各国の言語に通じた通訳案内士団体が仲介役に立ち、国際交流や国際協力の促進活動を行おうとするものです。
どうか、一人でも多くの皆さん方のご理解とご支援をいただきまして、ご参加いただけますようによろしくお願いします。
以上

派遣業の問題の核心

2009-01-17 09:50:18 | Weblog
派遣業の問題点の核心

平成21年1月16日 金曜日
CoolJapanExpo株式会社・岡村寛三郎

さて、派遣業に関しては、今日大きな社会的・経済的問題が生じています。
そこで、この問題の根本を見極める必要があり、下記のような整理を行いました。
その結果、「製造業への派遣」という特定の分野について大きな混乱が生じており、サービス産業等への派遣については、急速かつ深く不況の進行している今日においても、なお中途解約自体が事実上は極めて少ないために、深刻な問題は生じていないように見えます。
ご理解と一層のご検討をよろしくお願いします。

①派遣元の責任に関して
今年度末までに職を失う非正規社員は85000人で、このうち57000人は派遣社員。派遣会社の多くは資産が1000万円程度と経営体力が弱いため、雇用保険関係の手当てが薄く、イザ非常時というときの登録派遣者への保護ができないことが多い。

②派遣先の責任
「派遣切り」の一般的なスタイル・・・派遣先が派遣元との契約を中途解約することに起因して、派遣元が派遣社員との契約を中途解約することが多い。
派遣契約には、この中途解約について派遣先から派遣元への賠償金の支払規定が盛り込まれていることも多いようですが、派遣先に対する派遣元の社会的力関係が弱いためにこの規定の実効性がほとんど担保されていない。そこで、苦しくなった派遣元が派遣社員との契約を中途解約するという事態になるようです。
対策として、派遣先に、残りの期間の賃金の支払い保証や再就職斡旋を法律的な義務に格上げする案などが議論されているようです。

③「製造業」向け派遣の問題
この3月末までに職を失う派遣社員の99%は、製造業で働いていました。
しかし、わが国では、更に46万人の派遣社員が製造現場で働いており、製造業への派遣を全面禁止にすると大きな経済的影響が出ることも確かです。
また、欧米では、派遣社員の半分強が製造現場で働いており、これ等との均衡も問題となるため、製造業への一般的な禁止には強い抵抗もあるようです。
以上


経済情勢の冷静な分析

2009-01-16 20:06:40 | Weblog
経済情勢の冷静な分析

平成21年1月16日 金曜日
JGC事務局・岡村寛三郎

大きく変動する生活環境・経済環境については、時間差で私たちの生活にも影響を及ぼしてきます。そのことを見込みながら、半年先や1年先の生活設計や事業計画の見直しや検討をし続けなければなりません。決して楽観的でも悲観的過ぎでもなく、できるかぎりに精密に読み込む必要があります。
しかし、もちろんすべてを調べ分析し結論を下すことはできません。そこで、代表的な指標を抽出し、今後を占うことになります。
私自身は、下記のような4つの指標を選びました。
実はもう一点あります。それは、最大手の教育通信添削会社の囲い込み生徒数が、若干でも伸び続けているというニュースです。これまでも度々指摘してきましたが、子供向けの教育関連事業や企業が、さまざまな機会に恵まれていることの一つの証でしょう。
よろしくお願いします。
               記
(1)広告量の縮小と経費節約
大手の広告代理店の業績の悪化が目立ち始めています。
ある最大手クラスの広告代理店では、インターネットや携帯電話向け広告については二桁の率で増加しているものの、新聞(21%減)やテレビ(5%減)・・雑誌(18%減)・ラジオなど4媒体向けの広告が大きく落ち込んでいるため、全体も落ち込んでしまっている。
企業業績の悪化を受けて、広告量を絞り込む傾向が顕著になっています。

(2)中古車販売さえ23年ぶりの低水準
昨年の中古車販売台数は、前年比6%減少で8年連続の減少で遂に23年前の水準にまで落ち込み、11年前のピーク時の3/4以下にまで縮小した。
消費者は、一般的には高額な新車購入を諦めて中古車購入にシフトしているものの、車の保有期間が全般に長くなったために市場に出る良質な中古車が減少し、販売も振るわなくなっているそうである。

(3)エアバスの航空機受注は、42%減少!
ボーイング社は更に大きく減少!

(4)国内:昨年11月の機械受注は16.2%減少し、落ち込み幅は過去最大

                                  以上

2009年度新合格者研修会向けの説明会開催

2009-01-16 15:01:04 | Weblog
2009年度新合格者研修会
説明会開催

東京:1月31日(土曜日)午後5時~7時

JGC東京事務所:〒101―0054東京都千代田区神田錦町2丁目4番地13号 錦和ビル4階
電話/Fax番号 03-3233-7518
受講料1,000円

申し込み連絡先:JGC事務局:岡村寛三郎、
メールアドレス:okamura3@oksemi.co.jp
携帯電話:090-9097-7613、

説明会内容
①2008年新合格者研修会・京都地区・担当講師ご紹介と挨拶
②理事長の講話・・・失業時代の生き残り法



京都:2月1日(日)・午後3時~5時

JGC京都事務所:〒604-0862京都市中京区烏丸通竹屋町下ル少将井町230番地
吉村ビル3階
受講料1,000円
申し込み連絡先:JGC事務局:岡村寛三郎、メールアドレス:okamura3@oksemi.co.jp
携帯電話:090-9097-7613、

説明会内容
③2008年新合格者研修会・京都地区・担当講師ご紹介と挨拶
④理事長の講話・・・失業時代の生き残り法

資料特定非営利活動法人日本通訳案内士連合
Japan Guide Consortium N.P.O. =J.G.C.
[概要のご案内]
[創立]     平成19年9月1日
[NPO法人設立] 平成20年7月18日
[会員数]    95名
[役員構成] 
①名誉理事長 竹山政美(健保連大阪中央病院泌尿器科長、英語通訳案内士)
②理事長   岡村寛三郎(一橋大学大学院経済法研究科修了、
日本教育者セミナー/理事長、
社団法人全国学習塾協会/理事、
播磨民間教育ネットワーク/理事長、
岡村ゼミナール株式会社/代表取締役会長、
岡村ゼミ東播㈱代表取締役会長
岡村英才学園㈱代表取締役社長
岡村教育センター㈱専務取締役
英語通訳案内士)
③副理事長  田村茂俊(元JAL職員)
④理事    谷中淳(JGC国際博覧会事業担当、英語通訳案内士)
⑤理事    野副信子(JGC九州支部長)
⑥監事    井上馨(元警視庁勤務、行政書士)
⑦顧問    岡村憲一郎(東京大学経済学部卒、日米両国の公認会計士、
㈱BizNext代表・東京都港区赤坂1-6-8井上赤坂ビル9F.)
[事務所]
主たる事務所:東京事務所 〒101―0054東京都千代田区神田錦町2丁目4番地13号
錦和ビル4階
       電話/Fax.03-3233-7518
姫路事務所 〒670-0877兵庫県姫路市北八代1丁目7番2号
電話079-284-0253 Fax.079-284-1427
京都事務所 〒604-0000京都市中京区烏丸通竹屋町下ル少将井町230番地吉村ビル3階 その他支部 名古屋・福岡
[主な業務]
 ①翻訳・通訳 ②ウオーキング・ツアー・ガイド ③国際博覧会事業準備
 ④インバウンドツアー・ガイド ⑤日本文化体験ツアーガイド
 ⑥派遣事業(開始準備中)

[国際博覧会事業]
CoolJapanExpo株式会社
設立 2008年11月17日
資本金 410万円
代表取締役社長  岡村寛三郎
取締役副社長   栗田亮
取締役業務部次長 谷中淳
取締役警務部長  井上馨(元警視庁勤務、行政書士)
監査役      岡村春美
本社    〒670-0877兵庫県姫路市北八代1丁目7番2号
東京事務所 〒101―0054東京都千代田区神田錦町2丁目4番地13号 錦和ビル4階
       電話/Fax.03-3294-7410
以上

巨富を築いた紳士の商法

2009-01-16 14:35:39 | Weblog
巨富を築いた紳士の商法

平成21年1月15日 木曜日
JGC事務局・岡村寛三郎

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、リッチマンとの交流の重要性は、1月9日付の拙著「旅行客数の動向予測と成功の哲学」においても触れましたが、何よりもの恩典は、多少なりともその人のリッチさのおこぼれに預かれることもありうるといった些細な幸運ではなく、その人の生き様や儲けのコツを学べるという点にあります。
もちろん、自分とは生活環境も家族構成も、職種も生き抜いた時代も違うのですから、そのリッチマンのすべてを学び、そのままの形で踏襲することができるわけではありません。
しかし、何が最もその人の成功要因だったのかを学ぶことは、商売の真髄の根幹を知ることになります。これを自分の場合にどのように応用していくのかは、各自の知恵や努力、あるいは個人ごとの思想や生活上の信念などによっても違った様相を示すでしょう。
しかし、私たち学習者にとって重要なことは、そういう諸種の場面や事情の違いを乗り越えて、共通普遍的に妥当すると見られる「成功のための鉄則」です。
さて、話の本題ですが、私が20年近くお付き合いさせていただいた際立つリッチマンの商売のコツは、「利は仕入れにあり」という事柄です。
簡単に言えば、店に置いて顧客に提供する商品・サービスは、例えば、100円で仕入れて、これを1,000円で売ることです。
言い換えれば、儲けの主要部分を、徹底的に仕入額と販売額との差額の大きさから産み出すように、仕入額を販売額の1~2割以下の値段に抑えるということです。そういうチャンスをはらんだ大きな割引価格、安値でなければ、絶対に仕入れてはならないということです。商人の世界では、「半値・八掛け・二割引」という言葉が多用されています。この場合、売主の販売希望価格が仮に1,000円なら、それに「半値・八掛け・二割引」の割引を適用すれば、何と320円になります!しかし、もっと厳しく「半値・」八掛け・5割引」の割引を実現させれば、何と200円に落ちます。
こういうきつい割引価格でのみ仕入れるのです。
それ以外の高値では、決して引き取らないのです。
こうしておけば、仕入れ後において、少々の手間賃や設備費・広告費などをプラスしていっても、必ずや1~2割がたの利益を得られるという実際の結果が得られやすくなります。
ではこうした鉄則は、(製造業や販売業には適用しうるでしょうが)純粋のサービス業にはどんな風に適用すればよいのでしょうか?
通訳案内士のような職業で仕入れを販売価格の1~2割で仕入れるとは、通常では、ほとんど考えられませんね。もちろん、事務所経費や人件費、自分の生活費などを絞るしかありません。しかし、これでは、窮屈な生活ばかりで楽しみも少なく長続きするかどうかも分かりません。結局の所、このような個人サービス業では、巨富を築くチャンスにおいて大きく制約されていて、巨富には縁がなさそうです。
そこで、巨富を築いたり、それに近づくには、単なる個人事業家のままでいるのではなく、思い切って起業して企業経営に乗り出すしかありません。
例えば、通訳案内士でも可能な「企業ビジネス」は何でしょうか?即ち、むしろ積極的に通訳案内士の資格や能力・知識・人脈等を駆使して可能な巨富への道は何でしょうか?
それは、意外とアイデァ次第で無数に見つかるでしょうから、ここでは、語学力等を生かしての国際ビジネスの一つである輸入商にスポットを当ててみましょう。(もちろん、そのビジネスの成否は、人や時代環境等の違いによって結果が異なりますから、常に輸入商なら成功するということではありません。)
先ず、テーマを絞って徹底的に良質な製品や文化価値を有するものを海外から集める。
しかも、利は仕入れに在りですから、徹底的に安い値段で!
そして、仕入れ・買い揃えたそれ等が世界一のコレクションであると自信を持って言える程に、徹底して質の高さや文化的価値の高さを追及しておく。
こういうレベルの高いもの・良質なもの・批判的な鑑賞眼に堪えられるものであればあるほどに、時代の経済的変動の波を乗り越えて、必ずや欲しがるリッチマンが、世界のどこかに潜んでいて、喜んで高値で買い取ってくれるでしょう。
ここで、欠かしてはならないことは、貴金属・貴重品や高い文化的価値を体現したものをただ貪欲に集めるだけではなく、その蒐集の過程においても、その後の管理や売却処分の際においても、常日頃から様々な人達との関係をも大切にしておくことです。そして、自分のコレクションを高く評価してくれて、顧客への販売についても親身になって支援・協力してくれる親切で信頼できる紳士とのご縁を大切にし、しっかりと維持することでしょう。
世の中は、人の輪の繋がりでできています。自分の最高の知恵と最善の努力さえ、これを正しく評価して、それを正しい方法で他人に伝え、有力な買い手に引き取っていただけるような環境を整える「そういう理解があって協力的な人物」にめぐり合えることが不可欠です。
巨富を築くには、最低限これ等の諸条件を満たす必要があるでしょう。
そこで、私たちが、その様な人達の内の巨富を築く人自身になれるのか、巨富を築く幸運な人への協力者になるのか、あるいは、巨富とは全く関係のない人でしかないのか・・・どのタイプに治まるのかは分かりません。
ただ、冨や権力だけが、人の一生の幸不幸を左右するものでもありませんから、自分にとって、精神的な満足をもたらすものが何なのかを冷静に見極めて、悔いの無い人生を送る必要があります。何においても、得てして他人が持っているものが良く見えがちです。自分の本当の人生の意義や幸福の内容や価値をしっかりと理解し、その確保に向けて日々努力しているならば、それが即ち最も尊い価値ある人生の過ごし方です。
もっとも我々一個の人間・凡人は、毎年少なくとも108個の煩悩に悩まされているそうですから、ある程度の煩悩との共存は、却って面白い人生や生き方を創り出すことでもあり、変化も多く退屈しない豊かな人生を約束してくれることでしょうか・・・
いずれにしても、自らの個性と身の回りの人達への協調性とをバランス良く操っての人生を過ごすことが、最高の幸せへの道ですね。
以上

資料
旅行客数の動向予測と成功の哲学
平成21年1月9日 金曜日
JGC事務局・岡村寛三郎
皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、JTBさんは、2009年の旅行動向見通しを下記のように纏められたそうです。
(日本経済新聞1月9日付)

① 2009年の日本から海外への旅行者数は、前年(2008年)比4.4%減の1,530万人となり、3年連続での前年割れを予想しています。
② 昨年の秋までは、円安による旅費の割高感や原油高騰による燃料高などが災いしての旅行客の減少が続きました。秋以降は、急激な円高への転換が進んだものの急速かつ大幅な景気後退も同時に起こったため、円高メリット以上に企業の経費削減が進み、ビジネス需要が大きく減少しているものと見ています。
③ その2008年の対前年比は、7.7%減と推計していますから、それに比較すると2009年は落ち込み幅が減少するものと期待しています。
(筆者注:しかし、2009年が2008年より改善方向に向かうかどうかは全く分かりません。むしろ更に悪化の可能性もあるでしょう。)
④ いずれにしても年々の減少が続くため、旅行業界にとっては極めて厳しい状況が続きます。
⑤ 以上は、経済動向予測や観光関連動向などを基に纏められたものだそうですが、海外旅行は、ビジネス客のみならず、生活全般にわたる先行きの不安感からレジャー客も同時に減少する可能性が強く見込まれています。
⑥ 一人当たりの旅行1回分の平均消費額も減少し、6.9%減の295,000円となるものと予測されています。
⑦ なお、2009年の国内旅行者数については、1.1%の減少を見込んでいます。

他方、海外からの訪日客数の動向について、筆者は、下記の諸事情により更に悲観的なものとなっているものと見ています。

① 不況が世界同時的に発生していること、
② その不況の度合いも、ユーロ圏15カ国において、昨年11月の時点で既に失業率が7.8%といった異常な高まりを見せているなど、欧米の主要国のみならずアジアの主要国において、日本より遥かにひどい状況が日々の新聞紙上で報じられていること、
③ これらの地域や国々での不況は2008年から目立ち始め、2009年の今年も、年明け早々から、負の連鎖が国境を越えあるいは業種や企業のサイズの垣根を越えて、あるいは経済専門家の予測を超えて広く深く起こりつつあり、まだ全く歯止めがかかる様子が見えていません。
④ この先、何時の時点まで、またどこまで落ち込むのか、誰にも予測が付かない地獄の深遠を覗き見るがごときになっています。丸で、芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」において描かれている地獄の深遠の悲惨さを思い起こすかのようです。

こんな状態では、庶民は、ただただ暴風雨に吹かれて舞い散るだけでしかなく、対策は節約だけでしょうか?
どんな知恵を搾り出せば良いのでしょうか?少ない資金の徹底有効活用で新しいビジネスの芽を探るか、既存のビジネスの深堀に努めるかになります。庶民のみならず団体や会社・機関においても同様です。JGCもまたその一つです。
次は、生き延びるための方策の一例です。

① 幅広く読書して、生き抜く知恵を貰う。
② 友人・知人と交わりを深め、街角の生の情報を多く集める。
③ とりわけリッチで親切な紳士の方とは仲良くする。ご縁を徹底的に大切にする。
④ ビジネス上手な方も、もちろん大切にする。一般庶民とは異なる知恵や情報・知識を必ずお持ちである。
⑤ セールス活動を開始する前から、「不況だから、駄目だ、ダメだ・・・」と独りよがりで思い込んで諦めずに、とにかく無鉄砲であろうとも、挨拶状を送り、交流や交際が始まるきっかけを作るようにしよう。意外と、相手も交流・交際の機会を待ち望んでいたりして、両者の都合や思いが一致して幸運な出会いとなることもあるかもしれない・・・という「万に一つ」の僥倖に賭けてみよう。
⑥ 挨拶状には、何を書けばよいのか?自分の紹介はもちろんのことながら、相手の様子を尋ねることを決して忘れないようにしよう。相手を大切に思っているこちらの誠意をキチンと明らかにしよう。
⑦ のみならず、生き方全般において、我欲に走るツッパリはきっぱりと止めよう。必ず共存共益・他者利益の優先を考えた行動で、仲間や相手に、こちらと交際・交流することの意義の大きさや利益を感じてもらおう。
⑧ いきなりビジネス交流を望んで相手に不必要な警戒心を起こらせるのではなく、一歩二歩遠ざかって、通常の人間関係・友人関係構築を優先しているかのような低姿勢・低位からスタートしてみよう。時間も手間も掛かるけれども、先ずはこちらの人間性やビジネスへの信頼感を抱いてもらえるような工夫や努力からスタートしてみよう。
⑨ 人との交流において、またグループ内での交流において、相手や仲間の欠点を見つけては、それを非難・中傷・攻撃することに遠慮のない人が見受けられますが、そのような攻撃的態度や言動は、相手に対して直接的であろうと、仲間を通して間接的であろうとも、必ず強く大きな反発を招くものと考え、謙虚な姿勢で自重しましょう。一人の友人を失えば、その人の周りにいる友人も同時に失うことになることを考えれば、うかつには他人を非難はできませんね。
⑩ 更に悪いことに、誤った事実認識で他人や仲間を中傷非難してしまっても、自分の過ちを恥じて率直に迷惑をかけた相手に対して深く謝罪するといった率直さや誠意に欠ける人物が、時に見受けられます。このような人が今後の厳しい社会経済情勢の中で生き残ることは、極めて難しいことになるでしょう。
⑪ いづれにしても、この世の中が人と人との繋がりの仲で構成されている以上、不況の深刻化と共に明らかになっていく事柄は、自分がどんな生き方をしてきたのか、現にしているのか、今後もしていくのかといった「人間性」そのものの正直さや尊さが勝負の武器になるのであって、決して悪賢い知恵や罠などが有効な武器となるものではないという事実でしょう。他人や仲間の支援を得られない生き方をしていれば、やがては自ら破滅の時期に至ります。もちろん、このような人間社会における不易の原理・原則は、不況期であろうとも好況期であろうとも同じように私たちの生活の場において貫徹してくるでしょう。
⑫ どのような生き方をしていれば、多くの友人や支援者を得て幸せに生きていけるのか、もし身近に見つめて学びたければ、現在すでにそういう大勢の支援者に囲まれている方を探し出して、自分もその人のファンになり、同時にその人の友人の一人に加えてもらいましょう。
⑬ 最初に掲げた「読書」体験を通じて、故人から学ぶことも重要でしょう。私の尊敬する「永遠の人生の教師」故・中村天風さんは、その著書「成功の哲学」を通して、もう20年以上にも亘って、下記のような言葉を、毎日毎日、朝に夕なにもう何千回も何万回も私に心の中で唱えさせてくださっています。
  「今日一日、怒らず・恐れず・悲しまず、正直親切に、力と勇気と信念を持って、自己の人生に対する責務を果たし、常に平和と愛とを失わざる立派な人間として生きることを、厳かに誓います。」
     以上