「医療・健康・長寿」立国へ(観光立国からの方向転換)

2011-03-31 08:41:26 | Weblog
「観光」立国から
「医療・健康・長寿」立国へ!

皆様のご清栄をお慶び致します。
ところで、この度の東日本大震災による甚大な被害をつぶさに観察すれば、地震・津波という自然災害と福島原発問題という人災との複合要因を否定できないでしょう。
このような観点から、長期的視点で我が国の復興目標を考えれば、国民の命や健康をより大切にすると同時に、人類全体の健康や長寿への貢献、国際的安全性確保への配慮の優先などが最重要視されるべきものと考えます。
観光サービス産業の繁栄は、人々の暮らしの豊かさと平和の象徴といえますが、これは地球上の多くの人々にとっては、しばしば「夢・幻(まぼろし)」に近い「はかない」ものでしかないため、より地に足を付けた現実的な暮らしの確保や改善こそが、国家や国民、はたまた国際的な次元での課題であり、健康や長寿を実現するための自然・人工の社会環境づくりや医療・保健衛生などこそが最重要視されるべきものだと考えます。
そこで、「観光立国」を国家政策に掲げることは、もうきっぱりと止めにしましょう。
「医療・健康・長寿」を最重要視する姿勢を国内的にも、国際的にも明らかにして、震災や人災で壊れた国のイメージと社会・経済を立て直しましょう。
これからの90年、21世紀の課題は、国の内外を問わず、人々の健康と長寿の増進であり、そのための医療サービスの発展を最重要課題としましょう。
かくて、観光立国から医療立国を軸足に置く地道で現実的な政策に転換するならば、現在、語学の分野でのただ一つの国家試験であり国家資格である「通訳案内士」試験での課題も、観光案内業を想定したものから、医療現場で役立つ医療通訳養成を想定したものへと大きく切り替えるべきです。
すでに東南アジア先進国を中心に、世界中で広く普及している「国境を越えて求める医療サービス=医療の国際化=メディカルツーリズム」の興隆を見るとき、幸い、我が国もこの分野での成功要因を多く抱えていることから、震災後の最重要な復興策として、医療の国際化・メディカルツーリズムに向けて一層努力を傾けるべきです。その一環として、外国人患者と医師や病院スタッフとの間の言葉の壁を打ち破る多言語の医療通訳士をしっかりと確保するべきです。
ところで、この度の震災による被害の重要なものとして、在留外国人の本国への引き上げを始めとする外国人観光客の激減による観光産業の不振は言うに及ばず、職を失った観光ガイド(通訳案内士)の悲惨さは、ワーキング・プア―の代表例といわれた最近十年間よりも、更に悪化しています。
しかし、幸いなことに、我が国政府は、本年1月1日より医療・治療等の目的で訪日希望の外国人向けに入国ビザ発給の要件を緩和する「医療滞在ビザ」を制度化し、さらに厚生労働省は、次年度より、多言語での通訳や書類等の受け入れ準備を整えた病院に対して、外国人受け入れ適正病院である旨を公的に認証する制度をスタートさせると発表済みです。
従って、観光ガイドの長年にわたる窮状を救う意味でも、医療立国こそを国策に掲げて、観光ガイドを「医療通訳士」として再登場させる仕組みを構築するべきです。
ちなみに、東京通訳アカデミーでは、このたびの震災に際し、東日本大震災・ボランティア救援隊・(医療)通訳チームを募集(3月14日)したところ、昨日(3月30日)で700名を優に超える応募があり、今もなお応募が続いている状況ですが、この一つの事実を見ても、日本全国には、極めて多くの医療通訳・予備軍が存在していることを推察出来ます。
即ち、医療の国際化、メディカルツーリズムを進める上で大きな難問・障害とされた言葉の問題=医療通訳士の確保の点に於いても、近い将来における整備を期待できると予測されます。


ここにおいて、厚生労働省が期待する外国人受け入れ適正病院の規準に合わせる多言語医療通訳士の養成策として、震災後に職を失っている多数の観光ガイドや語学エキスパートの多数の人々を対象に、「ハローワークの基金制度」の2011年度での継続<下記資料>を利用することが重要な検討課題になります。
皆様のご理解とご支援とをお願いします。

平成23年3月31日 木曜日
特定非営利活動法人 日本通訳案内士連合 理事長 岡村寛三郎
東京通訳アカデミー・学院長
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎Email Address:okamura3@oksemi.co.jp

≪参考資料≫2010年12月19日
基金訓練と同様の制度を継続へ
政府は17日、失業者が生活費を受け取りながら無料職業訓練を受ける「求職者支援制度」創設のため、2011年度予算に628億円を計上する方針を決めた。一般会計と労働保険特別会計から拠出する。来年の通常国会に関連法案を提出し、雇用保険と生活保護のすき間を埋める「第2の安全網」の恒久化を目指す。
 制度開始は2011年10月の予定。短期的な就労を繰り返す人や長期失業者など失業給付を受けられない人々を支えるのが目的だ。求職者を支援する制度としては麻生政権が始めた「緊急人材育成・就職支援基金」による訓練制度(基金訓練)があるが、民主党は、その恒久化をマニフェストに掲げていた。




震災と医療通訳士

2011-03-29 21:57:23 | Weblog
震災と医療通訳士

皆様のご清栄をお慶び致します。
ところで、東日本大震災による大きなショックの後も、小生は長期的視点から見てのメディカルツーリズムの成長性と大きなビジネスチャンスを信じて、あれこれと準備を続けてきましたが、この見方と姿勢は正しかったと思います。
何故なら、震災後も、入学者数こそ減少していますが、医療通訳士講座に強い関心を持たれる方々からの問い合わせは依然と底堅く続いているからです。
かえって、被災地での外国人救援隊の活動を報道するテレビやニュース等を見られて、災害時こそ、むしろ医療通訳士への需要が高まると気付かれたのではないでしょうか?
それが例えボランティアでの医療通訳士であれ、災害や救援活動におけるその高度な知識や技能における職業の重要性を、広く国民一般に認識して戴ける良い機会となった模様です。
このように、医療通訳士への需要は、平常時であれ災害時であれ、一年を通じて絶えず大きなものがあります。他方、一般の観光需要なら、経済変動や通貨変動、はたまた社会・政治情勢の安否等において、その都度において甚大な影響を受けるのみならず、平常時ですらシーズン・ピークやシーズン・オフなどという、季節等による大きな上下変動を避けることができません。
以上を比較すれば、観光産業に全生活や職業の基盤を置き続けることは極めて危険だと思われます。
医療や介護の分野も、それが唯一の理想的な産業分野であるとは言えないでしょうが、観光産業と比較すれば、相対的には、安定的な成長性に勝ると考えます。その理由は、医療と介護分野は、全地球上の70億人もの人類全体の、日々の命と健康に関わる最重要分野だからです。
他方、観光は、そのごく僅かなパーセンテージを占める裕福で時間的余裕のある人たちのみを対象にした不安定な産業分野でしかないからです。
従って、我が国の国家資格・通訳案内士の資格をお持ちの方々は、観光ガイド業で身を立てようと固執されるのではなく、柔軟に身を処されて、一日も早く医療通訳士の知識と技能を習得されるのが得策だと考えます。
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ところで、米国人向けのメディカルツーリズム・ガイドブックの決定版「メディカルツーリズムー国境を超える患者たちー」(ジョセフ・ウッドマン著)によれば、メディカルツーリズムに於いて最も重要なのは、医療・治療であって、観光は二の次・三の次とされています。即ち、先ず、メディカルツーリズムでは治療と休養に専念できる余裕のある日程を消化し、その後に帰国・帰宅して家族と笑顔を交換し合うことが第一であり、観光(旅行)は、外国へのメディカルツーリズムで節約できた費用を使って、後日に改めて家族ともどもに出かけるのが良いのだと強調されています。
確かに、同著者の主張の通りと判断されますから、従来の我が国で一般に理解され主張されているような健康診断中心に組み立てられた、観光と医療をセットにしたスタイルのメディカルツーリズムは、今後大きく修正されるべきなのかもしれません。
もしそうならば、メディカルツーリズムでの直接的な観光への需要や比重は極めて限られたものにならざるを得ないのかもしれません。
ただし、医療やその後の休養を中心にプランニングされるメディカルツーリズムであるにしても、その国の自然の美しさや文化・国民性の良さ、医療技術やサービスなどの全般に関して良い思い出を沢山に作ってもらえれば、病気快復による笑顔での帰国後の観光目的の家族旅行では、再びその国を選んでもらえる可能性が高くなり、(これが繰り返されれば)結果的に、「医療と観光のセット」【共鳴効果】が実現すると言えるでしょう。
このように、メディカルツーリズム成長や興隆には、国全体の文化的有り様や多くの人たちが関わる大きな社会的背景、そして長い目で見ての育成・振興策とが必要であるけれども、東南アジアだけのみならず、インドや南アフリカ、メキシコ、コスタリカ、ブラジル、ハンガリーなど、既に文字通り、世界中で広くなじまれている現象となっていることを思えば、メディカルツーリズムで患者等を送り出す側にまわる大人口の国に地理的に接し、提供できる医療レベルが高度で、しかもそのコストもとりわけ低廉な我が国は、メディカルツーリズム推進で努力を傾ければ、きっと大きな成果を挙げられるでしょう。
かくて、直接的な観光産業振興目的では、当該産業自体の宿命的な波風の高さと多さに翻弄されるけれども、これにメディカルツーリズムという衣を着せ、先ずは、より安定的で持続的な集客効果を期待できる医療・介護分野を通じて訪日外国人数を多くしていくならば、長い目で見て、結果的に、観光産業にも少なからず貢献できると言えましょう。
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そのメディカルツーリズムに於いて不可欠の重要な役割を果たすべき医療通訳士養成の東京通訳アカデミーは、「NPO日本通訳案内士連合(J.G.C.)」が発祥の原点であり、運営母体であることを想起して戴きたいと思います。
(国家資格)通訳案内士には、基本的には外国語への知識と通訳技能が備わっています。しかし、これらは、観光ガイド分野に重きが置かれ過ぎている傾向を否めません。
そこで、大きく方向転換することにはなりますが、医療分野の知識と技能中心に語学力や通訳技能を鍛え直すことをお勧めします。今後、益々、メディカルツーリズムが、医療【治療】が中心目的で行われる可能性を否定できないとすれば、観光方面での通訳ガイドの知識や技能のままではメディカルツーリズムで重要な役割を果たすことができません。
しかし、医療に関する専門性習得に於いて、通訳ガイドが怯む必要はありません。専門用語や通訳技能の習得は、決して至難の業ではありません。むしろ、既に修得しておられる知識や技能を往々にして応用できることが発見されて、それが大きな励みにもなるでしょう。もちろん、全く新しく、病気のことや体の各部の名前や検査や薬のこと・治療法の内容など、覚えなければならないことも少なくはありません。
全体として、全く新しく覚えるべき知識・技能量と既習ないしは応用できる事柄・量との比は、およそ7対3ないしは6対4でしょう。即ち、修得するべき医療用語は5千語と思われますが、そのうちで新出単語数は3千語と言えるでしょう。これを、当アカデミーでは、医療通訳士1級講座100時間=5ヵ月間(≒150日間)でこなしますから、一日20語余りずつマスターすれば良い計算になります。
これは、一見すれば、決して容易な数量ではありませんが、意外とスラスラと行くのです。
なぜなら、接頭辞・語幹・接尾語に厳しく分析した上で繰り返して記憶する要領を心得ておけば、かなり苦労は緩和されるのです。
しかも、すべての単語を一時に完全マスターする必要はなく、診察室・検査室・薬局等で使用割合の高い頻出語に的を絞って覚える要領も使えば良いのですが、この点は、ベテランの当アカデミー講師が指導致します。
さらに、医療通訳士技能検定試験に合格してからでも、仕事や職場を通して繰り返し覚える機会はしばしば訪れます。
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以上、改めまして、今回の東日本大震災後の観光産業の壊滅的打撃に際し、登録数が1万数千人にも達すると言われる(国家資格)通訳案内士の方々に、今後の生活基盤の転換をお薦めします。
とりわけ、今日では、記述のメディカルツーリズムで賑わう先進・東南アジア諸国にも負けない程に発給要件が緩和された外国人向け長期医療滞在ビザの制度がスタートしたばかりか、厚生労働省によれば、2012年度からは、外国人受け入れに適した病院であることを公的に認証する制度もスタート予定です。
とりわけ、後者の外国人受け入れ病院の公的認証制度は注目に値します。伝えられるところによれば、全国2,500もの病院が認証制度の対象とされていると言われているのですから、その制度に不可欠な全国規模での多言語の医療通訳士養成と整備は、喫緊の課題です。
このようにメディカルツーリズムをめぐる環境が好転している今、全国の通訳案内士が、正に総力を挙げて、医療通訳士資格をも取得する体制を組むチャンスです。
今、このチャンスを逃せば、大きな悔いを残すことになるでしょう。
なぜなら、東京通訳アカデミーは、この度、東日本大震災・ボランティア救援隊・(医療)通訳チームを編成しましたが、僅かな1週間の間に600名以上もの応募を頂き、今もなお応募が続いています。この勢いを見れば、やがて、(国家資格)通訳案内士でなくとも医療通訳士資格を取得したいと言う希望者が続出する可能性があります。そのような傾向を当アカデミーへの問い合わせが、震災後も底堅く推移していることから推察しています。
ちなみに、「NPO日本通訳案内士連合(J.G.C.)」では、2007年夏場での創設時より、(国家資格)通訳案内士のための仕事開拓を模索し続けてきましたが、とりわけ、2008年9月の米国発祥のリーマンショック後の世界的経済危機と欧米からの観光客激減に対応して、観光産業に関わることや、そこに生活の基盤を置くことの危険性を痛感してきました。
こういった数年間にわたる(国家資格)通訳案内士のための仕事開拓の歴史を通じて、より安定成長性の高い経済分野としての医療介護分野に着目し、これに関わる重要職種開拓として、医療通訳士ないしはその育成を目指してきました。
その医療通訳士は、幸いにも、メディカルツーリズム管理者(=メディカルツーリズム・プランナー)や医療コンシェルジュとの兼任も十分に可能であり、今後は、独立の事業者として自立できる職種としても極めて有望です。
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以上、(国家資格)通訳案内士の皆様方のみならず、語学好きの一般の方々によるメディカルツーリズムへの一層のご理解とご支持を期待しまして、この呼びかけ記事を納めます。

平成23年3月29日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎Email Address:okamura3@oksemi.co.jp
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階













「メディカルツーリズムー国境を超える患者たち―」医薬経済社出版の著書を推薦!

2011-03-26 15:51:27 | Weblog
メディカルツーリズム関連企業・業者様
メディカルツーリズム管理者講座・受講生各位

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、下記の著作は、メディカルツーリズム向けの最良のガイドブックです。
これを読めば、メディカルツーリズムの真髄とツアープランの立て方などにつき決定的に有益な知識と要領を会得できます。
東日本大震災の甚大な被害や外国人の一斉退避の前にたじろいで、メディカルツーリズムについての今後のビジネス意欲を失いかけている方々にも、再度、この成長見込みの大きいビジネスチャンスに挑戦しようと言う意欲と希望が湧いてくることは確実です。
平成23年3月26日 土曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Email:okamura3@oksemi.co.jp

「メディカルツーリズムー国境を超える患者たちー」
2008年5月24日初版発行
著者  ジョセフ・ウッドマン
翻訳者 堤田淳子
発行所 ㈱医薬経済社
価格  2,800円<税別>
以上

銀座校開講・5月14日(土)、お茶の水校(次期は)9月3日(土)開講

2011-03-26 12:59:48 | Weblog
我が国最高水準の医療通訳士講座
80時間の講義と20時間の技能検定試験
(通訳ミスを防ぐ特殊な「通訳業務カルテ」付き)

銀座校・新規開校記念
(〒104-0061東京都中央区銀座1丁目14番4号プレリー銀座ビル4階)
4月15日(金)・16日(土)・17日(日):無料連続セミナー
《日程》
(1)4月15日・金曜日・午後3時~午後6時(3時間)
(2)4月16日(土)、23日(土)、5月7日(土)・・・午後3時~午後6時(3時間)
(3)4月17日・日曜日・午後1時~午後5時(4時間)

≪講演テーマ≫と≪講師≫
(1)4月15日(金)・・・メディカルツーリズムの現況と将来性
(2)4月16日(土)・23日(土)、5月7日(土):医療通訳士の業務と法的・経済的地位
・岡村寛三郎(東京通訳アカデミー・学院長、一橋大学大学院経済法修士、通訳案内士)
(3)4月17日(日)・・・医療知識の学び方、通訳技能の向上のさせ方
・鈴木伸二(東京通訳アカデミー・副学院長、英語・医療通訳士1級)
・藤上理奈(東京通訳アカデミー・事務局長、中国語・医療通訳士1級)

【お申込み】必ず、Emailで①出席日程、②お名前、③所属先をご連絡ください。
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎Email Address:okamura3@oksemi.co.jp

銀座校・開講は、5月14日(土)
(〒104-0061東京都中央区銀座1丁目14番4号プレリー銀座ビル4階)

(1)英語・医療通訳士講座・1級クラス・・・毎日曜日・午前10時~午後4時
(2)英語・医療通訳士講座・2級クラス・・・毎木曜日・午後6時~午後9時
(3)中国語・医療通訳士講座・1級クラス・・・毎土曜日・午前10時~午後4時
(4)中国語・医療通訳士講座・2級クラス・・・毎土曜日・午後6時~午後9時
(5)ロシア語・医療通訳士講座・1級クラス・・・(6月2日開講)毎木曜日10:00~16:00
◎全講座の教材一部を刷新、指導内容等のレベルアップ、通訳ミスを防ぐ予防策と善後策

(6)受講生2名以上で開講(ロールプレイに、医師役・患者役・医療通訳士役の3人が必要)
(7)1級講座=1日5時間×月4週×5カ月=100時間
・・・80時間の講義と20時間の最高水準の技能検定試験(模試3回と本番技能検定試験)
(8)2級講座=1日3時間×月4週×4カ月=48時間
・・・36時間の講義と12時間の技能検定試験(模試3回と本番技能検定試験)

(9)学費:1級講座クラス・・・25万円(授業料21万円、入学金2万円、教材費2万円)
・・・1級講座受講で分割払いの場合:入学前15万円、入学後2カ月以内に10万円
(10)学費:2級講座クラス・・・12万円(授業料10万円、入学金1万円、教材費1万円)

(11)≪お申込み≫事務局・岡村寛三郎:okamura3@oksemi.co.jp宛に、下記事項を連絡
①お名前 ②〒と住所 ③連絡電話番号 ④メールアドレス ⑤主な学歴・資格

(12)学費振込口座
三菱東京UFJ銀行.姫路支店.普通口座.No.0017123.
Cool Japan Expo株式会社(=東京通訳アカデミー)
(13)一括前納で中途退学の場合:2カ月以内での退学の場合のみ=返金額10万円(また、分割払いの場合は、中途退学でも返金できません。)



「お茶の水校」・9月開講のお知らせ

(1)英語・医療通訳士講座・1級クラス・・・毎土曜日・午前10時~午後4時
(2)英語・医療通訳士講座・2級クラス・・・毎土曜日・午後6時~午後9時
(3)中国語・医療通訳士講座・1級クラス・・・毎土曜日・午前10時~午後4時
(4)中国語・医療通訳士講座・2級クラス・・・毎土曜日・午後6時~午後9時
(5)ロシア語・医療通訳士講座・1級クラス・・・毎日曜日・午前10時~午後4時
(6)メディカルツーリズム管理者講座・・・毎日曜日・午前10時~午後4時
◎全講座の教材一部を刷新、指導内容等のレベルアップ、通訳ミスを防ぐ予防策と善後策

(7)受講生2名以上で開講(ロールプレイに、医師役・患者役・医療通訳士役の3人が必要)
(8)1級講座=1日5時間×月4週×5カ月=100時間
・・・80時間の講義と20時間の最高水準の技能検定試験(模試3回と本番技能検定試験)
(9)2級講座=1日3時間×月4週×4カ月=48時間
・・・36時間の講義と12時間の技能検定試験(模試3回と本番技能検定試験)

(10)学費:1級講座クラス・・・25万円(授業料21万円、入学金2万円、教材費2万円)
・・・1級講座受講で分割払いの場合:入学前15万円、入学後2カ月以内に10万円
(11)学費:2級講座クラス・・・12万円(授業料10万円、入学金1万円、教材費1万円)

(12)≪お申込み≫事務局・岡村寛三郎:okamura3@oksemi.co.jp宛に、下記事項を連絡
①お名前 ②〒と住所 ③連絡電話番号 ④メールアドレス ⑤主な学歴・資格

(13)学費振込口座
三菱東京UFJ銀行.姫路支店.普通口座.No.0017123.
Cool Japan Expo株式会社(=東京通訳アカデミー)
(14)一括前納で中途退学の場合:2カ月以内での退学の場合のみ=返金額10万円(また、分割払いの場合は、中途退学でも返金できません。)
以上

東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
銀座校:〒104-0061東京都中央区銀座1丁目14番4号プレリー銀座ビル4階
お茶の水校:〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Email:okamura3@oksemi.co.jp


メディカルツーリズムの行方を占うボランティア通訳チームの応募に見る熱き思い

2011-03-24 19:11:11 | Weblog
メディカルツーリズムの行方を占う
(東日本大震災・ボランティア救援隊・通訳チーム隊員応募に見る、復興への熱い思い)

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、この度の大震災と福島原発損傷の影響は、正にこれから大きく成長しようとしたメディカルツーリズムに計り知れない大きなカウンターパンチとなりました。
そこで、この甚大な悪影響をどうやって跳ね返せるか?と問えば、もちろん、答えは簡単ではないでしょう。
しかし、智慧と気持を奮い起さねばなりません。このような大動乱な時期ほどに、機を見るのに敏捷で、辛抱強く復興策に取り組む骨太の人物が生き残り、新しい時代のヒーローとなるでしょう。
私の知人の中にも、こんな時だからこそ強気で行くのだと言って「逆張りを実際に実行する」方がおられます。
数年後に消極型と慎重型のどちらが勝利を得るか、なかなか見ものです。
ただ、数年後にならなければ結果が分からないと言うのでは、今、取るべき態度を決定できません。そこで、数年後の結果を想定して今日からの軌跡を合理的に推定していかなければなりません。
その時、歴史をつぶさに見直すのが最も近道でしょう。その上で、現代の科学技術の発展とその行方や人類の社会的次元での行動や行状を重ね合わせて、最終的な結論を導き出しましょう。
例えば、太平洋戦争直後の大混乱期で、東京駅前の土地を買い占めた三菱地所の先見の明や成功例は、正に長く歴史に残る物語でしょう。
近くは、中国の天安門事件で、北京で外国人がほとんど空っぽになった時、逆張りで北京に進出し中国政府との関係を育てて、不動産事業で大成功した人物の物語も聞いています。
メディカルツーリズムでいえば、ほとんどの業者は、こんな時期だから、もう諦めようとか、大幅に延期しようとか・・・考えるものです。
ところが、逆に、こんな時期だからこそと辛抱強く外国人誘致に向けて準備をし続ける、「愚直」とも言える執念深い姿勢で取り組み続ける企業ないしは人物がいたとしましょう。
しかも、メディカルツーリズムの将来における大きな成長を保証する客観的条件は、枚挙にいとまがない程に国の内外に多く実在しているのです。
例えば、2004年暮れのインドネシアの大津波災害や度重なる政治的混乱を乗り越えて世界第一位のメディカルツーリズム国として君臨するタイランドの歴史と成功を見るだけでも、如何に世界中が、外国人受け入れの国や医療機関を求めているかが明らかでしょう。
このようなメディカルツーリズム受け入れ国は、治療の内容や方法、アクセスのしやすさに関連する地理的条件、治療費の高低などを特徴にしつつ、世界中に(数十カ国ともいわれる程に)多様にかつ数多く存在するのです。決して、タイランドやインド、メキシコ、ハンガリーだけではないのです。
他方、国内での医療事情を観察すれば、外国人患者受け入れを認容し、受け入れを推進するべき人口動態的・経済的成長・社会福祉条件の充実の必要性などが直ぐに視野に明確に浮かび上がってきます。
こう云った国の内外における数多くの視点から総合的に判断して、これまで、政府も多くの民間企業もこぞって、メディカルツーリズムの導入と推進に力を入れてきたのではないでしょうか?
政府が、本年から医療滞在ビザ制度を発給させ、次年度から、外国人受け入れ病院向けの公的認証制度をスタートさせることを発表したことなども、すべて以上のような流れに沿ったものです。
そうであるならば、バブル経済崩壊後の長年にわたる我が国の経済的・社会的沈滞を打ち破る経済的躍進の期待を担ってスタートした医療の国際化・メディカルツーリズム推進への期待と信頼を、震災と津波災害・福島原発損傷で国民全部が打ち沈み込む今こそ、強固に持ち続け、近い将来に来るべき成長と興隆を現実のものとさせよう。
********************************
東京通訳アカデミーは、この震災に於いて、一日も早い被害者救援と被災地の復興を祈り、かつ、上記のメディカルツーリズムの将来への重要な布石と心得て、「東日本大震災・ボランティア救援隊・通訳チーム」を編成しましたが、隊員応募者は、何と600名を遙かに超えました。
そのような中で、このような隊員応募者の被災者支援に向けた熱い思いが天に届き、この度、某国大使館より医療通訳チームの10日間にわたる派遣を依頼されました。
今週の先遣隊派遣予定が変更になり、いきなり「本隊」の26日早朝出発となりました。
この本隊派遣への準備作業は、17日の事務局立ち上げ以来、連日深夜までに及ぶボランティア事務局職員数名の手厚い支えにより順調に進められました。
今日は、10名以上が集まり、本隊派遣の直前の緊張した雰囲気の中で必死になって準備作業をこなしました。未だ明日一日も早朝から深夜まで準備を続け、派遣隊の活動に支障をきたさないような万全の諸策を実施予定です。
更に、今回の本隊の出発以降も、本隊と守備隊間での情報交信と情報収集に多忙を極めるでしょう。もちろん、同時的に、二陣以降の派遣にも備える態勢づくりが必要です。
皆様の一層のご支援をお待ちしています。

連絡先:東日本大震災・ボランティア救援隊・通訳チーム
boran@coolworldexpo.co.jp
平成23年3月24日 木曜日
特定非営利活動法人 日本通訳案内士連合 理事長 岡村寛三郎
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Email:okamura3@oksemi.co.jp

東日本大震災・ボランティア救援隊・通訳チーム、派遣に向けて最終準備

2011-03-24 14:21:43 | Weblog
東日本大震災・ボランティア救援隊・通訳チーム、活動の現況

皆様のご清栄をお慶び致します。
東日本大震災・ボランティア救援隊・通訳チームには、お陰さまで、今日現在で600名を遙かに超える多数の応募を戴きました。
先遣隊派遣の準備もほぼ完了した現在、(日本国政府筋からではありませんが)英語圏に属する某大国からの救援隊チームに付き添う「通訳ボランティア派遣・数名・(26日から)連続10日間」の依頼を受けましたので、大急ぎで人材の最終選任と準備に励んでいます。
これ等の準備の陰には、数名のボランティアがいて、17日の事務局立ち上げ以来、連日深夜まで事務局作業に追われていましたが、今日は、いつもの倍の10名ものボランティア事務スタッフで大量の事務作業を処理しています。
当ボランティア団体への各地からの企業・団体による救援物資や金員のご寄付も届き始め、皆様のご厚意やご親切に対しまして、重ね重ね深く御礼申し上げます。
皆様のご期待に応えまして、隊員一同は、被災地での通訳や支援業務に全力を挙げて携わる決意でございます。
今後ともよろしくお願いします。

平成23年3月24日 木曜日
特定非営利活動法人 日本通訳案内士連合 理事長 岡村寛三郎
東日本大震災・ボランティア救援隊・通訳チーム:boran@coolworldexpo.co.jp



震災からの復興策の提案

2011-03-23 16:23:35 | Weblog
観光復興策の提言

(1) 序文
この度の東日本大震災の社会的・経済的分野に対する甚大な悪影響は、とりわけ観光やメディカルツーリズム関連分野においては、一説によれば、数年どころか10年以上も回復不可能な巨大なものと考えられています。
実際、諸外国に与えた我が国のイメージダウンは、単なる地震や津波災害の激甚な国と言うばかりではなく、福島原発の損傷による放射能汚染の懸念が覆いかぶさり、致命的な悪印象を与えてしまったと言わざるを得ません。放射能汚染の危険性についての諸外国の誤解は、正確な科学的事実に基づいたものではなく、多分にセンショ-ナルなものではありますが、この風評を打ち消すことは容易ではありません。打ち消そうと焦れば焦る程に誤解を大きくしかねない厄介なものです。
それにしても、「人の噂も75日」というわが国古来の諺もあるように、今から3ヶ月後の7月頃には、海外諸国の人々の見方も落ち着いてくるものと予測します。
この点は、とりわけ、メディカルツーリズム誕生の母国ともいわれるタイランドにおけるあの津波災害(総数で22万人以上もの犠牲者の中で、欧州からの犠牲者数は6,600名も数えたと言われる)を思い起こしてもらえれば明らかです。
即ち、タイランドで新しい観光スタイルであるメディカルツーリズムが、当時の通貨安の経済危機克服策として、タイ政府の支援で誕生したのが、1997年と言われていますが、その7年後の2004年12月末に、そのインドシナ大津波被害が発生したのです。それでも、その数年後、タイのメディカルツーリズムは、度重なった自然災害や政治的社会的混乱状況などを克服して、昨年(2010年)での顧客獲得目標数を、遂に200万人もの多数に設定できた程にまで成長しています。
我が国での津波大災害の場合、原子力発電所事故という特殊な災難を原因にしての諸外国での風評被害がとりわけ大きかったとはいえ、外国人観光客での犠牲者の実在それ自体は全くと言っていい程に報じられていません。
その理由としては、震災中心地の東北エリア全体が、観光シーズン中ではなかったことや、一年を通じてとりわけ訪れる外国人も少なくない日本三大景観地の一つに数えられる仙台・松島エリアでの(居住する日本人自体の)被災者数も、湾内ある松島自身が防波堤の役割を果たして最小限であったことが幸いしました。
かくて、タイランドでの津波大災害と我が国での場合とは、実際の現象と被害の内容が異なるため正確な比較はできませんが、結果的には、メディカルツーリズムの将来について致命的な出来事とは思えません。
そこで、先ずは、今回の出来事による多くの国民の縮み志向を、被災地復興へ向けての明るい希望へと転換させ、日々の営みに精力と活気とを取り戻させるメッセージを発することが必要です。
そのメッセージの発信には、政府やマス・メディアの論説委員などを始め、多くの民間企業や団体・組織のリーダーも協力して行うべきです。
福島原発の損傷修復に、命懸けで献身した多くの救援隊や作業員とその家族の心情を思えば、苦難の淵に沈んだこの国の救済に、我々も、ただ単に手をこまねいて傍観するだけではおられません。
一日も早く元気を取り戻して、この国の社会や経済の復活と更なる成長へと渾身の力を発揮するべきでしょう。

(2) 具体策提案
① 元気を取り戻す多くのメッセージの発信・・・まずは、世論・言論の活性化
② 被災者救済と同時的な傷んだ経済諸活動の正常化・日常化への邁進
③ 電力の復旧
④ 帰国した【知人・友人の】外国人の呼び戻し・声かけ
⑤ スポーツ・音楽・芸能演劇・娯楽等の復活・活性化【日本が元気になりつつあることの証明と海外への発信活動の強化】
⑥ 観光・メディカルツーリズム関連業者における外国人向けの誘致・訪日推進、情報発信強化
⑦ 被災規模が甚大であることに合わせ、復興需要も巨大になること長期化することが予想されるため、それを国力強化や国全体の経済成長のきっかけへと転換できる可能性を理論化し、具体化するプログラムやプロジェクトを多く立ち上げること
⑧ この度、東京通訳アカデミーでは、微力ながらも東日本大震災・ボランティア救援隊・通訳チームを立ち上げましたが、そこに震災後の僅か1週間ほどの短期間に500~600名ものボランティア応募者がありました。その中の2~3割は、欧米人主体の海外在住の外国人です。この事実は、如何に日本の被災者救援と復興に関心を持って下さる外国人が多いかを物語っています。
これを思えば、日本の社会や経済、歴史や文明、観光にと多面的な興味と関心を持って下さる人々が如何に多いかについて、我が国・国民自身がもっともっと自信を持ちましょう。
この自信を基礎に、メディカルツーリズムや医療の国際化推進には、近隣の中国やロシア方面への呼びかけだけではなく、欧米人の呼び込みにも一層の努力を行うべきです。
⑨ ところで、事実を正確かつ詳細に知らないがために、一時的に、放射線被ばくを恐れて海外母国に避難した多くの外国人の事を思えば、日本人の外国語下手や交流不足が或る程度に影響して、彼らに今回の福島原発の事故レベルや内容等が根本的にチェルノブイリ事故とは異なることを十分に知らしめることができなかったのかもしれません。
そのために、外国メディアの抱いた不安や誤信を初期の段階で鎮静化することに成功しなかったためかも知れません。
この事を考えれば、日本人は、在日外国人を含め、海外在住の外国人と、日頃からもっと積極的に交流し合う機会を増やし、日頃からの意思疎通を密にする方策を講じるべきです。
即ち、今後、そういう方策があらゆる場面や職場、生活の隅々に至るまで具体的に進められ、平素から外国人との十分な協働・共同生活が促進されれば、今回のような「母国への一斉避難」と言った現象を無くすことができるでしょう。
⑩ 外国人留学生を増やし、外国人の科学・技術上のエキスパートを活用する機会を促進するなど、日常生活上で、多面的に日本人との間での社会的・文化的交流機会を増大させるという、一見すれば地道で基礎的な改善策こそが、やがては、観光客を増やす土台となり、メディカルツーリズムを活性化させ、政府が提唱する2000万人観光客獲得の目標達成に大きく近づく最善の要因となるでしょう。

平成23年3月23日 水曜日
特定非営利活動法人 日本通訳案内士連合 理事長 岡村寛三郎
一般社団法人日本教育者セミナー・理事長
東京通訳アカデミー・学院長
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Email:okamura3@oksemi.co.jp
JGC&TIA事務局・藤上理奈、Email Address:fujigami@coolworldexpo.co.jp

東日本大震災・ボランティア救援隊・通訳チーム、現況(23日、午前11:30現在)

2011-03-23 11:32:18 | Weblog
東日本大震災・ボランティア救援隊・通訳チーム活動の現況

皆様のご清栄をお慶び致します。
ところで、東日本大震災・ボランティア救援隊・通訳チームでは、本日23日からの先遣隊派遣を予定していましたが、諸準備になお数日を要するかと思われます。
一つは、資金的な面での充足が不足している懸念があります。他の一つは、往復ルートで福島県内を経由する為、携帯型の放射線量計測機の所持は不可欠であり、その入手が極めて困難であることによります。
たまたま、震災規模が大きく復興活動にも長期間かかる見込みであることと、多くの国々からの救援隊がまだまだ来日予定と報道されているため、先遣隊の派遣にも多少の日程的余裕があるために、出発を翌週に延期する予定です。
但し、その他に関しての準備は整っているため、政府からのご指示があれば、上記の日程に変更も生じ得ます。本日、政府窓口からのご連絡では、今夜又は明日中には、ご指示があるとのことですので期待しています。

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ところで、東京の都心部には、福島原発損傷被害への懸念も大きく薄らいできたことから、活気が戻ってきました。今朝は、久しぶりに、激しい交通量と人波の多さとを目にしました。
社会的・経済的な復興の動きに、迅速性と勢いがあることを推測できます。
では、今後ともよろしくお願いします。

平成23年3月23日 水曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
boran@coolworldexpo.co.jp
事務・藤上理奈Email Address:fujigami@coolworldexpo.co.jp


福島原発への懸念が後退

2011-03-22 17:20:50 | Weblog
福島原発の懸念が後退

私たちも、原発作業員の勇気に見習い、経済やメディカルツーリズム・観光産業の立て直しに一役を担おう!
メディカルツーリズムは、既に、このたびの震災による影響を強く受け、外国人の訪日予定もキャンセルが相次ぎ、受け入れ関連企業には大きな痛手となっています。
しかし、悪い噂にしても良い噂にしても、情報の伝達速度が速くなっている今日ですから、かかる減退状況も3~6か月程度で解消すると見込まれます。
そこで、現下の困難と停滞状況を過度に心配し過ぎず、もう少しリラックスした気持ちで捉え、明るい未来への希望をしっかりと持ち続けましょう。
その意味で、折角、我が国でのメディカルツーリズム誕生や医療の国際化への潮流、1年後の外国人患者等の受け入れ病院の認証制度の開始等を「吉兆」と見て、積極的にメディカルツーリズム推進準備に取り組みましょう。
思い起こせば、メディカルツーリズム本家のタイランドで、経済危機の克服手段としてメディカルツーリズムが国策として取り入れられたのが1997年でした。
しかし、タイランドの観光地に滞在していた欧州各国の人たちを含めて、20万人以上もの犠牲者数を出したインドネシアでの大津波が起きたのが、そのメディカルツーリズム誕生後の2004年末でした。
それから、7年後の2011年、タイランドでは、150万人をはるかに超えるメディカルツーリストで賑わう見込みが報じられています。
このように、どこの地域でも国でも、必ずしも平穏無事で順調一方の経済やメディカルツーリズム成長の軌跡をたどってきたわけではありません。浮き沈みや苦難と興隆とは、サイクル的に経験されるものです。
こうした長期的視点に立って、1日も早く、国民全員が元気を取り戻し、再び「日出る国・大和」へと変えていきましょう!
平成23年3月22日 火曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎Email Address:okamura3@oksemi.co.jp
JGC&TIA事務局・藤上理奈、Email Address:fujigami@coolworldexpo.co.jp

≪参考資料≫
「フクシマ50勇士」世界が原発作業員を称賛
海外のメディアからは、福島第一原発の危機回避にあたる作業員らの行動をたたえる報道が相次いでいる。
 米ニューヨーク・タイムズ紙が15日、原発にとどまって危機回避の作業を続けた東京電力の社員ら50人を「最後の砦(とりで)」として取りあげた後、メディアは「フクシマ50」という名称を使い始めた。英スカイニュース(電子版)は、日本人の少女がネットの簡易投稿サイト「ツイッター」に「お父さん原発行っちゃったよ。母さんがあんなに泣いたの初めて聞いた。お父さん、生きて戻ってきて」と書き込んだ内容を紹介した。(ニューヨーク 吉形祐司)
 中国では「福島50勇士」などと呼ばれている。国内のインターネット上では、「日本の勇士に敬意を表する。現代の人類の英雄だ」などと称賛の声が多く寄せられている。

 中国紙「中国青年報」は21日、「福島決死隊、現代日本の武士」と題して紹介。「原発で管理に当たる『決死隊』は、日本ばかりではなく世界も救うという重大な任務を担い、最高の称賛を受けている」とたたえた。(北京 関泰晴)
          ◇
 21日付の韓国中央日報は、外部からの送電線をつなげる作業に、東京電力のほか東芝や日立製作所の社員が危険を顧みずにあたっていることに焦点をあて、「希望の電力つないだ」と報じた。(ソウル 門間順平)
(2011年3月22日09時28分 読売新聞)


東京通訳アカデミー・銀座校・開校記念・連続無料セミナー

2011-03-22 10:46:12 | Weblog
頑張れニッポン、医療通訳士養成の東京通訳アカデミー・銀座校
4月15日(金)開校
開校記念・連続・無料セミナー【医療通訳士の業務とは何か?】

《会場》〒104-0061東京都中央区銀座1丁目14番4号プレリー銀座ビル4階

《日程》
4月15日・金曜日・午後3時~午後6時(3時間)
4月16日(土)、23日(土)、5月7日(土)・・・午後3時~午後6時(3時間)
4月17日・日曜日・午後1時~午後5時(4時間)

≪講演テーマ≫と≪講師≫
(1)4月15日(金)・・・メディカルツーリズムの現況と将来性
(2)4月16日(土)・23日(土)、5月7日(土):医療通訳士の業務と法的・経済的地位
・岡村寛三郎(東京通訳アカデミー・学院長、一橋大学大学院経済法修士、通訳案内士)
(3)4月17日(日)・・・医療知識の学び方、通訳技能の向上のさせ方
・鈴木伸二(東京通訳アカデミー・副学院長、英語・医療通訳士1級)
・藤上理奈(東京通訳アカデミー・事務局長、中国語・医療通訳士1級)

【お申込み】必ず、Emailで①出席日程、②お名前、③所属先をご連絡ください。
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎Email Address:okamura3@oksemi.co.jp

≪セミナー開催趣旨≫
皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、現下の我が国は、東日本大震災による甚大な被害を前にして、立ち直りへの必死の模索を続けています。漸く被災地への交通手段も復旧の見通しとなり、不足していた食料や医薬品等の補給も徐々に行われ始めました。
又、何よりも在日外国人に心配をかけていた福島原発の状況も関係者による必死の鎮静化作業により、最悪の事態を避けて落ち着きを取り戻しつつあります。
しかし、この間における大きな急激な社会的・経済的打撃の影響は、多くの分野に於いて計り知れない程に大きく、東日本全域における安定した日常生活の取り戻しには相当な時間がかかりそうです。
そう行った厳しい見通しにも拘わらず、半年先や1年先を見据えた社会的・経済的行動も見え始めています。
その一例が、現下に於いては大きな打撃を受けた外国人訪日客向けの再度の期待です。
震災被害を受けた我が国の人々が、いつまでもこの事態に恐れを為して怯み、沈み込んで、活気を失ったままでは、余計に外国人は我が国から遠ざかるでしょう。
どんな苦難に落ち込んでも、前向きで積極的な姿勢を忘れず、長期的視点に立ってこの国の将来を明るい夢に満ちたものへとリードしていく冷静さと勇気を忘れないで、一日一日の行動に力強さを取り戻していきましょう!
そこで、東京通訳アカデミーでは、この震災の打撃もまだ深刻な最中に、敢えて半年先、1年先の訪日客動向を予測して、その時に役立つ準備を今の時点からしていこうと計画しています。
なぜなら、外国人顧客をメディカルツーリズム出迎えるのに不可欠な、優秀な医療通訳士の養成には、早くて半年、通常で1年はかかる長期の期間が必要なため、現時点から学習を始めて丁度良い頃に卒業時期を迎え、あるいは資格取得が叶う事となるからです。
とりわけ、下記の≪資料(2)≫に於いて示されているように、厚生労働省の発表によれば、「2012年度から、我が国の病院機能が、外国人を受け入れ水準に達していることの公的認証を受けるには、多言語の医療通訳スタッフを整備していることが必要条件とされる」ことは、我が国の病院がその国際化に向けて、記念碑的な大きな一歩を踏み出すことを意味します。
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このように、時代環境は激変を続けています。その背景となる基礎的な社会的・経済的変化をもたらしている第一要因は、我が国における人口動態の急激な高齢化と減少化傾向です。第二要因は、国家財政の超大型赤字です。
これ等の大問題への対処の一つの試みとして、政府と民間サイドの双方から、医療の国際化・メディカルツーリズム・外国人による医療機関利用の機会を増加させることによっての収入確保とその経営の安定化実現に、大きな期待が寄せられているのです。
故に、長期的な視点で見れば、「医療の国際化は必須」という時代的趨勢に逆らうことは、やがて誰にもできなくなるでしょう。
実際、東南アジア各国政府における意欲的・計画的なメディカルツーリズム振興が、国家の財政状況好転に大きく寄与していることは、余りにも有名な事実です。
メディカルツーリズムの原点を勉強すればするほどに、その巨大な経済的効果を予測できると共に、我が国医療も、東南アジア各国と同様に、大勢の外国人顧客を惹きつけられる多くの要因を備えていることが明らかになります。
このような日本のメディカルツーリズムの魅力の再発見・発掘につき、当アカデミーでは、4月中旬での「銀座校」開校を記念してのセミナーで、改めて詳細に説明し、皆様の十分なご理解とご支援とを得たいと考えます。
どうか一人でも多くの方々にご出席いただけますようによろしくお願いします。
平成23年3月21日 月曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎Email Address:okamura3@oksemi.co.jp
≪参考資料(1)≫
最高水準の医療通訳士を養成、東京通訳アカデミー
2011-03-10 08:16:39 | Weblog
最高水準の医療通訳士を養成=東京通訳アカデミー[英語・中国語・ロシア語講座]

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、東京通訳アカデミーでは、あらゆる分野での国際化の流れを感じ、とりわけ3年前から、我が国における医療の国際化やメディカルツーリズムの誕生、そして医療通訳士への需要の高まりを予測してきました。
そこで、患者さんと医療業界の双方から信頼されて活躍できる最高水準の医療知識と通訳能力を備えた医療通訳士の養成を目指して、鋭意取り組んでまいりました。
その一例として、(1)健康診断での通訳をこなせる医療通訳士2級の習得にすら、技能検定試験も含めて48時間の講義と研修を果たしていますが、(2)更に、がんなどの難病・重病の治療現場での通訳や医学論文の翻訳も可能な最高水準の語学能力を備えた医療通訳士1級の習得には、日本人医師を中心に構成された数名もの審査官チームによる極めて慎重な評価と査定によるハイレベルなインタヴィユー試験と筆記試験双方を技能検定試験として採用するのみならず、合計100時間もの講座と研修・模擬試験、毎回の授業時での徹底的なロールプレイ演習を指導プログラムの特色としてきています。
しかも、これらのプログラムは、学期を経るごとにその難易度を高め、学習範囲を広げていますので、今では、その教育プログラムへの信頼性と客観性や厚みは、明らかに我が国で最高水準の質と量を誇っています。
このように、教育プログラムの緻密さとレベルの高さを実現しているのみならず、一般的に通訳者の仕事には、損害賠償責任保険が制度化されていないため、これを完全に補い、当アカデミー卒業のどの医療通訳士も、安全にかつ安心して通訳業務を遂行できるように、「医療通訳の手引き」(編著:東京通訳アカデミー)を編集して業務遂行において役立てているのみならず、当アカデミーの最高機密でもある「医療通訳業務のカルテ」を実際の医療現場での業務報告として採用しています。
この「医療通訳業務のカルテ」は当アカデミーが、医療通訳士講座と同時に司法通訳士講座を開設するに際して、徹底的に医療過誤トラブルでの過去の判決例を研究して、損害賠償責任保険制度で守られていない医療通訳士のために、医療過誤トラブルに巻き込まれないように、また巻き込まれても最小の被害で済むようにとの配慮で工夫を凝らした様式と内容を実現している当アカデミーだけが所持している【他に例のない】特別のノウハウです。
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東京通訳アカデミーでは、このように、教育面と実務面双方に於いて、安全にかつ安心して医療通訳士業務が遂行されるようにとの意図で最高水準の指導を行っています。
そのため、受講生各位におかれましては、入学後におかれては、学習面や研修・技能試験などのいくつもの場面に於いて、厳しい試練に直面することになりますので、高い志と同時に強い意志力と決意とを持って入学し、勉学に励んで戴けますようによろしくお願いします。

平成23年3月10日 木曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 事務局Email: okamura3@oksemi.co.jp
JGC&TIA事務局・藤上理奈、Email Address:fujigami@coolworldexpo.co.jp

《参考資料(2)》
高度医療や通訳を整備の外国人治療病院に「認証」授与
厚労省が2012年度に導入=訪日患者拡大を狙う(2011年3月10日付日経新聞の記事より)

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、医療の国際化は、一歩一歩ですが、着実に進んでいます。下記のような国策としての進行もそうですが、水面下での病院や医療関連企業間でのメディカルツーリズムへの準備や推進実行は、大きく広がっていることを繰り返し皆さん方にお伝えします。

厚生労働省は、外国人患者の受け入れに適した病院を公的に認証する仕組みを2012年度に導入する。がん治療などで高度な医療を提供できる病院を対象に、国指定の専門評価期間が,通訳や外国語書類の整備状況などから審査する。
最大で2500病院程度が候補になるとみている。訪日外国人の病院選びを手助けするほか、政府が新成長戦略に盛り込んだ治療や検査を目的に日本に訪れる[医療ツーリズム]の利用拡大も狙う。
厚労省は、認証制度を審査・運営する団体を今月末までに選ぶ。財団法人日本医療機能評価機構が有力だ。同機構は、全国の約8700病院のうち、医療水準が高い約2500病院のデータを集めて評価している。
外国人受け入れ病院の認証では、外国人専用の相談窓口の設置や医療通訳の配置、外国人向けの同意書の整備状況などを基準に審査する。
医療機関の認証制度には、高度医療を提供できる病院の国際基準として知られる米国の国際病院評価機構(JCI)がある。医療ツーリズムを推進するシンガポールやタイ、マレーシア、韓国などの大病院はJCIを積極的に取得している。
これに対し、日本で取得したのは、亀田総合病院だけ。
厚労省は、「日本独自の認証制度を導入すれば、JCIの取得を目指す病院も出てくる。」【医政局】と期待している。
米国の生命保険会社は、加入者がJCIの認定病院で治療を受けた場合に、医療費を払い戻すなどの基準を設けている。このため、政府部内では、将来は、日本の認証病院で治療を受けた外国人も保険の適用を受けられるように働き欠けることも検討課題に挙がっている。
政府は、新成長戦略で外国人受け入れ推進を掲げている。1月には、医療目的で入国する外国人を対象にした「医療ビザ」を新設。日本政策投資銀行は、2020年時点で、外国人患者の潜在需要が43万人、市場規模は5500億円に膨らむと推計している。
ただ課題もある。外国人患者の受け入れが盛んなタイでは、高度医療が外国人に偏り、自国民に医療が十分に行きわたらないとの批判がある。
韓国は大規模病院で外国人入院患者の受け入れを一定割合以下に制限している。日本でも病院勤務医の不足が顕在化しており、国民への医療サービスとの棲み分けが問題になる可能性もある。

平成23年3月10日 木曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Email:okamura3@oksemi.co.jp
JGC&TIA事務局・藤上理奈、Email Address:fujigami@coolworldexpo.co.jp
以上