姫路市大野川の下水道汚染問題:市民の視点

2007-07-29 09:59:46 | Weblog
姫路市の下水道による大野川汚染の問題
どの様な視点から考えるべきか?

平成19年7月29日 日曜日
大野川を守る会・岡村寛三郎

大野川の新たな河川汚染原因とその対策に、日頃から悩み苦しみ続けている市民や住民達は、8月3日〔金〕、午後1時過ぎから、八代本町の山陰橋袂の下水排水口付近などの拠点で、市役所の下水道課の職員の説明を聞くであろう。
そもそも、姫路市が、下水道施設を設置し始めた20年~30年前、多少の余分な雨が降れば、家庭からの汚物排水と合流した下水を、市内の多数の地点で付近の河川に直接排水するという発想をしたその理由と、その後の対応策を聞くであろう。
予想される理由の第一として、いかなる雨量にも対処した大き目の下水管を設置することが、費用的にも合わないと考えた末であると説明されよう。
しかし、費用的に合うか合わないかの計算は、役所の都合で考えたことであって、それならば、当初から、その旨を住民に明らかにして、この程度の予算なら、この程度のことしか出来ませんが、よろしいね・・・と住民の同意を得て置けばよかった。
そういう説明をしていないから、市民の大半は、市が設置する下水道設備は、完全なものかと思ってきた。だから、市民は、設置の際の高額の協力金を始め、後々の多額の下水道料金も真面目に支払い続けてきたのだ。
したがって、市民から見れば、市が、雨天の際の処理能力を超えた下水を、トイレットからの生の汚物も含んだままで、河川に直接放流し続けてきた事実は、下水施設の能力と衛生環境の維持・向上とを信じて協力を惜しまなかった住民たちへの完全な裏切りである。

それに、当時の予算規模や技術的能力では、十分な処理能力を備えた下水施設が出来ないのであれば、プロジェクトや工事を始める必要が無かった。
例えば、予算的に、技術的に、十分な安全を見込めない、様々な危険性をはらんだ新幹線で、いつか大事故を招く可能性があるなら、そんな中途半端な計画の実施は、利用者の誰もが望まないし、実施するべきでも決してない。
下水道施設にしても同様で、設置した施設の能力不足で、多少の雨の場合は、その雨と合流して、生の汚物や大腸菌類など、衛生上の大きな危険をもたらす可能性のある汚水が、そのまま河川に大量に放流されるなら、衛生状態などの改善を目的にした下水道設置の本来の目標自体を達成できないのであるから、十分な予算や技術の確立ができるまで、プロジェクトの開始を待つべきだったのだ。
拙速を避けるべきであったのだ。

にもかかわらず、施設の設置と供用を開始してしまったのなら、次は、市税や下水道料金の使途の最善策を講じるべきであったのだ。
設置した下水道施設が、現実に、多少の雨のたびごとに大腸菌類や強烈な臭気などを河川やその付近の住宅街に放流・放散していることが確認された以降は、その改善対策に全力を注ぐべきであったのだ。
なぜなら、下水道料金の絶えざる徴収は、当然のことながら、「その対価に見合うサービスを住民や料金の支払い者向けに行います」という意味を含んでいるわけだから。
にもかかわらず、施設のそういう欠点をカバーする対策に最善の努力をするでもなく、河川に流れ出る汚物の、著しい見た目の悪さや、臭気、劣悪な非衛生状態に真剣に向き合うことなく、被害を受けている近隣住民の度重なる苦情申し出を、気の遠くなるような長年月に亘って無視し続け、更に、今後も10年余を持って辛抱させ続けようという市役所の姿勢は、市民に対する圧制・暴虐のそしりを受けてもやむを得ないであろう。

しかも、下水道の改善を進められないことについて、予算不足が理由にならないことは、市が様々な分野で租税の無駄遣いをしていることからも明らかである。
例えば、市は、➊毎年の5月に、4000万円を超えるといわれるような租税を使って、全く無益な「ザ・祭り」などを姫路城前で催し、多くの市民の顰蹙(ひんしゅく)を買っているし、➋駅前地区の土地を、再開発を理由に、80億円にも上るかといわれる巨額の資金で購入して、不要不急の事業を手がけているとも聞いている。

技術的な問題についても、市役所は、汚水を河川に直接放流することを無くすような抜本的解決策など無いのだと言い続けて、被害住民達への配慮を全く欠いている様子だが、小さな大野川の如き河川の底を潜り抜ける管を設置することが不可能などという説明は、全く住民を馬鹿にしたものである。
なぜなら、本州と北海道をつなぐ津軽海峡・青函トンネルや、英国と欧州大陸をつなぐ海底トンネルでさえ、もうずっと以前に出来ている時代なのだから。

以上、いずれにしても、住民・市民を裏切って、トイレットの汚物を、生のままで近隣の河川に大量に流し続けて、排水口付近の住民と下流域の市民達を、極めて嫌な臭気や劣悪な衛生状態に陥れている暴挙を、即刻、中止するようにと姫路市役所に強く申し出るものである。

住民大会
8月3日(金)午後1時
➊八代本町・山陰橋袂に集合
➋午後1時半より、岡村ゼミナール城北校〔北八代1-7-2〕にて集会
       (「八代公民館」より移動)

姫路市大野川の下水道汚染問題を、英文で海外の知人へ連絡

2007-07-28 23:09:21 | Weblog
Dear My Friend

How are you?
Are you lively in spite of this extremely hot summer?
I am still now so vigorous that I am struggling with some big projects in Himeji and Tokyo.
First, in Himeji I am tackling a clean-up operation of a nearby polluted river, the River Ono, since all of fish in the river completely looked died in this spring because of someone’s throwing of poison.
I have found that there are many causes making the river polluted and fish killed. Then the river is never purified despite a solution of a cause of the pollution or removal of some sort of poison.
The biggest cause untouched is that the city municipal itself has long polluted the river through intentional, secret, and direct discharge of sewage without any purification at less than thirty spots in the central part of my city on heavy rainy day, and the sewage includes a lot of excretion from home toilets. Such a cause or a horrible fact is utterly unbelievable for most of citizens.
Citizens who have been surprised with such a big scandal must decidedly claim the municipal for a thorough explanation and perfect and rapid improvement of the wrong sewage system. It may become a civil war, in a meaning, against the conservative and powerful city, which has not considered the true welfare of citizens and civilized life.
Now I am a bold leader of the struggling group against Himeji city officials.
Thank you so much for your reading my letter.
Next, I will send a letter referring an ambitious project of establishing a consortium for national tour guides in Tokyo and Osaka.
See you.

July 28, 2007
Japanese Sincerity
Kanzaburo Okamura

大野川の浄化進展に立ちふさがる下水道汚染

2007-07-25 10:26:09 | Weblog
姫路市大野川の浄化、一部進展!
もう一つの問題

平成19年7月25日 水曜日
大野川を守る会・岡村寛三郎

最近では、(1)雨も多かったせいもありますが、基本的には、(2)源流の姫路独協大学周辺のヘドロ蓄積の除去作業の効果として、大野川中・下流域での浄化は、4月~6月の極度の汚染状態に比較し、半ば程度まで進んだように感じます。

更に、副次的効果として、大野川を守る会の会員が、チラシ配りや立て看板で、河川の汚染状態や改善についてのお知らせ活動を盛んにしてきましたので、沿線の住民達の意識も変わってきたのか、下流域では、ゴミを投棄する人が目立って減り、この点でも綺麗になってきました。

逆に、下流の船場川と合流する直前の山陰橋袂の下水の漏出箇所近くでの、トイレットからの汚物の蓄積が、新たな重大な汚染源として発見され、これの放置が問題となっているのは、極めて残念です。

フランスでは、150年前もから、上下水道の民営化が進み、今では約75%が民営化されているそうです。他方、英国では、サッチャーさんの政権時以来、20年間に亘って上下水道の民営化が進み、既にほぼ100%に達しているそうです。
日本でも、姫路市でも、役所の都合優先の下水道行政では、市民の暮らしは、根本的には良くなりませんから、市民サイドで管理運営される下水道システムを実現するため、市の下水道局を解体し、民営化できないものでしょうか?
大胆な提案ですが、下水の漏出によって、強烈な臭気や家々の前でのトイレットからの生ものの堆積による不衛生に苦しんでいる住民達の苦しみを考えれば、下水道行政の根本的な変革を迫るしかないでしょう。

役所は、下水道施設の改善に向けての予算不足を理由の一つに挙げるでしょうが、例えば、5月初旬にお城の前で行われる「ザ・祭り」などは、全く何らの効果も意味もない行事で、寄付金や労力の奉仕を半ば強制されている企業や市民の多くが、心中では強く反対していることは、よく市民の間で噂になっています。しかも、その行事に、4千万円とか5千万円とかに上る多額の市の予算が投入されていることを知れば、市税のその無駄遣いぶりのひどさにあきれるしかないでしょう。
こんな無駄遣いをやめれば、市民の暮らしの改善に本当に必要な下水道施設の改善が、もっともっと確実に進展するでしょう。
以上

下水道料金不払いキャンペーン

2007-07-24 08:18:21 | Weblog
姫路市大野川の下水道汚染

平成19年7月24日 火曜日
大野川を守る会・岡村寛三郎

男山水源地の北側登山路の直ぐ手前の八代本町「山陰橋」の北東詰めにある下水道排水口

この地域では、1時間10ミリメートルを超える雨が降れば、下水道管の処理能力を超えるため、トイレットの生の排泄物を含んだままの下水が、大野川に溢れ出るように作られている。

7月15日〔日〕の朝、それまでの2日間にわたって断続的に続いた雨の影響で、そこの排水口から、数時間に亘ってトイレットの汚物を含んだ汚水が流出しました。
その写真撮影では、望遠レンズを用意していなかったため、水面に浮かんだ(生活廃水であることを示す)大量の白い泡のみが撮影され、激しい勢いの排水中で荒れ狂っていたトイレットの生ものの撮影は出来ませんでした。
しかし、そこから10メートル弱の下流にある別の大きな排水口が、丁度、橋の袂の排水口からの汚物の流れの受け皿のような位置にあるため、いつも、そこに、流れ出たトイレットの排泄物が渦巻いて蓄積することが、付近の住民の噂になっている。

今日は、そこを観察に出かけました。
ありました、見つけました!
7月15日から1週間余り経過していましたが、1メートル四方の広さの中に、やや崩れた円盤状になって、トイレットの排泄物が蓄積していました。
見た目は、ススを塗ったか、焼け焦げたように黒っぽいのですが、小さなハエが数多くたかっていることから、それがただの砂とか泥の堆積ではなく、トイレットの汚物の堆積であることは直ぐに判明しました。
念のため、棒切れでかき回したところ、強い臭みのある嫌な臭気がパッと立ち込めると同時に、茶色の汚物の千切れが、次々と顔を出してきた。
川面に立つ風が、土手の上に吹き上げてくるたびに、その強い臭気を含んでいたため、しばらくの間でも、そばに立っていることに耐えられなかった。

以上のシーンは、今度は慎重に望遠レンズ付きのカメラを用意して、丁寧に撮影した。
臭いこそ記録していないが、それらの不潔な様子の表現には十分であろう。
来週後半までには、それらを公開できるでしょう。

夏休みも始まり、あちこちで子供達が川遊びを始めているこの時期において、市の中心部に、このような不潔な場所があり放置されていることは、市民には全く信じがたい。

20年間も30年間も、頻繁に生じてきたこのような下水道汚染のたびに、付近の民家の住民達を、強い臭気と不潔な汚物が襲い続けてきた事実を、どう解釈すればいいのだろうか?

いくら苦情を申し立てても、実効ある対策をとらない市役所に反省をしてもらうために、非常手段として、誰かが、橋の袂にあるその原因となる汚水の排水口を土嚢などで塞ぎ、排水できないようにすれば、比較的強い雨の日に溢れ出た下水は各家庭に逆流し、周辺の多数の住家は大変ことになります。

しかし、この方法は、被害の結果が大きすぎるため、容易には取りえないでしょう。
そこで、他の地域の住民には迷惑を掛けずに、姫路市に反省を求める手段としては、「下水道代金不払い運動」を起こすことでしょう。

なぜなら、先ず、姫路市は、市民に対しては、衛生状態の改善や生活文化水準の向上などの名目で、多額の下水道設備設置の協力金を徴収し、その後も、施設維持の名目で、水道使用量に比例して、極めて多額の下水道代金を徴収し続けています。
にもかかわらず、その責務である十分な下水処理設備を設けず、多少の雨の降るたびごとに、トイレットからの排泄物を含んだままの汚水を、生のままで河川に放流し、付近や下流一体を、大腸菌などのばい菌類や汚物で汚染し、しかも、住民にはその事実を一切知らせず、更には、汚染された河川について、何らの汚物の除去作業や消毒作業も、また消臭作業もすることなく放置し去っているのである。

しかも、八代本町の山陰橋の袂の被害者は、このような事情について、過去において、何度も姫路市に対して苦情と改善を申し入れてきたにもかかわらず、今日に至るまで、無視され続けてきたというのである。

以上の事実を前にすれば、市民としては、下水道の処理や管理の責任を全うしない姫路市に対して反省を求めるため、「下水道料金不払いキャンペーン」を起こさざるを得ない。
以上



姫路市大野川の下水道汚染問題、住民大会へ

2007-07-21 07:57:09 | Weblog
大野川通信 NO.43 (追補版)

平成19年7月21日 土曜日
 大野川を守る会・岡村寛三郎

八代本町の男山麓、「山陰橋」の北詰、下水道汚水(トイレの排泄物)の垂れ流しの件

事実の解明と対策⇒8月3日(金)・住民大会

事実
(1)下水道が河川の底をくぐって向こう岸へと流される手前の所においては、雨などで、一時的に、下水道管の能力を超えた水量が流れ込むときは、下水道設置の当初から、その超過分は、トイレットからの生の排泄物をも含むかどうかを問わず、橋の下の開口部から大野川に直接流し込まれるように設計されていた。

(2)そのため、付近の住民たちは、長年に亘って、多少の雨(1時間に、10ミリメートル以上)が降るたび毎に、年中、極めて頻繁に、臭気・汚さ・不衛生さもそのままのトイレットの汚物に接して、苦しんできていた。

(3)住民達の度々の苦情や訴えにも拘わらず、姫路市役所は、口先だけの対応で逃れ、実質的には、抜本的な対応策はとられず、今日に至った。
しかも、このような処理能力の足りない、施設不備の箇所は、市内の中心部だけでも、一般市民の想像を遥かに超えた「30箇所」もの多数に上るらしい。
しかし、市役所は、住民に対しては、地域の衛生状態改善や生活文化の水準向上などを理由に、下水道設置の際に多額の協力金を依頼し、設置後も、決して安くはない下水道料金を徴収し続けてきている。
にもかかわらず、市役所自身は、処理能力の少ない細いパイプを設置し、雨で超過した流量分は、住民には知らせないで、トイレットからの生の排泄物を含んだ汚水を、河川にそのままで、こっそりと排水してきた長年の経緯と事実は、市役所による詐欺的商法ではないかとの疑いをもたれてもやむを得ないでしょう。

(4)これ等の改善には、大きなコストと10年を超える年月を要するようである。その遠大な計画実施は、海岸地区で今漸く始まったばかりらしく、問題となっている八代本町の山陰橋まで到達するには、10年も先になる可能性があります。
既に、20年~30年以上もの長い年月に亘って苦痛を強いられてきた付近住民達に、この上、更に10年を辛抱せよというのは、余りにも酷でしょう。


対策
(5)工事期間を抜本的に短縮する大胆な施策実施と同時に、工事完成までの間の応急策(例えば、❶バイパスや貯水槽等の設置、❷生の排泄物の漏出のたび毎の河川全体の消毒作業実施、)も、併せて緊急に取られなければならない。

(6)「山陰橋」の付近住民の衛生と健康の問題だけではなく、直ぐの下流域には、市の中心部を流れる船場川や清水橋があり、これに直結していることを考えれば、トイレからの生の汚物の排水の放置は、沿線の多数の市民の衛生と健康問題、更には、見た目の劣悪さ・お城周辺の景観面にも大きな打撃を与え続けることになるであろう。
しかも、同様の下水道不備の箇所が、市内で30箇所にも上る異常事態と併せ考えれば、単に大野川沿線だけの問題ではなく、姫路市全体に影響する大問題である。
下水道料金を徴収しながら、市民にとってのこれほどの大問題を、これ以上、無視や放置は決して許されないはずである。

(7)そこで、とりわけ八代本町の住民参加のもとで、姫路市役所の対応策を聞くことになりました。他の町の方々も、後学のために是非ご参加ください。

住民大会 ⇒ 8月3日〔金〕
正午・・・八代本町『山陰橋』に集合
午後1時半・・・八代本町2丁目(善養寺北)「八代公民館」で、市の職員と質疑応答

姫路市大野川へ、下水道からトイレット排泄物が、大量に漏出

2007-07-18 22:10:50 | Weblog
NO.42

姫路市:下水道から
大野川へのトイレット排泄物漏出

NO2
7月15日(日)朝9時前後に、合計11名の目撃者
(写真撮影は失敗。次回を期す!)
最初の発見者によれば、早朝から数時間に渡って漏出し続けたとのことである。
13日・金曜日、14日・土曜日・・・2日間にわたる雨は、断続的であり、さほどの雨量を記録したものとは思えない。
しかも、その翌朝であり、さほどの増水があったとも思われない。現に、記録写真から見ても分るとおり、大野川への排水口から、満杯で溢れ出ているわけでもなかった。ただし、普段よりは明らかに増水していた。
それでも、「山陰橋」手前の下水施設の処理能力が余りにも小さすぎるために、大量のトイレット排泄物が、数時間に渡って流れ出していたのである。
近所の方によれば、これまでも、何度も姫路市に相談したので(自治会長にも相談したけれども)、過去において、一度だけ、橋の下をくぐる下水パイプを増設したことはあるようです。しかし、市の職員は、基本的には、雨上がり後の晴天の折に観察点検に来るため、そのときは、川底の黒く濁った残骸しか見えず、臨場感のある「きつい臭気を伴った気色悪い実際の状況」が見られないため、昨年や今年初めも、「対策を採ります・・・しかし、これは、下水の構造上、止むを得ないですね・・・」というのみで、それ以降も、具体的な改善策は取られてこなかったということである。
それにしても、「橋の下をくぐるため、下水施設としてはやむを得ないので、増水時には、多少はトイレットの汚物が混じって出ます・・・これはやむを得ないのです。」といって逃れてきた姫路市の下水道行政は、正に大きな汚点を残しています。
川底をまたぐ下水施設など、全国に無数にあるだろうし、姫路市内だって同様のはずである。
長年に亘り、多少の増水のたびに、様々な病原菌なども含んでいた危険性のあるトイレット汚物を、直接に「生のまま」で大量に流し続けておいて、ここだけ「やむを得ない、不可能・・・」などというのは、余りにも非常識である。
この事実を知らされずに置かれていた周辺住民のみならず、汚水と共に様々な生活を共有してこざるを得なかった下流域の無数の市民に対して、その衛生や健康面について、計り知れない大きな危険と害悪とを与えてきたものと言えよう。
多額の下水道料金は、一体、何のために市民から徴収しているのか?
施設を充実して、市民の健康を維持増進するためではなかったのか?
以上

大野川を根本的に浄化するために、運動の転換点

2007-07-18 09:57:57 | Weblog
姫路市大野川の根本的な浄化を進めるために

平成19年7月18日 水曜日
大野川を守る会・岡村寛三郎

最上流部での幾つもの汚染源を基に、20年以上にわたる長年の間に、中流域・下流域において深くしみこんでしまっているヘドロ、そして下流域における姫路市の不手際による下水道汚染(トイレの排泄物が大量に漏出している汚染)・・・様々な事情があるにせよ、結果として姫路市大野川が、大きく汚染してしまっていることに変わりはありません。
これを、容認して、今後、ますます悪化するのも、付近の都市化現象の進行故のやむを得ないこととして諦めていくのか?
あるいは、これを否認して、難しいにしても、快適な住環境づくりの一環として、美しい故郷作りを目指して浄化に取り組むのかどうか?
対症療法的な多少のヘドロ源除去の努力では、もはや汚染の改善がほとんど進まない厳しい現状下では、すべての汚染源や河川全体に横たわるヘドロの徹底的排除など、根本的な対策を採ることなしには、この河川の浄化は実現しないでしょう。
極めて大きな社会問題になってきました。
そこで、当初、「生態系の危機と保護」を訴えてきた大野川を守る会の初期の活動目的は、大きく曲がり角を迎えました。
これからは、(1)痛んでしまっている住環境の早期回復と、(2)より良い自然と美しい故郷作りを目指しての長期目標とを併せ持った、地域社会と住民全体を巻き込んだ大きな社会運動として取り組まざるを得なくなりました。
そこで、大野川を守る会は、主に沿線住民の意思を問うため、美しい故郷作り運動への賛否を問うことにしました。
それは、住民の皆さんに、支持の署名を求めることです。容易には、多数の署名を集めることは出来ないでしょうが、少しでも、住民の皆様に、大野川をめぐる今日の危機的状況を理解してもらい、改善に向けた諸活動にも賛同を戴くため、思い切って実施に踏み出しました。
この運動は、他の地域で、河川の汚濁や汚染に苦しんでいる住民の皆様にとっても、改善に向けた活動を起こす場合の前例となり、間接的な応援となるでしょう。
その意味で、大野川沿線住民の意思を問うだけではなく、広く、姫路市全体の皆さんのご支援をもお願いします。
以上

姫路市大野川で、またもや汚染源を発見!

2007-07-18 09:17:15 | Weblog
NO.41通信

休みをもらえない大野川を守る会
大野川で、またもや、汚染の発覚!!!

平成19年7月18日 水曜日
大野川を守る会・岡村寛三郎川

(1)7月15日、八代本町1丁目3番地から不動院に至る男山水源地の北側登山道の麓、大野川の最下流部分に掛かる「山陰橋」の東・北詰めの橋の下にある、川への排水口から、市の下水道施設の不備により、各家庭でのお手洗いでの排泄物を含んだ汚水が、そのままで、大量に、しかも長時間に亘って排水され続けているのを、大野川を守る会の協力会員が、付近を散歩中に発見。
〔2〕通報を受けたり、騒ぎを知って駆けつけた自治会長家族や近所の住民、子供達も、見るのに耐えない汚水が、大量に延々と排水され続けているのを目撃し、ビックリ仰天。
(3)近所の方によれば、以前から、雨が降るたびに、そういう排泄物汚水が下水路から溢れ出ていて、悪臭もひどかったとのこと。
(4)しかし、この大野川は、直ぐに不動院前で「船場川」と合流し、市の中心部を通って、播磨灘へと流れ込んでいる。そこには、潮干狩り場もあれば海水浴場もあったのでは?
また、今も尚、次々と、大野川の下流域や船場川で、鯉やフナの死体が浮いているのを目撃したとの情報が入っていますが、大野川が、様々な理由で、あちらでもこちらでも、これほどに汚染されているなら、何事が起こっても不思議ではないでしょう。
(5)一体、市の下水道は、どんな構造で、どんな処理能力を持つように作られているのか、その維持や管理は、どんな基準で行われているのだろうか?
これでは、下水道代を含めた高額の地方税の徴収に見合った市民サービスが、市民の期待に反し、あちこちで大きな不備や欠陥を有しているのではないかとの強い疑いを招いても仕方が無いでしょう。

資料目撃者一覧〔ただし、氏名は非公表〕少なくとも次の11名
1.第一発見者:近所の方(西八代)       
2.大野川を守る会・会長
3.大野川を守る会・会員(このシーンを、写真撮影しました。)
4~6.小学6年生3名(八代本町・北新在家など、大野川を守る会・ボランテイア活動)
7.八代本町の自治会長家族
8.八代本町の自治会・衛生委員
9.近所の住民の母親
10.船場側で遊ぶ会・会員(騒ぎの様子を、写真撮影しました。)
11.その他通行人1名
以上

NO.40 姫路市大野川の汚濁の現況

2007-07-13 09:13:27 | Weblog
NO.40通信  [7月12日(月)号]

大野川の汚濁の現況について

大野川を守る会・岡村寛三郎

今週の前半は、東京の中心部の河川を見てきました。
皇居のお堀〔内堀〕と違って、四谷辺りの外堀や高速道路の下の河川などは、さすがに(?)泥混じりで茶色か、緑藻で埋めつくされているらしい状態で、かなりの程度の問題ありですね。それが、品川駅の前の海への河口近くになると、朝の光の中で見ているのに、もう薄黒くなってしまっていて、丸で夜間に見ているのと同じような状態で、これはもうかなり重症ですね。
しかし、皇居周辺にも、1箇所、姫路の大野川の白い泡立ちのようなものや薄茶色の米ぬか状の汚濁もありました。意外にも、それを、皇居傍の「北の丸公園」内の科学技術館から武道館に行く道の脇の池に見つけました。そこは、光の加減では、油が浮いているようにも見えました。そこは、全体的に、泥で茶色に濁っていましたが、「雨が降れば泥で濁る、普段からの、そういう淀み状態」が影響しているのかもしれません。

翻って、姫路市大野川の様子は、最上流部の汚染源のヘドロを取り除いた後なのに、不思議なんですが、上流域・中流域・下流域の区別無く、全流域で、再度、大量の怪しげな泡の行列が始まっています。
(1)とりわけ不思議なのは、姫路独協大学正門どおりの東側グラウンドの西側に当たる用水路の水量調整プールを兼ねた箱型の器・深みの部分では、取り立てての段差なども無く、水路の底もコンクリートで滑らかに舗装されているにもかかわらず、7月初めの同水路でのヘドロの清掃以前と同様に、泡で埋め尽くされんばかりの緊迫した状況へと、日々、悪化しつつあります。
(2)また、同大学正門前の道路の西側の水路の堰止め箇所においても、直前の暗渠の下から大量の泡が流れてきて、滞留しています。ただし、最近は、この流れは、西側のネットで囲われた浄化槽(行く手は、農業かんがい用の「中池」)へは向かわず、もっぱら、まっすぐ大野の住宅街へとそのまま流れ下るように設定されています。
(3)更に、北平野・上大野の境の墓場の前での合流点では、雨も多いせいか、北平野地区からの水路に、圧倒的に大量の泡が含まれています。
〔4〕更に、その墓場前の合流点では、相変わらず、西側(上大野地区)からの流れにも、大量の白い泡が含まれています。

以上、4箇所の白い泡の行列が重なり合い、もう、上記の墓場の前から、目にも鮮やかに、堂々とした泡の行列が中流域・下流域へと向かっています。

(5)梅の橋の下の川底は、なぜか、ここだけがコンクリートではなく、土のままなので、ほとんど段差らしい段差も無いにもかかわらず、大量の泡が浮き立っています。

(6)梅の橋を過ぎて、又、川底はコンクリートに変わります。泡は目立たなくなりますが、ある程度は、姿を現し維持しながら、信和学園さん裏の中流域へと流れていきます。
稲荷神社の麓を中心に、ここから1キロメートルほどにわたっては、毎日、午前6時、
11時、午後5時ごろを中心に、いつもの通り、時間の経過と共に、次第に薄茶に汚れて凄まじい形相と変わって行く泡とその塊の狂宴〔競演?〕が始まります。更に、暗がりを通して、夜中の10~11時ごろにも、その競演が行われていることがわかります。
この数時間間隔での大狂宴は、大方は規則正しく行われ、そして又、見る人の気分を必ず悪くします。
そこで、「とても薄気味悪くて、近づき難いですね・・・」と表現する方が次第に増えてきています。
しかし、亀や「すっぽん」類は生息しています。小魚は、ほとんどいないのでしょうが、上記のように、水面の濁りや汚染がひどいため、見つけることが極めて難しいのが実態です。

(7)北八代の下流域では、昨年までは、足の踏み場も無いほどに群れていた小魚の姿もほとんど無く、たまに見かける鯉も、何日かをおいての間隔で、7月もなお引き続いて、死体を川辺に浮かべているようです(7月8日・発生)。見かけた近隣の複数の人たちの目撃談です。
6月の初旬~中旬には、卵巣癌で瀕死の鯉を始め、なまずや鯉の3件の連続死が目撃されましたが、やはり続いているようです。
このように頻繁に、大きな魚が死体となって川辺に次々と浮かぶ状態は、数十年に亘ってこの川辺に住んできた「人々」にとって、いまだかつて記憶が全く無い出来事です。


第3回 ボランテイア活動 大野川清掃

8月26日〔日〕、朝9時~11時、金山稲荷神社下に集合してください。
参加してくださる方は、下記までご連絡ください。宜しくお願いします。


岡村寛三郎
FAX.079-284-1427
TEL.携帯電話:090-9097-7613