斉藤栄二先生より教わったこと

2005-12-11 22:20:56 | Weblog
斉藤先生のご講演は、(1年前の)2004年・12月16日・木曜日でした。さすがに、先生は、教育学の泰斗・教育界のリーダーです。
含蓄の多いお話、教室ですぐに使える戦術、文部科学省の最近の動きや姿勢など、たくさん教わりました。
落ち着いた優しいお人柄、そして具体的な内容が多く、ウィットにも富んだお話し振りは、我々の胸の奥深くまで感動を与えました。
言い換えれば、それは同時に、高いレベルで完成された授業がどんなものであるのかを、私たちに如実に示されたものです。お話の内容ばかりか、そのお姿・しぐさ・話し振り・話の運び方など、ご講演・お話・ご指導のすべてが私たちにとって、最高のお手本となったのではないでしょうか。

重要!!(1)2005年からの教科書改訂では、英語の教科書は、「リスニング先行型」(listening–first)へと転換されるそうです。もっと、詳しくお尋ねすれば良かったのですが、その機会を失しました。後日、詳細が分かり次第、皆さんに連絡しますが、おそらく、中学生向けでは、より日常生活中の会話力を養うのに適する対話形式の文章が、一層増えるのでしょう。
他方、高校生向けでは、文章や話題が厳しく選択されるでしょうが、より今日的な話題を幅広く集めながら、単に「読んで知識を増やす」と言うことよりも、「先ず、諸種の事実についての話を聞いて、それについて、自ら問題意識を持って考え、意見交換しあう」ことができるような、米国型のより高度な学習(事例・考察・発表)へと進むことを目指すタイプになることを、希望します。

(2)12月18日付・朝日新聞ニュース 学力の世界ランク低下を反省し、文部科学相は、学校の土曜日学習を容認。2002年度実施の週5日制によって、学習項目のみならず、学習時間数も大幅に減らしたことを反省し、地方公共団体での裁量に任せる。

(3)高校生対象の90分クラスでの指導法に付いての斉藤先生のご指導は役に立ちます。
短い・少ない授業時間を徹底的に活用するべく、完全な授業計画を建て、下準備を整え、授業中は、たとえ、2分~3分でも、生徒の頭脳を休めないで、活発に活動させ続ける運営法の工夫と実践を続ければ、TETEの推進も可能ということでした。

(4)質問の答えをさせる場合、あらかじめ回答者を指定して、それを生徒たちに知らせてはならない。全員に必死に考えさせる機会を与えるため。

(5)英単語・熟語の記銘は、「その意味にふさわしい単語を知らなくて、とても困ったとき」「強い興味を持って、自分で進んで探して覚えた単語」などの学習は、最も良く進む。
強制されて、単語帳をアルファベット順に覚えようとする方法は、最低の効果しかない。

(6)聞いたり読んだりなどの「インプット」作業は、話したり書いたりの「アウトプット」作業の3倍4倍はしておかなければならない。氷山の一角と言う言葉どおり、水面下に埋もれた部分が大量になければ、水面上に浮かび上がる部分は少ない。あるいは豊かな地下水の蓄積がなければ、泉は湧かない。
つまり、少ないインプットでは、アウトプットが期待できない。だから、生徒たちの「英作力」不足にしても、その乏しさを非難したり、嘆くのではなく、教師側で、事前に、それまでに、どれほど英作練習に取り組まさせたか、取り組み指導をしたかを反省するべきである。

(7)ややこしい文法説明を、知識として教え込む・詰め込むことから先に入っては絶対にいけない。いくつもの例文や会話から、自然に考えさせ、文法規則を見つけさせる指導・訓練の方が、将来の大きな飛躍のために役立ちます。
具体的な例文・会話をいくつも用意し、それらに共通な規則・法則を、生徒自らが考え気づくように仕向けることのほうが、長い目で見てより重要です。
なぜなら、どうせ、文法規則・原則を、いくら堅苦しく教え込み、詰め込んで覚えさせても、実際の世間での日常会話や書物・文章には、意外な例外も数多いため、それらにも柔軟に対処できるような、余裕のある姿勢を育てることの方が、極めて大切です。
言葉は、極めて多様な生活実態の中から、長い年月を掛けて作られてきたものであって、決して、文法規則が先にあって、理論的一貫性を維持しながら作られてきたものではないと言う事実を直視しなければなりません。

(8)例えば、goの過去形であるgoed(語の最後のd音は、普通は発音されません)は、goと発音が極めて似ていたため、話し相手に、過去の時制であることが正確に伝わらず、誤解と混乱とを招くことが,多かったため、15世紀に、類似の意味を持っているwendの過去形であるwentと取り替えられて、go-went-goneとされました。(一方、過去形を取られたwendの方は、規則活用のwendedを過去形としています。)
更に、冠詞のaは、子音で始まる名詞の前で、本来の冠詞であるan が省略化・短縮されて使われるようになったものですし、定冠詞theは、「その・それ」を意味する指示代名詞thatが簡略化されたものですから、後置の名詞を「特定」する働きを有しているのです。

(9)また、普通冠詞aは、物の種族全体を表す「~と言うもの」と言う総称的な意味でも使われますが、それは主語として使われる場合だけであって、目的語となる場合は、複数形で総称性を表すことのほうが好まれるのです。
例えば、「バッタというものは、きゅうりを好みます。」と言いたい場合、A grasshopper likes cucumbers. となりますし、「きゅうりというものは、とげを持っている。」と言いたい場合は、A cucumber has thorns. と言う表現が好ましいのですが、A grasshopper likes a cucumber. やA cucumber has a thorn. と言う表現は、普通は使われないのです。理由は、「バッタというものは,一本だけのきゅうりを好む。」だとか、「きゅうりというものは、一個だけのとげを持っている。」とかの意味になりかねないからでしょう。
それにしても、何故、主語として使われる場合は、単なる不定冠詞のaが、「物の総称、種族代表」としても機能しうるのか、本来は、逆の意味であるone(1個)を意味する語であるにもかかわらず・・・、というように、なかなか説明の難しい面を持っているといわざるを得ません。

(10)更に、多くの方々は、名詞は、可算名詞と不可算名詞とに分類されると思い込んでおられるでしょう。しかし、本当は、ほとんどすべての名詞が、話し手の考えに基づいて、可算か不可算かが決定される、すなわち、ほとんどの名詞が、状況に応じて、可算名詞にもなれば、不可算名詞にもなりうるのだということを聞かれれば、驚かれるでしょう。
今の日本の学校や文法書では、「名詞は、可算名詞と不可算名詞とに分類され、不可算名詞の一種である抽象名詞は、一定の条件を備えた場合に、普通名詞化して可算名詞となりうる。」と説明しているからです。
しかし、例えば、Car is very convenient for transportation.と言う文章においては、普通名詞に分類され、可算名詞とされるcarには、冠詞も複数を示すsも付いていません。
それは、この場合、自動車が、具体的な形態をもつ物としてよりも、「抽象的な意味」での交通手段・機能用途の意味で捉えられているからでしょう。
また、Alligator is tasty. やAlligator is waterproof.と言う文章において、可算名詞であるはずのalligatorに、冠詞も複数を示すsも付いていません。なぜなら、ここでは、「ワニの肉はおいしい。」とか「ワニの皮は、防水性である。」言いたいわけで、ワニ一匹丸ごとという個体全体を意味したいわけではないから、個体の一部分だけを表す意味で、冠詞をつけず、物質名詞化させたわけでしょう。このような用例は、動物や果物に付いて、特に顕著に見られます。
このように、普通名詞・抽象証明・集合名詞・物質名詞か固有名詞であるかなど、名詞の各種の概念にかかわらず、ほとんどすべての名詞が、話し手や書き手の認識や考えに基づいて、時に可算名詞となり、時に不可算名詞へと変化して行くのです。
すなわち、空間や時間・単位・事象性・組み合わせなどの物差し・制約・基準等に画されて、何らかの「有界性」・独立性・個体性・単一性が認められれば、そのときは、可算名詞となりうるのです。
(11)例えば、普段、よく使う言葉のniceは、もともとは、「愚かな」と言う意味でしたし、girlは、元は、「男の子」をも意味する(若者と言う意味の)言葉だったのです。長年の間に、いろんな場面で使われている間に、使用上の意味が変化していっただけです。
比較級を表す言葉を含めて、単語の意味や用法の変化にまつわるこのような例は、枚挙に暇がありません。

(12)また、文法用語のinfinitiveは、日本の文法書では、明治時代以来「不定詞」と訳されているため、誤解を呼んでいる最たるものです。何が「不定」なのでしょうか?貴方には分かりますか? ここでは、常に「三単現のs」が、付かないという特色があるだけではないでしょうか?
それならば、常に同じ形を維持すると言う意味の「固定詞とか普遍詞」の方が良かったのではないでしょうか? 命名した明治の学者の失策としか言いようがありません。
ところで、昔の英国人にとって、go to school も、go to sleepも全く同じ文体と機能を有し、go to sleep のtoは前置詞だったわけです。したがって、sleepは名詞扱いされていたわけです。だから、「動詞に付くはずの三単現のs」が付かないのです。
更に、16世紀までは、make him to do (かれに~させる)でしたが、話すときには、makeとdoの音だけが強調されますから、弱者のtoはあってもなくても良くて、やがて捨て去られたのです。最近は、help him to doに付いてさえ、toが消えかかっています。使役動詞や知覚動詞に付いての例外が,他の分野の動詞にまでも次第に広がっていっているのでしょう。しかし、そもそも、何故、使役動詞や知覚動詞に付いてだけが、例外とされてきたのでしょうか?あなたは、合理的・論理的な理由を見つけられますか?

(13)これらの事例を見ても、いかに、語法や文法などが、あらかじめ設定された理論や原則に基づいて、演繹的に、または帰納的に作られたものではなく、人々の間での生活上の手軽さ・利便性や、伝達手段としての正確性の追求の中で、あるいは、移り行く時代の流れの中で臨機応変に生まれてきたものであるかが、分かるでしょう。
ですから、決して「文法」学習優先の指導の中から、英語力全体が培われるわけではありません。逆に、生徒たちが、多くの文例や会話に接し、体験を重ね、自分で考えて、自分の意思を相手に伝える言葉や文章を生み出す訓練・練習を重ねるよう、教師は、長期的な視点にたって生徒を育てていく辛抱と努力が必要です。

(14)文章の骨組み、外形・器・・・などの役割を果たす文法・文章の構造論をいくら詳しく知っていても、話し・聞き取れるようにはならない。いい加減なところで、次の段階、次のテーマに移行しなければならない。
学者の物まねで、文法や冠詞・前置詞・仮定法・比較・時勢の一致・・・など理論構造の学習に特化すればするほどに、原則と例外の森の中おく深くに迷い込み、他のより重要な学習や練習に割く時間不足を招き、聞いたり話したりの会話力形成が阻害されることになります。世の中に、「物識りの話しべた」といったような悪しき実例は、枚挙に暇がありません。

(15)絶対に忘れてはならないことは、文法は「一応の原則」を教えますが、深く勉強を進めれば進めるほどに、必ず、それぞれに無数の例外があることを発見し、時には更にそのまた例外がある事を発見して愕然とするなど、果てることがありません。
例えば、抽象名詞は不可算であると言う理由から、普通冠詞はつけないのですが、形容詞で修飾され、特定性が認められるようになれば、一般的には、普通冠詞をつけることになります。ところが、weatherなどは例外で、修飾語の形容詞が前に付いても、依然として相互に独立性を生み出す有界性が顕著ではない、すなわち、可算性が認められず抽象性が高いからと言う理由で、普通冠詞をつけることは許されません。にもかかわらず、in all weathers(どんな天気でも)などといった熟語の中では、複数形で表されます。いろんな種類の天気を、それぞれ独立した自然現象と見たてて、数えられると考えたのでしょう。
こんな話を次々としていけば、文字通り泥沼にはまり込み、何の益もありません。

(16)他にするべき、もっともっと大切なことが一杯あります。
特に、年齢の幼いときほど、若いときほど、聞き・話す機会を多く与えなければ、後年、それらを土台にした会話力は伸びないのです。
文法・規則・細かな用語知識は、後年、必要があるときに学ぶだけでよいし、それらの知識を厳密に取得しょうとすればするほどに、却って、聞き・話す、会話のための柔軟な能力の形成機会を失わせます。取捨選択を機会や時間が無限にあるわけではないからです。

(17)日本人の発音べたは、ある程度は止むをえないが、相手に誤解を与えるほどのものは避けたい。発音が巧くないほど、ゆっくり話さなければ、欧米人に対してさへも、自分の意思を正確には伝えられない。いくら欧米人の理解力の範囲が広いとはいえ、日本人の、英語としての標準からかなり外れた発音と言い回しにもかかわらず、その意味を理解しなければならない欧米人の苦労を考えれば、ゆっくり話すしか対話成立の可能性はない。
しかし、発音も、練習によってある程度は改善できるから、諦めずに取り組もう。
次に、話の中身が問題になるが、自分の意思を正確に表現し、伝えようとすれば、かなりの数の単語や熟語、言い回しを修得するように努力を重ねなければならない。更に、幅広く、種々の事柄に付いて、積極的に知識と思考を高め深めていかなければならない。
それらの目標を達成するには、極めて長い年数がかかることを覚悟しなければならないが、大きな目標を持って、謙虚な姿勢で努力を続ける習慣を身に着けよう。

(18)英会話・英語教育で有名な、彼の国広正雄先生がお勧めの、使える英語を身につける最大効果の学習法は、「音読と筆写」という単純作業です。ぜひとも、添付の詳しい説明文を熟読玩味してください。
 斉藤先生も、授業中にペアーで取り組む「朗読と暗誦」、そして、家庭学習の一環として、英文とその翻訳和文をノートに筆写後、英文を復元筆記する「暗写(暗誦による筆記)」を、もっとも大事な学習法として進めておられます。
これらの作業を、授業中に、そしてまた家庭学習の課題として、子供たちに実践させましょう。時間が十分でなくとも、時々の学習課題に適した暗誦文を厳密に選択したり、あらかじめ自分で作ったりと、毎回の工夫を加え、時間数に対応した様々な方法が可能ですから、この手法を、自分の日々の指導の「基本技」としてください。
以上

平成16年12月19日 日曜日
岡村ゼミナール㈱ 社長 岡村寛三郎

子供の安全確保に向けて、緊急対策

2005-12-11 07:46:47 | Weblog
塾生の心身の絶対的な安全確保のための
緊急対策
平成17年12月10日 土曜日
岡村ゼミナール㈱社長
第一次案
(1)通塾路の安全確認
   この度の懇談会の機会を捉えて、親子と塾(教師)の三者で安全通学路を、互いに確認し合う。今後も、懇談会ごとに調整・確認。
   (a)一応の共通形式を整えて、塾側が用紙を生徒に渡す。
これを、「通塾マップ」と呼称する。
分校名・学年・生徒氏名・保護者氏名/同印・緊急連絡法・友人等とのグループ通塾の有無と経路表示・作成年月日・教師確認印欄・
記入項目変更時の届け出要請の文句の表示・懇談会ごとの変更の有無の確認欄。

(b)通学路、通学法を生徒が記入して、持参。懇談会日に持参か、遅くても、1週間以内に提出してもらう。
  今後、懇談会の度ごとに、三者で記入事項等の変更の有無などを確認

   (c)行き帰り、友人と一緒の機会をなるべく作るように指導すること
     指導結果を、通塾マップに記入すること。教師が確認(押印)すること。

(d)

(e)

(f)
 
(2)教室内の安全確認(正社員・客員講師共通)
   (a)教師と生徒とのトラブル防止と回避
      ❶先ず、起こらないような安定状態の確保への配慮・・・教師は、身を犠牲にしても、子供たちの心身の安全を絶対に守る心構えの確認
=全職員が使命を全うする努力を行う旨の宣言書に署名・捺印。

➋様々なトラブルを早期に発見・解決する手立ての確保
       万一、解決に手間取っている場合・・・即、円満平和解決への強力措置
       ◎分校長の職責・・・■自己自身・管轄分校内の部下・臨時職員全員の心身の正常性の確認と安定確保についての最終責任。
                  あらゆる事故防止への配慮・感知・異変察知・対策・指示・実施。
                 ■分校内生徒の心身の安定と安全の確保・回復について、最終責任。
あらゆる事故防止への配慮・感知・異変察知・対策・指示・実施。

◎部下正職員の職責・・・自己自身・部下同僚・臨時職員・分校内生徒の正常性と安定性への絶えざる配慮とそれらの確保・実行。
教室内安全確保への第一次責任。
分校長へのあらゆる異変/紛争等の至急の報告と指示の受け入れ・協力。

◎客員・臨時講師/職員の職責・・・自己自身・同僚・臨時職員・分校内生徒の正常性と安定性への絶えざる配慮とそれらの確保・実行、
分校長・正社員へのあらゆる異変/紛争等の至急の報告・指示の受け入れ・他の職員等への協力。

(b)管理職間相互チェックの体制
   ◎社長・塾長・・・全部門・分校長の動静の確認・・・毎月1回以上の報告書チェックと安全維持の確認。報告書は簡潔にして要を得たもの。
    ■教師/職員間、教師/職員と生徒間、教師/職員と生徒保護者間、教師/職員と教室外の第三者・・・いずれについても、紛争や異変、その原因/種などの有無の確認と対策/解決策実行

   ◎部門長・分校長・・・担当部門・職員全員の動静の確認・・・毎月1回以上の報告書チェックと安全維持の確認。報告書は簡潔にして要を得たもの。
    ■教師/職員間、教師/職員と生徒間、教師/職員と生徒保護者間、教師/職員と教室外の第三者・・・いずれについても、紛争や異変、その原因/種などの有無の確認と対策/解決策実行

(3)客員・臨時講師・職員への監督・教育・指導の厳格化
   (a)採用時の身分・職歴・経歴・現状事項の調査と安全確保の厳格化
      必ず、運転免許証・学生証・保険証・身元保証書、その他の写真添付の確認可能な書類等で,諸事項の正否を確認しなければならない。

   (b)上記の諸事項を確認できない場合は、採用してはならない。

   (c)1年以上採用予定の場合は、必ず、本社人事担当者又は分校長が、採否面談時に、写真や諸証明書・経歴書を前に、過去のことと現状について、ある程度詳しく正否の確認等を兼ねて話し合い、人物の良し悪し・向き不向きを確認し、かつ採用予定者の提出した履歴書に、面談者が署名・確認印を残さなければならない。
(d)採用後6ヶ月以内のチェック・・・分校長・部門管理者は、数か月後における、被用者の身分の変動や教室内でのトラブルの有無などを、採用時の諸書類を前に、できるかぎり詳細に再チェックしなければならない。
   併せて、種々の職員教育を再度行い、問題点の話し合いを行い、相談事に応じ、適宜の指示もしなければならない。
   不安な点があれば、雇用契約を解消しなければならない。

(e)採用後1年毎の事跡・現状・次年度見込み等のチェック
    1年後における、被用者の身分の変動や教室内でのトラブルの有無などを、採用時の諸書類を前に、できるかぎり詳細に再チェックしなければならない。
    併せて、雇用契約の更新の是非を考察しなければならない。
不安な点があれば、雇用契約を継続更新してはならない。
世間の通常例・正常例とは異なる身分・行動状況を示している場合は、要注意なので、必ず、其の原因について尋ね、真偽を考察するための資料を得る機会を確保しなければならない。

(f)

以上