理想の教育に向けて

2005-12-17 18:01:21 | Weblog
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━No.164 2005/12/16━━

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         播磨教育ニュース
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 ☆教育情報☆
    ┗ 韓国の学習環境に思う

 ☆教育コラム☆
    ┗ 「子どもはみんな、違うんだ」

 ☆お知らせ☆
    ┗ 今後の予定


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 ☆教育情報☆

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 ○ 韓国の学習環境に思う

 9月の話になるが、韓国(釜山市)のICT(Information 
 and Communications Technology)モデル校訪
 問で「Minan Elementary School」を訪問した。

 この学校は今年度からICTモデル校に指定されている。全校のクラス数は
 21。現在は1カ月に1回、土曜日が休み。来年度は2回になり、2007年
 度は3回になるという。土曜日の授業は、総合学習的な内容が多いようだ。

 今回の訪問では「伝統」をテーマにした授業を多く見た。資料には科目から教
 室の配置、指導案まできっちり書かれており、日本に近いと感じた。4年「自
 由裁量の時間」の「伝統的な礼儀作法」、2年「社会科と図工の合科」の「世
 界の国々」、5年「社会科」の「私たちの祖先のライフスタイル」、6年「英
 語」の「How's your vacation」を参観した。「自由裁量
 の時間」は日本の「総合的な学習の時間」だ。

 すべての教室にOHC、プロジェクションテレビ、教師用パソコン、プリンタ
 ーがある。配給元はさまざまだが、デジタル・コンテンツの数は豊富で充実し
 ている。日本のようなグループ学習は少ないように感じた。

 特筆すべきは、教師が日常的にプロジェクションテレビを活用していることだ。
 コンテンツ提示装置の活用は、この学校が特別なわけではかく、市内のどこの
 学校でも同じであるという。教室に1台あってこその話だろう。日本ではまだ
 「提示装置をどのように使うか」が話題になる。逆に言うと、この学校のよう
 なIT環境は、日本ではまだ「目立つこと」なのだ。

 パソコンにしても、周辺機器にしても、まだ日本の教師にとって日常的な道具
 にはなっていない。台数も少なく、何よりIT機器がまだ人間に近づいていな
 い。例えば、テレビの使い方研修など必要ないが、パソコンは研修しないと使
 えない。

 一方で、家庭にはパソコンが普及しつつあり、子どもたちにとっては、当たり
 前のものになってきている。そろそろ学校だけ特別扱いをするのは止めたいも
 のだ。パソコンはあって当たり前。この視点で行政も本腰を入れて動き出す必
 要があるのではないか。
 

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 ☆教育コラム☆

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 ○ 「子どもはみんな、違うんだ」

 これまで2回にわたり、アメリカの家庭教育学者、ドロシー・ロー・ノルト博
 士の子育てに関する「詩」を引用させていただいたが、読者の皆様からも好評
 でしたので、この度も続いて彼女の詩を引用したい。

 「子どもが育つ魔法の言葉」の中から、皆様方が何か一つでもヒントを得てい
 ただければ幸いだ。

 日本人は太平洋戦争で国中が焦土と化した戦後、懸命に働き、「遊びたい」と
 か「旅行したい」とか「あれが欲しい、これが欲しい」とかを、何もかも辛抱
 して、我慢強く日本の再建に全国民が一つの目標に向かって働いた。その甲斐
 あって、日本はわずか戦後十数年で高度成長の時代を迎えるようになるまでに
 なった。今は戦後生まれの人が大多数を占めるようになり、戦争の悲惨さを知
 らない時代になった。日本人は「平和ボケになっている」とさえ言われる。

 「現在日本人は物持ち、金持ちになったが、肝心の心持ちがなくなった」と嘆
 かれる。

 金儲けのためなら、手段を選ばぬ心が悲しく思われる。世の中は大変乱れ、最
 近では広島市における小学1年生殺害、同じく栃木県での小学生殺害事件と、
 その他毎日残忍な事件ばかり続く。建築界では、建築物の耐震強度偽装問題が
 相次ぎ、政界、民間どこをとっても、「心のあること」が見られないのが大変
 残念だ。折角、戦後の再建に国民全部が取り組み、世界の先進国にまで成長さ
 せたのに・・・。この日本はどこへ行くのだろうか。みんなで真剣に考えない
 と、地球温暖化防止とか、CO2削減なんか言ってる前にこの国は溶けてしま
 うかも知れない。子どもや、孫、そのまた子どもたちのためにも、「今一度世
 の中を真剣に、そして子育てのことを真剣に考えようではありませんか。

  詩【子どもはみんな、違うんだ】 ドロシー・ロー・ノルト 石井 千春訳

覚えておこう
子どもは、成長の設計図を持っている
子どもは、その子の早さで伸びる
子どもはその子の時間で育つ
子どもはその子の図案で実る
子どもはその子の歩幅で学ぶ
子どもは、その子の資質で生きる
子どもは、その子の頭で考える
子どもは、その子自身の人生の役割を果たす
子どもはみんな違うんだ
子どもを励まそう
自分を大事にするように
人との違いを生かすように
全力でぶつかるように
よい実を結ぶように
愛の心を感じるように
この世の違いを認められるように
命を敬うように
確かな未来をつかむように
忘れないでほしい
その子は、この世にたった一人しかいないのだ
子どもは違う
一人ひとり、みんな違う
そんな子どもがいるから
この世にすばらしい違いがうまれる


 これまでに、3週続いて、ドロシー・ロー・ノルト博士の詩を掲載してきたが、
 何をおいても、「子育て」くらい大事なことはない。国の最重要課題であるは
 ずだ。

 「その国の若者を見よ、さすれば、その国の未来が予言される」とはよく言わ
 れてきた言葉だが、今こそ「子育ての原点」を掴まないとこの国の将来はない。

   平成17年12月9日
                岡村ゼミナール教育顧問 大西 豊司


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 ☆お知らせ☆

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 今後の予定
   ・スキー合宿
    2006年1月7日(土)・8日(日)・9日(月祝)

   ・中学入学準備講座開始!

   ・体験授業
    中1・中2 12月5日~14日(3回)

   ・冬季講習
    《冬季講習日程》
    ○中3生 全8日間
    12/23・24・26・27・28・1/5・6・7

    ○中1・中2生 全7日間(補習日あり)
    12/23・24・26・27・28・1/5・6

    ○小5・小6生 無料3日間招待
    12/26・27・28または1/5・6・7

    ○小4生 無料3日間
    12月23日から1月7日のうち、教室で指定する3日間

   ・中3対象 正月特訓
    綿町教室で実施
   (1クラス30名 3クラス 先着順で締切予定)
    12/30・31・1/1・2・3




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