☆教育情報☆

2005-12-09 21:32:45 | Weblog

 ○ 学力とは何か 第10回 教育の見直しで国力をアップ


 OECD「生徒の学習到達度調査」(PISA2003)では、フィンランド
 が学力トップを維持し、北欧の国々も学力が高い。日本との違いは何なのか。
 フィンランドはOECDの勧告を受け入れて教育に親を参加させ、成績下位層
 を引き上げる対策を取った。

 フィンランドは国力を回復するために高等教育を拡充し、地方の大学を増やし
 た。OECDは1995年の審査報告で、フィンランドの高等教育の質の高さ、
 学生の自治について高く評価した。また、同国は北欧閣僚評議会の「教育の管
 理の地方への移譲」勧告にもいち早く対応し、「教員は国家公務員から地方公
 務員になった。教育費全体を見ると、57%が国税で43%は地方税になって
 いる」と早稲田大学名誉教授中嶋教授は説明する。


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 ☆教育コラム☆

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 ○ 子は親の鏡

 アメリカの家庭教育学者、ドロシー・ロー・ノルト博士の、「子ども」という
 詩を先に紹介した。普段、教育相談をしていると、来られた方は「先生、うち
 の子勉強しないんです。なんとか勉強するようにならないものでしょうか」と
 か「もう中学三年生で、受験がすぐそこまで来ていんですが、すぐに成績が良
 くなる方法はないでしょうか」ということがよくある。中には「親の言うこと
 を全く聞かない」「親が何か言うとすぐ反抗して家出してしまう」「暴力をふ
 るう」などさまざまだが、どうもこのごろの子どもは親の言うことを素直に聞
 き入れない子が多いらしい。私は日頃の相談から、子どもは幼い頃から親に密
 着して育つ、お腹の中にいるときから・・・。どうしても親の考え、言動、と
 いうものが一番子どもの成長に大きな影響を与えていくものだと思う。

 それでは、中学生になってからどうすればいいのか。これは大変難しいことだ
 と思うが、だからといってもう一度やり直すこともできない。やはり「子は親
 の鏡」なのだから、今からでもできることを、親の義務としてやりとげてほし
 い。

 今度も、博士の詩を紹介しよう。「子どもが育つ魔法の言葉」を。
 この詩は、1954年の作で、彼女が51歳の母親のときの作品である。

  詩「子は親の鏡」  ドロシー・ロー・ノルト (石井 千春訳)

 けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
 とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる
 不安な気持ちで育つと、子どもも不安になる
「可愛そうな子だ」といって育てると、子どもは惨めな気持ちになる
 親が他人を羨んでばかりいると、子どもも羨むようになる
 叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
 励ましてあげれば、子どもは自信を持つようになる
 広い心で接すれば、キレる子にはならない
 誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
 愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ
 認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
 分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
 親が正直であれば、子どもは正直であることの大切さを知る
 子どもに公平であれば、子どもは 正義感のある子に育つ
 優しく、思いやりをもって育てれば、子どもは優しく育つ
 守ってあげれば、子どもは強い子に育つ
 和気あいあいとした家庭で育てば、子どもはこの世の中はいいところだと
 思えるようになる

 昔からよく子育てにあたり「三つ子の魂百まで」「子は親の鏡」「子は親の後
 姿を見て育つ」等と言われて来た。しかしながら、今日子どもたちの行動は毎
 日のように新聞紙上をにぎわすなど目を覆いたくなるものがある。今日、幼児
 たちの行動を見ても、その兆候を見ることが多い。例えば、何かしようとする
 と「僕やりたくないもん」と集団から離れてしまう。先生に「だっこされたい」
 と先を争う。「やりたくないからやらない」と自分勝手に絵を描いたり好きな
 ことをやろうとする。すぐ手足が出る。自由にならないとキレる、他とのコミ
 ユニケーションを避けたがり、時には子どもらしさに欠ける光景が見られる。
 再度、考えてみてほしい。

 「子は親の鏡」で言われていることは易しいそうで難しいことだ。
 説明して理解させることではなく、日々生活の中で行動を通して育てていくも
 のだ。サハリン(旧樺太)の遊牧民の子育てに「子どもは神から授かった宝で
 ある」と言われ「宝」は大切にされる。甘やかしでなく、厳しく、優しく育て
 られ、子どもが一人前になるまで大切に育てられるそうだ。

 「大切に育てる」と「甘やかして育てる」ことを混同してはならない。「自由」
 ・「権利」・「平等」・「自主」とかを主張するとき「義務」・「自己責任」
 を伴っているか。子育てに「過保護」を含めて。神から授かった大切な子ども。
 「宝」ものと言われる子ども。今も昔も変わらないはずだ。

 その子どもの人格を認めて来た我々の祖先。今日、子どもが生まれてもあまり
 「神から授かった」などと聞かれないのは子どもを物のように扱われ、子ども
 の尊厳が失われてきたからではないでしょうか。

      平成17年12月2日
                岡村ゼミナール教育顧問 大西 豊司


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   ・冬季講習
    《冬季講習日程》
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    ○中1・中2生 全7日間(補習日あり)
    12/23・24・26・27・28・1/5・6

    ○小5・小6生 無料3日間招待
    12/26・27・28または1/5・6・7

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