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2005-12-02 21:21:25 | Weblog
今年2月、皇太子様が45歳の誕生日を迎えられて、愛子さまの教育方針につ
 いて引用された詩・「子ども」はスウエーデンの中学校の教科書にも収録され
 ている。

 「子どもたちはこうして生き方を学ぶ」ということが最も大切なことです。
 この度は、この「子ども」という詩を引用して、子育ての参考にしてもらいた
 い。


 詩・「子ども」     ドロシー・ロー・ノルト  (川上 邦夫 訳)

  批判ばかりされた子どもは  非難することをおぼえる
    殴られて大きくなった子どもは  力にたよることをおぼえる
  笑いものにされた子どもは  ものを言わずにいることをおぼえる
    皮肉にさらされた子どもは  鈍い良心の持ち主となる
  しかし、激励をうけた子どもは  自信をおぼえる
    寛容にであった子どもは  忍耐をおぼえる
  賞賛をうけた子どもは  評価することをおぼえる
    フエアプレーを経験した子どもは  公正をおぼえる
  友情を知る子どもは  親切をおぼえる
    安心を経験した子どもは  信頼をおぼえる
  可愛がられ 抱きしめられた子どもは 世界中の愛情を感じとることをおぼ
    える

 「百人の教師よりも、両親の教育は優る。」と昔から言われています。子ども
 は本当に日々親から学んでいます。そして、大人になったとき、それを人生の
 糧として生きていくものと思います。私たち親は、子育てという人生でいちば
 ん大切な仕事に取り組んでいるのです。

 上に書いたノルトさんの詩が親御さんたちのよき道案内となり、励ましとなっ
 てくれればと願っています。

 私もこの11行に感動し、そして、子どもたちを教育するのは「愛する心」
 「人を慈しむ心」「優しい心」を教えることが大事な基本だと思います。
 「民主主義」・「自由」・「平等」の意味を間違って教える前に、「学校」・
 「家庭」・「地域」でそれらのことについて正しい意味を教えなければならな
 いのではないでしょうか。

   平成17年12月2日
               岡村ゼミナール教育顧問 大 西 豊 司

  ※次回もドロシー・ロー・ノルト博士の詩を引用したいと思います。