ゲームホリック

ゲーム大好きぃ!!でゲーム脳なのであること無いこと書き散らします。

全くいらない一抹の不安

2006年10月13日 | ゲーム

 Wiiのお披露目会の情報が入ってくるにつけて、文章から出さえ熱気が伝わってくる。もうこれは放って置いてもバカスカ売れることでしょう。あとは認知度が如何に上がるかだけの問題のような気がします。

 肝心のソフトについても『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』を筆頭にカジュアルゲームばかりではないことも明らかなようです。十分に遊べる出来のゲームがそろうと思われます。優等生的な雰囲気はやはり好きにはなれませんが、確実に遊べるものを出してくるのが任天堂であると信じても居るからです。


 しかし不安な点はやはり残ります。まず第一に何処までサードパーティーがWiiのデバイスを活かせるのかと言うことです。ニンテンドーDS登場時も同様のことを心配していましたが、半分はずれで半分当たっていたと自分では思っています。確かにニンテンドーDSには2画面やタッチスクリーン、マイク入力などを活かしたソフトがリリースされていることは事実であります。ですがその一方で、大ヒットしたソフトの一方で、全く活かしきれていないソフトがかなり大量にリリースされていることも事実です。従来の入力を無理やりにタッチ入力にした物や練り込み不足な物がリリースされている物の中で少なくはありません。これと同様の事態がWiiで起こりうる可能性は極めて高いと思われます。現に『レッドスティール』に関する今の段階での評判はその兆候であると言えます。

 またそして最大の不安はゲームがカジュアルゲーム一辺倒になる可能性があるということです。『脳トレ』や『やわらかあたま塾』の大ヒットを受けて知育ゲームが雨後竹の子のように続々リリースされ続けています。『ドラゴンクエストⅧ』の開発会社として知られるLEVEL5が初の自社ソフトとしてリリースを予定している『レイトン教授と不思議な街』も知育的な要素をふんだんに取り入れた作品となっているようです。巨大化しすぎたテレビゲームと言うものがユーザーとメーカーの両方にとって魅力がなくなっていると言うことの証明と言え得るかもしれませんが、古参のユーザーとしては、「開発費が安くても、売れる」という安直な考えの下でカジュアルゲームに市場が覆いつくされてしまうのではないかと不安を覚えます。

 「『ゼルダ』があるじゃないか」と言われそうですが、『ゼルダ』はやはり例外なのではないかと思うのです。任天堂であるからこそ提供できるレベルのゲームであって、他のメーカーには望めないクオリティなのだと。ニンテンドー64の『ゼルダの伝説64』やゲームキューブの『ゼルダの伝説 風のタクト』は確かにずば抜けたクオリティーを誇るもののサードパーティーはどうかと尋ねられれば、なかなか返答に窮するというのが大方の印象ではないでしょうか。