鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

丸帯

2014年12月18日 | 日記

いつの時代の帯なのか、物心ついたころから我が家あった。

母に聞いた話では「祖母の物」と言っていたので、

おそらく大正時代と思われる。

総刺繍のどうのこうのという類の物ではない。

簡素な御祝い着の「よそ行き」帯。どこの家にも、こんな帯が1、2本ある筈。

今締めるにはいかにも時代がかっているので、タペストリーや

クッションにする人が多い。

実家の箪笥の整理に今年も行けなかった。

母の箪笥、祖母の箪笥、私の物も少しある。

開けるのが怖い・・・。

何処かで割り切って処分するしかないのだが・・・、

きものには物語がある。

たとう紙を開くと、持ち主の、その女性の生きた軌跡までが醸し出される。

だから「では、はい!」とはいかないのです。

困っています。




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