ゲッチョのコラム

カマキリ広報パートⅡからゲッチョのコラムにタイトル変更しました。再開します。よろしくお願いします。

引き続きやんばる

2016-07-21 22:18:08 | イベントその他
7月10日
朝からやんばるへ。
今年の沖縄は6月中旬にそうそうに梅雨があけてしまいました。それで、虫草の時期は終了だなあと思ったのですが、ここ数日、台風の影響があって雨模様だったので、森の中へ入ってみることにしました。
お・・・。最初に目に入ったのは、エダウチホコリタケモドキ(写真)。

黄色い頭部が暗い森の中で目立ちます。この森ではしばしば目にする菌ですが、たしか沖縄のレッドデータにのっていたものだったような。さらに森に潜り込むと、ハチタケを見つけました。やんばるではわりと見つかることの多い虫草ですが、この森では初めて。ホストハコガタスズメバチでした。さらに、ヤエヤマコメツキムシタケ(写真)も出ていました。

意外に虫草が見つかって、うれしくなります。と、さらに目につくものが。落ち葉の下の白い球。地下生菌です。さわると、表面が黒っぽくなった・・・。そうか、アオゾメクロツブタケのようです(写真)。

傷がつくと、紺色に変色する菌で、こう見えてもイグチの仲間なのだとか。話には聞いていましたが、始めてみました(家に戻ってから、カッターで切ってみると、見事に色が変わりました)。
このあと、もう一か所の森へ。ここでもヤエヤマコメツキムシタケがでていました。
夕方からは学生たちと落ち合い実習の予定。森からでて、少し時間があったので、今度は田んぼにいってみました。ほとんどサトウキビに転作されてしまっていますが、わずかにイネやイグサの田んぼが残されています。刈り株の残る田んぼの水たまりを見ていたら、コガタノゲンゴロウの姿がありました。さらに、見慣れない草の姿が。しかも、茎の途中に大きな虫こぶがついています。なんだこれ?
調べてみたら、ホソバヒメミソハギと、チビゾウムシの仲間の虫こぶでした。虫こぶを開くと、名のとおり、本当にちっちゃなゾウムシがでてきて、へぇ…と思います。まだ、まだ、はじめてみるものばかりです。

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