近くの森へ足を運んでみれば・・・

前日、なぞの冬虫夏草をみつけたので、血が騒いでおさまらない。
用事があるので、半日しかでかけられない。
一番近いのはどこ？　考えたあげく、恩納の森へ。
ない。ない。ない～。
やっぱり森が浅いか。
それでも、最後、前に一度、タカツルランが咲いていたポイントをのぞく。
タカツルランが宿っていた倒木は、もうすっかり株だけになっている。その株にあやしいものが。
なに、なに、なに。冬虫夏草ではないか。しかも沖縄で見たことがない種類。
よくよくみると、イラガの円い繭からたくさんのストローマがでている。（写真）

さらに、すぐわきにアマミコベニタンポタケも。こちらは色はおんなじようにオレンジ色だが、ストローマは一本だけ（写真）。

ついでにすぐわきにはウエマツソウも。（写真）

紫の実がキレイだ。そのすぐちかくにはホンゴウソウ（類）も生えていた。
じつにピンポイント。
ほかにはまったくなんにもないのに。
こんなことがあるから、ついつい、また森にでかけてしまう。
ピンポイントにあたらなかったときのがっくりさは、すぐに忘れて・・・。

やんばるの森へ

やんばるへ。
冬虫夏草、シーズン終わったよなあとおもいつつ、やっぱり探してしまう。
一カ所目。ない。林床は湿っているのに。
ところが、葉っぱの裏に何かついているのに気づく。冬虫夏草だ。これって、クモ？クモの卵のう？　正体がわからない（写真：小さいつぶつぶがたくさんついているもの）。

二カ所目。ない。うーん、ない。
ところが、ふとしゃがんだところで、未熟な冬虫夏草に気がついた。さらにさがすと、もう一本。今度は熟している。ヤエヤマコメツキムシタケだ（写真：葉っぱにのっているもの）

三カ所目。今度は本当になんにもない。
ただし、ユウレイランの実があった。（写真）

四カ所目。今度は他に目につくものも何にもない。
それでも、外にでれば、こうしてなにかしら目にとまる。
森はどらえもんの四次元ポケットの中みたいだ。