海の生き物達

私、かまぢが海で出会った生き物達を画像と共に思う事を書いていきます

カサゴ

2006-08-09 23:11:16 | カサゴ・オコゼ・カエルアンコウ系
和名 カサゴ
学名 Sebastiscus marmoratus

北海道から九州の温帯域まで分布する。
○○カサゴと名がつく魚は多く
北海の冷たい海から珊瑚礁の熱帯の海
タイドプールのような浅い海から深海まで
種ごとに適応しているが
それらの基準魚となっているカサゴ。
でもカサゴ科という科はなくフサカサゴ科。

体の半分はあるかと思われる大きな頭と大きな目。
泳ぎ回らずにいつも同じ場所に
どっかりと腰を据えている姿が象徴的。
根魚と言われるだけあり行動範囲は狭い。

体色が地味なのでこれまたダイバーの人気はイマイチ。
同じフサカサゴ科のイソカサゴが派手な分
ちょっと損をしているかもしれないです。
初心者や体験ダイバーに紹介しても反応はイマイチ。
でも煮つけが美味しいとか紹介してあげると
ダイバーからの評価はちょっと上がります。
カサゴ=赤い魚というイメージがあるらしく
こんな地味な色彩だとは思っていないので
新鮮には感じてくれるようですね。

味は大変美味しいので釣り人には人気の魚。
釣り人は姿形よりも味やサイズ、つり味の方が大事ですから。
カサゴの料理はから揚げや煮つけが有名。
民宿などの夕飯で一匹丸ごと味噌汁に入っていると
テレビや雑誌などで話題にしてくれます。
食卓に一人一匹出るというのは
ありがたく感じやすいと言う事ですね

カサゴをオコゼと混同する方が多いですが
このカサゴには毒はありません。
でも背鰭の棘は堅く尖っているので刺さると痛いです。
かなりズキズキします。
エラブタ付近にもトゲトゲがあり
動きが鈍いからと言って捕まえようとすると
痛い思いをするので気をつけましょう。



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