海の生き物達

私、かまぢが海で出会った生き物達を画像と共に思う事を書いていきます

シマヒメヤマノカミ

2007-03-06 21:23:48 | カサゴ・オコゼ・カエルアンコウ系
和名 シマヒメヤマノカミ
学名 Dendrochirus brachypterus

関東近辺から太平洋の熱帯域まで広く分布する
フサカサゴの仲間。
伊豆半島では特別珍しくもないが
常にいるかというとそうでもない種類。
鰭を広げるとキレイだが
通常は海綿やヤギの間にいたり
岩の隙間で見られる事がおおい。

似ている魚にヒメヤマノカミがいるが
胸鰭や尾鰭の黒点で判別ができる。
が、ヒメヤマノカミを認識してみた事はありません。

色彩は個体によって赤っぽかったり黒っぽかったりするが
その場に応じて体色を変え保護色となっている。
ちなみに大瀬崎で見る個体は赤系が多いような気がする。
緑色系のヤギなどに付いている場合
赤い体色と相まっていい被写体になる。

この魚を初めて見たのは
パラオのガラスマオにある港であった。
それも水深1mもない非常に浅い場所。
さらに2匹。
当時シマヒメヤマノカミを知らなかった自分は
変なミノカサゴがいる!!と大騒ぎ。
通常のダイビングポイントでは見た事無かったから
当然と言えば当然か。
他の有名なガイド仲間に聞いても解りませんでしたしね。
今となっては大したネタではなかったと言う事ですが・・・

でも水深1mは伊豆近辺では考えられないです。
その浅さに通常いるとして
鰭には強い毒がある事を考えたら
海水浴シーズンなどはとても怖い生物になってしまいますね。



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