海の生き物達

私、かまぢが海で出会った生き物達を画像と共に思う事を書いていきます

コウライトラギス

2010-02-05 23:43:33 | トラギス科
和名 コウライトラギス
学名 Parapercis snyderi

房総半島~伊豆半島に分布するトラギスの仲間で
ザ・トラギスとほぼ同じような環境で見られる。
ザ・トラギスの方が大型で色彩も派手と覚えると区別しやすいかも?

砂地で動き回らず色彩もそれなりなのでカメラ初心者の練習台には良いネタになる。
目をキョロキョロと動かす動作も愛嬌があり
写真を撮る時も目の位置を考えるといろんな表情になります。

移動が少なく個体数も多く水深も浅め。
という事で生態はかなり研究されていて
「魚類の社会行動3」の中で紹介されている。

繁殖行動中の鰭全開の時は他の魚と同じように「こんなきれいなの?」と
この種の魚を見直すきっかけになるのではないでしょうか?
ぜひトラギスもチェックしてみましょう。


クラカケトラギス

2008-05-15 21:17:36 | トラギス科
和名 クラカケトラギス
学名 Parapercic sexfasciata

本州沿岸で通年見られる数少ないトラギスの仲間。
他のトラギスより砂泥底を好む為にダイビングスポットでは
あまり見られないが珍しい種ではない。
三保の真崎や獅子浜では泥が強い為に普通種で
大瀬崎でも沖合いの泥に近い砂底域で見られる。
人の話では東京湾だと数mの水深にいるらしい。

伊豆地域でみられるトラギス、コウライトラギスに比べ
体色はあっさりしていてそこはかとない美しさがある。
顔に浮かび上がる蛍光イエローのラインがお洒落。
また体側の斑点がV字になっているので
他の種との見分けもしやすい。
未だにコウライとトラギスに「どっちだったっけ?」と
頭を悩ます自分には非常に有難い種だったりもする。

まだ食べた事はないが中学時代の釣り友達の話によると
結構美味しいらしい。

オキトラギス

2007-01-29 00:58:36 | トラギス科
和名 オキトラギス
学名 Parapercis multifasciata

比較的スレンダーな体型が多いトラギスの仲間の中で
丸っこい体型をしているので区別がしやすい。
南日本全域に生息するちょい深い場所を好む温帯種。
大瀬崎で言えば水深30mより上で見られる事は少ない。

他のトラギスと同じように表情があるように見え
マンガチックで可愛らしいがほとんど人気なし。
おばQっぽくてのほほんと癒し系なので
もう少し浅い場所で見られたら人気もでそうな気が・・・。
体色も比較的に地味なのでダメでしょうか?

練り製品の元になるらしいが
この体色を見るとなんとなく納得。
天ぷらや刺身も美味しいらしい。
料亭などでは人気者!?