うっTと植物たち。

樹木観察会

山口県周南市「周南緑地」



森林インストラクターの集まりで樹木の観察をしました。
普段はみなさん、それぞれプロとして活動しておられますが
年に何度かは集まって、意見交換をしたり、勉強会をしたりしています ^-^。

恒例の植物クイズ。
18種の樹木名を木目だけで回答する。



みんなスラスラと回答。
正直私は半分はわからなかった。
林業の世界では、これは常識みたい。
林業分野に関しては全く勉強不足デス・・
私は園芸が専門だから・・と言い訳しておこう(汗)。

1日では周れないほど広大な周南緑地では、200種もの樹木を観察することができます。



「チャチンモドキ」

山林ですので、現在は自然に自生する樹種が大半ですが
もとは京都大学の演習林で、当時、南方系の樹種1478種が植栽されていたそうです。
南方系ですから、この場に定着することなく、その殆どが枯れてしまっていますが・・いくつかが残っています。
とにかくレアな樹種が多いので、詳しい方でしたら、植物園以上に楽しめるはずです。
「シイモチ」や「カンレンボク」なんて、聞いたことありますか??
カエデの仲間としては唯一の常緑種「クスノハカエデ」1本デカいのがありました。激レア。

とにかく専門書でしか載っていないような種類ばかりです ^-^;


「クワの木」はご存じと思いますが



こちらは希少樹種の「ハリグワ」



強烈な棘が生えています。

これも珍しい



ヤブニッケイはいたる所でみかけますが・・



本物の「ニッケイ」
ヤブニッケイとは全く香りが異なります。甘さが強い。

この度の観察で一番みたかったのがコレ!



「リュウキュウチシャノキ」です!!
沖縄に100本ほどしか残っていない絶滅危惧IAの超希少樹種です ^-^。
京都大学演習林時代に植えられていたものが竹林伐採時に発見されたそうで。
それが実生で広がっていて、あっちこっちで咲いていました ^-^;



自生地では絶滅の危機に瀕しているのに、ココの環境がよほど心地よいのか、年々数が増えているとのこと。

この度の観察会では、新たに記載のない2種を発見することができました。
ココにはまだまだ面白いものがありそうですよ♪

ああ・・近所だったら、毎日通いたい。。


コメント一覧

うっT
アナグマさん、こんばんは ^-^。
アナグマさん、こんばんは ^-^。

平均気温が高くなってきている影響もあって
10数年前にはなかった亜熱帯性の樹種が職場の山でもチラホラみられるようになってきましたよ。
生えている植物をみると、暖かくなっているんだな~って実感します。

地球が暖かくなれば、世界の食料自給率が高くなるのかな?
大きくみて良し悪しについてはよくわかりませんが
とりあえず私的には、冬越しに苦労していた植物が容易に越すようになっているので
それは大変ありがたいところではあります ^-^;
おおっと・・

最初1400種以上もの樹種を植栽して、今残っているのが数十種類と思われます。
今残っているのは適応能力の高い樹種といえます。
在来種と競い合って生き延びていますからね~。。
アナグマ
樹木ですか?
樹木はからっきし分かりません。
樹木ではありませんが、南方系のナゴランが対馬暖流?の影響で島根県隠岐の島にも自生するという話を聞いたことがあります。
何らかの影響で南方系の樹木が山口県の周南市でも繁殖出来たんでしょうか?
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